寺院・神社その2 短句(俳句・川柳)
辛うじて 七堂伽藍 斑鳩寺(斑鳩寺/寺院・神社51) 57歳
三が日 過ぎても屋台 参道に(伊和神社)
珍しく 社務所の朱印 客待ちで(同上)
命ある 物にはみんな 霊宿り(同上)
忍者でも 飛び降りできぬ 舞台かな(圓教寺)
参道に 洒落た和風 はづき茶屋(同上)
スサノオと 白山権現 意味不明(同上)
門閉じて 正月飾り 僧居そう(同上)
比類なき 四十メートル 濡れ縁は(同上)
西谷や 室町のまま 三堂が(同上)
名も知らぬ 大名の墓 知る歴史(同上)
歴代の 姫路城主は 十家にも(同上)
重文は 白い土塀の 眺めだけ(同上)
門松や 冥土の旅は 宿坊に(同上)
山麓は 長閑な景色 お正月(同上/寺院・神社52) 57歳
龍泉寺 熱田大社の 奥ノ院(龍泉寺)
正月に 子供は遊ぶ 鐘楼で(同上)
石庭や 禅寺らしき 雰囲気も(同上)
茶室には ロウバイの花 庭越しに(同上)
山門は 城門の如く 堅牢で(政秀寺)
二階建て 文化住宅 寺務所かな(七寺)
寄棟に 権現造り 様変わる(名古屋東照宮)
御三家の 東照宮は 冬将軍(同上)
文化財 深い眠りは 不快そう(芦原観音寺)
境外の 御堂を拝し 代参に(同上)
大師堂 泰澄・空海 二大師を(岩間寺)
不動堂 白衣を濡らす 屋根の雪(同上)
霊木の 夫婦桂は 珍しき(同上)
蛙池 芭蕉の名句 初案地で(同上)
社殿より 鳥居石段 豪華かな(奥宮神社)
閑静な 山の寺には 禅の風(妙昌寺/寺院・神社53) 57歳
大寒や 鐘の音まで 白くなり(同上)
温泉寺 有馬温泉 街中に(温泉寺)
手水鉢 水が凍りて 役立たず(温泉神社)
眼下には 喧嘩相手の 薬師様(同上)
蒸風呂や 太閤の汗 眼前に(同上)
苔に雪 猫一匹が 座り見る(同上)
妙見寺 提灯一個 何処へやら(妙見寺)
稲荷社の 横の御堂は 何祀る(同上)
薄雪の 弁天池に 鷺の舞い(勝尾寺)
勝尾寺の 七堂伽藍 冬陽射し(同上)
荒神社 転ばぬ三宝 勝ちダルマ(同上)
参拝者 絶えなき様子 大師堂(同上)
鐘楼の 厄除けの鐘 音遠し(同上)
御神木 夫婦楠 千年と(同上)
山頂の 堂宇は壊れ 青シート(能勢妙見山真如寺)
門前の レトロなうどん屋 軒に雪(同上/寺院・神社54) 57歳
文化財 宝物館に 所蔵なし(同上)
境内に 偉人の墓が 五基もあり(同上)
石仏群 粗末されず 瓦屋根(同上)
彫刻は 桑名の石工 石長と(松樹院)
羅漢には 猿も加わり ユニークに(同上)
鈴鹿には 太子伝説 あちこちに(福王神社)
石段の 上には社殿 安堵する(同上)
山頂は 一面の雪 祠建つ(同上)
門前の 茶店は閉じて 冬眠す(慈弘院)
哀しいナ 西行法師 そっぽ向き(吉野水分神社)
石三個 人丸塚は ハテナかな(世尊寺跡)
客殿や 白鳳の風 日雄殿(桜本坊)
展望所 韋駄天山で 稲荷ずし(韋駄天山/寺院・神社55) 57歳
よく似合う 大日如来 多宝塔(東南院)
庫裡に観る 花の吉野が 盛る頃(東南院)
如意輪寺 吉野の山の 別天地(如意輪寺)
名刀の 村正哀れ 鞘の中(同上)
多宝塔 寄り添う桜 春を待つ(同上)
咲く椿 宝物殿の 屋根蔽い(同上)
石の上 弁慶伝説 力釘(吉水神社)
書院内 義経の間に 時代差が(同上)
金屏風 太閤好み 金ビカは(同上)
桜の図 空は黄金 日吉丸(同上)
秀吉の 花見に誰が 対抗す(同上)
鹿威し 按排の良い 梅の花(同上)
邪鬼払う 北闕門は 仏まで(同上)
咲かずとも 一目千本 目の中に(同上)
鳥居には 大きなソテツ 松の木が(益救神社)
境内は サクラとボケの 花盛り(同上)
紅白の 前垂れゆかし 仁王像(同上/寺院・神社56) 57歳
頭上には 天人橋の 岩アーチ(羅漢寺)
重文の 六十二躯が 窟の外(同上)
洞窟に 壊れた石仏 放置され(同上)
珍しき 建屋に架かる 太鼓橋(同上)
本堂の 望楼に立ち 花見かな(同上)
本坊も 岩塊の下 屋根並べ(同上)
拝殿の 扉閉ざされ 避難不可(英彦山神宮)
下山して 車で移動 本宮に(同上)
柿葺き 朱色鮮やか 杉木立(同上)
三重の 社務所の屋根は 三山か(同上)
飾り山 八戸三社の ミニ版で(櫛田神社)
満開の 桜の下に 赤稲荷(同上)
語り部の 千年銀杏 芽吹くかな(同上)
咲く桜 六角堂に 色添えて(東長寺)
鐘楼は 寺務所一階 屋根の上(同上)
拝みたき 聖天堂の 三尊を(同上)
三藩主 黒田家墓所は バラバラに(同上/寺院・神社57) 57歳
中央は 三代藩主 五輪塔(同上)
花の雲 七堂伽藍 東長寺(同上)
東長寺 昭和後期の 多宝塔(同上)
聖福寺 日本最初の 禅寺で(聖福寺)
帰朝後に 栄西開山 十刹に(同上)
山門は 明治の再建 重層で(同上)
楼門の 左右の袖は 珍しく(同上)
仏殿は 増改築で 足場中(同上)
重文の 朝鮮鐘は もう鳴らず(同上)
築地塀 四本線は 四つ星で(同上)
面白き 遊び心の 博多塀(同上)
供養塔 大施餓鬼は 花地蔵(同上)
本坊は 拝観謝絶 覗き観る(同上)
庫裡建屋 臨済宗の 様式で(同上)
聖福寺 塔頭七院 大寺なり(同上)
白塀の 節信院に 花の雲(同上)
ハットする 幻住庵が 博多にも(同上)
石山と 比較にならぬ 堂宇建ち(同上)
裏通り 金で買えない 静寂さ(同上)
栄西の 他に開基の 頼朝も(同上)
歴代の 住職の墓 卵塔で(同上)
トリモチが 古風な家の 門前に(同上)
筑前の 住吉神社 一宮(住吉神社)
創建は 上古とされて 不明なり(同上)
神門に 二体の随身 何故坐像(同上)
拝殿は 昭和前期の 入母屋で(同上)
本殿は 住吉造り 重文で(同上)
祭神は 上中底の 三神で(同上)
汐入の 天竜池に 鯉不思議(同上)
古地図では 住吉神社 江の中に(同上)
灯籠に 滅多に見ない 腰袴(同上)
香椎宮 仲哀天皇 主祭神(同上)
参道の 太鼓石橋 音はせず(同上)
随身は 日本の桜 楼門に(同上)
楼門は 明治後期の 再建で(同上)
綾杉は 交互に葉生え 綾模様(同上)
中門は 色変りして 朱の色に(同上)
拝殿の 向拝長く 幣殿へ(同上)
本殿は 江戸後期築 重文で(同上)
本殿の 香椎造りは この社だけ(同上)
巫女の舞 奉楽殿で 空想す(同上)
扇塚 桜の花が 供養花(同上)
勅使館 参籠潔斎 する場とも(同上)
珍しき クスノキ並木 勅使道(同上)
桜咲く 鳥居先には 宮地岳(宮地嶽神社)
また桜 宮地嶽神社 楼門に(同上)
拝殿の 大注連縄 落ちぬかと(同上)
注連縄に 続き目を引く 大太鼓(同上/寺院・神社58) 57歳
社務所には オオカナメモチ 鉄輪樹(同上)
御本殿 神功皇后 祭神に(同上)
頭上には 渡り廊下の 洒落た橋(同上)
参道の 桜かき分け 奥ノ宮(同上)
花覆う 稲荷神社の 赤鳥居(同上)
ナンセンス 薬師不動に 神社の名(同上)
鎮国寺 空海開山 宗像に(鎮国寺)
護摩堂や 本堂凌ぐ 入母屋で(同上)
弘法は 知らぬ存ぜぬ 大師かな(同上)
本堂は 大日如来 本尊に(同上)
御室派の 別格本山 鎮国寺(同上)
花の道 宗像大社 辺津宮は(宗像大社)
創建は 定かなからずも 古墳期か(同上)
拝殿は 桃山期築 重文で(同上)
拝殿は 切妻妻入り 柿葺き(同上)
第二宮 タゴリヒメを 祭神に(同上)
第三宮 タギツヒメを 祭神に(同上)
御神木 相生の樫 睦ましく(同上)
祭場は 宗像大神 降臨地(同上)
立ち入れぬ 神域もあり 国史跡(同上)
展望所 田畑広がる 春景色(同上)
巫女の舞 清明殿で 披露すと(同上)
心字池 桜の下に 錦鯉(同上)
花の雲 龍野神社の 石段に(龍野神社)
江戸後期 龍野藩主の 創建で(同上)
祭神は 脇坂安治 藩祖なり(同上)
城跡に 城主を祀る 例数多(同上)
龍野には 野見宿禰の 神社建つ(野見宿禰神社)
色匂う 芸妓奉納 玉垣に(同上)
宿禰墓が 本殿として 祀られて(同上)
名は高し 相撲の開祖 宿禰かな(同上)
古墳期の 豪族宿禰 墓数多(同上)
ヤマザクラ 常行堂の 屋根に散り(一乗寺)
播磨路に 七堂伽藍 一乗寺(同上)
しばらくは 花で装う 塔の屋根(同上)
鐘楼は 江戸初期築の 袴腰(同上)
金堂は 重文指定 懸け造り(同上)
本尊の 聖観音像 重文で(同上)
奥ノ院 開山堂は 法道を(同上)
本坊は 地蔵院であり また堂宇(同上/寺院・神社59) 57歳
放生池 弁財天社 中島に(同上)
山門は 簡素な造り 四脚門(同上)
森水無 八幡神社 下呂の湯に(森水無神社)
収蔵庫 神像十躯 重文と(同上)
祭神は スサノオ含め 十二柱(同上)
二千年 下呂の大杉 命尽き(同上)
朱印には 八幡菩薩 目はハテナ(同上)
温泉寺 花見がてらの 参拝者(温泉寺)
本尊は 温泉定番 薬師様(同上)
普明堂 さるやの石に 願い事(同上)
温泉寺 楓月庭は まだ新芽(同上)
桜咲く 龍紅窟の 中庭に(同上)
水屋には 山之神石碑 屋根に石(同上)
寺からは 温泉街と 飛騨川が(同上)
鐘楼は 江戸後期築 重厚で(禅昌寺)
珍しき オオシマザクラ 鐘楼に(同上)
禅堂の 大雄堂に 桜咲く(同上)
無影堂 ここにも桜 細々に(同上)
観音像 恵心僧都の 秘仏とも(同上)
勅使門 由緒正しき 風格が(同上)
大方丈 江戸前期築 切妻で(同上)
大庫裡は 江戸中期築 禅風に(同上)
黒松の 古木背比べ 大庫裡と(同上)
放生池 石垣護岸 優美なり(同上)
拝殿と 本殿だけが ひっそりと(伊須岐比古神社)
二宮の 旧天平寺 別当で(旧天平寺)
多宝塔 礎石に生える 苔虚し(同上)
七尾へと 社殿移され 梅の宮(同上)
明治まで 七堂伽藍 天平寺(同上)
礎石には 五重塔が 夢と浮く(同上)
国史跡 大宮坊は 復元す(同上)
天平の 甍再び 能登の国(同上)
天平の 庭まで目にす 国史跡(同上)
若草や 東海院跡 石垣に(同上)
御廟山 地蔵の首や 新たなり(同上)
再建し 仏蔵坊に 門と堂(同上)
宝池院 石垣石段 夢消えず(同上)
四月でも 石動山に まだ雪が(同上)
奇跡的 旧観坊の 母屋残り(同上)
入母屋の 旧観坊は 茅葺きで(同上/寺院・神社60) 57歳
茅破れ ブルーシートが 痛々し(同上)
雲峰寺 行基の開基 塩山に(雲峰寺)
本堂の 桧皮の屋根は 花の色(同上)
赤色の 鐘楼横に 白観音(同上)
中門も 桧皮の下は 赤い色(同上)
寄棟の 茅葺き書院 江戸中期(同上)
境内で 目を見張るかな 峰ザクラ(同上)
切妻の 茅葺き庫裡は 江戸前期(同上)
庫裡の屋根 オオシマザクラと 眺め観る(同上)
屋根形 見本のような 雲峰寺(同上)
宝物の 日の丸旗 最古とか(同上)
甲斐の国 十六ヶ寺目 国分寺(甲斐国分寺跡)
国史跡 国分寺跡 りんごの木(同上)
塔の跡 タンポポ綿毛 一面に(同上)
礎石から 七重塔 想定す(同上)
金堂の 伽藍配置は 基本形(同上)
講堂の 跡は調査で シート張り(同上)
珍しく 史跡に庭が 残されて(同上)
継承の 国分寺には 楼門が(甲斐国分寺)
本堂は 薬師如来を 本尊に(同上)
尼寺跡に 五重塔は 建てられず(甲斐国分尼寺跡)
尼寺跡が 確定せしは 珍しく(同上)
珍しや 武田信玄 歌碑を見る(一宮浅間神社)
手水舎に 目が覚まされる ハナズオウ(同上)
神楽殿 首痛くなる 高床で(同上)
亀ノ松 樹齢二百年 まだまだと(同上)
甲府にも 甲斐善光寺 大伽藍(甲斐善光寺)
金堂は 気宇壮大 重文で(同上)
境内に 池泉鑑賞 庭園も(同上)
銅鐘に 鎌倉後期の 音を聴く(同上)
手水舎は 宝形造り 豪華なの(同上)
浄土宗 甲斐善光寺 単立で(同上)
山門の 十二脚門 壁がなく(長禅寺)
庭園は フジにつつじの 花見頃(同上/寺院・神社61) 57歳
重文に 大井夫人の 画像あり(同上)
昭和末 五重塔が 制振で(同上)
大鐘や 鐘楼はなく 工事待ち(同上)
医王山 三百名山 諸堂建つ(医王山寺)
竪穴の 住居と見れば 氷室なり(薬師寺)
湯涌には 源泉の臼 湯気は消え(同上)
源泉の 注連縄だけは 横綱で(同上)
無視できぬ 稲荷神社 赤鳥居(同上)
山頂の 五丈岩拝し 里宮へ(金桜神社)
拝殿は 昭和再建 入母屋で(同上)
祭神は スクナビコナら 五柱で(同上)
社務所まで 切妻造り 調和され(同上)
如来水 明治に入り 神水に(同上)
本堂の 入母屋屋根も 桜の木(実相寺)
葉桜や ツツジの花に リレーして(同上)
悲願なり 三大桜 エドヒガン(同上)
前名寺 天満宮に 清水湧く(前名寺天満宮)
拝殿の 外に鈴なく 拍子抜け(同上)
珍しき ヤマアジサイの ピンク色(同上)
名水や 眺めるだけで 味気なく(同上)
赤門や 柱は白く 色あせて(雲洞庵)
本堂に ずらりと並ぶ 花頭窓(同上)
方丈に 大河ドラマの モデルたち(同上)
比類なく 雲洞庵の 坐禅堂(同上)
客殿は 大正ロマン 二階建て(同上)
客殿の 障子の前に 杉巨木(同上)
宝形の 鐘楼堂は あまり見ず(同上)
狛犬が 石積みの上 高々と(大湊神社)
現在は コトシロヌシが 主祭神(同上)
越知神社 泰澄開山 越知山に(越知神社)
別山碑 信仰廃れ 風化する(同上)
社務所横 護摩堂が建つ 大らかさ(同上/寺院・神社62) 57歳
二股の トチの巨木が 御神木(同上)
開山の 泰澄祀る 大師堂(同上)
神域に 千体地蔵 そのままに(同上)
信仰の 自由再び 観音は(同上)
数体の 首なし地蔵 裏表(同上)
寝ることも 臥行者は 修行とす(同上)
本堂は 簡素な造り 切妻で(大谷寺)
大師堂 越知神社より 神妙で(同上)
鐘楼と 宝物庫とが 紅白に(同上)
本殿は 江戸初期築 織田造り(剱神社)
所有する 奈良期の鐘は 国宝で(同上)
前庭の 祠の横に 夫婦杉(同上)
寄棟の 旧護摩堂は 神輿庫に(同上)
名刀の 無き寂しき 神社かな(同上)
日本一 弥彦神社の 大鳥居(弥彦神社)
大鳥居 両部鳥居の 鋼製で(同上)
寺めぐり 最優先は 本山で(本成寺)
太鼓門 昔は太鼓 有りしかと(同上)
大書院 表玄関は 優美なり(同上)
文句なし 七堂伽藍 本成寺(同上)
多宝塔 修築叶う 大正期(同上)
三軌苑 平成元年 復元と(同上)
庭園は 伽藍一面 覆うほど(同上)
中島の 松と灯籠 調和して(同上)
客殿の 大屋根庭の 借景に(同上)
鑑賞は 寂光殿の 欄干で(同上)
三門は 江戸後期築 重層で(同上)
本堂は 三宝尊を 本尊に(同上)
独特の 山王鳥居 違和感も(日吉神社)
入母屋の 社殿一棟 慎ましく(同上/寺院・神社63) 57歳
切妻の 社務所は立派 社殿より(同上)
珍しき 日吉八幡の 神社の名(日吉八幡神社)
五回もの 移転を重ね 八橋へと(同上)
朱印帳 神社と寺院 別々に(同上)
拝殿は 江戸後期築 日吉造り(同上)
土塁には ケヤキ黄色に 葉を染めて(同上)
紅葉に 三重塔 なお赤く(同上)
五社殿に 三重塔 旧懸社(同上)
村松の 虚空蔵堂 大寺院(村松虚空蔵堂)
秋盛る 渡り廊下 鉢の花(同上)
絶賛す 七堂伽藍 秋の空(同上)
平成に 三重塔 蘇り(同上)
紅葉と 常緑の間に 多宝塔(同上)
多宝塔 昭和初期築 奥ノ院(同上)
赤鳥居 稲荷堂には さすが無く(同上)
村松の 大神宮は お伊勢樣(村松大神宮)
神輿庫の 天狗の面に 面食らう(同上)
入母屋の 社務所は拝殿 模したとか(同上)
原発に 御神地の 水流れ(同上)
酒の名に 親しみ感ず 神社かな(酒列磯前神社)
主祭神 スクナビコナは 恵比寿さま(同上)
本殿は 流れ造りで 無難なく(同上)
大神輿 豊かさ比例 金ピカで(同上)
名君の 腰掛石は 柵の中(同上)
鎮霊社 神が主神を 鎮とは(同上)
狛犬の 着色珍し 門の前(大洗磯前神社)
菊の花 色様々に 鉢並べ(同上)
華のある 神社に絶えぬ 参拝者(同上)
本殿は 塔を思わす 茅の屋根(同上/寺院・神社64) 57歳
境内が 華やぐ季節 菊まつり(同上)
菊に寄す 酒樽見ると 舌につば(同上)
神社名 長いと朱印 手間かかり(同上)
境内は 十三堂宇 壮観で(清澄寺)
改宗後 観音信仰 そのままに(同上)
平成の 鐘楼堂は 鐘古し(同上)
中門の 茅葺き屋根に 江戸の風(同上)
新風の 信育道場 戦後築(同上)
国天記 千年杉は 八百年(同上)
墓所までも 日蓮宗に 染められて(同上)
名僧ら 錬行堂で 修法す(同上)
小池には モリアオガエル 生息と(同上)
日蓮や 修行の寺の 聖人に(同上)
落日に 真言宗を 重ね見る(同上)
門前は ヒクラシ過ぎて 閑古鳥(同上)
山内の 寄棟家屋 錆び色に(同上)
宗旨替え 麓の家に 波及せず(同上)
安房神社 上と下との ふた宮で(安房神社)
社務所には 色様々の 仕立て菊(同上)
下ノ宮 開拓の神 アメノトミ(同上)
せり出した 地獄のぞきは ただ恐怖(日本寺)
手を合わす 通天関の 仁王像(同上)
奇勝なり 鋸山の 日本寺は(同上)
大ソテツ 源頼朝 手植えとか(同上)
名鐘は めぐりめぐりて 日本寺に(同上)
重文の 鐘は粗末な 鐘楼に(同上)
漢詩人 梁川星厳 詩碑が立つ(同上)
お決まりの 不動明王 不動滝(同上/寺院・神社65) 58歳
境内は 思いもよらぬ 社殿群(高山稲荷神社)
奥宮の 唐門の塀 赤映えて(同上)
蛇行する 千本鳥居 大蛇かな(同上)
雪の上 龍神宮の 赤い橋(同上)
本堂や 習字の手習い 遠い過去(龍泉寺)
融雪し 庫裡の前には 高級車(同上)
春までは 墓石は雪の 蒲団かな(同上)
鳥居には 雪の祭神 岩木山(岩木山神社)
楼門の 階段までも 赤い色(同上)
中門の 木鼻は獏の 青い顔(同上)
岩木山 雪ありてこそ 神々し(同上)
寂れても 赤い鐘楼 横手川(横手観音寺)
夜祭や 初夏の賑わい 錦岡(樽前山神社)
夏来たり 久度寺詣で 三度目に(久度寺)
石段に 思い出すかな 去年の雪(同上)
久度寺では 津軽独自の オシラ講(同上)
いつの間に 本堂庫裡に 移されし(同上)
名称が 不明の御堂 小屋となる(同上)
報恩寺 天台宗は 幕命と(報恩寺)
美しき 五重塔に 蝉しぐれ(最勝院)
護摩堂の 横に空海 修行像(同上)
夏となり 高山稲荷 神社へと(高山稲荷神社/寺院・神社66) 58歳
境内は 花の神社に 様変わり(同上)
拝殿の 女神の顔に 観音が(同上)
雪のない 千本鳥居 影黒く(同上)
鳥居横 枯山水の 庭園も(同上)
大株の アジサイの花 岩を背に(同上)
滝組に 千本鳥居 赤い橋(同上)
水路には 野暮な護岸が 見当たらず(同上)
アジサイが 赤い鳥居を 紫に(同上)
蓮の花 白とピンクの 競い合い(同上)
赤い橋 エゾアジサイが 淑やかに(同上)
津軽路や 神社に浄土 蓮の花(同上)
謙虚さは ガクアジサイに 学べよと(同上)
石造の 修行大師の 笠重く(弘法寺)
長生きし ぽっくり往生 地蔵尊(同上)
不動堂 横にユニーク カエル像(同上)
夏なのに 囲いそのまま 会館は(同上)
寺男 今は住職 子たくさん(同上)
庭園に シラカバの木も 面白き(同上)
石組みは 縄文的な 素朴さで(同上)
紅二点 ノムラモミジと ナツハゼが(同上)
上屋中 祠に龍神 彫刻も(龍神神社)
境内に 義経伝説 童子岩(船魂神社)
義経の 函館上陸 尾ひれ付き(同上)
童子岩 違った岩も 鎮座して(同上)
本堂の 屋根の装飾 手を抜かず(真宗大谷派函館別院)
門前に 洒落たレストラン カナダ風(中山寺)
山門の 桧皮の屋根に 若狭湾(同上)
塔頭の 三院はみな 宿坊で(三仏寺)
銅鳥居 江戸前期築 重文で(出雲大社/寺院・神社67) 59歳
国譲り オオクニヌシは 本殿に(同上)
校倉に 社殿を足した 宝庫かな(同上)
彰古館 老朽化にて 立入れず(同上)
神楽より 結婚式場 神楽殿(同上)
摂社には 思いもよらぬ 梅の花(同上)
祖霊社は 教団創建 明治初期(同上)
大神に オオクニヌシが 跪く(同上)
素鵞川の 石垣護岸 梅七分(同上)
澄んだ水 浄の池は 名に恥じず(同上)
石段に 足止めさせる ヤマザクラ(極楽寺)
菜の花に 東栄神社 ひっそりと(東栄神社)
山門は 石見銀山 岩上に(観世音寺)
山門の 赤い扉に シモクレン(羅漢寺)
手水石 一畳ほどの 富金石(物部神社)
重層の 絵馬殿囲む 桜かな(吉香神社)
灯籠の 上の山には 天守閣(同上/寺院・神社68) 59歳
門前に 曹洞宗の 名を示す(瑠璃光寺)
絶景は 五重塔に 咲く桜(同上)
五重塔 大内文化 シンボルで(同上)
国宝の 五重塔は 花の上(同上)
五層から 眺める景色 花雲か(同上)
拝殿の クスノキ仰ぎ 先ず礼を(竈門神社)
梅過ぎて 天満宮に 咲く桜(太宰府天満宮)
盥には アオサギ一羽 羽根休め(同上)
山門の 手前に桜 国史跡(筑前国分寺)
庫裡の前 桜と松が ミスマッチ(同上)
有難き 花の出迎え 富貴寺かな(富貴寺)
山門の 仁王石像 リアル過ぎ(同上)
寒村の 花も淋しき 富貴寺かな(同上)
手を合わす 矜羯羅童子の 従属さ(元宮磨崖仏)
国東路 吉野のサクラ 突然と(同上)
山里に 響く鐘の音 春告げん(伝乗寺/寺院・神社69) 59歳
菜の花に 山は桜の 寺の外(同上)
参道の 擬木の土止め 悪くなく(胎蔵寺)
不動像 春日を浴びて ニンマリと(熊野神社)
磨崖仏 国の史跡と 重文に(同上)
顔かたち 阿弥陀や釈迦に 見えなくも(同上)
桜咲く 参道こそが 魅力的(三光神社)
抜け穴は 真田幸村 夢の跡(同上)
予期もせぬ 歴史は寺社に 埋もれて(同上)
真田丸 不屈の桜 散りもせず(同上)
門前に 屋台がでると 花も映え(同上)
醍醐寺や 七百本の 花詣で(醍醐寺)
先ず目指す 上醍醐寺の 伽藍群(同上)
風まかせ 西国霊場 乱れ打ち(上醍醐寺)
以外かな 白山権現 醍醐寺に(同上)
山上で 鐘を撞けぬは 大誤算(同上)
醍醐山 霊山登拝 一時間(同上)
紅白の枝垂れ桜が 総門に(醍醐寺)
仁王像 桜の花が 顔隠す(同上)
参道に 優美重ねる 花見幕(同上/寺院・神社70) 59歳
人の見ぬ 桜探して 寺の奥(同上)
拝殿で 祈る僧侶に 人垣が(同上)
何となく 仮の札所に 違和感が(同上)
国宝の 五重塔に 桜添い(同上)
境内の 金網フェンス 野暮に見え(同上)
屋台あり 一人花見を 満喫す(同上)
赤塗りに 桜寄り添う 奥之院(薬王院)
たこ杉は 天狗の山と 不釣り合い(同上)
御神木 枝垂れ桜か この神社(妙義神社)
仁王門 神仏分離で 総門に(同上)
奥ノ院 明治初期から 杉の陰(同上)
名も知らぬ 武将の祠 峠みち(碓氷貞兼霊社)
花もなく 碓氷峠の 墓石群(同上)
神域に 忘れ形見の 多重塔(熊野皇大神社)
シイノキや 神社の争い 関せずと(同上)
鐘楼に 桜の花は 散り残る(久昌寺)
両端の 丸窓に見る 過去未来(佐竹寺)
池泉では 猫が居眠り 石橋に(同上)
屋根よりも 高き桜に 神がかる (同上/寺院・神社71) 59歳
伊勢に見ぬ 開成山の 桜かな(開成山大神宮)
驚嘆す 十一対の 狛犬に(三國神社)
社務所には 宮司不在で 朱印得ず(同上)
境内に 富理姫宮が しおらしく(同上)
神社では 最後の花見 桜谷(同上)
大銀杏 大鳥神社 枝は羽根(大鳥神社)
大鳥は ヤマトタケルの 形容で(同上)
松平 忠直の墓 花もなく(楞厳寺)
笠落ちた 四角灯籠 奥ノ院(同上)
口閉じて 阿形の狛は 鞠を踏む(鯖江八幡神社)
口開けて 吽形の狛 子犬踏む(同上)
ひっそりと 入母屋拝殿 丘の上(鯖江神明社)
十の池 慶長灯籠 苔の笠(同上)
灯籠の 灯火消えて ツツジ咲く(同上)
幣殿に 色褪せた絵馬 沈黙す(賀野神社)
拝殿の 障子破れて 春の風に(同上)
拝殿は 長屋門風 シンプルで(黒谷若宮八幡宮)
よろしくと 先ずは合掌 仁王像(朝光寺)
シンプルな 斗栱や木鼻 禅風で(同上/寺院・神社72) 59歳
丸柱 六十四本 壮観で(同上)
床下で 覗く石仏 同目線(同上)
赤松の 切腹石に 槍の柵(播州清水寺)
これほどの 宝形屋根は 比類なし(同上)
本坊の 塀は見え張り 五本線(同上)
牡丹咲く 本坊玄関 覗き観る(同上)
鐘楼は 大火後再建 手を抜かず(同上)
護摩堂は 宝篋印塔 様変わり(同上)
多宝塔 再建を待つ 礎石かな(同上)
月見亭 二重の丸窓 面白き(同上)
白鷺の コロニーと化す 社叢かな(篠山春日神社)
能舞台 白鷺の舞い 目の上で(同上)
社務所には 学舎の面影 門構え(同上)
誓願寺 小さき楼門 日本一(篠山誓願寺)
定番の 龍の彫刻 唐破風に(同上)
太鼓橋 横の平橋 貧弱に(長瀧寺)
拝殿で ククリヒメの名 唱えたり(長滝白山神社/寺院・神社73) 59歳
幾度も 大野訪ね 知る神社(篠座神社)
拝殿で 妖怪を見る 頭貫(同上)
霊泉の 池に水なく 草が生え(同上)
参拝者 登山者もなき 神社行く(日野神社)
拝殿は 山小屋も兼ね ひと休み(同上)
ユニークな 修行大師像 稲荷横(弘法院大師堂)
未踏地を 修行大師は 行脚せし(九頭竜寺)
終えんとす 九頭竜川の 梅雨の旅(同上)
三国には 仕事で逗留 寺社めぐり(西光寺)
鐘楼は コンクリ―トを 白塗りに(同上)
観音の 慈愛の姿 観る音色(同上)
不釣り合い 文化住宅 社務所かな(離宮八幡宮)
天平の 塔の名残りや かしき石(同上)
待庵は 無き物として 写真見る(妙喜庵)
塔あれば 七堂伽藍 文句なし(毘沙門堂/寺院・神社74) 59歳
妻側の 壁の装飾 カラフルに(同上)
初夏となり 桜の葉にも 趣が(同上)
宸殿の 渡廊の丸み 粋に見え(同上)
衝立に 丸山応挙 遊鯉図が(同上)
中島の 七重石塔 水墨画(同上)
木間には 弁財天の 緑青屋根(同上)
除夜の鐘 入場制限 するほどと(同上)
滝の水 行をするには 乏し過ぎ(同上)
山門の 立入禁止 柵哀れ(瑞光院)
桜咲く 琵琶湖疏水を いつかまた(同上)
参道の 明神鳥居 赤塗りで(大笹原神社)
何祀る 流れ造りは ミニチュアで(同上)
境内の 寄倍の池は 底なしと(同上)
社務所には 宮司がおらす 朱印なし(同上)
宝物庫 白壁剥がれ 哀れにも(同上)
神橋は 洒落た石造 太鼓橋(須波阿湏疑神社)
参道の 両部鳥居は 赤々と(同上)
二ノ鳥居 稲荷鳥居で 石造り(同上)
拝殿の 素木板張り 風味出で(同上)
読み取れぬ 当て字に悩む 神社あり(同上)
拝殿の 矢来の中は 能舞台(同上)
初めての 市町村行く 寺社めぐり(同上)
覆屋の 杉の木立に 夏の雲(同上/寺院・神社75) 59歳
千年の 稲荷大スギ 神と見る(同上)
木に宿る 大明神は 荒魂と(同上)
大スギの 落葉手にして お守りに(同上)
水汚れ 蛙も避ける おとの池(同上)
杉の木に 勝手に命名 親子スキ(同上)
秋葉社に 並ぶ摂社 何祀る(同上)
子らは消え 土俵は崩れ 捨てられて(同上)
寺よりは 蓮如記念館 立派なり(吉崎寺)
吉崎は 蓮如一色 雲さえも(同上)
西東 ここにも真宗 分れ建つ(同上)
像よりも 台座が高し 蓮如像(吉崎御坊跡)
上人の 腰掛石に 石囲い(同上)
寄進した 祐念坊墓 御坊跡(同上)
北潟湖 芭蕉を乗せた 船を見ん(同上)
奥社から 戸隠山に 初登山(戸隠神社奥社)
参拝者 いない不気味さ 盆の日に(大満虚空蔵尊)
回遊の 池泉庭園 五百坪(常高寺)
石不足 滝石組の 池泉かな(同上)
朽ちもせず 六角灯籠 江戸のまま(同上)
蓮の実や 大葉の上に 頭下げ(同上)
珍しや 白い花見ん サルスベリ(同上)
常高寺 書院と古木 焼け残り(同上)
寺男 尾崎放哉 名を残し(同上)
自らを 供養してよと 椿植え(空印寺)
霊水の 池の上には 祠建ち(三方石観世音/寺院・神社76) 59歳
本堂の 参拝後にし 奥ノ院(同上)
雄滝前 滝見堂建つ 奥ノ院(同上)
下流には 雌滝岩這い 舞い落ちる(同上)
堂内の 手足の模型 奇妙なり(同上)
部子山の 無事の登山に 手を合わす(部子神社)
秋風や 永平寺にて 只管打坐(永平寺)
白波や 水の勢い 掃蕩で(同上)
稲荷堂 釣鐘状の 窓可笑し(同上)
山門や 裏に回ると 鐘楼で(瀧谷寺)
石橋の 上に客殿 優美なり(同上)
柱間 聖天堂が 額縁に(同上)
庭園に 茶室なければ 物足りず(同上)
書院の間 縁側は座し 目は据えて(同上)
築山に 立ちてみたき 目線変え(同上)
枯山水 中根金作 初期の作(同上)
宇治橋を 渡れば聖域 秋日さす(伊勢神宮内宮)
正殿へ 仮設回廊 長々と(同上)
二十年 経ては漂う 木の香り(同上)
遷宮の 雰囲気だけで 来た甲斐も(同上)
遷宮や 御贄調舎は そのままに(同上)
正殿の 素木眩しく アマテラス(同上)
高床の 御稲御倉に 新風が(同上)
遷宮を 遠く見放す 神路山(同上)
外宮でも 仮設回廊 正殿に(伊勢神宮外宮)
遷宮の 年のお参り 格違い(同上/寺院・神社77) 59歳
橋までも 仮設で架かる 大行事(同上)
高さでは 久遠寺三門 凌ぐなり(大石寺)
秋晴れや 大楼門の 赤映えて(同上)
鐘楼は 平成期築 袴腰(同上)
鐘楼と 対を成し建つ 鼓楼かな(同上)
無駄な金 流れて消えて 奉安に(同上)
石幢に またも富士山 美しく(同上)
塔高は 久遠寺が上 五メートル(同上)
富士山の 借景庭園 日本一(同上)
宗派では 日蓮宗のみ 開祖の名(同上)
五重塔 再建ならず 模型建て(北山本門寺)
境内は 竹林のみが 庭らしく(同上)
可哀そう 離婚もできぬ 夫婦杉(北口本宮冨士浅間神社)
境内に 杉の大木 五本ほど(同上)
ユニークな 笑顔を見せる 冨士ゑびす(同上)
木の鳥居 腐りはじめて 哀れさも()公時神社
マサカリを 見れば脳裏に 金太郎(同上)
唖然とす 堂塔伽藍 三十余(最乗寺/寺院・神社78) 59歳
三門は 仁王門とは 道違い(同上)
瑠璃門で 廻廊結ぶ 諸堂間れ(同上)
珍しき 鐘鼓楼建つ 廊の端(同上)
亀腹の 白くないのは 腑に落ちず(同上)
滝の上 絵になる秋の 不動堂(同上)
滝組は 自然に近い 景観で(同上)
天狗には ヤツデの団扇 高下駄(同上)
千貫の 赤い高下駄 世界一(同上)
最乗寺 最後の登坂 奥ノ院(同上)
寺務所では 金太郎だんご アルバイト(足柄山聖天堂)
それぞれの 地蔵尊には 風車(山北最勝院)
石垣の 大灯籠に 木が茂り(仏通寺)
石の脚 雪見灯籠 風変り(同上)
秋浅し 崑崗池は 錦鯉(同上)
イヌマキの 大樹の横に 巨蟒橋(同上)
巨蟒橋 活龍水の 鞘橋で(同上)
巨蟒橋 渡ると結界 本寺へと(同上)
山門は 江戸後期築 薬医門(同上)
石庭の 波打つ際に 袴腰(同上)
白壁の 土蔵は珍し 観音は(同上)
道半ば 五百羅漢に 空ペース(同上)
川挟み 開山堂は 別エリア(同上/寺院・神社79) 59歳
斜面には 三重石塔 羅漢像(同上)
石段に 唯一朱塗り 多宝塔(同上)
多宝塔 白築塀に 色映えて(同上)
岩の上 十六羅漢 浮かぬ顔(竹田観音寺)
山門の 上に似合わぬ 電波塔(同上)
薬師様 粗末な堂で 着ぶくれし(瑠璃山薬師堂)
孤立する 鐘楼哀れ 寺廃れ(永明寺)
参道に 屏風の如く 岩続く(同上)
紅葉に 石雲橋の 朱がダブる(同上)
錦絵や 帝釈川の 断崖は(同上)
門前に 古き旅館 棟続き(同上)
広島の 原爆雲に 仁王泣く(福王寺)
モミジ見て 修行大師は 笠を脱ぐ(同上)
紅葉に 染まる本堂 花頭窓(同上)
最上部 ここに大きな 稲荷堂(同上)
福王寺 安芸高野山 秋たけて(同上)
寺務所には 荷物運搬 モノレール(同上)
鳥居先 八籠山の 神奈備が(玉祖神社)
境内は 更地が広く 木はわずか(同上)
放生池 ミニ庭園の 水は涸れ(同上/寺院・神社80) 59歳
斎館と 思しき社殿 入母屋で(同上)
黒柏 国記念物 日本鶏(同上)
酉年は 黒柏鶏 重視され(同上)
茶室では 真っ赤なモミジ 青空に(防府八幡宮)
野点には 毛氈床几 赤い傘(同上)
クスノキの 大木越しに 太鼓楼(同上)
祭りの日 庭園歩く 人疎ら(同上)
楼門の 手前の出店 華やかに(同上)
赤白の 出店のテントに 秋に似ず(同上)
堂々と 観音堂が 天神に(同上)
菅公の 伝説の井戸 水鑑(周防国分寺)
中門の 土塀破れて 秋の風(同上)
吽形は 素通り駄目と 待ったかけ(阿弥陀寺)
拳上げ 叩く様子の 阿形かな(同上)
黄葉が 観音橋の 石の上(同上)
重源の ゆかりの湯屋が 参道に(同上)
荒積みの 石段上に 地蔵尊(同上)
阿弥陀寺で 郷愁誘う 秋の鐘(同上)
かわらけも 思いにならぬ 飛ぶ先よ(同上/寺院・神社81) 59歳
参道の 枯山水は 紅葉色(同上)
護摩堂に 護摩焚く如く 紅葉燃え(同上)
客殿と 思えば庫裡で 物干しも(同上)
中門に 銀杏の黄色 鮮やかに(同上)
仁王門 茅葺き屋根に 散るモミジ(同上)
宮島の 両部鳥居に 屋形船(厳島神社)
長橋や 二度目の渡り 秋選び(同上)
天神社 ここだけ素木 社殿では(同上)
清盛が 八百年ぶりに 宮島に(清盛神社)
宮島の シンボルやはり 大鳥居(厳島神社)
春よりも 秋の宮島 段違い(同上)
見上げれば 五重塔に モミジ雲(同上)
民家から 眺める塔も 格別で(同上)
流鏑馬の 長き馬場の 先見えず(鷲原神社)
紅色の 両部鳥居に 散るモミジ(同上)
目が眩む 朱色の社殿 大きさに(太鼓谷稲成神社)
入口は ホテル思わす 社務所かな(同上)
伏見まね 千本鳥居 隙間なく(同上)
途中には 両部鳥居の 息抜き場(同上)
山門は 質素ながらも なまこ塀(永明寺)
講堂の 廻廊の端 黄のモミジ(同上/寺院・神社82) 60歳
拝観者 皆無に等し 師走かな(同上)
座禅堂 曹洞宗は 只管打坐(同上)
散り残る モミジに茶室 鄙びたり(同上)
白壁の 宝庫にモミジ 目に残る(同上)
還暦を 迎えた今日も 一人旅(同上)
金堂は 原爆逃れ 国宝に(不動院)
放生池 残るモミジに 錦鯉(同上)
住宅が 寺務所代わりの不動院(同上)
堂の名が 不明な宝形 境内に(三瀧寺)
鐘を撞き 祈るは平和 師走かな(同上)
茅葺きの 茶室に風流 三瀧寺(同上)
モミジには 小さな茅の 屋根ベスト(同上)
寺の名の 梵音の滝 その一つ(同上)
鷺立つや 簡素な庫裡の 庭園に(極楽寺)
真言を 唱えて先ずは 地蔵堂(弘法寺)
参道の お休み処 閑古鳥(同上)
観音の 像の光背 屏風岩(同上)
滑滝や 流紋岩に 玉すだれ(同上)
不動尊 憤怒の顔は 不動なり(同上)
仁王門 一度下山の 拝観で(同上)
楼門を 過ぎて神門 塀回し(速谷神社/寺院・神社83) 60歳
入母屋の 白木眩しき 神楽殿(同上)
本殿の 流れ造りは 塀越しに(同上)
薄らと 竹林と池 雪化粧(篁山竹林寺)
寄棟が 三棟並ぶ 雪景色(同上)
庭園の 雪見灯籠 本物に(同上)
軒下の 雪に誘われ 休憩舎(安芸国分寺跡)
井戸の跡 国分寺では 珍しく(同上)
パネル見て 礎石にイメージ 講堂を(同上)
参道の 鳥居に違和感 国分寺(安芸国分寺)
天平の 時代には無し 護摩堂は(同上)
国分寺 入母屋庫裡は 旅館風(同上)
斎館は 旧社務所で 厳かに(大山祗神社)
能因の 雨乞い楠 二千年(同上)
参道に 弥生時代の クスノキも(同上)
突き出しの 唐破風までも 桧皮葺き(同上)
回廊の モノクロ写真 期限切れ(同上)
兜掛 クスノキ珍し 松多く(同上/寺院・神社84) 60歳
模写しても 国登録に 十五棟(耕三寺)
耕三寺 寺院パークの 花形に(同上)
功を成し 一途な思い 朽ちもせず(同上)
人呼んで 西の日光 耕三寺(同上)
昔観た 国宝伽藍 一同に(同上)
源信の 往生要集 十面に(同上)
堂内で 浮かぶは太子 札の像(同上)
十二天 光明の塔 日天で(同上)
丘の上 大パノラマに 冬の海(同上)
豪華なる 牛車の展示 さりげなく(同上)
塔の壁 十六ヶ所の 花頭窓(向上寺)
夢と見ん 正月二日 鞆の浦(福禅寺)
窓縁に 仙酔島の 正月画(同上)
鞆の浦 弁天島が 初詣で(同上)
平成の いろは丸行く 鞆の裏(同上)
鞆の浦 歴史の宝庫 景勝地(同上)
古くなり 集参所には 人寄らず(沼名前神社/寺院・神社85) 60歳
拝殿の 屋根の造形 比類なく(同上)
社務所では 久々ぶりの 朱印待ち(同上)
神輿庫と 土蔵の二棟 なまこ壁(同上)
いい写真 撮ろうとしたら 灯籠が(同上)
石段の 提灯ゆかし 菊の紋(同上)
正月に 松竹あせた 能舞台(同上)
釈迦堂を 阿弥陀に譲る 釈迦如来(備後安国寺)
竹垣は あまりに粗末 庭が泣く(同上)
松の枝 剪定されず 年を越す(同上)
松の木と 庭を二分す 大ソテツ(同上)
辻堂の お地蔵様は 庶民的(同上)
境内図 見て驚くや 三十社(福山吉備津神社)
初詣で 吉備津神社に 出店なく(同上)
神楽殿 生け花だけで 舞いはなく(同上)
珍しき 参集殿の 屋根に千木(同上)
祖霊社は 社家の祖先で 知らぬ神(同上)
境内に 黄梅が咲き 初花見(同上)
御池には 厳島神社 秀麗に(同上)
亀山に 因んだ石の 神亀像(亀山八幡宮)
下関 海峡よりも ふぐの像(同上/寺院・神社86) 60歳
甘酒の 幟に誘われ 小休止(同上)
宮地嶽 神社が鎮座 海を越え(同上)
札所には 開運の文字 赤々と(赤間神宮)
祭神の 安徳幼帝 海神に(同上)
七盛の 栄枯盛衰 初涙(同上)
面白く やがて悲しき 猿芝居(同上)
壇ノ浦 八艘飛びの 船展示(同上)
火の山を 水天門が 守護せしか(同上)
紫雲殿 土蔵の洞門 奇抜なり(下関引接寺)
長府でも 名社をめぐる 初詣(忌宮神社)
社務所かと 思えば市立 武道館(長府乃木神社)
境内に 愛馬と夫婦の モニュメント(同上)
宝物庫 下級武士には 釣り合わず(同上)
館内は 乃木希典の 物語(同上)
珍しき 地蔵菩薩の 半跏像(功山寺)
奇観なり 万骨塔の 円墳は(同上/寺院・神社87) 60歳
初詣 皆無に等し 功山寺(同上)
自刃した 大内義長 末期水(同上)
近年は 小泉首相 飲みしとか(同上)
雪あれば 趣深き 土塀かな(同上)
重文の 宝物見せよ 年始め(長門住吉神社)
オシドリが 迎えてくれる 神池で(同上)
神池の 厳島社を 先ず拝む(同上)
橋の上 また橋架かる 太鼓橋(同上)
珍しや 透かし塀まで 桧皮葺き(同上)
鐘楼の 重文銅鐘 何処にか(同上)
手水舎に 初詣客 ちらほらと(同上)
石碑立つ 南大門跡 住宅地(備後国分寺)
参道は 時代遮る 松並木(同上)
雨どいに 違和感過る 瓦の屋根(同上)
金堂の 跡地にネット 民有地(同上)
講堂の 跡地に出入り トラクター(同上)
塔跡は 農道となり 遺構消え(同上)
比類なき 八幡宮の シンメトリ(福山八幡宮/寺院・神社88) 60歳
提灯の 神紋は何故か 三つ巴(同上)
紅に白 国宝本堂 美しき(明王院)
塔の屋根 越えて初春の 芦田川(同上)
庭園が 無くてもソテツ 庫裡前に(同上)
クスノキに おみくじ結ぶ 二人連れ(同上)
東洋の ポンペイ過る 芦田川(草戸稲荷神社)
稲荷橋 二重に架かる 太鼓橋(同上)
面白き 祈願の絵馬が トンネルに(吉備津神社)
廻廊の 先に春風 吉備団子(同上)
入母屋の 参集殿は 親と子で(同上)
草茂り 基壇復元 急がれる(美作国分寺跡)
珍しき 塔の跡地は 伽藍外(同上)
尼寺跡は 宅地の波に 埋もれて(美作国分尼寺跡)
塀の中 現国分寺 庭園が(美作国分寺)
天平の 礎石は寺の 庭石に(同上)
境内の 隅の一部は 塔の跡(同上)
本堂を 凌ぐ庫裡建つ 前庭に(同上)
美作に 桜参道 総社宮(美作総社宮)
ふと見れば 拝殿裏も 千鳥破風(同上/寺院・神社89) 60歳
神社から 宮に名を変え 格を上る(鶴山八幡宮)
本殿の 横には桜 花添えて(同上)
ムクノキの 古木も聳ゆ 鳥居横(中山神社)
拝殿の 右に廻廊 社務所から(同上)
室町と 大正合体 社殿かな(同上)
神楽殿 拝殿離れ 楽しめず(同上)
みちのくに 平家一族 花咲かす(西法寺)
ケヤキの木 八百年の 株残す(同上)
山桜 五重塔を 高く見せ(同上)
茶室では 所望したいな ずんだ餅(同上)
神門の 左右袖廊 珍しく(美保神社)
廻廊に 叩きたくなる 大太鼓(同上)
透かし塀 色合いが良し 本殿と(同上)
本殿に 紅一点の ツツジかな(同上)
奥社には ヌナカワヒメの 母祀り(同上)
社宝より 宝物館は 立派過ぎ(同上)
寂地峡 訪ね参拝 予定外(宇佐八幡宮)
境内は 杉の巨樹群 社叢かな(同上)
絵馬堂に 見事な彫刻 白い龍(同上)
鼓岩 叩くと音す ポンポンと(千光寺/寺院・神社90) 60歳
母屋よりも 裳階の大きさ 目を見張る(慈観寺)
クスノキや 五月の空を 隠すほど(艮神社)
山の如 艮神社の クスノキは(同上)
参道の 杉の大木 神芝居(比婆山熊野神社)
杉の木も 人と同じく 個性的(同上)
比婆山の 御陵七キロ 道遥か(同上)
小さくも 無人の社務所 憩いの場(同上)
杉ばかり 見てたら足元 シャガの花(同上)
山の幸 先ず水あり 山菜と(同上)
境内に 風情を添える 水車小屋(奈義菩提寺)
参道に 思いもよらぬ 青モミジ(同上)
大イチョウ 乳垂の多さ 比類なき(同上)
公孫樹 イチョウの当て字 無理があり(誕生寺)
白壁に 木部黒塗り 御影堂(同上)
書院への 廊下の庭に 多種の木々(同上)
襖絵の 竹林賢人 杖長けて(同上)
部屋の隅 桃太郎像 手に鬼を(同上)
ミスマッチ ツツジの花に 杉木立(同上)
中庭に 灯籠一基 有ればかと(同上/寺院・神社91) 60歳
襖絵に 新たな美意識 見え隠れ(同上)
鐘楼 屋根の風鐸 珍しき(同上)
池泉には 鐘楼もまた 添景に(同上)
旅立ちの 法然さまに 阿弥陀像(同上)
春も過ぎ 両幡の椋 天女消ゆ(同上)
名僧は 富裕の家の 出が多く(同上)
法然の 産湯の水や 涸れもせず(同上)
水掛けの 宝篋印塔 苔生して(同上)
錯覚か 古木に感ず 精霊は(同上)
大門の 名に及ばざる 薬医門(出雲清水寺)
木造の 高灯籠に レアもので(同上)
初見する 毘沙門堂の 柿葺き(同上)
白木より 塔建築は 朱塗りよし(同上)
細やかな 斗栱の木組 離れ業(同上)
ハート型 薩雲若の池の 眺めかな(同上)
数本の 大杉競う 初夏の空(同上)
参道に アジサイの花 咲き始め(同上)
数えれば 七堂伽藍 クリアして(同上)
八雲橋 渡ると熊野 神域に(松江熊野大社)
大社には 不釣り合いなり 小社務所(同上)
隣地には 八雲民具館 息抜きに(同上)
社務所には 宮司不在で 朱印パス(須我神社/寺院・神社92) 60歳
参道は 和歌発祥地 八雲かな(同上)
八雲山 古びた鳥居 神妙で(同上)
男坂 なぜか踏み入り 参道は(神魂神社)
本殿の 屋根栩葺き 重厚で(同上)
随神の 向かい合わせは 珍しき(八重垣神社)
子宝の 夫婦椿や 奥之院(同上)
神木を 無理やり名付け 夫婦杉(同上)
夏風の 占い池に 人だかり(同上)
米寿坂 八十八段 息切れず(阿智神社)
石段の 景色は全て 瓦屋根(同上)
荒魂 スサノオと聞く 荒神社(同上)
祈祷殿 今年新築 目に眩し(同上)
絵馬殿に 高灯籠も 飾られて(同上)
蔵の街 手に取る如く 絵馬堂に(同上)
鶴亀の 磐境の石 苔結ぶ(同上)
阿知の藤 日本一の 大きさと(同上)
眺望に 倉敷支える クラボウが(観龍寺/寺院・神社93) 60歳
倉敷の 観月堂の 月如何に(同上)
小池には 蓮の葉一面 花も咲き(同上)
納札所 円筒建屋 奇妙なり(小倉八坂神社)
小倉なら 祇園太鼓の 音聴かん(同上)
境内は 堀を隔てて 小倉城(同上)
何故ここに 修行大師の 像ありや(同上)
絵馬殿は 美術館風 ご立派で(深志神社)
窓壁で 外で見られぬ 神楽殿(同上)
紅白の 鳥居並ぶや 境内社(同上)
屋上に 禅宗離れの パゴダかな(広島国泰寺)
鐘楼や コンクリートは 野暮に見え(同上)
見渡せば 広島湾は 秋の風(同上)
浅野家の 五輪塔だけ 際立ちて(同上)
参道を 線路が遮断 やれやれと(地御前神社/寺院・神社94) 60歳
クスノキに 宗像三神 宿れよと(同上)
うば桜 秋でも胸に 花咲かす(大宝寺)
大師堂 休憩所兼ねた 寄棟で(同上)
鐘楼の 面白き顔 鬼瓦(同上)
夢殿の 模倣の堂に 阿弥陀様(同上)
御堂より 何やらゆかし 道祖神(同上)
和傘立て 五人百姓 飴売り(金刀比羅宮)
本宮へ 七八五段 秋の風(同上)
門の先 六百円の 文化財(同上)
遥拝所 伊勢神宮と どんな縁(同上)
懐古する 旧金堂の 薬師樣(同上)
秋らしき 花など欲しき 金比羅に(同上)
本宮の 展望台に 讃岐富士(同上)
象頭山 直に行くので よろしくと(同上)
伝説の 我拝師山が 平野部に(同上)
色褪せて 擬宝珠も秋の 真井橋(同上)
金比羅は 四国霊場 別格で(同上)
奇妙かな 威徳巌に 天狗面(同上)
石段の 駕籠の支柱は 斜めなり(同上/寺院・神社95) 60歳
大門に 似つかぬ塀は ひび割れて(同上)
狛犬は 江戸後期作 備前焼(同上)
八時過ぎ 鳥居の時計 五時のまま(同上)
代参は 石松以外 飼い犬も(同上)
象頭山 アフリカ象の 像展示(同上)
早朝の 金刀比羅宮は 笑顔から(同上)
九時を待ち 表書院は 一番目(同上)
客間には 丸山応挙 障壁画(同上)
廻廊の 中庭の橋 優美なり(同上)
御厩には 白黒二頭 神馬いて(同上)
寄棟の 門徒会館 慎ましく(興正寺)
宝形に白一色の 宝物庫(同上)
中興後 別格二十 霊場に(神野寺)
国宝を 眺めうっとり 秋の旅(神谷神社)
社務所には 宮司は不在 不用心(同上)
クスノキの 神木二本 神門に(伊曽乃神社)
神門で 落葉掃くなり 巫女姿(同上)
目に優し 社務所は質素 平屋建て(同上)
権現や 復活果たす 石鎚に(前神寺/寺院・神社96) 60歳
鐘撞けば 小銭も運も 共に尽き(吉祥寺)
秋晴れや 白衣の遍路 清々し(宝寿寺)
原爆の 音聞き怒る 仁王像(国前寺)
独鈷杵 阿形は手にし 振りかざす(同上)
瓦葺き 大きな屋根は 庫裡らしく(同上)
米俵 小槌の中に 無尽蔵(同上)
参道が 墓地の中とは 恐れいる(広島正広寺)
庫裏もまた 三階建ての アパート風(香園寺)
鐘を撞き 煩悩一つ 寺に寄付(仙遊寺)
栄福寺 山門がなく 腰砕け(栄福寺)
宿坊が ホテル風では 情緒なく(同上)
塔跡の 八個の礎石 庭石に(因幡国分寺)
風流な 亀金の池 紅葉色(宇倍神社)
双履石 宿彌の遺跡 磐境で(同上)
宰相の 初めとされる 宿彌かな(同上)
池泉には 見事な赤の 太鼓橋(同上/寺院・神社97) 60歳
二階建て レトロな家々 門前に(摩尼寺)
上階の 釈迦如来にも 声をかけ(同上)
石段の 先の山門 筋違い(同上)
布袋様 運動不足 太鼓腹(同上)
寺務所前 石造小僧 銭くれと(同上)
本坊の 湯は温泉か 気にかかる(城崎温泉寺)
奥ノ院 空海大師 新築に(同上)
神門を 入ると木々は 秋の色(出石神社)
切株や 自然に帰る 一歩前(同上)
旧鳥居 古銭と共に 日の光り(同上)
鐘楼の 鐘は一階 奇妙なり(宗鏡寺)
南庭は 枯山水の 苔の庭(同上)
色付いた もみじドウタン 不識園(同上)
卵塔墓 沢庵和尚 より高く(同上)
沢庵の 心字ヶ池に 信心も(同上)
放生の 神池の主は 鯉と亀(伊弉諾神宮)
門裏の 片側脇屋 札所兼ね(同上)
参道の 渡廊優美な 弓形で(同上/寺院・神社98) 60歳
入母屋が 大中小の 社務所かな(同上)
祭神に イザナミ加わり 夫婦クス(同上)
鳥居には 夕陽の沈む 播磨灘(事代主神社)
東西の 茶屋は廃れて 秋風に(先山千光寺)
珠算碑に 大きな玉の モニュメント(同上)
仁王門 振り向く眺め 黄葉に(同上)
千光寺 仁王像にも 線香が(同上)
塔周り 寄付金表示 卒塔婆似(同上)
護摩堂も 誤魔化しせずに 礼拝を(同上)
塔跡の 礎石の五個は 国史跡(淡路国分寺)
単層の 大日堂が 塔跡に(同上)
継承寺 あれば安堵の 国分寺(同上)
池に橋 格別な樣 大師堂(霊山寺)
霊山寺 境内狭きに 多宝塔(同上)
大師堂 境内隅に 追いやられ(極楽寺)
仁王門 木部の丹塗り 秋に映え(金泉寺)
大日寺 色付き始む 大銀杏(大日寺/寺院・神社99) 60歳
地蔵寺も 大師の開基 堂立派(地蔵寺)
安楽寺 竜宮門から 極楽に(安楽寺)
池の鴨 飛んで行く先 多宝塔(同上)
新拝所 屋根に鳳凰 軒に龍(同上)
参拝後 温泉入浴 安楽寺(同上)
十楽の 裏にハードル 四苦八苦(十楽寺)
熊谷寺 七堂伽藍 ぎりぎりで(熊谷寺)
石段の 雪見灯籠 粋に見え(切幡寺)
魅力的 観音像の 長い髪(同上)
開基した 大師も知らぬ 禅宗に(藤井寺)
天空の 集落寺の 山腹に(焼山寺)
石段を 上ると寺観 別世界(豊楽寺)
雪に耐え 八百余年 柴折れず(同上)
鐘楼の 鐘は響かぬ 秋の暮れ(同上)
山門は 鐘楼兼ねた 仁王門(三角寺)
緑屋根 白衣にモミジ 大師堂
境内に 季節外れの 梅が咲き(同上)
白塀の 三本線は 遠慮勝ち(泰山寺)
秋雨に 歩き遍路の 赤い傘(同上)
坊な名の イメージ遠し 大伽藍(南光坊/寺院・神社100) 60歳
本堂の 本尊珍し 釈迦の父(同上)
礎石には 七重塔 見る如し(伊予国分寺)
円明寺 子らの遊び場 住宅地(円明寺)
大師堂 向拝屋根を ガメラ飛び(同上)
本瓦 伽藍一様 秋の空(太山寺)
珍しや 風流茶屋が 回廊に(石手寺)
元親の 焼き残しみな 文化財(同上)
山門に 予期せぬ紅葉 ファンタジー(繁多寺)
菅笠の 遍路絵になる 大師堂(同上)
弘法と 呼んでも大師 知らん顔(浄土寺)
仁王門 石手寺の門 写しかと(西林寺)
山門は 石橋の上 唐門で(八坂寺)
門がなく 盛る紅葉に 一礼を(浄瑠璃寺)
白衣には 紅葉重なる 大師堂(同上)
大師堂 カメラ及ばぬ 大きさで(大宝寺)
山里の 寺の門前 キノコ売り(岩屋寺)
以外にも 極楽橋先 急登も(同上)
地蔵尊 石仏群は 舟形で(同上)
参道の 幟の数は 比類なき(同上)
断崖の 下の庫裡には 紅葉映え(同上)
奥ノ院 逼割禅定 五輪塔(同上)
紅葉に 負けじとばかり 赤不動(同上)