写句集24

霊山登拝その8 長句(短歌・狂歌)

広大な 御殿平の 本丸は 桃山時代 廃城となり(同上/霊山登拝151) 62

見渡せば 濃い緑色 杉の木で 花粉被害は 自然の流れ(同上)

奥鬼怒の 鬼怒沼山は 大秘境 旅館の建屋 登山口なり(鬼怒沼山)

日光沢 温泉神社 参拝し 先ずは鬼怒沼 目指して登山(同上)

歩道用 筬音(おさおと)(ばし)は 鋼製で 山の奥地に 立派な橋が(同上)

掛橋に ヒナタオソロシ 滝の名が 日陰の滝の 音の怖さとか(同上)

トドマツの 倒木多き 雪の上 数日前の 出来事に見え(同上)

残雪の 上の足跡 目印に テープを探す 手間が省けて(同上)

二株の  アスナロの木を 見つけては 夫婦桧と 名付けて眺む(同上)

平坦な ヒノキの森が 約二キロ まだかまだかと 鬼怒沼遠し(同上)

空広く 見えた頃には 森を抜け 残雪浅い 足元となる(同上)

奥鬼怒の 秘湯と秘境 両天秤 山の湯宿に 憩う楽しさ(同上)

北西に 燧ヶ岳が 顔を出し 天下の尾瀬と 背中合わせで

東電の 巡視小屋建つ 鬼怒沼に 自然破壊の 権化の如く(同上)

登山道 残雪深く 道見えず 鬼怒沼山の 登山は次回(同上)

山頂は 目の前近く 見えるけど 道なき道に 安全はなく(同上)

木造の 洒落た掛橋 沢の上 吊ってはいない 造り珍し(同上)

行く道の 立ち塞がる 岩数個 仮に名付けて 仁王門とす(同上)

分け入れば 怖ろしき音 二つなり オロとヒナタの オソロシノ滝(同上)

庚申山(こうしんざん) 足尾山地の 霊峰で 奇岩奇勝の 成層火山(庚申山)

林道に 天狗の投石(なげいし) 面白き 漬物石が 山ほどふあれ(同上)

広場では テーブル・イスに まだ落葉 江戸をピークに 寂れる霊場(同上)

鏡岩 孝子の別れ 猿と人 理解に窮す 岩の謂れは(同上)

また奇岩 夫婦蛙岩 道沿いに 正面みれば 凝灰礫岩(同上)

仁王門 庚申山の 守護神と 手を合わせては 岩の間を(同上)

開山は (しょう)(どう)上人 記しあり 平安初期の 日光先達(同上)

猿田彦(さるたひこ) 神社の跡に地図もあり 山の詳細 ここで知るとは(同上)

石垣に 神社の盛時 推察す 一度見ぬ馬鹿 二度見る馬鹿と(同上)

地図持たぬ 登山はないと 言い聞かせ マップケースを 探して見るか(同上)

庚申山 関東屈指の 霊山も 昔の景色 知る由もなく(同上)

千五百 (メートル)過ぎた 高度では 若葉まだなく 山桜咲く(同上/霊山登拝152) 62歳

巨大穴 女体岩戸と 称されて 穴に女体は 短絡し過ぎ(同上)

場所により 通行止めの 表示板 右往左往も 山の思い出(同上)

北東に 日光三山 (にょ)峰山(ほうさん) 別称として 女体山ても(同上)

吊橋に 吊元ないので 掛橋か 構造上は ラーメン橋で(同上)

岩幅を 逆算すると 鬼の顔 三尺ほどで 耳こすれそう(同上)

分岐点 百名山の ()(かい)(さん) 一度の登山 二度目はないと(同上)

また奇岩 大胎内(だいたいない)は 洞門で 胎内くぐり イメージ遠く(同上)

尾根に出て 山頂附近 樹林帯 意外と高い 森林限界(同上)

山頂に 三角点を 確認し ここでの一夜(18) (9)(2)思えたり(同上)

手を合わす 奇峰奇岩の 仏たち 庚申山の ヤマザクラにも(同上)

鉱毒の 歴史は日々に 薄らいで 足尾山地は 自然回復(同上)

南総里見 八犬伝に ゆかりある 庚申山で 化け猫退治(同上)

ヤマツツジ 蕾のままも 美しく 禿げた斜面に 潤い与え(同上)

コースそれ トウロウ岩を 見て回る 奇岩怪石 宝の山を(同上)

名を聞けば ボンテン岩と 称される 梵天飾り よく似たもので(同上)

冒険や 前人未到 足の跡 誰が最初に この一ノ門(同上)

足すくむ 危険な場所は ないけれど 梯子や鎖 随所に見られ(同上)

霊山の 庚申山が 名山に 名を連ねない 不思議な評価(同上)

麓には 庚申山荘 スイス風  立派な建屋 感服したり(同上)

太郎山 日光三山 一座にて 独立峰の 三百百名山(太郎山)

登山口 新薙(しんなぎ)林道 駐車場 コメヅカ林 広がる中を(同上)

シラカバの 林過ぎると コメヅカの 林に至り 杉よりましと(同上)

大岩が 二つ割れて 岩戸なり リュックこすれる 道幅ほどに(同上)

いかにして 楽に登るかが 我流なり 的も外れる 三百名山(同上)

石祠には アジスキタカヒコネ 祀るとか また山体は 大権現と(同上)

陥没し 三角点は 石積みに 山頂で読む ふみ(23)むな(67)しくも(同上)

小太郎に 山王帽子と 山続き 縦走コース 定番のよう(同上/霊山登拝153) 62

日光の 半月山の 展望は 中禅寺に 男体山が(半月山)

登山口 県道終点 駐車場 先の景色に 気を弾ませて(同上)

タケカンバ 若葉に早く アカヤシオ ピンクの花を 一足先に(同上)

山頂に 近づくほどに 石が増え 木の根も露呈 山は変化し(同上)

三等の 三角点が 山頂に イナゴ見んとし 探すもおらず(同上)

湖の 見たことも 展望に 絶句をしたり 半月の山(同上)

雲海の 足尾山地に 皇海山 庚申山が 控え目に見え(同上)

滝見には (あけ)()(だいら) ロープウェイ (ちゃ)()()(だいら)も 目指し搭乗(茶ノ木平)

湖と 華厳の滝を 一望す 明智平に 感謝感激(同上)

展望所 観光客を 離れては 茶ノ木平へ 登山を開始(同上)

緩やかな 茶ノ木平の 尾根みち 見晴らし良くて 風さわやかに(同上)

老いて知る 死んでゆく身の 現実に 踏ん張り続け 登る山々(同上)

展望所 中禅寺湖を 一望に 日本一の 堰止(せきとめ)()とも(同上)

湖畔より 茶ノ木平に ロープウェイ 平成中期 廃止惜しまれ(同上)

閉園の 自然観察 教育園 ロープウェイの 廃止のせいか(同上)

日光や 訪ねて尽きぬ 景勝地 住まねば見えぬ 春夏秋冬(同上)

好日に 茶ノ木平に 人はなく 忘れ去られる 名所になるか(同上)

この先は 半月山へ 続く道 客の歓声 昔のことに(同上)

三色の 花に二色の 山と空 春の七色 草花足りず(同上)

女峰山 霧降高原 登山口 昔はここに ゲレンデありき(女峰山)

木段は 天空回廊 未知の道 キスゲ平の 新たな資産(同上)

小丸山 展望台に 丸山が シラカバ越えに 優しく聳え(同上)

霧降は 草原台地 広々と ニッコウキスゲ 花の名所と(同上)

祠建つ 焼石金剛 岩の道 展望良くて 休憩場所に(同上)

二千級 表連山 九座あり 赤薙山も その一座なり(同上)

山頂に スキナビコナの 神祀る 三角点と 向かい合わせに(同上)

稜線に まだ山頂は 遥かなり 天気良いので のんびり登山(同上/霊山登拝154) 62

ピークには 三角点が 石コロに 二等なれども 大事にされず(同上)

女峰山 遠く眺めた 山なのに 天気が良いと 登るのも楽(同上)

女峰山 神社に祀る タゴリヒメ 息子の太郎 西(24)(8)(3)んとし(同上)

隣り合う 帝釈山の 名や如何に 帝釈山地と 混同避けよ(同上)

ヤハズでの 青色吐息 懐かしく 他人事なる 下山の余裕(同上)

奥社跡 近景見れば 双耳峰 見方変えぬと 見えぬ山容(同上)

水場では 滴る程度の 湧水で 補給するにも 多少イライラ(同上)

霧降に 温泉ありと 聞き及び 下山したなら 日帰り入浴(同上)

丸山に 十人ほどの 行楽者 車座になり 憩う様子が(同上)

鬼怒川の ロープウェイで 丸山に 未搭乗なる ゴンドラ楽し(丸山)

駅降りて 温泉神社 鳥居立つ 石段登り 登拝を開始(同上)

新緑の 清々しさは 格別で 一本杉まで 行こうと決意(同上)

木段で 整備がされた 散策路 往来客は 一人と淋し(同上)

温泉地 アイディア次第 鬼怒川も 一本杉では 役者不足で(同上)

山頂と 思しきピーク 岩とブナ 閑散さにも なれ(70)(0)と言いし(同上)

広場には 一本杉の 東屋が まれに訪ねる 観客のため(同上)

名木の 一本杉に 子細なく 樹齢や大きさ 何も分からず(同上)

名木は 最低評価で 市の天記 わざわざ行くなら 国の指定を(同上)

残された 高原山(たかはらやま)は 栃木県 七月末の ゴンドラを待つ(同上)

登るまで 名前も知らぬ 山もあり 足尾銅山 名山となる(中倉山)

登山口 (あかがね)親水 公園で (わた)()()(がわ)の 導水橋を(同上)

新緑の 松木渓谷 林道は 鉱毒被害 改善されし(同上)

林道に 中倉山の 登山口 いきなり急な 斜面が続き(同上)

足尾には 中倉山を 褒めたいナ 観光資源 新たな視線(同上)

山体に 千二百キロ 坑道が 想像つかぬ ()(ぜん)(たて)(やま)(同上)

紅色の ツツジは久留米(くるめ) 平戸かと それとも霧島 みな九州よ(同上)

足尾にも 大平山あり 何と読む 全国各地 百座まちまち(同上)

五百にも 入らぬ山の 山頂で 以後(15)二礼(20)して 霊山とする(同上)

鉱害は 日本最大 足尾山 田中正造 被害を直訴(同上)

木の生えぬ 山肌見れば 哀れなり 緑地回復 道半ばかな(同上)

美しき 三角錐の 沢入山 縦走コース 整備を願う(同上)

正面に 黄色いエニシダ 背面に 赤いツツジの 中倉山は(同上/霊山登拝155) 62

この山も 誰とも会わず 下山かな 足尾山地は 魅力あるのに(同上)

鹿沼への 帰路に立ち寄る 横根山 どんな山でも 見ると気になり(横根山)

緩やかな (ほう)塞山(さいさん)の ピークには 三重ヤグラ 電波塔かな(同上)

滝の名は 五メートル超える 高さとか 五段ノ滝は 何と呼ぶべし(同上)

山頂に 登って知るは その眺め 横根山より 象の鼻かな(同上)

先ほどは 足尾山地で 見た山を 今度は逆に 横根山から(同上)

横根山 中腹一帯 牧草地 牛の姿は 殆ど見えず(同上)

山頂に 標識がなく ケルン見る 一味(13)七味(73)の 唐辛子かと(同上)

横根山 中継局に 名のみあり 三角点を 探すも有らず(同上)

見渡せば 男体山は 何処からも 望まれる山 日光富士で(同上)

()()()(はら) 勝道上人 開山で 深山(じんぜん)(ともえ) 修行の宿り(古峯ヶ原)

巴とは 巴形(ともえがた)した 水掘(みずほり)に 名があると言う 日光聖蹟(同上)

何基もの 鳥居が立つが 肝心の 堂宇はなくて 宿(しゅく)は幻(同上)

二ノ鳥居 一ノ鳥居と 比べると 大きく細く やや傾いて(同上)

ピークには レンゲツツジの カーテンが 新緑分けて 横一面に(同上)

三等の 三角点が 山頂に 勝道上人 いみ(13)なや(78)如何に(同上)

二回目の 旅で終わらぬ 古峰ヶ原 霊山登拝 道果てしなく(同上)

登山口 展望台の 下トイレ 大きな木あり 展望はなく(金山)

金山(かなやま)は 群馬太田の 城跡で 百名城で 国の史跡でも(同上)

築城は 室町後期の 山城で 岩松氏から 後北条氏へ(同上)

江戸初期に 金山城は 廃止され 天領となり 宿場町へと(同上)

太田市と 聞けば日系 ブラジル人 富士重工の 城下町でも(同上)

城跡は 昔を偲ぶ 教科書か 万葉の歌碑 戦国の攻防(同上)

円形の 日ノ池遺構 珍しく 人馬共々 活用せしか(同上)

山頂に 新田神社が 鎮座する 義貞からの (23)(9)るとかや(同上)

足利の (ぎょう)道山(どうさん)の 山塊は ミニアルプスと 称されるとか(行道山)

登山口 山号とする 浄因寺 行基の開基 今は禅宗(同上)

何よりも 聞くのが早し 山情報 見知らぬ山を 教えられもし(同上)

関東の 高野山とも 称されし 浄因寺には 修験の道も(同上)

いつの間に 行道山は 名が変わり 見晴台は (せき)尊山(そんざん)に(同上)

三等の 三角点が 山頂に 方位盤が 獅子に化けたり(同上)

足利は 北関東の 古都の街 史跡名所 国宝数多(同上)

足尾山 袈裟(けさ)丸山(まるやま)は 南端部 三百名山 県境の山(袈裟丸山)

登山口 弓ノ手線の 折場にて 一般コース ピストン予定(同上)

名の如く 丸みを帯びた 山頂で 親しみ易き 山容に見え(同上)

草地には 樹木が生えて 森林に 自然回復 元の姿に(同上/霊山登拝156) 62

積んだ石 鬼に崩され 報われず それでも積んで 登山者は行く(同上)

古ぼけた 雨量観測所 現役で 六十一年 経たと思えず(同上)

避難小屋 賽ノ河原に 水場あり 三途ノ川を 超えた天国(同上)

尾根みちや 樹木の茂り 衰えず 風雪弱き 山の特色(同上)

袈裟丸は 空海大師の 伝説地 その足跡に 惹かれる老後(同上)

一等の 三角点は 前袈裟に 後ろもあって いや(18)(7)(8)まかな(同上)

赤城山 今度はゆっくり 登ろうと 駒ヶ岳より 縦走コース(赤城山)

山の中 階段の名は 可笑しいネ 鋼製段と 呼ぶが正しき(同上)

大沼(おの)小沼(この)は 絶対読めぬ 当て字なり 大沼(おおぬま)小沼(こぬま)で 良いではないか(同上)

(くろ)()(やま) 六年ぶりの 対面で 当時の登山 脳裏に浮かぶ(同上)

赤城山 最高峰は 黒檜山 おのカルデラ湖 外輪山で(同上)

山頂に 意味の分からぬ 石柱が 五・六基ほどが 放置されたり(同上)

三等の 三角点が 山頂に その標高は 一夜(18)二夜(28)とも(同上)

東麓の 花見ヶ原の 登山口 距離は長いが 道は楽そう(同上)

祭祀する ()(くろ)()大神 雷神で (せき)()の神は 仏なのかと(同上)

赤城山 外輪山に おのの沼 カルデラ火山 一望のうち(同上)

下山路に 展望よろしき 猫岩が 南方向 視点そらさす(同上)

赤城山 外輪山を 縦走し 次に目指すは 地蔵岳なり(同上)

下山口 準備していた 自転車で 駐車場へと 楽々移動(同上)

急斜面 ガレ場の続く 難コース 木陰あるだけ マシかと登る(同上)

西麓に (かく)満淵(まんぶち)の 湿原が 下山をしたら 訪ねてみよう(同上)

先ほどは 黒檜山から 見た山を 今度逆に 地蔵岳から(同上)

アンテナに 続く道なし 地蔵岳 今の時代に 不便も宝(同上)

山頂の 直下のガレ場 ロープ道 溶岩ドーム 面影残し(同上)

一等の 三角点は 地蔵岳 自分の好きな 石に(16)なし(74)(同上/霊山登拝157) 62歳

山頂に 中学生の 集団が 祠背にして 下山準備か(同上)

大沼(おの)の上 外輪山は 魅力的 一周すれば 十二キロほど(同上)

赤城山 黒檜と地蔵 比ぶれば 地蔵菩薩は ドームの名残(同上)

八仏に 地蔵菩薩は 加わらず 十三基なら 数も整合(同上)

盗まれて ならぬ財布 部屋の鍵 肌身離さず 山の中でも(迦葉山)

()(しょう)(ざん) 円仁大師の 開山で 寺号弥勒寺 天狗の霊峰(同上)

弥勒寺は 室町後期 改宗し 曹洞宗の 修行の寺に(同上)

和尚台 奥ノ院は 懸造り レンゲツツジが 孤高を支え(同上)

鎖場は ほぼ垂直の 岩壁で 妙義・八海 凌ぐ様子で(同上)

面白き 岩の間の 通り道 ロープにすがり 身を寄せにが(同上)

(たん)(ばら)の (あま)()禿(はげ)(やま)へ 続く道 未練を残し 引き返すかな(同上)

名も知らぬ 山ばかりなる 西の空 秀麗な山 その名を調べ(同上)

城壁を 思わすような 岩の壁 山城だった 話は聞かず(同上)

全国に 胎内くぐり 数多あり 和尚台は 長くて広し(同上)

杉木立 天狗一色 迦葉山 夢に飛び交う 真田十勇士(同上)

高崎の 西に聳える ピラミット 二百名山 (あさ)()(かくし)(やま)(浅間隠山)

登山口 川浦富士の 名もありて 角落(つのおち)山塊 最高峰で(同上)

上州の (あさ)()(かくし)の 名を聞けば 憧れつのる 薬師温泉(同上)

ギザギザの 山容見れば 妙義山 三指に入る 山の怖さは(同上)

山頂の 三角点は 二等でも 土砂の流出 倒す勢い(同上)

久々の 登山の後の 露天風呂 満足感が 心を癒す(同上)

高崎の 観音山(かんのんやま)は 霊山で 白衣観音 参拝せんと(観音山)

慈眼院 白衣観音 開眼で 高野山より 高崎移転(同上)

高崎の 観音山と 達磨寺は 城跡よりも 歴史は重く(同上)

四等の 三角点が 像の前 (2)(2)(7)付けて 躍進するか(同上)

茨城の 最高峰の ()溝山(みぞさん) 三百名山 また霊峰で(八溝山)

山よりも 名水を知る 八溝山 山の恵みは 水が源(同上)

山頂に 展望台と 石碑建ち 観光信仰 兼ねた山なり(同上)

天守風 展望台の 標高は 八溝山が 日本一なり(同上)

山頂の 三角点は 一等で 一礼(10)(2)(2)して 尊びもして(同上)

()(みぞ)(みね) 神社の社殿 山頂に オオクニヌシを 祭神として(同上)

奥多摩の 大岳山(おおだけさん)は シンボルで 二百名山 多摩三山で(大岳山/霊山登拝158) 62歳

登山口 ()(たけ)ケーブル 滝本で ケーブルカーに 乗るも楽しみ(同上)

坂道は ()(たけ)神社 門前で 茶店土産屋 軒を並べて(同上)

石段の 先の拝殿 参拝し 大岳山へ 本格登山(同上)

尾根みちの 鍋割山を 一座越え 最後の目標 山頂のみに(同上)

霊山の 昔の賑わい 何処にか 鳳来山も 御岳山も(同上)

奈良時代 蔵王権現 祭祀とし 大岳神社 創建されて(同上)

拝殿に 本殿並ぶ 境内は 山荘廃止 衰退しつつ(同上)

山頂の 三角点は 二等にて 標識立派 さすが東京都(同上)

山頂の 石に腰掛け 天狗かと 思う自分に 人影はなく(同上)

雲間には これから登る 山々が 未知なる姿 見せてくれるや(同上)

()(たけ)には 宿坊多数 存在し 関東一の 貴重な宿で(同上)

日ノ出山 御岳山系 東山 稜線沿いで 登山は楽で(日ノ出山)

三等の 三角点は 日ノ出山 広い関東 ふれあいの道(同上)

方位盤 ジオラマ風の 極上で 低山ながら 立派な設備(同上)

山頂の 土砂の流出 目に余る 木道増やし 草木植えよと(同上)

日ノ出山 東雲(しののめ)山荘 ログハウス 泊まりてみたき 雰囲気溢れ(同上)

千葉県の 名山探せば 鹿()(のう)(ざん) 真言宗の (じん)()()が建ち(鹿野山)

虎騒ぎ 思い出させる 神野寺は 関東最古 寺の珍事よ(同上)

頂きを 争う山の 痛ましさ 寺は寂れて 宿に客もなく(同上)

文人の 愛した旅館 今はなく 明治大正 書物の中に(同上)

房総の 笠森観音 坂東の 三十三ヶ所 霊場であり(笠森山)

笠森寺 最澄大師 開基して 自然純林 国の天記で(同上)

人類は 更新(こうしん)(せい)は 原人で 笠森層に 痕跡思う(同上)

笠森の 展望台は 古ぼけて 樹木は伸びて 魅力乏しく(同上)

天然の 記念物の名 自然林 案内板なく 詳細見えず(同上)

房総の 霊山めぐり 初夏の風 まだ見ぬ山に 夢また続く(同上)

朝日岳 谷川連峰 花の山 三百名山 日帰り登山(朝日岳)

目前の 谷川岳は 久しぶり 下山するまで よろしく頼む(同上/霊山登拝159) 62

難路越し 松ノ木沢の (あたま)へと 谷の上には ()(のう)(たけ)見え(同上)

笠ヶ岳 烏帽子重なる 稜線に さらなる奥は 朝日岳かな(同上)

笠ヶ岳 三角点は 三等で 土砂が崩れて 石は傾き(同上)

様々な 表情見せる 蛇紋岩 烏帽子の岩に それそれ冠位(同上)

ハイマツに ササにシャクナゲ 三つ巴 山頂までの 尾根の道には(同上)

山頂の 三角点は 二等なり (19)(4)(5)衛の 地蔵石仏(同上)

何祀る 古き石祠が 山頂に オオカサモチの 花がそえられ(同上)

北側の 朝日ヶ原に 池塘群 引き返すにも 未練たらたら(同上)

東麓の 宝川温泉 思い出す 混浴露天 日本一かと(同上)

夏山に 死闘重ねた 約九時間 今季最長 生きて戻りし(同上)

浅間山 六年前 入れずに 山荘口より 鳥居をくぐり(浅間山)

浅間沢 古木の丸太 不安気に 気分的には 徒渉が楽と(同上)

登山道 鳥居が多く 目立つかな 浅間の怒り 封ぜんとして(同上)

仰ぎ見る トミーの(あたま) 初めてで 以前は山上 立ちて眺めた(同上)

開山の (ちゅう)(かい)霊神 石碑立つ 解説ないと 消化不良に(同上)

外輪の 仙人岳の 岩峰が 険しい顔で 聳え立つかな(同上/霊山登拝160) 62

(ぎっぱ)(やま) 難解な名の 鋭峰で 一般登山 不可能と聞く(同上)

斜面には ナマコのような 岩が伏せ 千人食える 大きさと見ん(同上)

小諸市が 最近建てた 火山館 ソーラーシステム ログハウスなり(同上)

()(さま)(しゃ)は 神体山(しんたいさん)の 拝殿で 浅間本峰 登山は禁止(同上)

(くろ)()(やま) 浅間登山の 代替で 百名山の ターゲットでも(同上)

今回は 前掛山に 登ろうと 湯の(たいら)から 草原の道(同上)

カラマツの 林の手前 登山道 今度は群生 マルバダケブキ(同上)

ああ無念 前掛山の 登山道 賽ノ河原で 立入禁止(同上)

浅間山 登れなくても 満足す 眺めるだけの 山もありけり(同上)

浅間山 再び眺める 山となり それでも良しと 思うこの頃(同上)

舟形の 怪石眺め 引き返す ノアの方舟(はこぶね) 運休となり(同上)

浅間山 外輪山は 奇勝なり 鋸岳に 仙人岳に(同上)

尾根伝い 登った山は 影薄く 山頂眺め 登るが大事(同上)

天守閣 引き寄せられて 牛伏山 上州多胡に 万葉を見る(牛伏山)

高崎の 牛伏山(うしぶせやま)は 城跡で (いち)(ごう)(さん)の 別名もあり(同上)

幼き日 青い山脈 映画見て 歌も覚えた 思い出去来(同上)

三等の 三角点は 土満ちて 土壌の剥離 ここは感ぜず(同上)

山城は 室町時代 築城で 関東管領 上杉氏とか(同上)

山上に 琴平神社 鎮座する 創建不明 廃城後かな(同上)

鐘楼は 展望台を 併設し 風雅に見える 二重櫓で(同上)

洞窟は 人工的な トンネルで 昭和末期の 竣工とあり(同上)

洞窟に 赤子を抱いた 観音が スポットライトに 微笑浮かべて(同上)

(たい)(さん)() 四国霊場 伊予札所 (きょう)()(もり)は その奥ノ院(経ヶ森)

松山に 越してすぐさま 経ヶ森 四国霊場 挨拶めぐり(同上)

参道に 西国観音 石仏が 三十三体 手を合わせ行く(同上)

山頂は 荒れたるままの 太山寺 次の登拝は 花を添えよう(同上)

見る度に 遥拝欠かさぬ 経ヶ森 月と一緒の わが守り神(同上)

仰ぎ見る 四国名山 (にょ)(たい)(さん) (おお)(くぼ)()より 登拝を開始(女体山)

登山道 疑木の段地 整備され 気品に富んだ 女体の口は(同上)

奥ノ院 参拝終えて 引きかえし 女体山へと 気をあらためて(同上)

林道に 合流しては 思うこと ここまで車 入れた無念(同上)

出来るなら 旧道だけは 歩きたい 空海大師の 足音を聞き(同上)

山頂の 石の祠は 雨乞いの 神様祀る 女体神社と(同上/霊山登拝161) 62

(ひがし)(めん) 讃岐山脈 (だん)得山(とくさん) 縦走したき 山の一座で(同上)

久々に ケーブルカーで ()(くり)()に ()剣山(けんざん)へと 隠れチャレンジ(五剣山)

登山口 入山禁止の 表示板 自己責任で 大師の側に(同上)

人的に 凝灰岩は 削られて 岩屋の如く 切通しへと(同上)

五剣山 地震で崩れ 四剣に それでも五剣 名は如何にかと(同上)

鉄梯子 二十メートル 絶句する 怪我でもしたら いい笑い者(同上)

ここだけの 瀬戸内海の 景色なり 小豆島など 丸々見えて(同上)

四ノ剣 不動明王 祀るなり 剣を手にして 悪(37)(5)ろし(同上)

霊場に 心残りは 尽きぬなり 八栗山頂 屋島山頂(同上)

南嶺の 三角点を 探したら 高架水槽 その(そば)にあり(屋島南嶺)

()(しき)(だい) (あか)()(あお)に 黒白(くろしろ)の 五色の峰が メサに点在(五色台)

国分寺 出発点に 遍路みち 白い崖には (きょう)(えつ)()(ごく)(同上)

道沿いに (いの)(しり)(やま)が 聳え立つ 五色台では 最高峰で(同上)

遍路みち オオヤマヅミの 石碑あり 仏に混じる 神々の顔(同上)

遍路みち 世界遺産を 目指す前 やるべき課題 山積みに見え(同上)

山脇に 石鎚神社 祀られて 修行大師の 小堂もありき(同上)

路傍には カンカン石の 説明書 叩くと澄んだ 音色がすると(同上)

道標は 誰でも分かる 指印 遍路みちには 優しさあふれ(同上)

アシパサン 十九丁の 明神は 廃寺の跡の 鎮守社と言う(同上)

郷照寺 霊山求め 青ノ山 山頂古墳 感動的で(青ノ山)

登山口 寺を離れた 山の下 案内板が 要所にありて(同上)

巡錫の 大師の姿 青ノ山 偲ぶが如く 草かき分けて(同上)

青ノ山 古墳十基が 山中に 発見するも 評価は低く(同上)

絶景を 眺めて下る 青ノ山 夜景の海を いつかは訪ねん(同上)

丸亀と 歌多津の境 (かみ)()(しま) 無人島でも 和歌に詠まれて(同上)

南東に 讃岐のシンボル 飯野山 青ノ山とは 倍の大きさ(同上)

海岸寺 御産()(たらい)(やま)は 奥ノ院 八十八ヶ所 石仏安置(御産盥山)

奥ノ院 不動明王 参拝し 海岸寺こそ 大師生誕寺(同上)

珍しき 二重塔が 境内に 善通寺とは ライバル関係(同上)

山頂に 八坂寺本尊 写しあり 号令(50)かけて 阿弥陀真言(同上)

モニュメント 別格霊場 文殊院 御産盥山は 霊場パーク(同上)

三角寺 その奥ノ院 (せん)(りゅう)() 本寺を凌ぐ 別格霊場(平石山)

霊場の 平石(ひらいし)(やま)に 遍路みち 石段沿いに 八十八仏(同上)

断崖に 鎖あればと 眺め見る 修験の山に 求める(ぎょう)()(同上)

不動堂 意外と多い 堂宇なり 空海大師 護身の仏(平石山 /霊山登拝162) 62

平凡な 人々たちの 汗のあと 遍路みちには 真摯な祈り(同上)

鉄塔に 花の過ぎたる 馬場桜 予期せぬ景色 これも遍路で(同上)

仙龍寺 三角寺との 中間地 地蔵峠で 引きかえすかな(同上)

廃墟にも 様々ありき キャンプ場 遍路古道に 続く山道(同上)

山頂の 展望台に 車なく 徒歩ならではの 辿れる跡地(同上)

十楽寺 阿弥陀如来 石仏は 明治末期の 建立と聞く(同上)

佐田岬 突端にある 椿山 灯台見物 兼ねての登山(椿山)

戦時中 砲台設置 佐田岬 要塞倉庫 廃棄の山に(同上)

沖見ると うっすら大分 佐賀関(さがのせき) 船の往来 速吸(はやすい)瀬戸(のせと)(同上)

椿山 山頂直下は 整備され 護岸の剥離 中途半端に(同上)

椿山 椿の頃は 如何かと 山容眺め 椿想像(同上)

山頂に 展望デッキ 建てられて 標高は約 五十メートルか(同上)

デッキには ハート型の モニュメント 知らずに横を 眺めて思案(同上)

佐田岬 長槍の似し 半島は 愛媛の宝 四国の秘境(同上)

佐田岬 灯台築造 百年と 灯台守の 歌思い出す(同上)

()石山(ずしさん) 別格霊場 山頂で 真言宗の (しゅっ)(せき)()あり(出石山)

山頂に 本堂が建ち 眺め好し (8)(1)(2)着替えて 野宿をするか(同上)

感激の 涙したたる 出石山 立派な堂宇 美味しいうどん(同上)

出石寺 山上伽藍 壮大で 別格霊場 格上げしてよ(同上)

富士山の 富士宮口 五合目は 警戒厳重 シーズン終わり(富士山)

五合目の 景色格別 秋の風 (あし)鷹山(たかやま)に 見慣れぬ雲が(同上)

山小屋を 地下方式と したならば 自然遺産は 確定的と(同上)

九合目 ミヤマオトコの ヨモギ生え 貴重な出会い 富士宮コース(同上)

コノハナノ サクヤヒメには 大日の 真言唱え 合わせて祝詞(のりと)(同上)

富士山の 噴火を知らず 死ぬことが 幸せなりと 思うこの頃(同上)

ブルドーザー コースによりて 人を乗せ 商売とする 業者ありきと(同上)

二回目の 富士登山も 強行軍 金沢からの 日帰りより楽(同上)

次回には 宝永山を 眺めたき 御殿場口の 登山となるか(同上)

松山の 鹿島に渡船 登山する 島のピーク 展望台へ(鹿島展望山/霊山登拝163) 62

登山口 標識立派 国立の 公園区域 予算も多く(同上)

その昔 文人墨客 競うよう 渡りし島も 朽ちようとす(同上)

山頂の ()()(だち)の厳 いい(11)(4)とか 神功皇后 立ち寄りの岩(同上)

山に来て 人を恋しく 成らざるは 求道の旅の 成果なりけり(同上)

()()(しま)の 最高峰の ()()()(やま) 民家の塀に 案内板が(小富士山)

錆び付いた みかん畑の モノレール 島の盛時は みかんの歴史(同上)

畑過ぎ 混成林の 登山道 名前知らない 灌木もあり(同上)

山頂に 石鎚権現 祀るなり 二夜(28)(2)わたりて 参ると良いと(同上)

伊予小富士 展望台が あるならば 文句言わせぬ パノラマ景色(同上)

東側 泊と高浜 定期船 泳いで渡る 距離にも見えん(同上)

テレビでも 馴染みが深い ダッシュ島 松山沖の 由利島と言う(同上)

西側に 有人島の 釣島が 寄ってくれよと 言わんばかりに(同上)

下山路で 笠石さんに 立ち寄れば 磐座(いわくら)ありて (ほこら)にヤカン(同上)

食堂が 一軒もない 島もあり 釣人以外 海を渡らず(同上)

大洲には 冨士山と書き とみすやま ご当地富士か 先ず登山せん(冨士山)

登山口 広い石段 公園で 春はツツジの名所なりとも(同上)

登山道 開放的な 園路にて 人の往来 ないのも淋し(同上)

(にょ)(ほう)()の 盤珪(ばんけい)禅師 座禅石 二つの巨石 市の史跡とか(同上)

難解な 呼び方もあり 大洲富士 ひらがな都市が 増える昨今(同上)

山頂の 三角点は 二等にて 産育(319)で来る 親子もありて(同上)

くたびれた 展望台が 西側に 大洲市街地 また草臥れて(同上)

城下町 大洲は薄き インパクト 中途半端な 城と鵜飼が(同上)

宇和島の ()(しま)に橋が 架けられて (とり)()()(もり)へと 登山を開始(鳥屋ヶ森)

山頂を 見上げてみても 登山道 探し得られぬ 鳥屋ヶ森よ(同上)

九島には 訪ねる人も 増えつつも 島を支える 養殖や蜜柑(同上)

徳島の 別格霊場 (はし)(くら)() 空海大師 開山開基(箸蔵山)

鳥居には 箸蔵山の 山の名が (こん)()()権現 祀る寺でも(同上)

本殿に 参拝する度 思うこと いずれは国宝 間違いなしと(同上)

山頂に 至れぬ山の もどかしさ 空海大師は 何と見るらん(同上)

箸蔵寺 ロープウェイの ゴンドラが 高灯籠に 重なる景色(同上)

(こう)()(さん) (こう)()()が建つ 霊山で 三角錐は 阿波富士の名も(高越山/霊山登拝164) 62

白鳳期 役行者の 開山で 真言宗の 寺へと移行(同上)

参道は 霧に包まれ 気は晴れず 六根清浄 唱えて通過(同上)

命捨て 守らんとせし 山寺に 再び僧の 読経響くか(同上)

本尊の 蔵王権現 参拝し 奥ノ院へと 石段を踏む(同上)

一等の 三角点が 山頂に 景色悪いと (1)(1)(2)(1)くかな(同上)

山頂の 霧に隠れた 奥ノ院 探し出せずに 無念の下山(同上)

星ヶ森 (いし)(みね)()の 奥ノ院 湯浪(ゆうなみ)からの 登拝を開始(星ヶ森)

急登に 比例するのが 急流で 水音イコール (あえ)ぎ声かな(同上)

歴史的 景観残る 遍路みち 要所要所が 国の史跡に(同上)

石段の 上に聳える 仁王門 ここが正規の 参拝順路(同上)

横峰寺 本堂および 大師堂 参拝済ませ 奥ノ院へと(同上)

参道は 車も入れる 道幅で 案内表示 立派な設置(同上)

三角点 千年のちは 土の中 掘り返す人 どこの国の人(同上)

鳥居から 石鎚山頂 遥拝し 六十番の 札打ち終える(同上)

天狗荘 天狗高原 登山口 四国カルスト 天狗の森へ(天狗ノ森)

登山道 丸太並べた 木段で 整備されても 出合う人なし(同上)

立ち止まる 瀬戸見の森の 表示板 山の中にて 瀬戸は如何にか(同上)

木造の 展望台は 懸け造り 砦の如く 丸太と板と(同上)

半日で 回ろうとした カルストに 未練は尽きぬ 宿と星空(同上)

踏み終える 日本三大 カルストの 展望台は 最後真っ白(同上)

カルストに 鍾乳洞が 付きもので 愛媛県には 小屋の()(かん)(あな)(同上)

宮崎の 独立峰の ()鈴山(すずやま) 二百名山 名瀑の山(尾鈴山)

林道は 落石多く 進まれず 車は路傍に 停めて登山を(同上)

訪ねたい 名瀑もあり 尾鈴山 願い叶わぬ 旅もありけり(同上)

登山口 標識を見て 安堵する 山頂までは 九十分と(同上)

牧水の ふるさとの山 尾鈴山 この山眺め 秀歌生まれしか(同上)

山頂の 下に尾鈴の 鳥居立ち ここも霊山 日向の光り(同上)

一等の 三角点が 尾鈴山 登山者助け 医師(14)礼語(05)する(同上)

九州の 山には未練 残さずと 思う心に 展望霞み(同上/霊山登拝165 ) 62

霧島の (たか)()()(みね)は 神の山  二百名山 活火山でも(高千穂峰)

霧島の 山のふもとに 咲いている 神の情けか 一輪の花(同上)

噴石と 火山灰との 登山道 ニニギノミコト 何に怒りを(同上)

目の前の 高千穂峰の 景観は 大正初期の 御鉢の噴火(同上)

山体は 二ツ石と 御鉢との 寄生火山で 溶岩ドーム(同上) (同上)

山頂の 下に元宮 五世紀に 霧島神宮 創建されしと(同上)

網掛けの 土段は何と 呼ぶべきか 見たまま呼ぶと 網段とでも(同上)

高千穂は 神のふるさと 降臨地 頂きに建つ 天の逆鉾(同上)

霊山と 呼ぶに相応し 高千穂は 天ノ逆鉾 天孫降臨(同上)

イベントで 山頂小屋は 立ち入れず 岩に腰掛け 軽い食事を(同上)

噴煙の 棚引く如く 雲がはう 高千穂峰の 御鉢の上に(同上)

最近は 新燃(しんもえ)(だけ)が 噴火して 高千穂峰は 影をひそめん(同上)

降臨の ニニギノミコト 思うには 人類でない 宇宙人かも(同上)

フレーズに 歴史とロマン 記される 横倉山(よこぐらやま)を 散策登山(横倉山)

中世は 横倉修験の 中の宮 杉原神社 明治の再建(同上)

祭神は 平家ゆかりの 守護神で 熊野三所の 大権現と(同上)

思い出す 安徳水は 剣山 いずれも昭和 名水百選(同上)

名水の 安徳水は 湧水で 煮沸しないと 飲料できず(同上)

植物の 横倉山は 学び舎で 牧野博士も ここで学びし(同上)

入水の 安徳帝は 替え玉で 横倉山を 行在所として(同上)

厳かな 横倉宮(よこぐらぐう)の 祭神は 安徳天皇 大明神に(同上)

天皇は 二十三歳で 崩御とも 妃の有無や 話し聞かず(同上)

本殿に 上る通路に 屋根架かり 立派な社殿 さすが(みかど)と(同上)

馬鹿だめし 馬鹿か利口か 試す岩 馬鹿は先端 立つと言われて(同上)

馬鹿だめし 石灰岩の 絶壁で 土佐唯一の 修験の行場(同上)

霊山と 呼ばれる山は 恋しかり その頂きに 歴史は残る(同上)

三等の 三角点は (きん)()(せん) その山名は 地図には(7)なし(74)(同上)

平家方 二位の僧都の 墓もあり 史実を異にし 阿波から土佐に(同上)

行く道や 横倉山の 十月は 花百なのに 花とあえずに(同上)

北面に 黒森山が 聳え立つ アンテナ群は 一手に受けて(同上)

稜線に 未知なる山が 連なりて 歩いてみたき 山の景色よ(同上)

眼下には ()淀川(よどがわ)の 清流が 石灰岩の 河床に光る(同上)

清房は 清盛八男 一ノ谷 討ち死にしたと 推察されて(同上)

麓には 天台宗の 横倉寺 横倉修験 山伏の寺(同上)

何度でも 訪ねてみたい 山もあり 朝に夕なに 拝み見る度(高縄山/霊山登拝166 ) 62

松山の 高縄山(たかなわさん)は 霊山で 山上附近 高縄寺あり(同上)

ブナの木に ふと立ち止まる 登山道 自然らしさが ブナには宿り(同上)

山頂に 高縄権現 祭祀して 神と仏の 二足のわらじ(同上)

一等の 三角点で あるけれど 邪見しされる 高縄山は(同上)

電波塔 展望台に 公開し 一部とはいえ 粋な配慮で(同上)

南には 大月山の 電波塔 赤白塗装 煙突かなと(同上)

市街地に アパートまでは 見え難く 建築中の (こう)()は見えて(同上)

北西に まだ訪ねざる 安居(あい)(じま)が ぼんやりながら 早く来いよと(同上)

太い幹 大師見返り 大杉で 杉の巨木が 多き山なり(同上)

(いわ)()()へ 菅生(すごう)峠の 遍路みち どんな景色が 展開するや(菅生峠)

(きこり)みち 遍路みちとが 一つ道 それぞれ歩む 糧は違えど(同上)

(だい)(ほう)() (いわ)()()との 遍路みち 昔のままの 景観残り(岩屋山)

遍路なき 遍路みちを 見つめつつ その価値を問う 四国霊場(同上)

(みどり) 夏は青色 秋は赤 冬は白くて 四季は明瞭(同上)

岩峰に 梯子や鎖 見当たらず 見上げて思う 無理はせずにと(同上)

札所から 扉の鍵借れ 登拝する (せり)(わり)(ぎょう)() 白山(ほこら)(同上)

岩屋寺に 海岸山の 山号が 大師の目には 海の景観(同上)

岩屋寺の (ふもと)流れる (なお)()(がわ) 高知に入り 仁淀川へと(同上)

大門と 柏を結ぶ 遍路みち 大師峰越え 約十キロを(大師峰)

石仏に 住居の跡の 石垣が 残るも侘し 山野は荒れて(同上)

登山より 険しくもある 遍路みち 無数の人の 踏み跡を踏み(同上)

分かれ道 必ず目印 表示あり 地図が無くても 遍路は安心(同上)

つわな奥 展望台は 危なかし 単管足場に 角材架けて(同上)

木戸の名は 放牧場の 名残とか ゴメンナシと 人々通り(同上)

大師水 シキミの木の根 湧いたとかで 病の娘 大師の沙汰で(同上)

(やなぎ)(みず) 大師石像 東屋が 柏坂へと 下る途中に(同上/霊山登拝167 ) 62歳

国道を 歩く遍路が 多いのか 旧遍路みち 誰とも会わず(同上)

内海(うちうみ)の 公民館は ドーム風 巡礼終えて 眺める景色(同上)

(ちか)()(やま) 登山道路は 土砂崩れ 通行止めで 下から登山(近見山)

登山口 立派な石段 風格が 奈良期開山 圓明寺跡(同上)

圓明寺 行基の開基 平安期 空海大師 中興せしと(同上)

圓明寺 五十四番 札所にも 江戸の中期に 麓に移転(同上)

山頂の 三角点は 二等なり 東西見ても 草叢の中(同上)

霊山の 面影も消えし 近見山 小さな祠 何を祀るや(同上)

北東に 来島海峡 大島が 白い巨塔は 海交センター(同上)

俯瞰する 今治港に 船はなく 期待外れな 三万石で(同上)

波方の 海山城に 天守風 展望台が 見えて気になり(同上)

南東に 石鎚山が おぼろげに 遥拝しつつ スキーに行くと(同上)

比叡山 本家近江と 異なりて 花崗岩の 険しき岩峰(比叡山)

九州の 岩場登りの 比叡山 巻道探し 一般登山(同上)

分岐点 標識もなく 迷うけど 登りの尾根が 山頂の道(同上)

山頂で 南無(76)(0)山と 感謝して イルカの頭 眺め見るかな(同上)

北東に 大崩山(おおくえやま)の 山塊が 懐かしそうに 顔見せるなり(同上)

北西に (たん)助岳(すけだけ)の 岩山が 兜姿で 自己紹介を(同上)

平坦な 稜線続く 西の山 殆ど名無し グーグルマップ(同上)

大岩に 岩屋の如く 庇あり 雨宿りには 丁度良いかも(同上)

割れ目から 小石落すと カランコロン 音がするので 岩の名前に(同上)

岩上に 尖がり岩や 丸い岩 カランコロン岩 複雑怪奇(同上)

谷隔て 対峙するのが 矢筈山 いずれ劣らぬ 岩峰の山(同上)

完璧な 岩屋の風情 名前なく 巨岩の宝庫 淋しき限り(同上)

ベンチにも 活用できる 岩もあり 放置するのは 資源の無駄と(同上)

(ひえ)()(やま) 三角点は 三等で ここまで来れた くい(91)(8)残らん(同上)

宮崎の 断崖絶壁 比叡山 奇岩奇峰 国の名勝(同上)

比叡山 矢筈山に 丹助岳 岩峰三山 一直線に(同上)

下山道 千畳敷に 道変えて 未だ見ぬ名所 興味津々(同上)

(にん)()ない 三百名山 国見岳 山より険し 五家荘の道(国見岳)

自転車で 林道走り 来たけれど 落盤に遭い 徒歩に切替(同上)

杉林 急登続く 登山道 眺め良ければ 苦にならざるも(同上)

登山道 テープ探しに 四苦八苦 第一印象 極めて悪く(同上)

尾根に出て 救助ポイント 仰ぐ空 不測の事態 無ければ良いと(同上/霊山登拝168) 62

見晴しが 良くなるにつれ 岩も出て インパクトある 景観となり(同上)

一等の 三角点が 山頂に 祠の供え (1)(7)サン(3)キュー(9)と(同上)

北東に 杉と落葉の 山並みが 畑のような 景観見せて(同上)

熊本の 最高峰は 国見岳 九州山地 三大秘境(同上)

急峻な 市房山(いちふさやま)は 霊山で 九州山地 二百名山(市房山)

登山口 神社入口 一合目 林道終点 車を停めて(同上)

清冽な 水に心を 清めては 真摯に登山 祓川沿い(同上)

登山道 杉の巨木の 参道で 杉に精霊 宿るが如く(同上)

三合目 八丁坂の 石段は 杉と同様 千歳(ちとせ)の形見(同上)

市房は 平安初期に 相良氏が 天孫六神 祀り創建(同上)

巨木には 千手(せんじゅ)観音 杉の名が 枝の多さが 千手に似しと(同上)

杉の名は 市房杉と 称されて 八百年杉 四十余本と(同上)

五合目の 奇岩は木々に 隠されて 見つけられない この日の不運(同上)

国見岳 昨日はどうも ありがとう そんな気持ちで 今日眺め見る(同上)

七合目 混合林の 木の根には 足をとられて 目が離されず(同上)

山頂の 祠は箱型 意味不明 枯草の中 (17)(2)一つ(1)が(同上)

一等の 三角殿は 影薄く 市房信仰 四合目まで(同上)

眺望は 独立峰に 尽きるけど 山頂広いと 視点散漫(同上)

霊山の 魅力は山の 奇観なり 市房山の 心見の橋(同上)

六合目 刃物のような 岩が立ち 奇岩探しで 少ない成果(同上)

五合目に 金庫の如く 仏岩(ほとけいわ) 岩の名前は 岩に相応しく(同上)

四国では 石鎚山が 絶大で 神と仏の 宿る霊峰(石鎚山)

四国には ロープウェイが 七基あり 四基の廃止 惜しまれるかな(同上)

目前の 大森山に 道はなく 眺めるだけの 東の景色(同上)

神門が 石鎚山の 登山口 五時開門で 午後五時閉門(同上)

脇道に 試し鎖の 岩場あり 登った先に 前社(ぜんじゃが)(もり)が(同上)

何祀る 前社森の 山頂に 石の祠と 白い石仏(同上)

東には 岩黒山と 土小屋が 二年が過ぎた 思い出を乗せ(同上)

雨の日は 鎖場避けて 迂回せし 晴れの鎖場 進んでホイホイ(同上)

修験者の 握った鎖 石段に 寄せる思いと 景色は同じ(同上/霊山登拝169) 62

岩場には 修験僧かと 思うほど 佇む登山 岩についたり(同上)

木段が 弥山直下へ 続くなり 見上げる先に 一寸(ちょっと)溜息(同上)

弥山こそ 石鎚山の 頂上で 最高峰は 天狗岳なり(同上)

三度目の 石鎚山は 機嫌よく 祈れば海路 日よりありけり(同上)

果たしたい 夢や三度も 叶いけり 四国順礼 石鎚登拝(同上)

二度目でも 登りて険し 天狗岳 油断をすれば あの世に旅に(同上)

二ノ森は 乳房に似たる 双耳峰 未踏の山が 西には続く(同上)

松山の 大丸山(だいまるやま)は 名所とか 昔はリフト 設置もされて(大丸山)

陸橋は 跨線橋とも 称されて 昭和中期の 築造とある(同上)

海将の 秋山真之(さねゆき) 銅像に 厳めしそうな 砲弾の門(同上)

ありふれた 雑木林の 登山道 枯葉の下に 歴史は埋もれ(同上)

その昔 リフトもあった 観光地 登る人ない 松山の山(同上)

松山や 五十万人の 城下町 十五万石が 金沢を超え(同上)

霊場の (こう)(のみね)(じの)の 山頂は 海に面した (こう)(のみね)(さん)(神峯山)

寺の上 神峯神社 奥ノ院 参拝者なく 少々哀れ(同上)

本堂と 大師堂と 奥ノ院 せめて打ちたや 札所において(同上)

目標を 立てて楽しむ 霊山に 新たに見えゆる 古き足跡(同上)

岩を背に ベンチに座り 妄想す 面壁九年 背壁(はいぺき)九分(同上)

空と海 展望公園 山頂に 展望台は 高く聳えて(同上)

四点の 三角点が 山頂に 寺の住職 英(5)慣れ(70)して(同上)

徳島の 市内の名所 眉山なり ロープウェイに 展望台が(眉山)

東側 港の外に 和歌山が 山が少なく 平らに見えて(同上)

吉野川約二百キロ 旅終えて 徳島に来て 紀伊水道に(同上)

阿波おどり 会館を出た ゴンドラは 六分揺れて 眉山頂上(同上)

四国では ロープウェイ 七ヶ所の 搭乗終えて 目標達成(同上)

徳島で 見てないものは 阿波おどり 見るより躍る 祭りと思う(同上)

珍しき 二両連結 ゴンドラは 国産と聞き 大丈夫かとも(同上)

淡路島 徳島藩の 領地でも 維新の後は 兵庫県へと(同上)

眉山には かんぽの宿あり その眺め ベッドの中で 夜景見るとは(同上)

一等の 三角点の 眉山かな 酒の肴に 鮒蒸して食う(同上)

山頂に 剣山(つるぎさん)神社 遥拝所 大正初期の 創建と言う(同上)

大山(おおやま)は 讃岐山脈 県境で 別格霊場 (たい)(さん)()あり(阿波大山)

大山寺 短歌の()(みち) 登山道 知らぬ歌人の 歌ばかりなり(同上)

林道に 昭和天皇 御手植えの 杉高らかに 年越しの空(同上)

奥ノ院 波切不動 祀るなり 黒岩権現 (ほん)()(ぶつ)として(同上)

別格の 霊場からも 選びたい 八十八に 相応しき寺を(同上/霊山登拝170) 63

山頂の 三角点は 探し得ず 標識もなく むくい(691)果たせず(同上)

後に知る 三角点は 一等で 香川県側 設置されしと(同上)

侘しさに 涙こぼれる 札所あり 八十八の 総奥ノ院(大滝山)

標高は 北海道の クシロ(946)とか 讃岐山脈 第三峰で(同上)

山頂は 寺と神社に 分離され 互いに廃れ 消えて行くのか(同上)

()()(やま)は 伊予西条の 霊山で (せん)(だん)()から 登拝を開始(世田山)

燧灘(ひうちなだ) 眺めて見ると 休暇村 風光明媚 さすが国立(同上)

対峙する 笠松山も 城跡で 南朝方の 最後の砦(同上)

中腹に 広い参道 世田薬師 石段横に 手水(ちょうず)(しゃ)建ち(同上)

栴檀寺 世田薬師堂 奥ノ院 三が日でも 参道静か(同上)

昭和初期 麓に本堂 移築して 行基自刻の 薬師も遷座(同上)

文化的 価値でもあれば 旧堂宇 参拝客も 上り至ると(同上)

下山路は 笠松山を 経由して 逆に世田山 眺めて見るか(同上)

北の瀬戸 来島海峡 大橋が 今治越しに 概ね見えて(同上)

壇上に 五重塔を 再建し 七堂伽藍 再び寺に(経ヶ森)

遠出せず 自宅に居ると 登拝する 太山寺奥 経ヶ森へと(同上)

興居島の 西に(こつ)()の 島々が 冬の寒空 気にも留めずに(同上)

入江ゆく 大型船は ばら積みで 砂乗り時代 思い出すかな(同上)

栄福寺 空海大師 開基して ()頭山(とうざん)への 参道もあり(府頭山)

(いわ)清水(しみず) 八幡宮が 府頭山 男山とも 山が類似と(同上)

府頭山 広々とした 山頂に 庭園あれば 名所になるも(同上)

本殿が 山頂かなと 思いきや 奥に小高き ピークもありて(同上)

今治市 手前は黒く 奥白く 街の景観 調和が大事(同上)

浄土寺の 牛峯山は 奥ノ院 八十八ヶ所 ミニ霊場も(牛峯山)

山上に 立派な堂宇 地蔵堂 やっとお参り 奥ノ院かな(同上)

新しき ミニ霊場の 本尊は 同行二人の 大師の如く(同上)

()王山(おうさん) 展望台は 嬉しいな 山を愛する (1)丸く(09)あり(同上)

松山の 城を眺める 展望所 浄土寺の上 重なる浄土(同上)

三度目の 箸蔵寺へは ロープウェイ 箸蔵山頂 今日は登拝を(箸蔵山)

ゴンドラの 中の眺めは 一瞬で 初めて写す 空の吉野川(同上)

午前中 井川スキー場 腕山で ゲレンデ制覇 午後から山を(同上)

本殿の 観音堂が 登山口 観音経を 詠じて登山(同上)

三等の 三角点が 山頂に 箸蔵山の 悲願達成(同上/霊山登拝171) 63

念願の スキーと登山 楽しんで 満たされて行く 四国路の旅(同上)

何度でも 登りたき山が 屋島なり 歴史に満ちた 史跡で天記(屋島)

遊歩道 路肩に車 留め置きて 弥生の空に 登山を開始(同上)

嘘つかれ 喰わずの梨に 大師変え 復讐話 大師に多く(同上)

(いにしえ)の 歴史が残る 山なれば 城跡復元 嬉しき姿(同上)

南嶺の 三角点は 一等で 藪にかくれて にくにくしくも(同上)

露呈する 凝灰岩は 礫岩で 岩の解説 あればと思う(同上)

屋島山 戦跡よりも 霊場の 雰囲気強く 香る線香(同上)

霊場の 最大難所 (しょう)(さん)() 更なる上の 奥ノ院へと(焼山寺山)

藤井寺 出立しては 端山に 遍路ころがし 越えての景色(同上)

吉野川 阿波中央橋 同じ歳 感慨深い トラス橋でも(同上)

石仏に 石碑に標石 遍路みち 丸太のイスが 素朴に見えて(同上)

究極の 焼山寺みち 歩き行く 約十三キロ 国の史跡も(同上)

(ちょう)()(あん) ちょうど塩梅(あんばい) 良き場所と 大師気に入り 名付けし堂宇(同上)

歴史ある 集落滅び 何残る 遍路みちだけ 特別なのか(同上)

県道と 焼山寺みち 交差して 吉野川市を (かみ)(やま)(ちょう)へ(同上)

最高地 一本杉が 鎮座する 大師ゆかりの 野宿の跡に(同上)

殆どの 修行大師は 立像で 一本杉は 立て膝像で(同上)

夢枕 阿弥陀如来 現れて 大師は刻み 小庵開基(同上)

四度目の 焼山寺へは 乱れ打ち 車遍路が 塊となり(同上)

本坊に 奥ノ院への 登山口 二度目の挑戦 達成誓い(同上)

岩の戸に 大蛇封じの 伝説が 虚空蔵菩薩 大師を助け(同上)

何祀る 宝形造りの 小堂は 避難小屋でも 活用したら(同上)

奥ノ院 蔵王権現 鎮座する 役行者の 開山偲ぶ(同上)

()(やま)()は 伊予の流民 (いん)(せい)() 石鎚山を 擬しした山で(同上)

下山路の 遍路ころがし 補助ロープ 焼山寺みち 何とかクリア(同上)

高峠(たかとうげ) 大隅半島 名山で 高隈山(たかくまやま)の 代替登山(高峠)

高峠 約十万本 サタツツジ ピンクの花が 山染めるとも(同上)

クマザサが 刈り掃われた 登山道 雑木の中に ススキの穂あり(同上)

(えぐ)られて 木の根むき出し 登山道 哀れを誘う 自然の姿(同上/霊山登拝172) 63歳

見慣れない 木段沿いの 常緑樹 異国の如く 大隅の山(同上)

山頂の 三角点は 三等で 桜島見え 見晴しが好く(同上)

遥々と 鹿児島に来て 果たせない 登山もありて 悔いは残れり(同上)

桜島 登山の出来る 高さまで 登ろうと思い 眺め見るなり(同上)

発電は 燃料電池 究極で 戸別発電 送電不要(同上)

大規模な 養鶏場が 高原に ソーラーよりは 親しみ感ず(同上)

熊本の (ほん)(みょう)()(やま) シンボルで 加藤清正 開山開基(本妙寺山)

八合目 髙い台座に 清正の 甲冑姿の 銅像立派(同上)

四百年 聳え続けた 城郭の 復興願い 祈る菩提寺(同上)

熊本は 五十二万石 城下町 七十三万 政令都市に(同上)

坊がつる 讃歌の石碑 入口に 歌を通じて 憧れた山(大船山)

今日登る 大船山(だいせんざん)は 坊がつる 九重連山 三百名山(同上)

また一つ 秘湯の宿の スタンプと 大船登山が 心の宝(同上)

山荘に リュックをデポし 相棒と 大船山を 目指して登山(同上)

()(じゅう)(さん) (ほっ)(しょう)(ざん)と 中岳が 九重山塊 秀峰三山(同上)

編笠を 想定させる 山容で 山頂直下 険しく見える(同上)

眼下には 枯草帯びた 坊がつる 寂寥感も 絵になる景色(同上)

目の前の 大船山は 花の山 ミヤマキリシマ 国の天記で(同上)

北東に 見慣れた(なり)の 由布岳が 鶴見岳連れ 顔を出したり(同上)

坊がつる 温泉もある 登山基地 大船山と 九重連山(同上)

法華院 温泉山荘 最高で さすが日本の 秘湯守る宿(中岳)

二日目は 最高峰の 中岳を 登らんとして 山荘出立(同上)

登山道 ガレ場に印 多すぎと 文句も出てくる 黄色い丸に(同上)

木段が すがもり越に 必要と さすれば野暮な 矢印は消え(同上)

昨日より 天気が悪く 見晴らしも 一キロ先が 何とか見えて(同上)

懐かしき 久住分れの 山肌は 当時同じ 時間のままに(同上)

名の如く 天狗ヶ城は 城砦と 天狗の鼻に 見えなくもなく(同上)

中岳の 斜面に生える コケモモは  群落を成し 国の天記で(同上)

池を見に わざわざ登る 人ありと ()池の月は 風雅の極み(同上/霊山登拝173) 63

一等の 三角点は 久住山 七年ぶりの 百名山で(久住山)

最近は ひながな表記の くじゅうの名 九重と久住が 紛らわしくて(同上)

中岳は 天狗ヶ城との 双耳峰 そんな景観 久住山より(同上)

三山の (ほっ)(しょう)(ざん)は 未踏なり 眺めて思う 次の楽しみと(同上)

山の名は お大師様の 達筆に 因んでいるか 知るよしもなく(筆ノ山)

山容が 筆の穂先に 似ていると 登っていると 感覚つかめず(同上)

()岳山(がくざん) 三座が残り 筆ノ山 一気に登る 気迫薄れて(同上)

筆ノ山 絆の森は にくむ(296)べし 期待外れで 展望悪く(同上)

新しき 宝生(ほうしょう)如来 鎮座する 我拝師山と 中山背にし(同上)

四等の 三角点が 山頂に 頭が欠けて お疲れのよう(同上)

火上山 田園風景 美しく ため池側の 麦は黄色に(同上)

北東の 我拝師山は (くさ)()満ち 険しき岩場 想像つかず(同上)

塩江(しおのえ)の 温泉訪ね 登山する 讃岐山脈 竜王山に(竜王山)

登山口 片道二キロ 表示あり 入浴前に 丁度よい山(同上)

二キロごと 水準点は 設置され 高さ基準が 三角点()に(同上)

よく見れば 竜王山は 双耳峰 讃岐と阿波の 竜王として(同上)

温泉も 竜王山も 魅力なし 讃岐うどんに 勝るものなく(同上)

松山の 観月山は 港山 また死に(42)たくない 命なりけり(観月山)

山頂の 遊具で遊ぶ 子らはなく 廃墟の如く 公園となり(同上)

(ほこら)横 三角点は 四等で 低山ながら あれば嬉しき(同上)

創建が 戦後と聞きし 石雲寺 平成の今 廃寺となりて(同上)

欠けてゆく 月の速さに 目を凝らす 再び見られぬ 松山の月(同上)

若草も 枯草となる  身の上を 知る人は知る 春のひととき(若草山)

山上に (うぐいす)(づか)の 古墳あり 国の史跡の 若草山に(同上)

三等の 三角点は 三笠山 若草山は (3)(4)(2)等しく(同上/霊山登拝174) 63歳

古代より 森が残りし 春日山 水が乏しき 都の定め(同上)

烏帽子岳 岩手山とが 角合わせ (ざる)森山(もりやま)を 挟んだ左右(秋田駒ヶ岳)

八合目 登ると先ずは 展望所 片倉岳の 斜面の下に(同上)

田沢湖を 眺める山は 秋田駒 四季折々の 辰子の笑顔(同上)

男女(おなめ)(だけ) 寄生火山と 蔑視され 最高地でも 神とはされず(同上)

木道に 絵になる景色 阿弥陀池 馬ノ背横岳 駒ヶ岳なり(同上)

()(だけ)には 微かに上る 水蒸気 いずれ男岳と 肩並べるか(同上)

秋田駒 雪合戦の 勝利者は ()(だけ)の西の 尾根斜面なり(同上)

北西の 森吉山は 機嫌良く ピーク五座には 残雪も見え(同上)

花を見て 風をとらえて 立ち止まる 高嶺の尾根は 山の恋人(同上)

雪渓の 尾根に咲く 山桜 雪見と花見 乳頭山は(同上)

男岳のみ 駒形(こまがた)(のかみ) 祭祀する 大日如来 本地仏とか(同上)

秋田側 乳頭山(にゅうとうざん)が 正規の名 岩手側では 烏帽子(えぼし)(だけ)の名で(同上)

六月の 乳頭山は 花の時期 高層湿原 行くが楽しみ(乳頭山)

登山口 黒湯温泉 下山口 孫六温泉 秘湯の宿を(同上)

登山道 整備されたる 木段で 国立公園 風格を見る(同上)

尾根に出て 霧が邪魔する 展望に 身近な花に 注意を払い(同上)

緩やかな 木道の先 山頂が 低木の上 見えて嬉しき(同上)

輝石なる 安山岩が 山頂に 乳頭山は 烏帽子にも見え(同上)

マツ科目 オオシラビソの 別名は アオモリトドマツ その原生林(同上)

()(しろ)(たい) 三角屋根の 山荘が 乳頭山の オアシスであり(同上)

下山口 孫六温泉 直ぐ横で 石の湯入り 汗流すかな(同上/霊山登拝175) 63

みちのくの 出羽丘陵の ()()()(さん) 奈良期創建 修験の山で(保呂羽山)

登山口 林道沿いの 駐車場 乳頭山に 続く登山で(同上)

江戸時代 佐竹の殿様 立場にて 駕籠を降りては 登拝をせしと(同上)

山上は 女人禁制 立ち入れず (おり)()(どう)にて 遥拝せしと(同上)

子を背負う 母親知らず 山に入り 山神怒り 石に変えたと(同上)

山上を 秋田亀田の 両藩が 百年争い 秋田が勝利(同上)

小藩は 大藩を前に 力なく 鳥海山も かくの如しに(同上)

山頂に ()()()(わけ)神社 本殿が 安閑天皇 祭神として(同上)

山の名は アイヌに語源 あると言う ポロ・イワの名が ホロワとなりて(同上)

山上は ブナやミズナラ 繁茂して 展望悪く 残念至極(同上)

最高所 三角点は 二等となり 汚れた石の 染み(43)(8)隠さん

見渡せば 出羽丘陵の 緑地には 秋田名物 杉の植林(同上)

南面に 出羽山地の (ひとの)(だけ) 鳥海山が 見えぬ淋しさ(同上)

藤里に 東北名山 駒ヶ岳 樺岱(かばだい)コース ピストン登山(藤里駒ヶ岳)

熊注意 立入禁止 表示あり 自己責任で 登り行くのみ(同上)

駒ヶ岳 世界遺産の 範囲外 それでもブナの 白神山地(同上)

ふと見れば 百年過ぎた ブナの木に 一礼しては 失礼しますと(同上)

百年を 過ぎた樹木に 精霊が 宿る気して 脱帽するや(同上)

遠くにて 眺めるだの 核心部 世界遺産は 開かずの自然(同上)

山頂に いい(11)小屋(58)あれば 親しみも 熊との出合い 恐れるあまり(同上)

草むらの 三角点は 二等にて 他に標柱 方位盤があり(同上)

白神と (むかい)白神 両岳が 山地の西に 並び立つかな(同上)

北秋田 (ぼう)住山(じゅうざん)は 霊山で 平安以前 蝦夷(えみし)の城で(房住山)

登山口 房住神社 参道で 滝ノ沢より 林道に入り(同上)

鈴の音は 清らかであり 無常なり 祇園精舎の 鐘の音にて(同上)

西国の 三十三ヶ所 観音の 石像安置 江戸の後期に(同上)

案内書 最大難所 記入あり 台倉(だいくら)ノ坂は ババ落としとも(同上)

観音の 十四番は 三井寺で シダに埋もれて 苔に()されて(同上)

山頂の 三角点は 二等にて 並ぶ観音 容姿(4)丸く(09)て(同上)

山上は 自然のままの 生態で 雑木林の 下草豊か(同上)

白神に 行き着くまでは 秋田杉 各山々の 主役を務め(同上)

二ツ井の 七座山(ななくらやま)は 山陰に 標高低く 再会できず(同上)

西馬音内(にしもない) ()ノ沢山に 小野寺氏 鎌倉末期 支城を築く(世ノ沢山/霊山登拝176) 63

城跡は 小学校となり 廃校に 県の史跡は 今後は如何に(同上)

泰平を 羽州雄勝に もたらした 小野寺時代 三百余年(同上)

人気ある 三ッ石山の 山歩き 熊の出没 少しは安心(三ッ石山)

葉の形 カラマツソウと 相違あり 高山植物 ハテナマークも(同上)

分岐点 滝ノ上との 縦走路 裏岩手山 秘境の道で(同上)

湿原に 三ッ石山荘 品高く 風光明媚 北欧風に(同上)

岩手山 西の眺望 違和感も 盛岡からの イメージ強く(同上)

広大な 高層湿原 騒がれず これぞ秘境の 魅力の一つ(同上)

山頂の 岩が三つに 見えるので 単純ながら 山の名前に(同上)

山荘に アオモリトドマツ 林立し 冬の樹氷は 如何なものと(同上)

山頂で ハイマツ肩身 狭そうに 他の樹木が 幅をきかせて(同上)

縦走路 大深(おおぶか)(だけ)が 中心部 八幡平は まだまだ遠く(同上)

北東に 八幡平の リゾート地 銭が流れる 下界の景色(同上)

知られざる 裏岩手山 縦走路 ここも一つの 日本の顔と(同上)

三等の 三角点の 設置個所 覘標ノ台の 名の付くピーク(同上)

日帰りの ピストン縦走 不可能と 八幡平を 眺め確信(同上)

オウレンは 日本独自の 薬草で 白花よりも 根が金になる(同上)

谷川の 仙ノ倉(やま) 西の端 最高峰で 二百名山(仙ノ倉山)

登山口 平標(たいらっぴょう)の 駐車場 松手山(まつでやま)経て 最短ルート(同上)

登山道 国立公園 只中で 国有林に 樹木乏しく(同上)

向い側 筍山(たけのこやま)の 東面 苗場スキー場 ゲレンデとなり(同上)

鉄塔の 髙さに驚き 見上げると 百メートルは 優に超えると(同上)

懐かしき 苗場スキー場 コース見る 土方姿を 自負した頃に(同上/霊山登拝177) 63

西面に 百名山の 苗場(さん) 遠く見るのは これが初めて(同上)

三等の 三角点が 山頂に 表土の剥離 甚だしくも(同上)

山頂に ゲレンデらしき コース見え 神楽ヶ峰の スキー場かも(同上)

鞍部には 仙ノ倉山 目にゲット 下山思うと 溜息も出る(同上)

見渡せば お花畑は 盛り過ぎ ハクサンイチゲ ミヤマキンバイ(同上)

行く山の お花畑は 欠かせない 引き寄せられる 魅力の一つ(同上)

なだらかな ピークの山が 仙ノ倉 最高峰に やっと会えたり(同上)

天空の 木段上は 大観望 越後と上州 手に取る如し(同上)

仙ノ倉 三角点は 二等にて 地盤沈下 石柱哀れ(同上)

方位盤 二十四座の 山の名が 未踏の山は 三座のみなり(同上)

夏山や 全力全霊 傾けた 山忘られぬ 心の宝(同上)

山の良さ 登ってみないと 分からない 登らぬ人の 人生哀れ(同上)

木段が 一直線に 下山路に 心は弾み 飛ぶが如くに(同上)

山の名に 七福神は 珍しく エビス大黒 頭ともされ(同上)

カラマツの 林に入りて 落葉松の 森にも至り からまつを見ず(同上)

(しょう)(ぼう)() 坂東霊場 参拝し 岩殿丘陵 物見山へと(物見山)

物見山 躑躅の頃に 訪ねたい 新たな出合い 坂東霊場(同上)

市の数は 埼玉県が 最多とか 町村入れると 全国三位(同上)

顕彰碑 岡野金次郎 登山家で 山岳会の 先駆者とされ(湘南平)

神奈川の 湘南(だいら) 景勝地 展望兼ねた テレビ塔建ち(同上)

()()(やま)と 浅間山(せんげんやま)が 連なりて (あわ)垂山(たらやま)の ピークもありて(同上)

富士山の 相模における 遥拝所 小さな祠 ステンの鳥居(同上)

憧れの 湘南平 そのピーク 予期せぬ山の 三角点かな(同上)

テレビ塔 旧展望台 その側に 誰もいないで 貸切感謝(同上)

大山と 丹沢山が 北東に 重複すがた 珍しく見る(同上)

城ヶ島 判然とせず 半島に 三浦・房総 区別つかずに(同上)

弘法の 名のある山に 魅せられて 湘南平 北へと向う(弘法山)

ピークには 弘法山(こうぼうやま)を 中心に 浅間山(せんげんやま)に 権現山(ごんげんやま)が(同上)

悠然と 大山聳え 手を合わす 弘法山は 傘下の山で(同上)

三等の 三角点が 山頂に 標高聞くと (24)(3)思い出す(同上/霊山登拝178) 63歳

登山道 擬似木段の 両脇に コンクリートの タタキ併設(同上)

弘法の 乳の水とは 白い水 立派な石碑 伝説印し(同上)

山上に 石仏(せき)() 石碑など 山の景色は 選り取りみどり(同上)

坂東の 弘法山に 大師像 願い叶いし 同行二人(同上)

公園は (はだ)()市民の オアシスで 春はサクラで 今はアジサイ(同上)

八角の 展望台は 風流で 眺める景色 スパイスが効く(同上)

東屋が 浅間山の山頂に サクラの季節 どれほと人(同上)

(さつ)(かけ)の 丹沢ホーム 出立し (とう)()(だけ)へと 長尾コースを(丹沢山)

分岐点 ベンチの側の 大ヒノキ 木とのふれあい 人に勝れり(同上)

丹沢は 関東一の 名山で 表コースに 山小屋二十(同上)

涸れ沢に 水音せぬのは 淋しけり ただ夏ゼミの 声を聴くのみ(同上)

長尾尾根 中間地点で 小休止 挨拶交わす 登山者はなく(同上)

待望の (しん)大日(だいにち)に 合流地 山小屋古く 道新しく(同上)

振り向けば 木道の下 伊勢原市 大山沿いに 歴史を刻み(同上)

ヤセ尾根の 先のピーク 山頂と 思う気持ちは また空振りに(同上)

懐かしき 丹沢山に 登り立つ 久々ぶりの 真夏の激登(同上)

山頂の 尊仏(そんぶつ)山荘 有名で 山荘建屋 (14)(91)(けん)()(同上)

日高(ひったか)は 草木の繁る ポイントで 丹沢山の 途中のピーク(同上)

尾根の先 丹沢山が 目前に 七年ぶりの 百名山で(同上)

大山の 前に鹿除け ネットあり 神の使いも 邪魔者にされ(同上)

一等の 三角点が 山頂に 草に埋もれて 愛されもせず(同上)

百名山 登りしのちに 思うこと それぞれ目指せ それぞれの山(同上)

(ひる)()(たけ) 丹沢山地 最高地 百名山の ターゲットでも(同上)

丹沢で 未踏のピーク 蛭ヶ岳 三度目登山 第一の山(同上)

()()(やま)は 秩父山地の 北側で 三百名山 信仰の山(諏訪山)

登山口 (はま)(だいら)(かわ) 一合目 頂上までは (ごう)(てん)()キロ(同上)

湯ノ沢に 架かる木橋は 貧弱で 山の人気は 橋にも比例(同上)

弘法の 名に失礼な 避難小屋 廃墟の如く 有様となり(同上)

岩壁の 二連梯子は アルミ製 修験の山も 様変わりして(同上/霊山登拝179) 63

東には (てん)丸山(まるやま)の 奇峰見え 感動的な 見晴らし続く(同上)

三笠山 (とう)()天王 祀るとか ヤツウチグラの 別名もあり(同上)

諏訪山は 森林深き 山上で 期待外れの 山容と見ん(同上)

楢原は 修験時代の 登山口 ()(かん)行者の 開山と言う(同上)

午前中 諏訪山に立ち 午後からは 不二洞めぐる 旅の多様さ(同上)

三等の 三角点が 山頂に ひとり登山者 以後(15)よく(49)会うネ(同上)

日航機 墜落事故を 追悼し 御巣(おす)鷹山(たかやま)に 手を合わせたり(同上)

()(とう)(さん) 三百名山 花の山 奥多摩三山 最高峰で(三頭山)

登山口 都民の森の 入口で 黒滝などの 名所もありき(同上)

登り切る 展望台は 霧の中 (さい)(ぐち)峠 けやきの道に(同上)

分着点 山頂までの 距離を知り いささか安心 霧晴れずとも(同上)

東峰の 展望台に 三山の 大岳山(おおだけさん)と ()(ぜん)(やま)とが(同上)

三等の 三角点は 東峰に 表土の剥離 甚だしくも(同上)

三頭山 中央峰が 最高地 誰しも認め 異語(15)見い(31)だせず(同上)

展望所 舞台造りと 思わざる 少しは晴れた 鞘口峠(同上)

木のチップ 大滝の路 敷き詰めて 都民の森の 豊かさを知る(同上)

三頭山 山の眺めは 見えぬとも 滝の眺めは 思い出刻む(同上)

名に聞きし 天覧山の 山麓に 思いもよらぬ 禅寺ありて(天覧山)

登山口 (のう)(にん)(ぜん)() 境内で 室町中期 開基の寺と(同上)

山の名は 明治天皇 登頂し 天覧山と 名付けられしと(同上)

江戸前期 十六羅漢 建立し 愛宕山から 羅漢山へと(同上)

山上の 展望台に 立ち寄れば 天覧山の 明治は遠く(同上)

飯能市は 入間と狭山に 先越され 日高と合併 肩並べよら(同上)

空海師 ゆかりの山を 調べたら 越生(おごせ)の里に 弘法山(こうぼうやま)が(弘法山)

中腹に 観音堂が 建ちてあり 観音像は 大師作とも(同上)

山上に 諏訪神社の 社殿建ち (ふもと)に別当 (けん)(しょう)()あり(同上)

上州の (いわ)櫃山(びつやま)は 岩峰で 東方中腹 岩櫃城址(岩櫃山)

鎌倉期 地元吾妻氏 築城し 真田氏時代 不落の城に(同上)

岩の名が 一本槍と 記されて 二つに見える 屹立の岩(同上/霊山登拝180) 63

難攻の 山頂に立ち 安堵する 危険な岩場 乗り越えてこそ(同上)

方位盤 (さん)()同定(どうてい) ともされて 登山用語は やれやれ(80)(2)がて(同上)

横手山 志賀高原 山の旅 リフトに乗りて 三百名山(横手山)

登山道 オオシラビソを 見る度に 山に来ている 気持ち高まり(同上)

山頂に オオヤマヅミの 祠建ち 観光客の (23)(0)(7)くも(同上)

横手山 三角点は 二等なり 標識・祠 三点セット(同上)

横手山 百二十六を 数えけり 山のバッジは 我が宝物(同上)

滑り込む ゴンドラセーフの 山歩き 岩菅山は 甘く見たかな(岩菅山)

山麓の 東館山 スキー場 四十二年 経て様変わり(同上)

コンドラを 降りて目にする レリーフに 志賀高原の 歴史飛び込む(同上)

木段や (いわ)菅山(すげやま)の 登山口 本格的な 山の雰囲気(同上)

三等の 三角点は 寺小屋山 目標一座 何とかクリア(同上)

またピーク (かな)山沢(やまざわ)の (あたま)とか 水準点と 朽ちた標識(同上)

二等辺 三角形の 山容は 二百名山 岩菅山で(同上)

西側に (やけ)額山(びたいやま) スキー場 志賀高原は スキーのメッカ(同上)

岩菅の 大権現が 鎮座する 石碑もありて ここも霊山(同上)

一等の 三角点は 花まみれ 花の名山 岩菅山は(同上)

避難小屋 石積み壁に 茶の屋根が 立派に見える 国立公園(同上)

懐かしき マキストーブが 小屋の中 水場があれば ここは天国(同上)

淋しさが 込み上がるかな 登山口 山の姿は 昔のままに(笠ヶ岳)

笠ヶ岳 志賀高原の 東側 ダルマの如く 山体をして(同上)

登山口 県道沿いに あるために 意外と楽な 三百名山(同上)

標高差 約百五十 メートルで 一時間あれば 余裕の登山(同上)

岩の上 佐野神社の 奥宮が 祠に向い (2)(0)南無(76)大師(同上/霊山登拝181) 63歳

岩の下 (かさ)(だけ)神社 (せき)()あり 紛らわしい 山の神々(同上)

前山の サマーリフトで ()()(やま)に 志賀高原の 四座目登拝(志賀山)

ゲレンデの 先に聳える 志賀山は 表と裏の 双耳峰でも(同上)

分岐点 地図と表示が 合致せず 先ずは志賀山 第一にして(同上)

志賀山に 江戸末期を 知らしめる 岩屋はありて しばし眺むる(同上)

三等の 三角点が 山頂に 心の中で (2)(0)(3)(6)(ぶつ)(同上)

木の幹に 山名記す ブレードが 一メートルも 地図より高く(同上)

木道に 志賀山神社 鳥居立ち 小さな祠 迫力にかけ(同上)

湿原は 池と池塘が 混在し 四十八ヶ所 探すは無理と(同上)

スイス風 北八ヶ岳 ロープウェイ 景観こそが 山の財産(北横岳)

ゴンドラは スイス製かと 思いきや 国産と聞き 憧れしぼむ(同上)

坪庭と 名付けられた 景観が 山の斜面に 目線注がせ(同上)

配石が 夢窓国師の 作庭と 嘘が通じる 眺めもありき(同上)

シンボルは トーテムポール 天狗樣 北欧風の ヒュッテの前に(同上)

南峰の 三角点は 三等で 雲海眺め (2)(4)(73)に立つ(同上)

八ヶ岳 八つの峰には 立てぬとも 北横岳に 立てた嬉しさ(同上)

北峰は (しゅ)()()(だい)(てん)() 祀られて 霧の中から 西(24)(8)(0)視す(同上)

近付くと 険阻な岩場 三ツ岳は 行ける場所まで 気を引き締めて(同上)

岩塊は 安山岩か 玄武岩 三万年前 最後の活動(同上)

縦走路 (あま)池山(いけやま)の 山頂を 知らずに踏んで スルーしそうに(同上)

下山道 八丁(はっちょう)(だいら) 湿原が 横広がりに 目に入り込む(同上)

笹に苔 シラビソ林 ゴロ石と 八丁平 自然庭園(同上/霊山登拝182) 63

木道は 笹と溶岩 直線に 左右の森は シラビソとツガ(同上)

青色の 三角屋根が 目立つなり 八丁平 縞枯(しまがれ)山荘(同上)

坪庭に 横岳神社 小社建つ 諏訪明神の ミニ()(はしら)も(同上)

午後からは 唐沢鉱泉 車停め 天狗岳へと ピストン登山(天狗岳)

唐沢の 橋は立派な 鋼製で 蔦の吊橋 夢の彼方に(同上)

ゴロ石は 殆ど丸く 苔を帯び 石を踏まずに 登る苦労が(同上)

珍しい 鉄金網の 登山道 滑りにくくて また頑丈で(同上)

山上で 黒百合ヒュッテ 眺めれば ソーラーパネル 屋根一面に(同上)

久々に 笑顔を見せし 天狗岳 天候不順の 八月の空(同上)

様々な 天狗の庭を 見てきたが 八ヶ岳では 奥庭ありき(同上)

西天狗 溶岩ドーム そのままに 東天狗は 鼻に(かたち)で(同上)

諏訪富士に 北横岳は 影薄く 北横岳は 縦走の山(同上)

南側 断崖絶壁 硫黄岳 奥に赤岳 尖がり帽子(同上)

八ヶ岳 最高峰は 赤岳は 北の眺めも 王者の如く(同上)

山だけで 満たされない 旅となる 国宝建築 残り四ヶ所(入笠山)

ゴンドラで 南アルプス 最北部 三百名山 (にゅう)笠山(かさやま)へ(同上)

諏訪盆地 眼下に広がり 八ヶ岳 は 富士見パノラマ 絶景の旅(同上)

高低差 七百三十 メートルを 一気に上る 残暑爽快(同上)

登山口 ヤマユリの花 お出迎え 入笠山は 花の名山(同上)

鹿除けの ゲートに思う 違和感は 鹿狩り寂れ 天敵もなく(同上)

泊まりたい 山彦(やまびこ)荘に 雰囲気が 昭和に匂い 丸太の壁に(同上)

細長き お花畑は 御所平 小川が有れば 言うこともなし(同上)

分岐点 岩場登ると 山頂で 入笠山は ハイキングコース(同上)

山頂の 三角点は 二等にて 行く(19)午後(55)からは 温泉めぐり(同上)

登拝口 冠木門(かぶらぎもん)は 重厚で 七面山(しちめんざん)は 屈指の霊峰(七面山)

列をなす 白装束の 講中が 表参道 (けい)慎院(しんいん)へ(同上)

霊場の 七面山は 神秘的 身延山地の 最高峰で(同上)

登山者は お呼びでない 雰囲気で 遠慮しがちに 宿坊通過(同上)

眼下には 重伝建の 赤沢が 下山の後の 見物も夢(同上)

新たなる 灯籠寄進 参道に 丁石兼ねた アイデアが良く(同上/霊山登拝183) 63

和光門 敬慎院の 山門で 襟を正して 合掌入寺(同上)

鎌倉期 (にち)(ろう)上人 開山し 敬慎院は 久遠寺別当(同上)

重層の 随身門は 壮大で 左右(さう)大臣の 神像安置(同上)

遥拝所 富士山頂の ご来光 望む頂き 七面山に(同上)

泥岩に 粘板岩(ねんばんがん)が 含まれて 崩れやすい 岩質であり(同上)

崩落地 ナナイタガレと 称されて 地震の度に 崩れゆくとか(同上)

山頂の 三角点は 二等にて 登山を終えて 行く(19)野球(89)かな(同上)

山頂に 東屋あれば 夜を明かし 眺めてみたき 富士山の月(同上)

夢遠き 二百名山 半ばなり 七面山で 五十二座目で(同上)

山容は 駒形なりと 仰ぎ見る 七面天女 駆け行く姿(同上)

幾度なく 昇仙峡は 来ているが ロープウェイは 未搭乗なり(弥三郎岳)

駅前の 黄金池の 錦鯉 一匹残らず みな()(がね)(いろ)(同上)

全国の ロープウェイを 制覇する 登山とスキー まだ八合目(同上)

コンドラは ほぼ満員の 盛況さ 写真撮影 思うにならず(同上)

予備知識 ゼロの山でも 胸躍る 松と岩との 景観見れば(同上)

雪景色 奇岩怪石 化粧する 化けた姿を 脳裏に去来(同上)

秀麗な 二百名山 茅ヶ岳 登山予定の 優先高く(同上)

山の名は 羅漢寺山とも 称されて 昇仙峡では その名で呼ばれ(同上)

山頂は 観光客が 大半で 記念撮影 順番待ちに(同上)

三等の 三角点が 山頂に 那須与一(なすのよいち)が 異例誤(105)(7)射る(同上)

北東に 荒川ダムと 金峰山 百名山の 旅懐かしく(同上)

名物の ほうとう食べて 諺が 脳裏を過り 駅の食堂(同上)

ロープウェイ 開設当時 創建か 八雲神社の 立派な社殿(同上)

楢の木は 和合権現と 祀られて パノラマ台の 観光名所(同上)

大月の (いわ)殿山(どのさん)の 城跡を 訪ねんとして 天神山(てんじんやま)へ(天神山)

登山口 通行止めの トラロープ 自己責任で 行くしかないと(同上)

名に高し 稚子落しの 岩上に 立てども怖く 下は覗けず(同上)

仰ぎ見る 天神山の 鉄塔が 山頂示す 工作物で(同上)

分岐点 岩殿山へ 道はなく 山頂までで 引きかえすかな(同上)

稚子落し 反対側で 眺めると 一枚岩の 絶壁に見え(同上)

山だけが 山梨ではない 都留の街 桃林軒に 翁を偲ぶ(同上)

茅ヶ岳 昇仙峡の 北の山 女性的なる 二百名山(茅ヶ岳)

登山口 三差路車道 分岐点 北杜市明野 ふれあいの里(同上)

どの山も 低地附近は 樹林帯 ここはカラマツ 信州らしく(同上)

山好きも 山の暮らしは 遠慮する 熊との死闘 雪の深さに(同上)

茅ヶ岳は 深田久弥 終焉地 感慨深く (かな)()(たけ)見ん(同上/霊山登拝184) 63歳

野垂れ死は 旅人の極み 死に様よ 山に死するか 花に死するか(同上)

登山客 追い越す前に 鈴鳴らし 注意喚起し 驚かせず(同上)

海食の 石門よりも 風食の 石門少なく 珍しきなり(同上)

岩壁も 安山岩の 開析で 二十万年 前の原形(同上)

山麓の 明野高原 俯瞰する 南アルプス 雲で見えずも(同上)

場所により 三角形の 山頂は 甲斐富士とでも 呼ぶが相応し(同上)

花のやく ピンク色に 整いて シモツケソウは 線香花火(同上)

茅ヶ岳 六十メートル 超える山 先ほど立った 金ヶ岳なり(同上)

山頂の 三角点は 二等にて 剥き出しの土 雨に削られ(同上)

金峰山 瑞牆山(みずがきやま)の 肩並ぶ  いずれも制した 百名山で(同上)

小屋のある (おお)(だるみ)峠 林道の 日本における 最高地点(国師ヶ岳)

山小屋の 資材乱雑 登山口 整理整頓 美観のために(同上)

挨拶を 交わしたくない 登山者が 増えて行くのも ブームなりけり(同上)

峠越し 朝日岳と 金峰山 六年前の 登山脳裏に(同上)

北奥は 秩父の奥を 意味するか 千丈岳は 最高峰で(同上)

分岐点 (こく)()()(たけ)を 先ず登頂 三百名山 クリアしたいと(同上)

奥秩父 国師ヶ岳は 盟主にて 夢窓国師の 修行地とされ(同上)

一等の 三角点が 山頂に 岩の陰から 双子(25)(9)(2)来る(同上)

金峰山 シンボルタワー 五丈岩  見えて嬉しく 手を合わせたり(同上)

登山道 森林軌道 その跡を 再利用する 話は多く(同上)

大弛 峠境に 対峙する 金峰山塊 国師ヶ岳と(同上)

南西に 昇仙峡の 山々が 岩峰褐色 違う景色に(同上)

北の空 二百名山 ()(ぐら)(さん) 顔合わせして 次回よろしく(同上)

下山路で 夢の庭園 鑑賞す 夢窓疎石の 姿と重ね(同上)

信州の (いい)縄山(づなやま)は 霊山で (ほく)(しん)()(たけ) 二百名山(飯縄山)

登拝口 石の鳥居に 狛犬が 飯縄山の お出迎え役(同上)

参道に 十三仏の 石像が 修復されて 江戸時代継ぐ(同上)

観音は 聖観音と 思いきや 馬頭観音 奇妙に拝す(同上)

山麓に (だい)()(ほう)()池 足形で ダイダラボッチ 足跡とされ(同上)

今はもう 駒つなぎの場 馬はなく 変りに鎮座 阿閦如来が(同上)

石像は 十三番目 拝したり ()(くう)(ぞう)菩薩 真言三度(同上)

登山道 沢のパイプに 水流れ 中間地点 水場嬉しく(同上)

また一つ 冨士見の水場 有るけれど 数滴落ちる 程度に涸れて(同上)

展望の 開けた場所に 休憩所 飯縄天狗 (すずり)(いわ)とか(同上)

硯岩 筆は杉の 木 紙は雲 天狗の巨体 ゴジラ並みかと(同上/霊山登拝185) 63

山の主 飯縄権現 天狗にて 飯縄修験 忍者の元祖(同上)

神の井戸 草に隠れて 水見えず 釣瓶ないので 涸れているかも(同上)

南峰は 広々とし 山頂で 団体登山者 石に腰掛けて(同上)

絶景に 阿弥陀如来の 光りさす 飯縄山の 優しき姿(同上)

山頂に 不動明王の 石仏が 神仏習合 飯縄山は(同上)

南西に 五竜連山 聳え立つ 未踏の山は 唐松岳で(同上)

懐かしき 鹿島槍ヶ岳 眺め見る 扇沢より 日帰りピストン(同上)

北側は 高妻山が エビス顔 相性良い 百名山で(同上)

山塊は 越後(えちご)信濃(しなの)と 分かれても 気ままな秋の 風雲ひとつ(同上)

山頂に 飯縄神社 奥宮が 霊山登拝 目標クリア(同上)

本殿に 天狗の面が 掲示され 小さい足駄 面とは合わず(同上)

戸隠の 人気に押され 飯縄は 影薄くなる 霊山の価値(同上)

法師池 写る飯縄 推移して スキー場消え コースが山に(同上)

一泊目 横尾山荘 宿泊し 奥穂高岳 縦走せんと(奥穂高岳)

久々の 二段ベツトや 懐かしき ユースホステル 彷彿とさせ(同上)

今回は 広島人と 松本で 合流しての 奥穂の登山(同上)

様々な 無念の涙 吊橋に 三年前は 奥穂至れず(同上)

対岸に 車八台 駐車して マイカー規制 何処吹く風か(同上)

涸沢の 名を耳にして 思い出す 大雪渓の 春の登山を(同上)

東稜は 優しげなる 双耳峰 ゴジラの頭 鼻とも呼ばれ(同上)

日本一 高い紅葉 穂高岳 錦に勝る 化粧見るとは(同上)

涸沢の 三段染めは 夢のよう 再び登り 老いを行く行く(同上)

稜線に 一際目立つ 南岳 見えぬ槍ヶ岳 代理と眺めん(同上)

南岳 北に名山 目白押し 北アルプスは 気宇壮大で(同上)

穂高岳 山荘に着き 小休止 立派な小屋は 富士山凌ぎ(同上)

ラーメンは 山菜風の 生麺で 山の食事は 進化するなり(同上)

山頂の 直下のガレ場 クリアする 梯子と鎖 楽しむ余裕(同上)

ピッケルを 埋めた標柱 古くなり モルタル剥がれ 鉄は錆び付き(同上)

奥宮は ホタカミノミコト 祀られて 神階ならぱ 三位(31)くれ(90)とか(同上)

南岳 屏風ノ頭 線上に 日本三位の 奥穂の眺め(同上/霊山登拝186) 63

今回も ジャンダルムは 仰ぐだけ 穂高連峰 難関数多(同上)

二泊目は 中の湯温泉 予約せし 岳沢小屋に 無い髪引かれ(同上)

伊豆山は 伊豆半島の 霊山で 伊豆山神社 先ずは参拝(伊豆山)

本宮社 伊豆山上(さんじょう)と 想定し その参道を 登り行くなり(同上)

伊豆山は 十国峠 含むとし (いわ)()(やま)など コースにありて(同上)

参道に 白山神社 摂社あり ククリヒメの神 舞い踊るかな(同上)

霊山の 神社と思い 来てみれば 宅地化された 山並み哀れ(同上)

伊豆山は 役行者の 伝承が (はし)()温泉 発見せしと(同上)

邸内の 鎮守の拝所 園内に 公園私物化 目に余るなり(同上)

紅色の 伊豆山神社 本宮社 伊豆山権現 修験の場でも(同上)

広場には ブルーシートが 敷かれたり 表土流出 防ぐためにか(同上)

立石の 小さな穴が 気にかかる 新たな名所 森の中かも(同上)

下山して郷土資料館 見物す 物見遊山の 締めは温泉(同上)

小室山 伊豆半島の 名山で リフトに乗りて 空中散歩(小室山)

小室山 三角点は 二等にて (3)(2)(2)る凶事 神社で祓い(同上)

江戸中期 小室神社は 創建し 愛宕と金比羅 祀る祠で(同上)

山体は スコリア丘の 小室山 山焼きにより 草地一色(同上)

中伊豆の 大室山も リフトにて 単成火山 スコリア丘へ(大室山)

()(こう)(えん) 八体地蔵 祀られて 大室山も 霊山らしき(同上)

山頂で 囲碁する人の (5)(8)(0)く 大室山は 国の天記で(同上)

火口では アーチュリーする 若者も 他の火山で 見慣れぬ眺め(同上)

鉢めぐり 大室山は 一キロで 富士山頂は 三キロと聞く(同上)

伊豆下田 五島記念 公苑の 石碑がありて 東急傘下(寝姿山)

夢殿の 三分の二の 縮尺で 愛染堂は 戦後の建立(同上)

運慶の 愛染明王 レプリカで 本物坐像 美術館所持(同上)

下田には ()姿山(すがたやま)の 名山が ロープウェイも 設置もされて(同上)

電気柵 ちょっと驚く 登山道 人間様も 触れると危険(同上)

下田港 誘惑が多し 海と山 了仙寺ほか その街並みも(同上)

函館と 下田の開港 歴史的 百六十年 様変わりして(同上)

下山には ロープウェイを 利用して 旅の思い出 空と山と海(同上)

山容は 女性の寝姿 現すと 寝姿山に 添い寝はありか(同上)

下草は 殆どなくて 眺め良し 峠の道の 特徴に見え(天城峠/霊山登拝187) 63

マップ箱 天城峠の 名を記す ここが峠か 期待外れも(同上)

五組ほど 親子連れの ハイカーが 幸せそうに 峠に憩い(同上)

天城山 (ずい)(どう)印す 表示板 土木遺産は 国重文と(同上)

走れない 道もありけり 天城山 専用バスに 偶然と乗る(同上)

奥秩父 ()()(くら)(やま)の 別名は 山梨側は 白石山(しろいしやま)と(和名倉山)

登山口 一之瀬林道 終点で 将監(しょうげん)コース ピストン予定(同上)

登山道 将監小屋が お出迎え 和名倉山に この小屋一つ(同上)

分岐点 (くも)取山(とりやま)の 名もありて 未踏の山も 親しみやすく(同上)

広々な ()(おう)(いん)(だいら) 分着点 (やま)(かん)()は ツツジの名所(同上)

稜線に (りゅう)(ばみ)(さん)の 縦走路 雲取山へ 向う道でも(同上)

三等の 三角点に 記された 東仙波の ピークの名前(同上)

森林の 限界過ぎて また林 和名倉山は 定義を外れ(同上)

山上の 展望悪く 感じても ハードな登山 満足感が(同上)

山頂の 三角点は 二等にて (2)(0)山麓(36) 眺めなくても(同上)

孤峰とも 和名倉山は 称されて 山頂までは 十キロあまり(同上)

日帰りも 可能であった 和名倉山 小春日和(こはるびより)に 登る人なし(同上)

岩峰の 鷹取山(たかとりやま)は 孤立丘 三浦丘陵 (じん)()()の上(鷹取山)

神武寺は 天台宗の 古刹にて 山門くぐり 山頂目指す(同上)

偶然に 登った山の 有難さ 鷹取山の 歴史は深く(同上)

山頂の 三角点は 三等で 展望はなく (13)(9)るしむ(同上)

鎌倉に 未踏の低山 数多あり 一度眺めん 源氏山かな(源氏山)

源氏山 白旗山(しろはたやま)の 名もあるが 今は紅葉(もみじ)の 赤旗山に(同上)

源氏山 頼朝像が 忘れ得ぬ 日野俊基(としもと)の 霊地に変り(同上)

無念かな 山頂の道 閉鎖され くみ(93)取られない 旅人の夢(同上)

横須賀の 大楠山(おおぐすやま)は 低くても 三浦半島 最高峰で(大楠山/霊山登拝188) 64歳

登山口 平作(ひらさく)(がわ)の 源流で 水音を聞く 登山楽しき(同上)

金網の フェンスの隣り ゴルフ場 登山とゴルフ 水と油で(同上)

二等でも 三角点は 立派なり 汗もかかずに 西(24)(1)く我は(同上)

見渡せば 相模と武蔵 伊豆の国 三国望む 大楠山は(同上)

西面に 気象レーダー 富士山が 白い姿で 青空に浮く(同上)

川崎の 生田緑地を 訪ねれば 枡形山(ますがたやま)の 案内表示(枡形山)

鎌倉期 枡形城は 築かれて 戦国時代 北条配下に(同上)

城跡の 展望台に 感無量 物見櫓に 見ゆる平和も(同上)

予期もせぬ 紅葉の名所 川崎に 生田緑地と 枡形山は(同上)

下山後は 岡本太郎 美術館 見所多き 生田緑地は(同上)

南総の 那古観音を 参拝し 那古山上へ 登り行くかな(那古山)

広場には 古いタブノキ 林立し 足止めさせる 山の神秘さ(同上)

那古山は 和泉式部と 所縁(ゆかり)あり シキビ山とも 通称されて(同上)

山上に 潮音台の 展望所 東屋が建つ 公園風で(同上)

館山の 海を眺め 打つ札所 山ばかりなる 坂東霊場(同上)

漁港には 出船入船 姿なく 定置網なら 頻度少なく(同上)

館山に タワー建物 見当たらず 十四階が 最高と聞く(同上)

進化する 寺もありけり 不動尊 夫婦和合の (ほとけ)見るとは(不動ヶ丘)

久々に 高幡不動 参拝し 見晴らし台に 足を伸ばさむ(同上)

参道の 石仏拝み よく見ると 八十八ヶ所 ミニ霊場で(同上)

石仏に 赤い頭巾と よだれ掛け 何故か知らねど 一般的で(同上)

金剛寺 土方歳三 菩提寺で 日野の生家 訪ねたきかな(同上)

正月は 伊豆大島の ()(はら)(やま) 展望所から 先ずは遥拝(三原山)

要所には 噴石除けの シェルターが 全島避難 記憶に残る(同上)

黒々と 大溶岩が 横たわる 三十一年 過ぎても恐怖(同上)

山麓に 三原神社が 鎮座する アジコノミコト ()(じん)()(さま)と(同上)

剣ヶ峰 最高峰を 陥落し 新山主役 山容推移(同上)

最新の 成層火山 新山で 伊豆七島は 生きるジオパーク(同上)

山頂の あちらこちらに 水蒸気 活火山の 三原山かな(同上)

自転車で 展望所まで 登り来て 眺める景色 異次元の山(同上/霊山登拝189) 64

屹立す 溶岩原の 玄武岩 それぞれ違う 大きさ形(同上)

登山終え 伊豆大島 島めぐり 温泉はしご それもいいかも(同上)

横須賀の 潮風の丘 訪ねれば 長井城なる 古き城跡(荒崎城山)

鎌倉期 三浦氏による 築城で 江戸末期には 台場築かれ(同上)

荒崎の 展望台は 本丸で 城跡記す 記念碑はなし(同上)

城山は 久留里城跡 室町期 上総(かずさ)武田氏 築城せしと(久留里城山)

愛宕山 遠く眺める 山なれど 久留里の城は 身近な名山(同上)

()(じょう)(どう) ()井戸と()井戸 メガネ形 城に欠かせぬ 井戸の存在(同上)

模擬天守 岡崎城が モデルとか 復元こそが 天守の理想(同上)

千葉県の 最高峰は 愛宕山 駐屯基地で 入山は不可(愛宕山)

登山には 事前申請 必要で 自衛隊員 随行すると(同上)

横須賀の 衣笠山(きぬがさやま)は 城跡で 桜の名所 その百選で(衣笠山)

如月(きさらぎ)に (かわ)()桜 咲き誇る 桜の名所 衣笠山は(同上)

三浦氏の 衣笠城は (ほん)(じょう)で 平安後期 築城されて(同上)

山上に 展望台が 建てられて 砦の如く 眺め見るかな(同上)

山頂の 三角点は 三等で 三浦氏滅び (13)(4)す如く(同上)

横須賀を 去る前日に 登る城 鎌倉時代の 歴史を辿る(同上)

亀山は 気仙沼湾 大島で 東北最後 島山の旅(大島亀山)

登山口 展望台が 先ず見えて カモメと共に 登り行くかな(同上)

震災で 亀山リフト 廃止され リフト搭乗 果たせぬ夢に(同上)

ジオパーク 唐桑半島 (はや)()(さん) 次回は逆に 亀山を見ん(同上)

大島の 亀山から見る 風景も フェリーが消えて 変わりゆくかな(同上)

亀山の 三角点は 二等にて 亀の甲羅を 偶然踏み(23)(4)(同上)

山上に 愛宕神社の 参道が 弥生の空に 導く如く(同上)

石鳥居 地震で崩れ 根元のみ 愛宕神社が 再建途中(同上)

佐久に住み 低山徘徊 稲荷山 勝間城址の 城山とあり(稲荷山)

登山道 稲荷神社の 参道で 桜まつりの ぼんぼり飾り(同上)

千曲川 旅情の詩碑が 山上に 藤村ゆかりの 土地柄であり(同上)

信州に 心惹かれて 住み着いて 隅々訪ねる 桜の名所(同上)

ロケットの 展望台は 珍しき コスモスタワーは 公園の顔(同上)

更埴(こうしょく)の 有明山に 古墳あり 山麓沿いに 鯉の吹き流し(同上)

城跡が 墓地となるのも 面白き 昔も今も 死者の山なり(同上)

山上の(もり)将軍(しょうぐん)(づか) 古墳まで 一キロもあり まだ五合目で(同上/霊山登拝190) 64歳

山頂は 一キロ先と 表示され 拙い道も 焦らず行こう(同上)

落木を 無視して行くと 禁止とか 山頂立てず これはむごい(651)と(同上)

調査され 埋め戻れた 古墳あり 石碑立てても 歴史は闇に(同上)

古墳跡 東山神社 社殿建つ タケミナカタを 祀る社か(同上)

高原の 鉢伏山(はちぶせやま)は 諏訪湖北 分水嶺(ぶんすいれい)で 三百名山(鉢伏山)

牛伏寺(ごふくじ)の 参拝済ませ 登山する すり鉢伏せた その頂きに(同上)

登山口 森林限界 過ぎていて 樹木は疎ら 他は草原(同上)

山頂の 三角点は 二等なり 下手な俳句を 一句二句詠む(同上)

祠には 鉢伏大神 祀られる 牛伏寺との 関わり不明(同上)

松本の 市街地越しに 残雪の 乗鞍岳が 毅然と聳え(同上)

見渡せば 百名山が 三十座 鉢伏山の 眺め日本一(同上)

浮かび来る 断片的な 思い出が 北アルプスを 眺めていると(同上)

長野には 海はないけど 諏訪湖あり 湖もない 県よりはマシ(同上)

北岳と 間ノ岳とが 仁王立ち 南アルプス 数奇な眺め(同上)

王ヶ鼻 美ヶ原の 西端で 途切れる様子 鮮明に見え(同上)

山頂の 展望台に 立ちて見る パノラマ景色 また雄大で(同上)

南には 中央アルプス 懐かしく 百名山の 旅の前期に(同上)

下山時に (なる)(いかずち)(がみ) 石碑見る 霊山らしき 雰囲気もあり(同上)

山荘の 駐車場に 車増え これから登る 登山者がいて(同上)

()(ぐら)(やま) 佐久山々の 最高地 神の岩峰 二百名山(御座山)

泥岩の 節理の岩に 目が留まる 脆い岩質 崩れないかと(同上)

鎖場に 松の木ありて しがみ付く 三点確保 無意識の中(同上)

道沿いに ()(たけ)神社の (せき)()あり 六根清浄 唱えて通過(同上)

我儘な 登山者ばかり 増えて行く 二百名山 御座山でも(同上)

山頂に 浅間(せんげん)諏訪を 合祀して 祠は岩の 不意(21)位置(1)(2)建ち(同上)

御座山 正面西に 八ヶ岳 山頂からの パノラマ景色(同上)

連山の 最奥部には 北岳が 雪に包まれ 一際目立つ(同上)

俯瞰する 秩父山地の 最西部 この山たげの 景色眺めん(同上)

金峰山 国師ヶ岳に ()()()()(たけ) 登頂済の 山は格別(同上)

スキー場 (まだら)()(さん)の登山口 優美な姿 三百名山(斑尾山)

トレイルの コースとありき 登山道 手軽な登山 期待を胸に(同上)

北東に 野沢温泉 スキー場 斑尾よりは 高く聳えて(同上)

ゲレンデの 草地の先に 登山者が 熊でないかと 最初は重い(同上)

難もなく リフト降り場の 最上部 本格的な 登山道へと(同上/霊山登拝191) 64

ゲレンデの 雪は消えても 山上の 雪は満々 妙高山は(同上)

野尻湖や 黒姫斑尾 奪い合い 湖畔眺め 妙高勝り(同上)

展望図 支柱壊れて 木にもたる 設置迅速 修繕遅滞(同上)

山頂の 三角点は 一等で (まん)()()斑尾 異味(13)(8)(1)かにか(同上)

伝説で 空海大師 山頂に 写経を埋めた 曼荼羅峰と(同上)

山頂の 祠に薬師 十二将 持ち去られたか 数は少なく(同上)

山頂を 西に向うと 展望所 大明神(だいみょうじん)(たけ) ピークとありき(同上)

湖上より 斑尾山を 眺めんと 登山の後に 急ぐ野尻湖(同上)

北アルの 鹿島槍ヶ岳 戸隠の 高原沿いに 背伸びして見せ(同上)

妙高は 越後にあれど 眺望は 斑尾からの 信州勝り(同上)

八ヶ岳 編笠山の 登山口富士見高原 他と勘違い(富士見高原)

ズッコケて 断念もする 山登り カートに乗って 観光気分(同上)

見所は 望郷の丘 展望所 諏訪湖の奥に 北アルブスが(同上)

五十体 創造の森に 彫刻が 冨士は高見の 見物をして(同上)

北岳と 奥穂高岳 そして富士 最高三位 富士見の眺め(同上)

三度目は 奥穂高の手前 西穂へと 縦走するのが 大きな夢で(同上)

カートにて めぐる富士見の 高原は 忘れられない リゾート施設(同上)

車山 夏山リフトで 山頂に 最も楽な 百名山で(霧ヶ峰車山)

ゲレンデを 見るとスキーが したくなる 何れは冬に このゲレンデを(同上)

山頂に 気象レーダー 設置され 富士山からの (1)(9)(2)(5)で(同上)

八ヶ岳 南アルプス その間 富士山が見え 感激したり(同上)

グライダー 霧ヶ峰の 代名詞 ふと思い出す 三角カイト(同上)

霧ヶ峰 大パノラマは 車山 その名もズバリ 展望の丘(同上)

八ヶ岳の 北に連なる 霊山は ()(くう)(ぞう)(さん)で 石仏コースを(虚空蔵山)

麓には 真言宗の 多福寺が 西行法師 ゆかりの寺で(同上)

新四国 八十八ヶ所 ミニ霊場 江戸の後期に 寺が建立(同上)

(はかま)(こし) 展望台は 珍しく 鐘でもあれば 正に鐘楼(同上)

烽火(のろし)(だい) 虚空蔵山は 武田方 説明板に 歴史を学ぶ(同上)

山頂は ななみと呼ばれ 石碑には 馬頭観音 名が刻まれて(同上)

奥秩父 西沢渓谷 さらに奥 黒金山の 登山口あり(黒金山)

五月晴れ 夢窓国師に 誘われて 滝見をしたり 徳和渓谷(同上)

林道は 落石多く 散乱し 車が入る 道には非ず(同上)

不可解な 案内表示 木の幹に 無駄な表示 無い方がマシ(同上/霊山登拝192) 64

()(とめ)()と 黒金山の 分岐点 リュック枕に うたた寝るかな(同上)

大ダオの 端はシラビソ 群生し ウグイスの声 目を覚まさせる(同上)

山頂へ 高度は二百 なりながら (20)二礼(20)し 大ダオ下山(同上)

大ダオで 奥千丈岳 再会す 予期せぬ眺め ここで満足(同上)

果たせない (けん)徳山(とくさん)の 登頂に 二百名山 遠く聳えて(同上)

信濃富士 黒姫山は 称されて 二百名山 北信五岳(黒姫山)

登山口 黒姫高原 スキー場 動かぬリスト 眺めて登る(同上)

ゲレンデも 第二リフトを 登り終え 本格的な 登山道へと(同上)

野尻湖に 向って滑る スキーなら 気分高揚 楽しいコース(同上)

人気(ひとけ)ない 黒姫山で 聞く声は ラジオに響く スペイン語かな(同上)

可憐なる 薄紫の タムラソウ 荒れ地を避けて 咲いて欲しいと(同上)

残雪を タオルに包み 首に巻く 滅多にできない 山の楽しみ(同上)

コメヅカが 背比べせし 山上で そのため展望 思うにならず(同上)

山頂に 弁財天の 祠あり (2)(0)(5)(3)度 真言唱え(同上)

妙高の 赤倉山は 太刀持ちで 右の前山 露払いかな(同上)

乙見湖に 火打岳と 焼山が 思い出深い 雪山景色(同上)

鳥居立つ 高峰山の 登山口 車坂(くるまざか)峠 気になる山が(高峰山)

高峰は 高原として 名が知れて アサマ某 スキー場あり(同上)

登山道 少し登れば 尾根に出て 見晴らしが良く 楽しい気分(同上)

なだらかな 山頂らしき 岩場見え 人間離れ 天空の旅(同上)

分岐点 高峰温泉 表示あり 憧れの湯は 目前となる(同上)

標示なく 三角点は 土の中 おそらく四等 気にもされずに(同上)

北アルの (うしろ)立山(たてやま) 連峰の 唐松岳は 三百名山(唐松岳)

八方の 鎌池湿原 水芭蕉 その借景や 白馬三山(同上)

コンドラと リフト乗り継ぎ 登山口 (はっ)(ぽう)(ざん)を 先ずは目指して(同上)

夢登山 白馬三山 縦走し (やり)温泉の 小屋に宿泊(同上)

ケルン立つ 八方山は なだらかで 石に混じりて 三角点が(同上)

息ケルン 第二ケルンの 別名で ひと息ついて ザレ場の尾根を(同上/霊山登拝193) 64

ケルンには 八方池と あるけれど 雪に埋もれて 池は眠りに(同上)

三山の 白馬鑓まで 遠からず 天狗の尾根は 二時間ほどと(同上)

鋭鋒の 不帰(かえらず)(けん) 連なりて 残雪踏んで 越えるは無理と(同上)

雪山は 危ない寒い しんどいよ それでも登る 老人はいる(同上)

稜線に 大黒岳が 毅然とし その鞍部には 白岳見えて(同上)

立山の 雄山に向い 遥拝す 雪の姿は 神らしく見え(同上)

刻々と 移り変わる 山景色 雷鳥が飛ぶ 姿見るとは(同上)

山頂の 三角点は 二等なり ライチョウ樣と 踏む(26)急路(96)かな(同上)

(はく)()(だけ) 後立山 連峰の 最高峰で 花の名山(同上)

コルに建つ 山頂山荘 石垣に 堅固なること 城の如くに(同上)

登山時に ブナ仙人を 発見す 以前は気付かず 下山した道(乙妻山)

頭上には 高妻山が 見えたので 戸隠コース 間違いを知る(同上)

間違えた 弥勒新道 尾根に出て 戸隠山を 乙妻(おつつま)(やま)に(同上)

北長野 妙高山に 抗す山 高妻山が 相応しく見え(同上)

登山道 高妻山に 十仏が 八観音は 八合目なり(同上)

再登山 戸隠山は 果たせずに遥拝をして 次のチャンスに(同上)

高妻の 先の三仏 拝観す 乙妻山に 登る尾根みち(同上)

虚空蔵 十三仏の 結びにて 乙妻山に (23)一葉(18)かな(同上)

間違って 登ってしまった 百名山 そのまた先の 峰を踏みつつ(同上)

高妻の 手前のピーク 五地蔵で シラカバの木に 山の名前が(同上)

五地蔵で 弥勒新道 引きかえす 消化不良の 登山となりて(同上)

ピラミット 二つ重なる 眺めなり 高妻山と 五地蔵山が(同上)

白馬では (つが)(いけ)高原 未踏なり スキー場から 夏のゴンドラ(栂池高原)

登山より スキー場めぐり 少なくて 栂池高原 未滑降なり(同上)

全国の ロープウェイの 搭乗も 十指に余る 旅の目的(同上/霊山登拝194) 64

ロープウェイ 発車時刻 確認し ジャストタイムで 再びここに(同上)

池塘には まだ雪残る 景観で 中途半端な 季節に来にし(同上)

浮島の 湿原雪に 包まれて 入口付近 木々は新緑(同上)

木道の 浮島湿原 分岐点 何れの道も 踏んでみたいと(同上)

池の前 乗鞍岳が 目を覚まし しばらくぶりと 声かけるなり(同上)

園内の 展望台が 最高地 今日は霧にて 見晴らし悪く(同上)

木道の 雪にツルリと 足とられ 転倒せずに 一瞬ヒヤリ(同上)

ミズバショウ 湿原の華 咲き乱れ 見ず芭蕉とも 言う人もあり(同上)

コーヒーを (ぎん)(めい)(すい)で 沸し飲み 水場で思う 木道歩き(同上)

四時間の 散策終えて 下山する ジャストタイムで 自然園駅(同上)

湯ノ丸の 高原の中 散策し 雲上の丘 登山口知る(雲上の丘)

予期もせぬ 見晴歩道 分け入れば 優しき尾根に ピークは続く(同上)

麓には 池の平の 湿原が カラマツ林 遮るように(同上)

角ばった 石伏せられた 山頂に 雲から降りた (2)(1)一礼(10)(同上)

方位盤 四十三の (さん)()あり 同定版(どうていばん)が 登山用語で(同上)

昨晩は 高峰温泉 宿泊し 朝食前に 軽い登山を(高峰山)

二十日(はつか)ぶり 高峰山の 山頂に 前回忘れた 神社参拝(同上)

岩の上 高峯神社 小社建つ 天に向いて 宝剣かかげ(同上)

思い出す 十石(じっこく)峠 悪路みち 百名山の 旅の折々(同上)

朝登山 朝風呂浴びて 行く現場 こんな平日 続けと願う(同上)

三度目や 戸隠牧場 登山口 戸隠山の 安楽地でも(戸隠山)

一不動 高妻山との 分岐点 戸隠山へ 未知なる道を(同上)

戸隠は (はっ)(ぽう)(にらみ)で 引き返し 山頂知らぬ 山に未練が(同上)

前座には 九頭(くず)龍山(りゅうさん)の 標識が 周囲を見ると 怖さが襲う(同上/霊山登拝195) 64歳

断崖の 先に戸隠 スキー場 対照的な 山の眺めで(同上)

山頂は それほど広く ないけれど 標高聞くと 一級レーヨン(同上)

五年前 八方睨で リタイヤを 奥社コースは 危険できつく(同上)

五岳では 戸隠山は 難攻で 三度目はない 霊山もあり(同上)

高妻は 戸隠富士の 名もありて 北信五岳 相応しくとも(同上)

秀麗な 妙高山は 新潟で 北信五岳 入る不思議さ(同上)

日本一 標高高い 露天風呂 本沢温泉 雲上の湯で(雲上の湯)

林道の 中間地点に 広場あり ここまで上る 車もありきと(同上)

林道の 終点なのか 竹の竿 自転車なので そのまま進む(同上)

道折れて 南に位置する 展望所 野辺山高原 見えると表示(同上)

沢沿いは 倒木多く 放置され 管理せぬ山 如何なものと(同上)

みどり池 松原湖への 分岐点 みどり池のみ 未踏の景色(同上)

水場には 煮沸せよとの 注意書き そのまま飲んで 時の運とも(同上)

二時間も 山道歩き 到着す 本沢温泉 至福の秘湯(同上)

天狗岳 眺めながらの 入浴は マニア待望 雲上の湯で(同上)

温泉の 入浴制覇も 山登り 秘湯と中の 秘湯なりけり(同上)

遠出せず 佐久高原の 物見山 林道終点 その登山口(物見山)

なだらかな 人工的な 登山道 桜も植えて 公園風に(同上)

草の中 三角点が (うず)もれて 等級不明 水準点か(同上)

一人焼く ジンギスカンは 寂しくて ラーメンを食べ 登山を終える(同上)

城下町 村上城の ()(ぎゅう)(さん) 気になる城に 念願登城(臥牛山)

越後路の 北の玄関 村上は 温泉もあり 芭蕉も訪ね(同上)

築城は 室町末期 本庄氏 石垣遺構 国の史跡で(同上)

幕末の 村上藩は 五万石 内藤(のぶ)(とみ) 最後の藩主(同上)

城山や 登るも楽し 城めぐり 歴史を偲び 触れる石垣(同上)

三等の 三角点が 山頂に 村上城の 異味(13)(5)解して(同上)

山頂に 写真パネルの 鳥瞰図 日本海の 波まで見えて(同上/霊山登拝196) 64

久々に (ほこ)(だて)口に 車停め 鳥海山を 夏山登山(鳥海山)

五合目の 東雲(とううん)(そう)の 山荘は TDKの 歴史の一部(同上)

富士山に 宝永山が ある如く 鳥海山に 稲倉岳が(同上)

祭神は オオモノイミの 大神で 古墳時代に 創建されて(同上)

御室小屋 一泊二食 五千円 ノミとシラミは 覚悟の上で(同上)

七五三(しめ)(かけ)の 分岐点まで 下山する 危険な個所は この先になく(同上)

生ラーメン 人気の山小屋 定番に カップラーメン 五百円タカー(同上)

登山後の 温泉に尽きる 一日や 海にも遊ぶ 象潟の家(同上)

薬師岳 早池峰山の 南側 三角形の なだらかな山(薬師岳)

登山者が 全くいない 薬師岳 早く登って 引き返そうと(同上)

早池峰と 歴史異にする 薬師岳 山上露岩 花崗岩質(同上)

その昔 仲の良かった 早池峰を 分けてしまった 神仏分離(同上)

三等の 三角点が 山頂に 薬師如来と 一路(16)死後(45)の世(同上)

()塩山(しおさん) 出羽丘陵の 花の山 東由利地区の 最高峰で(八塩山)

登山口 植林された 秋田杉 見慣れて飽きた 杉の林は(同上)

中腹に ボツメキ湧水 名水が 縄文人の 暮らしを支え(同上)

山頂の 三角点は 二等にて 殆ど眺め ない(71)(3)たいなり(同上)

神社には 観音菩薩 祀られて 二礼二拍は いかがなものと(同上)

傾いた 社殿に比べ 山荘は まだ新しい 木の温かみ(同上)

山荘は 宿泊無料の 別荘で 次回はシュラフ 持参で登山(同上)

丘陵に 頭抜け出す ()()()(さん) 羽後一円の 信仰の山(同上/霊山登拝197) 64歳

山の主 巨大なブナと マタギかな 二百キロもの 熊を仕留めて(同上)

未踏峰 (うし)形山(がたやま)は 温泉地 夏油三山 その一座でも(牛形山)

林道の 終点附近 登山口 熊出没の 看板驚異(同上)

特天の 天狗の岩は 石灰(せっかい)() 二年前から 立入禁止(同上)

根曲りと 呼ぶより幹が 大曲り ブナの奇形は 努力の(あかし)(同上)

円仁が 平安初期に 経典を 納めたとされ 山の名前に(同上)

八合目 鷲ヶ森山 分岐点 夏油高原 スキー場あり(同上)

山頂の 三角点は 二等なり 陽射し眩しく ひと(1)(3)(4)まる(0)や(同上)

稜線に 焼石岳の 晴れ姿 初めて眺む 北の山から(同上)

新しき 温泉なれど その展望 十年住んだ 街を眺むる(同上)

尾根沿いの 白っこ森へ 縦走し 夏油温泉 下山コースも(同上)

錦秋湖 杉畑崩れ 一文字 通行止めが 半年以上(同上)

全国に二十座ほどの 駒ヶ岳 東日本に 殆ど集中(同上)

見慣れない ミゾオホスギの ()(ばな)かな 夏の盛りは 予期せぬ花も(同上)

ウドの花 種類が多く 正確な 名前知るにも 時間と調査(同上)

登山後は 薬師神社 参拝し 久々ぶりに 元湯の風呂に(同上)

遠野には 三山ありて 知る山が 早池峰の(ほか) 六角(ろっこ)牛山(うしさん)で(六角牛山)

登山路に 雨量観測 コン柱が 景観考え 古木とすれば(同上)

早池峰に 六角牛山の 山頂が ボサボサ頭 なびかせつつも(同上)

廃れ行く 霊山もありて 悲しけり されど遠野に 秋風は吹く(同上)

山頂に (ろく)神石(こうし)神社 奥宮と 二等記した 三角点が(同上)

西山の 大平山(おおひらやま)は 大曲 (ひめ)神山(がみやま)の 別名もあり(大平山/霊山登拝198) 64歳

笛ヶ沢 清水流れる 名所なり 十番までの 清水が山に(同上)

くたびれた 展望台が 建つ広場 仙北平野 雄物川見ん(同上)

頂上に ()(よし)神社の 社殿建ち 大平山(おおひらやま)は 太平山(たいへいざん)と(同上)

山頂の 三角点は 二等にて 眺める景色 山野(38)(7)くなり(同上)

花火より 驚いて見る ばっけ杉 身近な山に 神を見るとは(同上)

枝折れて 管理もされぬ ばっけ杉 市記念物の 肩書き欲しき(同上)

今回は 塩沢温泉 登山口 一合目より ガチンコ勝負(安達太良山)

鎖場の 鎖可愛い 大きさで 赤子の手でも 握る感触(同上)

屏風岩 上に立つのは 珍しく 恐々(こわごわ)ながら 下を眺めて(同上)

豊かなる 安達太良山の 大自然 歩く人ない 今日の淋しさ(同上)

憧れの くろがね小屋が 目前に 岳温泉の 源泉もあり(同上)

源泉は ガス中毒の 危険あり 一般人は 立入禁止(同上)

矢筈森 沼ノ平は 活火山 噴気活動 今も続きて(同上)

峰ノ辻 越えて牛ノ背 登り来て 色々(1616)考え 引き返すかな(同上)

大好きな 硫黄の匂い 全身に くろがね源泉 至福の内湯(同上)

(くに)()(やま) 平安初期の 開山で 廃寺の跡が 国の史跡に(国見山)

盛時には 七百超の 堂塔と 三十六の 僧坊ありと(同上)

道中に 胎内くぐり 表示板 菅江真澄も 関心寄せて(同上)

くぐり岩 凝灰岩の噴石で 円仁大師 座禅したとも(同上)

()()の峰 北上盆地 展望所 西行法師 訪ねし故事も(同上)

川沿いに 古代の道が 北上に 戸木の峰より 眺め国見と(同上)

北上に 千歳(ちとせ)の昔 偲ぶとは 西行法師 導きもあり(同上)

和賀川が 北上川と 合流し 江刺平野の ()(はた)うるおし(同上/霊山登拝199) 64歳

頂上は 東屋も建つ 景勝地 国見山から 珊瑚岳へと(同上)

山頂に 成仏しない 父子(24)呼ん(4)で 観音菩薩 和解の祈祷(同上)

鶴岡の (きん)峯山(ぼうざん)は 名勝で 平安初期に 奈良より分祀(金峯山)

参道は 山伏古道と 表示され 鶴岡修験 独自の価値が(同上)

中腹に 八景台の 展望が ベンチがあれば 言う事もなし(同上)

鎖場に 修験時代の 面影が 低山ながら (あなど)れぬ山(同上)

久々に 転倒しては 暗くなる 安全神話 ここに途絶えて(同上)

()(かり)(さん) 阿部(さだ)(とう)の 伝説が 金峯山に 連なる山で(同上)

本殿に 蔵王権現 祭祀して 参拝しない(471)で 帰る罰当たり(同上)

幼少の 政宗偲ぶ 城跡に 訪ねる客は われ一人のみ(館山)

私有地の 城跡保存 珍しき 二年前には 国の史跡に(同上)

築城は 平安時代の 新田氏で 戦国時代 伊達氏配下に(同上)

苔生して 草に埋もれた (いし)(ほこら) いつの時代に 何祀りしと(同上)

謎多き 伊達政宗の 幼少期 この城跡に 生まれ育つと(同上)

江戸時代 庚申塚は 築かれて 廃城しても 上杉の手に(同上)

塩の道 野田の浜より 平庭に 牛に積まれて 運ばれ来しと(平庭岳)

安家(あっか)(もり) 平庭高原 最高地 川の中流 安家洞あり(同上)

平庭は シラカバ林の 高原で スキー場には 温泉もあり(同上)

禿た山 北上山地 多く見え 牧草地かと 推測をする(同上)

海と山 愛するものは 偏らず 我が人生の 父は山なり(同上)

頂上の 三角点は 三等で 祠ないので 異例(10)ご苦(59)労(同上)

松島の 大高森(おおたかもり)は ()(だい)(かん) 東の眺め 壮観なりと(大高森)

山頂は あっという間の 登頂で 観光気分 百パーセント(同上)

頂上の 三角点は 二等にて 偲ぶ震災 一礼(10)(6)なし(同上)

山頂の 案内板も 新たなり 大高森は リセットされて(同上)

里浜は 船も港も 新しく 出船入船 新たな夢が(同上)

最悪の 野蒜(のびる)海岸 被害あり 海水浴場 昔の話(同上)

石巻 知る人今は 如何にかと 聞いても哀れ 知らぬ幸せ(同上)

切通し 凝灰岩の 岩肌で 大高森の 散策路かな(同上/霊山登拝200) 65

洞窟は 人工的な 雰囲気で 松島界隈 洞窟多し(同上)

松島の 大高森に 嵯峨渓は 知る人ぞ知る 奥の松島(同上)

海辺より 山に目が向く 石巻 芭蕉も愛でた 歌枕あり(同上)

象潟に 移住をしては マイナーな 城跡訪ね 山登るかな(山根城跡)

石仏に 迎えられての 登山口 埋もれた歴史 県の史跡で(同上)

(やま)()(だて) 平安後期 築かれて 由利氏三代 仁賀保氏七代(同上)

瀬戸内の 島山恋し 雪の冬 (つい)棲家(すみか)の 象潟よりも(同上)

仁賀保には 千年前の 館跡 知りて深まる 知識と興味(同上)

森子には 大物忌神社 奈良時代 八乙女山に 創建されし(八乙女山)

鳥海へ 道者(どうしゃ)の登拝 滝沢で 道銭払う 小屋掛けの松(同上)

姿石 八乙女山の 頂上に 鳥海山樣 称して祀り(同上)

吹上は 鳥海山の 遥拝所 ここまで登拝路 復元整備(同上)

吹上の 石に腰掛け 休息し 眺める鳥海 雲に閉ざされ(同上)

拝むのは 鳥海山の 他になし 愛し続ける 山なればこそ(同上)

()保山(ほやま)は 船岡城址 公園で 桜百選 千本桜(四保山)

山城は 鎌倉初期に 芝田氏が 白石川に 要塞築き(同上)

満開の 桜の下に レンギョウが 黄色く競う 上を見上げて(同上)

山頂に 平和観音 空高く 震災後から 内覧不可に(同上)

花雲を 眺めた後の 舟下り 白石川に 想い結ばん(同上)

元禄期 白鳥(しらとり)神社 創建し 船岡城に ヤマトタケルを(同上)

春スキー 祓川口 定番で 山頂目指し 今日も頑張るぞ(鳥海山)

見てくれと 言わんばかりの 鳥海山 未だ大雪の 五月の空に(同上)

先を行く 登山者すべて スキーヤー 山頂までは 四時間ほどで(同上)

山頂の 七高山は 目前に 最も辛い 急登となり(同上)

標高差 千メートルの 春スキー 鳥海山の 晴れ舞台かな(同上)

象潟や 稲倉岳の 山越しに 九十九島の 松競わせて(同上)

()()(そく)が (おお)(たき)()(やま) 登山口 阿武隈山地 最高峰へ(太滝根山)

石仏の 賽ノ河原が 分岐点 登りと下り コースを分けて(同上/霊山登拝201) 65

みちのくの 修験の山の 殆どが 出羽三山を 崇め祀らん(同上)

クマザサと (かん)木林(ぼくりん)の登山道 山焼けしたか 木はみな若く(同上)

この山の 霧島権現 大神は 湯殿山より 分霊せしと(同上)

山頂の 直下附近は 広々と 見晴らしの良い 登りとなりて(同上)

山頂の 梵天岩に 梯子あり 一枚岩の 展望台で(同上)

双葉郡 美田は消えて 八年余 閉ざされしまま 続く里山(同上)

一等の 三角点は 基地内に いい(11)(92)守る 自衛隊あり(同上)

下山道 霧島権現 参拝し 難路を下り 賽ノ河原へ(同上)

大正後 女人禁制 解かれては 子育て地蔵 石に祀られ(同上)

館山に 模擬天守閣 発見し 車で上り 眺め見るなり(館山)

常盤(ときわ)城 鎌倉時代の 築城で 熊谷氏から 田村氏となり(同上)

人も来ぬ 城跡もあり 常葉町 緑を避ける 町の人々(同上)

友のいる 三春に来ては 先ず登る 町のシンボル 三春城跡(大志多山)

築城は 戦国時代 田村氏で (おお)()()(やま)の 一帯開き(同上)

常磐道 走って気になる 変な山 鹿()狼山(ろうさん)と 知りて登山に(鹿狼山)

登山口 原生林の 山と知り 期待高まる 情報大事(同上)

転がった 山にも山の 神がいて 助けられたと 思う姿も(同上)

山頂に 鹿()(ろう)神社の 小社建つ ()(なが)明神 祀りしと聞く(同上)

山頂の 三角点は 二等なり 点を保守する 予算(43)ゼロ(0)とか(同上)

新地町 体育館の 建設で 図面を書きし 思い出もあり(同上)

クマシデに 表示がありて 木を学ぶ 百年近い 幹の大きさ(同上)

東屋で 海を眺めて 軽食を カレーパンには 野菜ジュースで(同上)

切り込んだ 谷の沢には 道はなく 原生林が すくすく育つ(同上)

()()(さん)は ()(みぞ)山地の 霊山で 筑波連山 第二の高さ(加波山)

二合目に 寝不動尊が 祀られて 鳥居を含め 神の扱い(同上)

できるだけ 楽をしようと 車にて 中腹付近 空き地に駐車(同上)

六合目 ベンチ代わりに 石置かれ 他に登山者 いる気配なく(同上/霊山登拝202) 65

山の木は 混成林が 密集し 管理されてる 様子に見えず(同上)

七合目 山椒(さんしょう)魚谷(うおたに) 石碑立つ 谷は荒れ果て 棲むと思えず(同上)

登山道 林道出会 横断し 山頂までは あと一息と(同上)

分岐点 道案内の 石碑立つ 左()(かべ)で 右雨引(あまびき)と(同上)

参道は 加波山神社 本宮と ()(えな)(づみ)神社 親宮とに(同上)

拝殿に 赤い天狗の 面拝む 加波山天狗 ()(しょう)に続く(同上)

山頂と 思えば先に 道続き 山頂附近 広く感ずる(同上)

何だこれ たばこ神社の 社殿建つ たばこの葉には 神宿るとは(同上)

肩こする 大きな岩の 花崗岩 一枚岩が 割られた様子(同上)

明治以降 三つになった 権現が 今もケンカを しているそうで(同上)

裏見れば 石は三つに 分離して 仏の恨み そこはかとなく(同上)

山頂の 三角点は 三等で 並んだ小石 七つ(7)(0)(9)て(同上)

富士山を 三分するか 加波山の 神も分かれて 覇を競うなり(同上)

社務所にも 人は不在で ご朱印を 諦めざるを 得ない有様(同上)

建物は ユースホステルの 本館で 廃屋となる 眺め切なく(同上)

下山路で 再び臨む 採石場 麓の哀れ 山の上にも(同上)

仙台の 泉ヶ岳は シンボルで 船形連峰 三百名山(泉ヶ岳)

最短の 表コースの 登山口 先ずは山頂 立つこと重視(同上)

岩場には 胎内くぐり 名を記す コース唯一 見せ場と思う(同上)

有難い 三吉大神 山頂に 秋田の神が ここに祀られ(同上)

次回には スキーで登る 憧れを 遺して下る 泉ヶ岳か(同上)

目指す山 奥羽山脈 最南部 (ふた)岐山(またやま)は 三百名山(二岐山)

二岐は 秘湯の宿で 名を馳せて 登山と湯浴み 二股かけて(同上)

聞き慣れぬ 生物遺伝 資源とは 単なる自然 その保存林(同上)

急坂(きゅうはん)を 八丁坂(はっちょうさか)と 呼ぶらしく 胸突きの字が 省略されて(同上)

(おとこ)(だけ) 三角点は 二等にて 雲井に消えた 一期(15)志士(44)かな(同上)

(おんな)(だけ) 二岐山は 双耳峰 女の方が 一期(15)麗姿(04)なり(同上/霊山登拝203) 65歳

アスナロや 結婚記念樹 二本立つ 別れなければ 真珠婚式(同上)

苦にならず 女岳坂 下るのは 誰もいないし 自分ペースで(同上)

登山口 下山口にも 神社あり ただ山頂に ない淋しさも(同上)

愛すもの 山と温泉 酒とスキー 女はいらない 心は坊主(同上)

(いい)(たて)の (やま)()()神社 訪ねれば 虎捕山(とらとりやま)の岩峰ありき(虎捕山)

平安期 (すみ)(とら)の名の 凶賊を 源頼義 捕えし山で(同上)

本殿は 山頂に建つと 聞き及び 行く道すべて 登拝路となる(同上)

沢水に 柄杓があり 口にする 名前があれば 名水となり(同上)

(はく)(ろう)も 穴あき岩の たまり水 飲んだであろう 千年前に(同上)

岩に松 虎捕山の 景観は 阿武隈高地 山の松島(同上)

岩群は 丸みを帯びた 花崗岩 安全そうな 展望所かな(同上)

福島の 汚染された 山々は 八年経ても 除染進まず(同上)

山頂の 祠が本殿 祭神は ヤマツミノカミ 七礼六(706)拍(同上)

霊山や 思いもかけぬ (いただき)に 絶句と絶歌 大和(やまと)を想う(同上)

尾崎山 本荘城址 (たて)(おか)氏 江戸時代初期 築城せしと(尾崎山)

素通りを 繰り返し来た 公園に 思いもよらぬ 城跡があり(同上)

二万石 六郷氏へと 移行して 十一代が 明治の世まで(同上)

三等の 三角点が 城の隅 三礼しては 山とぞ思う(同上)

城跡に 思いを馳せて 八ヶ月 まだ見ぬ眺め 秋の夕暮れ(同上)

(りゅう)()(さん) 本荘街道 走行し 名前と形 気になり登山(竜馬山)

県道に 案内表示 登山道 以外と楽な 山のアクセス(同上)

石段に 手すりロープと 整備され 地元における 信仰の山(同上)

山頂に 馬頭観音 祀られて 咲く花々が みな(37)(8)をよぶ(同上)

竜馬山 三角点は 三等で 白馬駆けたる 伝説もあり(同上)

山越えて 牧場の風に 胸打たる 大小屋ロッジ 広がる裾野(同上)

秋風や 種山高原 物見山 宮沢賢治 愛した山に(物見山)

なだらかな 牧草地が 登山道 登るも安き 広々として(同上)

東屋で 寛ぐ登山者 誰もなく 淋しさ募る 秋の盛りに(同上)

勘だけで 登った先の 物見山 勘で辿れぬ 賢治の世界(同上)

山上に 雨量観測 レーダーが 社殿の如く 鎮座するなり(同上)

一等の 三角点が 物見山 テルテル坊主 (8)(71)ではなく(同上)

物見山 パノラマ風景 雄大で 一味違う ああ岩手県(同上/霊山登拝204) 66

初めての いわかがみ平 登山口 栗駒山の 王道コース(栗駒山)

上りには 東栗駒 コース行き 下り中央 コースを選び(同上)

山頂へ 三・二キロ 表示柱 宮城県側 立派な作り(同上)

栗駒や 百名山に 相応しき リンドウの花 硫黄の出湯(同上)

あら何と 一枚岩の 岩盤に 熊の棲家か 大穴空いて(同上)

小ケルン 東栗駒 山頂に 風に飛ばされ また人は積む(同上)

山頂を 眺めて登る 登山道 思い出すかな 富士山登山(同上)

一等の 三角点は 哀れなり 補修をしても また角欠けて(同上)

ミネカエデ 一足早く 紅葉し 秋田県側 アオハトの群れ(同上)

中腹の 須川高原 湯の煙り 岩手県側 アサギマダラも(同上)

広大な 栗駒高原 草紅葉 宮城県側 新湯駒ノ湯(同上)

藻岩山 ロープウェイに 搭乗し 北海道は 何とかクリア(藻岩山)

昭和末 藻岩山神社 建てられて スキーの神と イナリを祀り(同上)

山頂へ スロープカーが 設置され 下山に際し 利用するかと(同上)

山上に 藻岩観音 奥ノ院 明治中期に 霊場開基(同上)

三等の 三角点が 山頂に あまりに立派 ゴミ(53)(1)つなく(同上)

藻岩山 原生林は 国天記 立派な石碑 貴重さゆえに(同上)

札幌の 中島公園 懐かしや 十六歳に ベンチで野宿(同上)

藻岩山 新三大の 夜景とか コロコロ変わる その選定地(同上)

ニセコでは 二十五年ぶり スキーかな 仕事で赴任 幸運なりと(ニセコアンヌプリ)

ゴンドラで 羊蹄山を 眺め見る 百名山の 登山以来で(同上)

あこがれの 三百名 アンヌプリ スキーで滑る 夢は叶えり(同上)

山頂の 石塔の文字 よく見れば 観測所跡 空しく記し(同上)

美しき アンヌプリの 山頂は アイヌの名でも 遺産(13)ゼロ(0)(8)か(同上)

蝦夷富士と 身近に暮らす 冬の旅 スキー担いで 登ってみるか(同上)

続々と 山頂目指す スキーヤー ニセコの二月 快晴の空(同上)

音江なる 環状列石 訪ねれば 木段続く 稲見山上(稲見山)

山頂の 環状列石 珍しく 山の信仰 縄文時代(同上)

三等の 三角点が 山頂に 縄文人は いい(11)(4)に方で(同上)

神秘なる 環状列石 その多く 北海道と 北東北に(同上/霊山登拝205) 66

音江にて 北海道の 国史跡 環状列石 すべて見学(同上)

室蘭の (そく)(りょう)(ざん)は シンボルで 展望台は 大パノラマで(測量山)

一等の 三角点が 山頂に 眺めは良いが 一句(19)(9)るしむ(同上)

若き日の 船員時代 室蘭に 忘れられない 思い出刻み(同上)

漁港には 出船入船 見当たらず 室蘭港は 鉄の港で(同上)

室蘭の 展望台の 数々に 驚きめぐる 測量山も(同上)

その昔 大間室蘭 フェリーあり 道南旅行 便利な船で(同上)

焼山は 八幡平の 活火山 毛せん峠 越えた遠路に(秋田焼山)

丸太橋 滑り止めの 溝があり 小さな配慮 安全の道(同上)

標示柱 古い標識 放置され 土に帰れと 言わんばかりに(同上)

四キロに 中間点の 標識が ()(しょう)(がけ)より 歩いたものよ(同上)

山荘は まだ新しき 避難小屋 今日は無人で 一人休息(同上)

避難小屋 バスはなくても トイレ付 星を眺めて 過ごしてみたき(同上)

白い谷 その手前には 噴火口 火山景観 後生掛以来(同上)

鬼ヶ城 城壁を見る 景観で 地名の謂れ 面白きかな(同上)

玉川の 温泉までは 三キロと 名残峠で 何惜しむかな(同上)

焼山の 三角点は 二等なり (13)(6)(6)すこを 父なだめたり(同上)

斜面には 亀甲模様 火山石 焼山附近 奇妙な眺め(同上)

露天風呂 栗駒山の 登山口 百名山も 及ばぬ風情(栗駒山)

開湯は 平安初期の 須川の湯 温泉神社 先ずは参拝(同上)

源泉は 大日岩に 湧出す 毎分六千 リットルと言う(同上)

天然の 須川名物 蒸し風呂は おいらん風呂の 粋な名もあり(同上)

マイ茣蓙(ござ)に 浴衣で入る スタイルで 入浴中の 札を表に(同上)

(たい)()(だい) 昭和湖の道 閉ざされて 山の魅力は 半減されて(同上)

六文銭 三途の川の 渡し賃 五円六枚 勘弁してよと(同上)

初めての 秋田側から 焼石へ 駐車場には 岩手の車(焼石岳/霊山登拝206) 66

距離長く 敬遠して来た 成瀬道 一度登らず 山は語れず(同上)

四合目 大森沢は 清流で 岩手と違う 山の奥行き(同上)

花ならば 焼石岳は 名山で ミヤマセンキョウ 先ずお出迎え(同上)

山容が 三界山(さんかいやま)は 風変り 頭の横が 絶壁となり(同上)

中間地 長命水の 水場あり つぶ沼コースに 銀明水が(同上)

ハクサンの 名が付く花が 最多なり ハクサンフウロ (ふう)()(そう)かと(同上)

焼石は 岩手の山と 呼ぶよりも 秋田の山と 叫びたくなる(同上)

直下には 焼石神社 石碑あり ミニ鳥居の 可愛らしきこと(同上)

山頂は 今日は淋しく 客はなく 花に身を寄せ 昼食タイム(同上)

その昔 焼石沼に ニジマスが 放流されて 野生化したと(同上)

山域に ()(しょう)池塘が 多くあり 焼石沼は 山頂(した)に(同上)

南から 山界山を 眺めると 西の眺めと 山容異にす(同上)

目前に 焼石連峰 第二峰 南本内 岳は壮麗(同上)

駐車場 車多いと 思いきや 大森沢に 太公望も(同上)

湯沢城 古館山(ふるだてやま)に 小野寺氏 戦国時代 支城を築く(古館山)

中心部 駅前国道 そのままに 横手と違う 街の雰囲気(同上)

江戸時代 佐竹南家 城となり 新たな屋敷 麓に建てられ(同上)

山頂は ()(しゃ)(だん)(あと) 石残る 訪問客は 日に二三例(230)(同上)

採掘場 八十年を 経た今も 草木も生えぬ 山は変らず(秋田駒ヶ岳)

秋駒や 十九の初夏 初登山 友と登りし 思い出消えず(同上)

()(だけ)には 駒形神が 祀られて ()(だけ)の機嫌 損ねぬように(同上)

登山より スキー回数 数知れず 秋田駒ヶ岳 ホームゲレンデ(同上)

高原に 道なき山や ()(よう)(だけ) 眺めるだけの 山は切なく(同上)

吾妻山 未踏の山が 数多あり 西大巓(にしだいてん)へ ゴンドラリフト(吾妻山)

大巓の 名の付く山が 四座あり 西大巓は 最高峰で(同上)

塗りつぶす 西大巓と デコ平 まだまだ続く 吾妻連山(同上)

まだ遠き 西吾妻山 笊形(ざるかたち) 百名山の ターゲットとされ(同上)

南には 磐梯山と 小野川湖 眺め雄大 グランデコかな(同上)

山頂の 三角点は 二等かな 西大巓は 殺風景で(同上/霊山登拝207) 66

目の前に 西吾妻山 見えたので 二度目の登山 チャレンジするか(同上)

木段に 初雪らしき 雪を見る 十月半ば 標高二千(同上)

山頂は 期待外れと 思うだろう 標柱以外 見る物がなく(同上)

湿原の 西吾妻小屋 立ち寄れば 二階の梯子 危なさそうに(同上)

会津路や 磐梯山の 存在は 昔も今も 宝の山で(同上)

櫛ヶ峰 (うら)磐梯の 太刀(たち)持ちで (おもて)磐梯 露払いかな(同上)

何だろう ヨモギの種類 多すぎて 分類できぬ 花を見るなり(同上)

グランデコ スキー場には 始めてで 登山とスキー 合わせて踏破(同上)

中腹の 古き鳥居に 磐座が (みず)石山(いしやま)は 信仰の山(水石山)

三角の 岩に小さな 祠あり 詳しきことは 何も記されず(同上)

登山口 錆びたゲートは 閉ざされて 脇を自由に 出入りするや(同上)

劣化した 展望台は 放置され それでも朽ちず 立入自由(同上)

いわき市は 鉱泉多く 二十ほど 下山の後は 成沢鉱泉(同上)

山頂は 広々とした 草原で 昔トテ馬車 放牧場に(同上)

山頂の 三角点は 二等にて 面白きかな 七味(73)(5)飯に(同上)

円形の 展望台は 二階建て 観光客は 皆上り立つ(同上) (同上)

方位盤 知らぬ山々 殆どで 低山めぐり いわきは大変(同上)

恐れ入る 水石山の 電波塔 デジタル七局 アナグロ六局(同上)

北の山 送電線の 鉄塔が 驚くばかり 二十基以上(同上)

南には 樹木豊かな 湯ノ岳が 水石山と 対照的に(同上)

真言を 唱える度に 感謝する 空海大師と その山々に(同上)

珍しき 木戸の名がある 湯ノ岳は いわき霊山 湯の御神体(湯ノ岳)

別院に 観音堂は 改まり 小さきながら 歴史伝わり(同上)

山頂の 展望台は 三階で 水石山より 一階高く(同上)

山の下 面白き家 展示品 見たこともない 異様さがあり(同上)

湯ノ岳の 麓に見える 湯の煙り 湯本温泉 いわきの宝(同上)

久々に 飯盛山を 訪ねると 登山口には スロープコンベア(飯盛山)

初めての スロープコンベア 珍しい 動く歩道の 坂道用で(同上)

昭和初期 白虎隊士の 忠節に 敬意を表し ローマ市建立(同上)

洞穴は 猪苗代湖の 水を引く ()()口堰(ぐちせき)は 会津の遺産(同上)

国史跡 (むかい)()(ぐろ)(やま) 城跡は 戦国時代 (あし)()()築く(岩崎山)

城跡は 岩崎山と 称されて ()()(がわ)沿いの 天然要害(同上)

案内に 岩崎山頂 城址と 白鳳三山 最高峰で(同上)

阿賀川は 大川とも 称されて 阿賀野川となり 新潟の海(同上)

山上の 一曲輪跡 遺構なく 何か復元 あればと願う(同上)

山頂の 三角点は 二等なり 人多く踏み 土石(4)まる(0)(8)(同上)

奈良時代 会津に入った 宗像氏 弁財天を 山に祀りしと(同上/霊山登拝208) 67

蘆名から 伊達政宗に 氏郷と 上杉景勝 最後の城主(同上)

会津富士 太刀持ち丸山 露払い 櫛形峰が 右側に見え(同上)

もう一座 白鳳三山 羽黒山 羽黒山神社 稲荷神社が(羽黒山)

祭神は 羽黒権現 創建は 天平年間 行基菩薩が(同上)

羽黒山 公園でもない 景観に 参道でもない 道続くかな(同上)

山頂の 三角点は 四等で 転ばぬよう 前を(3)よよ(44)と(同上)

会津路は 湖と山 シンボルで 猪苗代湖と 磐梯山が(同上)

天照 (すめ)大神(おおかみ)の 石碑立ち 神々集う 羽黒山かな(同上)

歌枕 (あさ)()(やま)を 久々に 訪ねてみれば 門が新たに(同上)

記念碑は 大正天皇 即位年 安積山擬し 公園指定(同上)

鬼婆(おにばば)の 安達ヶ原を 訪ねれば ふるさと村に 荒れ野は変り(安達ヶ原)

予期もせぬ 阿武隈山地 中部には (いわ)角山(つのさん)の 岩峰ありき(岩角山)

(がん)(かく)() 慈覚大師の 開基とか 岩角山の 登拝口でも(同上)

立石に 観音菩薩 尊顔が 八体あまり 線刻されて(同上)

境内は 奇岩怪石 花崗岩 岩角山は 県の名勝(同上)

那智山の 如意輪観音 分霊し 建立された 観音堂とか(同上)

山頂に 阿弥陀を祀る 奥ノ院 その標高は (33)(7)しと聞く(同上)

行く道に 霊山あれば 寄り道す また見ぬ景色 知らない世界(同上)

室町期 築城せしは 小野寺氏 横手の支城 大森城は(大森城山)

山頂の 本丸跡に 神社建ち 神社のお神酒(みき) (1)(2)(1)いと言う(同上)

江戸初期に 廃城となり 神社のみ 山に残され 佐竹氏が保護(同上)

青年期 ナイタースキー 楽しんだ その思い出も 跡地に消えて(同上)

偉大なる アラビア太郎 その偉業 独り占めする 城跡にても(同上)

ふるさとの 金峰山(きんぽうざん)は 霊山で 平鹿富士と 勝手に名付け(金峰山)

創建は 平安初期に 田村麻呂 大和葛城の 権現(ぶん)()(同上)

霊山に 登った後の 温泉は 精進落しと 人は言うなり(同上)

()()(やま)は 桜の名所 百選で 秋田県南 屈指の公園(真人山/霊山登拝209) 67歳

公園の 展望台は 有難い 木登りをする 危険少なく(同上)

山上に 三吉神社の 小社建つ 霊山らしき 雰囲気もあり(同上)

三等の 三角点は 距離をおき 感激しては サン(3)キュー(9)(0)す(同上)

遠野にて 鍋倉山を 訪ねれば 桜まつりの 幟旗めき(鍋倉山)

城跡は 南部神社の 境内で 七福神や 石碑が並び(同上)

天正期 阿曽(あそ)(ぬま)氏が 築城し 南部氏時代 遠野館に(同上)

山頂の 三角点は 三等で 三枝(34)(4)ばれて 落語を披露(同上)

二ノ丸の 展望台は 模擬天守 国の史跡に 違和感はなく(同上)

角館(かくのだて) 古城山(ふるしろやま)は 城跡で 花を眺めつ ゆるり登城(古舘山)

築城は 室町中期 戸沢氏で その後蘆名氏 佐竹北家に(同上)

角館 桜の名所 百選で 東北三大 名所の一つ(同上)

約二キロ 桧木内川 堤防は 四百本の 桜並木で(同上)

城跡の 桜を訪ね 巡り行く これも登山と 呼ぶに相応し(同上)

以前より 老いてしまった 姥杉は 葉がなく既に 枯死した様子(同上)

四等の 三角点が 山頂に 一路むなしく Uターンするか(同上)

新しく 角館にて 目にしたり 古城山の 姥桜かな(同上)

山城に 展望台が 有ればなと 高見の眺め 角館の町(同上)

城跡の 稲荷神社は 面白き 七色明神 七色菩薩と(同上)

蘆名氏が 九尾のキツネ 怨念を 鎮めんとして 建立したと(同上)

矢島口 祓川ヒュッテ 登山口 どぶろく飲んだ 夜や懐かし(同上)

第一の 目標地点 七ツ釜 避難小屋あり いつも小休止(同上)

部分的 雪に隠れぬ 植生も 鳥海山は 春まだ遠き(同上)

転倒を すれば骨折 予想して スビーと抑え シュプール描く(同上)

横手から 鳥海山は 見えるのに 横手盆地の 我家は見えず(同上)

転ばずに 滑り降りたる 満足感 鳥海山の 登山とスキー(同上)

秋駒へ 国見温泉 登山口 初めて登る 究極コース(秋田駒ヶ岳)

馬ノ背に 横岳続く 展望所 南の眺め また格別に(同上/霊山登拝210) 67

北の空 森吉山は 欠かせない 田沢湖同様 秋田の自然(同上)

寂れても 駒形神社 山の神 里宮あれば 良いと思うが(同上)

男女(おなめ)(だけ) 成層火山 美しく 裾野潤す 阿弥陀池かな(同上)

尾根道を 只管(ひたすら)進むと 烏帽子岳 滝ノ上へと 下るルートも(同上)

近頃は ドラゴンアイが 有名に 時代変われば 評価も変わり(八幡平)

山頂の 展望台は 二階建て 三階建てなら 樹木を超える(同上)

湿原の 八幡沼の オアシスは 湖畔の宿の 陵雲荘で(同上)

象の鼻 思わせるような 奇形樹は 地面に伏せた オオシラビソで(同上)

下山路に ベニバナイチゴ 群生し 今日は最後の ページを飾る(同上)

八幡平 レストハウスは 健在で 存続するのは 奇跡に近し(同上)

昼食は 源太カレーに ゆで卵 最も早く 値段も手ごろ(同上)

高槻の 芥川(あくたがわ)(やま)に 細川氏 室町末期 (さん)(じょう)築き(三好山)

山城は 三好長慶(ながよし) 改修し 三好山とも 称されもして(同上)

翼なく 駅から歩き 三時間 難攻不落の 山と呼ぶなり(同上)

記念碑に 城山城跡と 記されて 国の史跡で 続百名城(同上)

山上に 三好神社の 小社建つ 祭神城主の 三好長慶(同上)

高槻は 歴史の宝庫 古墳群 (いま)城塚(しろづか)は 国宝級で(同上)

大阪に 五低山あり その一座 茶臼山古墳 市の史跡(茶臼山)

茶臼山 池に面した 墳丘で ()(けの)(きよ)()() 因んだ橋が(同上)

大阪で 新たな登山が 五低山 二座目を訪ね 旅は広がる(同上)

大阪の 陣跡石碑 茶臼山 踏む史跡には 無念の涙(同上/霊山登拝211) 67

大阪は 緑地少ない 都市であり 天王寺には 安堵を覚え(同上)

大阪に 飯盛山(いいもりやま)が あることを 知りての登山 野崎参り後(飯盛山)

飯盛は 生駒山地の 北西で 野崎城跡 先ずは目指して(同上)

休憩所 展望兼ねた 東屋で 大東市街 一望できて(同上)

北西に 案内パネル 眺めると 北条公園 緑り唯一(同上)

沢水に (くだ)(しつら)え 水場とし 飯盛山は 深山らしく(同上)

ピークには 祠も建ちて 霊山の 雰囲気感ず 飯盛山に(同上)

休憩所 倒木集め 建てられて 奇妙な景観 これもアイディア(同上)

電波塔 NHKの FMで 立派で高く 思わず合掌(同上)

名も知らぬ 地元名士の 胸像が いつまで鎮座 されるのだろう(同上)

山頂の 展望台の 休憩所 ハイカー集い 楽しき会話(同上)

眺望図 見ながら俯瞰 大阪を その絶景を 賛意しながら(同上)

大阪は 高層ビルが 林立し 横浜に次ぐ 第三都市よ(同上)

中世の 城郭跡が 認められ 続百名城 国の史跡に(同上)

大阪の 飯盛山は 忘れ得ぬ あべのハルカス 遥かに眺め(同上)

広大な 植物園が 大阪に 優先順位 庭園の次(同上)

俯瞰する ()(じょう)(なわて)は 古戦場 南北朝の 天王山で(同上)

御勝山 大阪の陣で 勝利した 秀忠軍の 陣地跡とか(御勝山)

御勝山 古墳の多き 大阪で 低山五山 感動低く(同上)

後円部 立入禁止の 柵かあり 比高は低く なき等し(14)き(同上)

大阪の 聖天山は 名刹で 事業に失敗 荒寺(あれでら)となる(聖天山)

大阪の 名所旧跡を 訪ねても 後味の悪き 山となりけり(同上)

境内の 一部は公園 遊具あり 寂れた空気 子供も寄らず(同上)

(しょう)(えん)() 本堂辺り 山頂で (14)は崩れて 手助け求む(同上)

山崎の 天王山(てんのうざん)は 古城なり 山城(やましろ)(せっ)() 国境でも(天王山)

築城は 室町時代 林氏で 羽柴秀吉 居城としたり(同上)

八合目 (はた)立松(たてまつ)は 秀吉が (せん)(なり)(ひょう)(たん) 掲げた場所と(同上)

現在の 旗立松は 七代目 展望台が 側に建てられ(同上)

山上の (さか)(とけ)神社 神輿庫は 鎌倉築年 国の重文(同上)

城跡の 遺構を示す 表示なく サービス不足 大山崎は(同上)

えびす様 天王山に (27)呼ん(4)で 天下分け目の 踊りを披露(同上)

山頂で 山崎戦を 回顧する 勝負の勢い 秀吉方に(同上/霊山登拝212) 67

天王山 単なる山と 無視したが 登りて知るは 古社古城かな(同上)

(おお)()(やま) 丹後山地の 連峰で 千丈ヶ嶽 最高峰で(大江山)

雲海の 名所でもある 大江山 今日は朝から その雲の中(同上)

大江山 古き日本の 伝説が 今に伝わる 鬼の岩屋も(同上)

緩やかな 坂道登ると 山頂で 芝一面が 霧を押しのけ(同上)

山頂の 三角点は 二等なり (83)(2)隠れた 酒呑童子は(同上)

山頂に 東屋風の 休憩所 この日の一人 軽食タイム(同上)

連峰の 立体的な 表示板 見るは初めて 写真に記す(同上)

石清水 八幡宮は 男山 平安初期に 宇佐より勧請(男山)

男山 四十八坊 神宮寺 古き時代の 繫栄を見る(同上)

御本殿 八幡造り 国宝で 将軍家光 再建寄進(同上)

山上の 展望台は いこいの場 南山城 眺めよろしく(同上)

であい館 展望塔が 聳え立つ マイナーだけど 帰りに寄ろう(同上)

三川(さんせん)は 木津川宇治川 桂川 横並び後は 大淀川に(同上)

高尾から 箕面を結ぶ 自然道 蓑面山(みのおやま)とは 如何なる山と(三国峠)

自然道 名のある地点 歩いたが 踏破すること 価値を感ぜず(同上)

登山道 箕面大滝 良く見えて 二度見の滝は 得した気分(同上)

山頂に 小さな標識 箕面山 山後(35)(2)続く 道を尋ねん(同上)

ピークには 三国峠の 表示板 ここがコースの 最高地点(同上)

あこがれの 箕面山には 袖にされ それでも滝は 天下の名瀑(同上)

植林と 自然林とが 明確に 箕面の山を 分け隔つかな(同上)

釜石の 薬師公園 女神像 三一一は 避難者多数(薬師山)

釜石と 聞いて浮かぶは ラガーマン その頂は 薬師山かな(同上)

広場には ラジオ放送 アンテナが 赤白ツートン お馴染みの色(同上)

震災時 死に(42)たくないと 山頂に 約十一年 薄ら雪が(同上)

みちのくの 薬莱山(やくらいさん)は 円錐の 独立峰で 加美富士の名も(薬莱山)

その昔 徐福も訪ね 来たのかな 薬莱山に 妙薬求め(同上)

奈良時代 薬莱神社 創建す 徐福伝説 その千年前(同上/霊山登拝213) 68

山名を 記した石碑 その台座 豪華なゆえに 午後(55)(3)なさいと(同上)

南には 泉ヶ岳が ぼんやりと 春の霞の ベールをかぶり(同上)

縦走に 薬莱山は 相応しく 未練残るは 春の花々(同上)

下山口 やくらいハイツ 店構え 丁度昼過ぎ ジンギスカンを(同上)

七ッ森 笹倉山が 最高地 ダム湖に浮かぶ 円錐の山(笹倉山)

登山道 大荒神(だいこうじん)の 石碑立つ 笹倉山は 信仰の山(同上)

ダムの名は 七ッ森湖と 称されて 七つの山を 一つに結ぶ(同上)

村落の 平穏願い 元武士が 亀の子岩を 山に奉納(同上)

新たなる 亀の子岩 設置され 古い子岩は 苔のむすまま(同上)

尾根道の 天然杉に 目が留まる 御門杉より 年輪厚く(同上)

山頂に 宝形造り 薬師堂 七つの森に 七体薬師(同上)

(いた)()には 仏像線刻 鮮やかに 江戸の後期の 作には見えず(同上)

三等の 三角点が 山頂に 登山者互礼 むつましきかな(同上)

山頂は 展望悪く 築かれた 見晴らし台に 東屋もあり(同上)

下山後は 温泉のある 台ヶ森 山野川旅館 投宿せんと(同上)

七ッ森 蜂倉山が 目前に 七つの山は 倉の字が付き(同上)

案内を 見ると山の名 大森で 七ッ森には 倉より森か(同上)

釣山は (いちの)関城(せきじょう)の 山の名で 城跡めぐり 山頂目指す(釣山)

登城道 車も上る 広さにて 公園化され 遺構乏しく(同上)

築城は 戦国時代 小野寺氏 江戸時代には 田村氏藩主(同上)

坂道に おさん稲荷 神社建つ 安産願い 参る妊婦も(同上)

山頂の 本丸跡に 大鳥居 旧例(90)による 社殿参拝(同上)

大正期 田村神社は 遷座さる 初代藩主 祭神として(同上)

(あお)()(やま) 大刈田山(おおかりたさん)と 称されて 古き修験の 信仰の山(青麻山)

登山口 最短コース 電波塔 山頂までは 一・七キロ(同上)

江戸後期 日本の名山 青麻山 谷(ぶん)(ちょう)の 八十八座(同上)

面白き 形の石に 名前なく 怪獣石と 勝手に見立て(同上)

青麻山 古き火山の 面影を 安山岩の 怪石に見る(同上)

(あま)()(かみ) 青麻神社の 祭神で 仏教色は 明治で消ゆる(同上)

三等の 三角点が 青麻山 置き去りされて 泣く(79)(9)るしみが(同上/霊山登拝214) 68

東面 眺望が良く 白石の 丘陵地帯 一望の内(同上)

(まぐさ)(たけ) 栗駒山塊 雄峰で 須川湖口は 紅葉シーズン(秣岳)

東側 栗駒山は 馬の背で その餌となる 秣がここに(同上)

山頂の 三角点は 三等で 医師(14)(2)(4)なれて 途方に暮れる(同上)

西側に 高松岳と (とら)()(さん) いずれも未踏 熊を恐れて(同上)

見ても良し 登っても良し 焼石は 花と池沼は 東北屈指(同上)

岩手側 乳頭山は 烏帽子岳 滝ノ上口 登山を開始(烏帽子岳)

傾いて 朽ちる標識 そのままに 台風被害 尾を引くようで(同上)

白沼は モリアオガエル 繁殖地 季節が過ぎて 観察ならず(同上)

淡水魚 どんな魚が 白沼に 案内板が あればと願う(同上)

五年前 三ッ石山を 縦走し 感激したる 思い出浮かぶ(同上)

振り向けば 北白沢の 峡谷が 滝ノ上より 北へと伸びて(同上)

草枯れた 湿原の先 樹林帯 アオモリトドマツ 布陣の兵士(同上)

東側 高倉山は スキー場 縮小されて ゴンドラ一基(同上)

烏帽子岳 森林限界 低高度で パノラマ景色 ピークで眺む(同上)

方位盤 傾き壊れ 哀れにも 県境山頂 管理曖昧(あいまい)(同上)

山頂は 凝灰岩の角材で 地震の度に 変化するのか(同上)

我が家より 一番近き 霊山は 平鹿富士なる 金峰山(きんぽうざん)で(金峰山)

部分的 横手盆地の 展望も ヒノキの黄葉 杉と対比し(同上)

縄文の 時代を偲ぶ 金峰山 霊山登拝 今に続きて(同上)

創建は 平安初期に 田村麻呂 葛城山より 勧請せしと(同上)

本殿は 明治中期の 再建で 無住ながらも 火災に遭わず(同上)

明治から アマテラス大神 祭神で 蔵王権現 入れ替わる(同上)

秋田県 スロープーカーは 唯一で 故障中には 落胆したり(稲庭城山/霊山登拝215) 69

模擬天守 資料館でも 好きになる 出羽小野寺氏 本拠地であり(同上)

小野寺氏 子孫は遠く 流されて 今でも慕う 古城の石碑(同上)

少年期 (はつ)()の海は 本荘で あの感動は 今日も変わらじ(尾崎山)

江戸初期に 本荘神社 創建す 六神祀り 惣社の如く(同上)

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