写句集50

温泉地や旅館など

温泉地の風景 短句(俳句・川柳)

(きん)の湯に 浸かるも懐 寒いまま(有馬温泉/温泉地の風景1) 58歳

有馬では 川底までが 足湯風(同上)

古泉閣 泉源櫓 湯の景色(同上)

日本初 サイダー製造 この湯とか(同上)

銀の湯は 金より低き 平屋建て(同上)

八角の 極楽泉源 奥ゆかし(同上)

太閤の 夢の跡には 新湯湧く(同上)

湯の町に 商店並ぶ 湯本坂(同上)

温泉地 以外と多い そば屋かな(同上)

坊の名や 有馬の歴史 冬の宿(同上)

鳥居立ち 天神泉源 ヤグラ立つ(同上)

朝食の 前にひと汗 愛宕山(同上)

金の湯の 灯りまでもが 金色に(同上)

鯉のぼり 温泉街に 空を染め(湯涌温泉)

湯涌には 竹久夢二 名を残し(同上)

白骨の 湯川に粋な 野天風呂(白骨温泉)

石置きの 屋根がゆかしき 湯小屋建ち(同上)

堰堤の 滝が紅葉(もみじ)に 色を添え(乳頭温泉郷孫六温泉)

スナックの 灯り細々 森岳に(森岳温泉)

松の湯の 源泉雪を 寄せ付けず(浅虫温泉)

公衆の 浴場古く 公共に(同上)

泊まるなら 木造三階 辰巳館(たつみかん)(同上)

日本海 夕陽絶景 野天風呂(黄金崎不老ふ死温泉/温泉地の風景2) 58

目に浮かぶ イカ釣り船の 漁火よ(同上)

混浴の 千人風呂は 日本一(酸ヶ湯温泉)

トムラウシ 噴泉塔は 日々高く(トムラウシ温泉)

アーチ橋 鋸岳が 橋の上(白金温泉)

湯の眺め コニーデ型の 十勝岳(同上)

岩尾別 三段の湯が 名物で(岩尾別温泉ホテル地の涯)

長すぎる 大岩風呂の 階段は(甲子温泉旅館大黒屋)

切妻の 湯小屋に洒落た 煙り出し(同上)

秋風や 大黒風呂に えびす顔(同上)

源泉は 阿武隈川の 源流に(同上)

哀れなり 風評被害 土湯まで(土湯温泉)

筋湯にも 温泉守る 薬師堂(筋湯温泉)

うたせ湯の 湯小屋は粋な 景観で(同上)

廃屋の みやげや屋などが 坂道に(同上)

トイレの名 衆の字消えて 公共に(同上)

()蓋山(いたさん) 未練を残し 眺めたり(同上)

大黒屋 木造三階 筋湯にも(同上)

花は宵 温泉も良い 酒の酔(同上)

角に建つ 山しろやなら 角部屋を(同上)

辛うじて 三国屋に吹く 江戸の風(同上)

地蔵湯の 石灯籠で 誰を待つ(同上)

城崎の 七つの外湯 見るだけで(同上)

風情ある 大谿(おおたに)(がわ)は 柳なり(同上)

赤石屋 江戸寛政期 寺に名が(同上)

柳湯の 宝形屋根が 優美なり(同上)

一の湯は 歌舞伎座思わす 外観で(同上/温泉地の風景3) 60

小雨降り 温泉街に 人出止む(同上)

御所の湯は 御所の外観 雰囲気で(同上)

つたやには 桂小五郎 潜伏碑(同上)

つきみばし 奈良期創業 古まん見る(同上)

入口の 美賀(みか)()旅館は 定宿に(鈍川温泉)

広大な 足湯見るなり 庭の池(長門湯本温泉)

洒落た名の 音信(おとずれ)(がわ)に 湯は出でて(同上)

八千代橋 赤い欄干 瀬に映り(同上)

忍びない 温泉街の 廃屋は(同上)

優美なり きらきら橋の 東屋は(同上)

六本の 橋の一つは つり橋で(同上)

白木屋の ホテルの廃墟 目には毒(同上)

鯉のぼり 川風吹かず 垂れ下がる(同上)

道路沿い あちらこちらに 湯煙が(小浜温泉)

小旅館 大きな旅館に 推移して(同上)

小浜でも 空海大師 行続け(同上)

春の湾 マリーナ寂れ 船もなし(同上)

外灯の 舵のデザイン 面白き(同上)

湯畑は 三段構え 黄金色(こがねいろ)(同上)

波の湯は 海上に立つ 露天風呂(同上)

新山の 噴石迷い 海岸に(同上)

雲仙の 山も湯煙 温泉地(雲仙温泉)

都合上 登山優先 湯の(のち)に(同上)

博多(はかた)()や 九州最古 湯の匂い(二日市温泉)

白浜は 西方浄土 目的地(白浜温泉)

泊りたき 温泉街に 宿はなし(同上)

崎の湯や 浄土を具現 白浜に(同上)

美作(みまさか)の (さん)(とう)を知り 先ず湯原(湯原温泉/温泉地の風景4) 61歳

河鹿鳴き サンショウウオも 湯には棲み(同上)

旭川 河原掘れば 湯は尽きず(同上)

寂れ行く 温泉街の 雪重く(赤倉温泉)

鄙びても 存在感は (さん)()(じょう)(同上)

あべ旅館 老舗の宿も 自己破産(同上)

木村屋は 鉄筋五階 へそを曲げ(鎌先温泉)

高くなる 四階建ての 敷居かな(同上)

二階建て ()向棟(むかいとう)も 文化財(同上)

今日の宿 秘湯の会の 最上屋に(同上)

奥鬼怒の 秘湯四軒 レアな宿(奥鬼怒温泉)

加仁(かに)()には 春日野部屋の 合宿所(同上)

鬼怒川に 間歇泉が 湧き出でて(川俣温泉)

渓谷の 白亜の宿に 赤い橋(同上)

駅前に 温泉のキャラ 鬼怒(きぬ)()像(鬼怒川温泉)

バブル期後 温泉街は 廃墟化し(同上)

箱物の 宿ばかりでは 魅力なく(同上)

奇勝なる 阿波の()(ちゅう)に 湯も出でて(土柱休養村温泉)

土柱の湯 泉温不明 硫黄泉(同上)

洋風の 道後温泉 洒落た駅(道後温泉)

足湯には カラクリ時計 驚かす(同上)

バット手に 正岡子規の 若き像(同上)

客を待つ ハイカラ通り 人力車(同上)

本館の 奥には野暮な ビルが見え(同上)

懐かしき 自転車遍路 常盤荘(同上)

ハゼの木に 赤穂浪士の 接点が(同上)

見上げれば 百三十五 段もあり(同上)

麗しき 楼門聳ゆ 石段に(同上)

温泉の テニスコートは 朽ちもせず(同上)

川沿いに 大規模ホテル 五軒建ち(塩江温泉)

高松の 塩江温泉 奥座敷(同上)

(けち)(がん)の 大窪寺まで 十五キロ(同上)

風情ある 木造湯屋は 行基の湯(同上)

石垣は (こう)東川(とうがわ)の 底にまで(同上/温泉地の風景5) 63歳

川沿いの 野天風呂には 猿の群れ(地獄谷温泉)

地獄谷 猿の楽園 人を呼ぶ(同上)

部屋の窓 猿が挨拶 ガラス越し(同上)

ボス猿は 警戒心を あらわにし(同上)

蓋開けて 頭かしげる 猿は妙(同上)

欄干が 子猿二匹の 縄張りか(同上)

有料の 野猿公苑 パスをする(同上)

三番湯 男女玄関 唐破風で(渋温泉)

廃屋の 二階の建屋 惜しまれる(同上)

泊まりたい 金具屋旅館 四階に(同上)

江戸初期に 古久屋(こくや)創業 最古とか(同上)

九ヶ所の 外湯めぐりは 定番に(同上)

隠し湯や 今は旅館が 十五軒(下部温泉)

新たなる 源泉動力 七本に(同上)

老舗宿 大市館(だいいちかん)は (ゆう)貴屋(きや)に(同上)

みそぼらし 民家が川の 妨げに(同上)

()()(ぼう)の 三階に見る 花頭窓(同上)

いつの間に 熊野権現 湯の宮に(同上)

参拝後に 太々(だいだい)神楽(かぐら) 偲ぶかな(同上)

廃業の 旅館寂しく 秋の風(同上)

温泉地 衰退の風 寺にまで(同上)

提灯に 温泉名を 知る甲府(甲州湯村温泉)

奥座敷 歓楽街に 似て非なり(同上)

(しょう)(げん)() 再開湯の 創建と(同上)

(えん)(たく)() 臥龍の松が 名所でも(同上)

ひっそりと 共同浴場 狩野川に(湯ヶ島温泉)

数寄屋風 豪華別邸 湯ヶ島に(同上)

泊まりたき 宿を写真に また残し(同上)

湖畔には 片倉館の 保養所も(上諏訪温泉)

懐かしき 千人風呂も 桜咲き(同上/温泉地の風景6) 64

鷹ノ湯は 共同浴場 大規模で(松之山温泉)

憧れの 凌雲閣は 道遠く(同上)

効能は 草津・有馬に 肩並べ(同上)

落ち付いた 古民家風の ()()あり(岳温泉)

釣り禁止 鏡ヶ池の 佇まい(同上)

鴨数羽 碧山亭(へきざんてい)の 泊り客(同上)

ホテルかと 思えば川に 美術館(磐梯熱海温泉)

()(ひゃく)(がわ) 温泉街に 潤いを(同上)

放置され 三十年()つ 廃ホテル(同上)

荒川に 残る湯宿が 十二軒(土湯温泉)

向瀧 東山とは 無関係(同上)

中之湯や 公衆浴場 新ピカに(同上)

モニュメント 月乃湯橋の 大こけし(同上)

行く川の 流れ絶えずも 湯は尽きる(同上)

廃屋の 旅館寂しき 落葉舞う(同上)

足湯には 東屋も建つ 土ゆっこ(同上)

雪月花 廃業放棄 湯乃宿で(沼尻温泉)

沼尻の 昭和レトロな 旅館消え(同上)

スナックが 温泉街の 空気感(中ノ沢温泉)

今日の宿 仙峡閣が 崖上に(芦ノ牧温泉)

渓山は 木造二階 風流で(同上)

目前に 廃業間もない 旅館見る(同上)

さざえ堂 模した湯口が 立つ足湯(同上)

渓谷の 新湯は哀れ 廃屋に(同上)

二十軒 今は八軒 芦ノ牧(同上)

明暗が 裏磐梯の 温泉地(大塩裏磐梯温泉)

()(げん)()を 開基開湯 (げん)(のう)が(熱塩温泉/温泉地の風景7) 65歳

湯煙りの 下の川底 掘れば湯が(秋の宮温泉郷)

旅館の名 似つかぬ湯小屋 二階建て(二岐温泉)

秘湯の名 予想外なり 宿五軒(同上)

新しき 旅館三軒 道路脇(同上)

閑古鳥 啼くも哀しき 秘湯かな(同上)

橋渡り (ふた)岐山(またやま)の 縦走を(同上)

川沿いの 温泉宿は 煙り消え(岩瀬湯本温泉)

山の湯や 海の幸より なめこ汁(同上)

衰退し 今は二軒の 湯治宿(同上)

友ありて 親しむ湯あり 三春には(馬場の湯三ツ美屋)

歓楽の 温泉街は 夢と消え(男鹿湯本温泉)

ナマハゲの キャラで温泉 成り立たず(同上)

いつの間に 温泉街に 閻魔様(登別温泉)

鮭トバの ゴンドラ今や 風物詩(同上)

まほろばの 露天風呂には 滑り台(同上)

川跨ぐ ふれあいセンター 建物が(同上)

さぎり湯の 湯かけ()(ぞう)は 誰寄贈(同上)

新年は アイヌコタンの 神々と(阿寒湖温泉)

アイヌチセ 時代は変わり 松飾り(同上)

空の神 シマフクロウが シンボルに(同上)

年始め ムックリを聴く 温泉地(同上)

まりむ館 腰折れ屋根が 珍しき(同上)

温泉地 民芸店の 覗き見を(同上)

阿寒湖の 保護の象徴 前田邸(同上)

町営の 温泉施設 三軒も(とよとみ温泉)

廃屋の 湯宿ないのが 魅力的(同上)

氷雪の 層雲峡に 湯宿建ち(層雲峡温泉)

氷瀑や 極彩色に 湯のけむり(同上/温泉地の風景8) 66

温泉地 するだけマシな 雪まつり(同上)

泊まりたい 宿はないので 日帰りで(同上)

雪深き 山の出湯は 宝物(十勝岳温泉)

十勝岳 スキー場消え 淋しさが(同上)

泊まるなら 国民宿舎 理想的(同上)

上富良野 温泉三ヶ所 宿五軒(同上)

廃業の ホテル寂しく 湖に(然別湖畔温泉)

高級な 翠山亭は 絵の世界(支笏湖温泉)

神秘的 (ふっ)不死(ぷし)(だけ)は 熊多く(同上)

行き止まり 天人峡の 難点で(天人峡温泉)

名瀑の 羽衣の滝 七つ落ち(同上)

天人峡 しきしま荘が 一軒に(同上)

廃業の 宿にも同じ 雪は降る(旭岳温泉)

元湯から オリンピックの 選手出て(同上)

老舗でも 鉄筋建屋 魅力なし(登別温泉)

登別 混浴風景 遠い春(同上)

浄土宗 聖光院(しょうこういん)は 湯の宿で(同上)

青鬼の 親子の像が 山道に(同上)

開湯の 記念碑三基 今哀れ(カルルス温泉)

コロナ禍で 日帰り入浴 ままならず(同上)

スキー場 あるだけマシな 温泉地(同上)

昔見た 温泉街は 影もなく(洞爺湖温泉)

サミットの 会場ホテル 一人勝ち(同上)

洞爺湖の 中島無いと 支笏湖に(同上)

汽車を降り 入るが筋の 駅舎の湯(阿仁前田温泉)

マタギ小屋 三角テント 原形で(打当温泉)

源泉は 昔の湯より 上品に(夏瀬温泉/温泉地の風景9) 66

高台の 城跡今は 温泉地(小倉温泉)

秋田にも 知らない湯あり 五城目(ごじょうめ)に(同上)

鶴の湯や 干し餅消えて 薄の穂(鶴の湯温泉)

平凡な 暮らしを覚ます 秘湯かな(同上)

旅行けば 古風に浸かる 茅の宿(黒湯温泉)

風情ある 湯小屋は黒湯 勝るなり(同上)

妙の湯の 敷居は高く 素通りす(妙の湯温泉)

大塩の (しお)()に偲ぶ 大師様(大塩裏磐梯温泉)

川岸に ホテル観山 湯小屋建ち(同上)

新館に 予期せぬラジウム 温泉が(三春里の湯)

八角の 湯小屋ゆかしき 眺めなり(同上)

入浴後 里の茶屋にて だんご汁(同上)

水車小屋 望ましきかな 露天風呂(同上)

三春にも 秘湯がありて 秋楽し(斉藤の湯温泉)

福島に 小町伝説 小町の湯(小野温泉)

スタンドの トラック放置 温泉に(同上)

懐かしの 太田屋旅館 宿を閉じ(同上)

白米(しらよね)の 近くに川部 鉱泉も(川部鉱泉)

いわき市は 一軒宿の 湯が多し(田人おふくろの宿)

究極の 足元湧出 岩風呂に(湯岐温泉)

哀れかな 老舗旅館は 宿閉じて(同上)

宿を閉じ ポツンと山の 一軒家(志保の湯温泉)

新つたや 酒池肉林の 思い出も(いわき湯本温泉)

吹の湯は 創業百年 貫禄が(同上)

コロナ禍が 震災超えた 温泉に(同上)

久々に 童謡館の 見学を(同上)

足湯には あつ湯とぬる湯 東屋に(同上)

廃業の つるや旅館に (つる)が生え(同上/温泉地の風景10) 66歳

箱物の 旅館が多き 湯本街(同上)

斎菊は 旅館を閉じて ギャラリーに(同上)

源泉に ()(はこ)の石の モニュメント(同上)

湯の香り 八坂神社の 石段に(同上)

うお(しょう)の 看板目立つ 駅(あた)り(同上)

川が無く 温泉街は 魅力うす(同上)

海遠く 宿の不満は 波の音(同上)

湯本から 共同浴場 離れすぎ(同上)

れんげ荘 旅館をやめて 下宿屋に(同上)

廃業の 宿の看板 秋の空(同上)

石蔵(いしくら)は 明治初期築 洒落たカフェ(同上)

シンプルな 常磐線の 湯本駅(同上)

横笛を 吹く人の像 ヤシの木に(同上)

湯の神は オオクニヌシに 擬えて(同上)

湯の街の (しょう)行院(ぎょういん)は 別世界(同上)

奥座敷 今はひっそり 宿を閉じ(白鳥山温泉)

山里の 温泉一つ また消えて(入道温泉)

魅力なき 甲子高原に 人寄らず(新甲子温泉)

廃屋に (こうべ)を垂れる ()()(さん)が(同上)

廃墟化す ホテル三軒 新甲子に(同上)

新甲子を 温泉神社 守れずに(同上)

曲り家の 旅館()()(うえ) 粋な宿(木賊温泉)

西根川 湯小屋の景色 新たなり(同上)

千年の 湯に灯りたる ホタルかな(同上)

大入りに 風情は失せる 野天風呂(同上)

農民の 入浴優先 広瀬の湯(同上)

湯ノ花に 秋風吹くや 江戸の家(湯ノ花温泉)

名旅館 看板下ろし 古民家に(同上)

旅館より 民宿繁昌 湯ノ花は(同上)

雪降らぬ いわきならばの 冷鉱泉(玉山鉱泉/温泉地の風景11) 67

新舞子 かんぽの宿が 秋空に(いわき藤間温泉)

塩野埼 灯台の他 温泉も(塩屋崎温泉)

滝の名の 付く宿五軒 東山(会津東山温泉)

城風の ホテルの廃墟 見捨てられ(同上)

屋根崩れ 無残な姿 湯の街に(同上)

宿の名に 月のあかりを 重ね見る(同上)

中規模な ホテルは残る 街角に(同上)

なまこ壁 おやど東山 蔵風に(同上)

廃屋は 宿だけでなく 民家にも(同上)

()(がわ)には 土方歳三 顔浮かぶ(同上)

射的屋が 温泉街を 盛り上げる(同上)

老沢の 神も旅する 神無月(会津西山温泉)

下の湯の つり橋湯小屋 道路下(同上)

柳津に 瀞流(せいりゅう)の宿 かわちの湯(柳津温泉)

つり橋の 先に風流 月見亭(同上)

あら何と ビジターセンター 森の湯が(県民の森温泉)

慎ましく 湯守するなり 青木荘(塩沢温泉)

野地(のじ)(とうげ) 秘湯の宿が 点在す(野地温泉)

営林署 跡地に湯小屋 放置され(同上)

自噴する 温泉こそが 自然体(同上)

湯煙りは ホテルと旅館 区別なく(同上)

船引に 新たな出湯 (めぐみ)の湯(聖石温泉)

鄙びたる 宿の趣 格別で(吉野谷鉱泉)

雪消えて 恐竜の宿 幻に(折木鉱泉/温泉地の風景12) 67

マグロより 折木の宿には 初カツオ(同上)

鮮やかな イロハモミジが 湯上りに(同上)

リゾートの 衛星ホテル 浜とくは(いわき湯本温泉)

新たなる 温泉街が リゾートに(同上)

いわき市に 百室超える 宿十も(同上)

水着には ここ十年は 御無沙汰で(同上)

スパハワイ 一人で入る 勇気なく(同上)

()(めん)(ざん) 展望台に 今日見えず(土湯温泉)

薄らと 土湯も化粧 雪景色(同上)

インパクト 交流センター ()()舞台(同上)

福うさぎ 改名されて 再建を(同上)

歌碑見ても 土湯讃歌は 覚えなく(同上)

三春には 桜に負けぬ 湯もありて(馬場ノ湯温泉)

繁昌し やわらぎの湯に 御殿建つ(同上)

(げん)(えん)の 湯は閉ざされて 雪積もる(母畑温泉)

中の湯の 神泉閣は 没五年(同上)

日帰りの 健康センター 立ち行かず(同上)

千年の 歴史の湯には 優劣が(同上)

猫啼や 湯煙もなく 雪景色(猫啼温泉)

上品な 宿に等しき 雪積もり(片倉温泉)

バス停や 一メートルも 屋根に雪(銀山温泉)

寺の屋根 天辺だけに 雪残り(同上)

目がくらむ 白一色の 雪の風呂(同上)

不揃いな 旅館三軒 棟並べ(同上) (同上)

風変り 江戸屋二階の 越屋根は(同上)

瀧見亭 橋にビニール 屋根架けて(同上)

おもかげ湯 共同浴場 貸切に(同上)

シンプルな 旅籠いとうや 三階に(同上)

花笠や 銀山温泉 夏待たる(同上)

四重の 屋根重なるは 能登屋だけ(同上)

屋根裏に 冬の湯けむり 古山閣(同上)

湯で消えぬ 銀山川に 捨てた雪(同上)

穴原は (すり)上川(かみがわ)の 上流に(穴原温泉/温泉地の風景13) 67歳

創業は おきなは古く 大正期(天王寺温泉)

JAの 共済の宿 大鳥は(同上)

屋根だけは 三軒和風に 統一し(同上)

川渡る 天竜閣の 廊下見る(飯坂温泉)

華滝の 玄関の屋根 入母屋で(同上)

叶やも 大きな傘下 伊東園(同上)

淘汰され 残る旅館は 逞しき(同上)

飯坂の 宿にも飾れ (かみ)(のぼり)(同上)

廃業の 宿に残るは 虚しさで(同上)

貴賓ある 花ももの湯は 文化財(同上)

(さば)()()や 再建されても 湯は同じ(同上)

泊まりたい 和風旅館が 飯坂に(同上)

飯坂に 残る豪邸 誰の家(同上)

自転車で 旅した頃の 宿今も(同上)

花の色 乏しき湯町 老いた目に(同上)

廃業後 伊勢屋再び 提灯を(同上)

句碑あれど 正岡子規の 宿不明(同上)

三軒で 二軒廃業 飯坂は(同上)

宿変り 建設会社 営業所(同上)

コロナ禍が 温泉街に 止め刺す(同上)

商店を 兼ねた旅館が 懐かしく(同上)

看板が 虚しく残る 廃屋に(同上)

旅館では (そう)三絃(さんげん)の 手ほどきも(同上)

()(はた)の湯 昭和レトロ そのままに(同上)

入母屋の 湯小屋は優美 波来(はこ)()かな(同上)

細々と 芭蕉の道が 標されて(同上)

平野屋は 老舗の旅館 駅前に(同上)

温泉地 千本格子 冷やかに(同上)

川べりの 宿の外壁 川底へ(同上)

リゾートの ラフォーレ蔵王 スパは消え(遠刈田温泉/温泉地の風景14) 67

四季亭も コロナに勝てず 宿閉じる(同上)

ゆと森の 四万坪が 宙に浮く(同上)

渓流に 湯煙り見えず 野天風呂(同上)

残雪が 蔵王松川 波となり(同上)

さんさ亭 温泉街に (さん)々と(同上)

神の湯で 坊主頭に 雛飾り(同上)

山の幸 加えて欲しき 熊の肉(同上)

いつの間に ロイヤルホテル 名が変わり(同上)

不忘閣 別館雪で 屋根は折れ(青根温泉)

(ほし)(づき)と 一棟宿の ひとひかり(同上)

樅の木と ともに残れや 不忘閣(同上)

土産屋は シャッター下ろし 廃屋に(同上)

温泉の 眺めは遠く 青葉城(同上)

青根から 続く山道 まだ雪が(同上)

新しき 公衆浴場 じゃっぽの湯(同上)

別邸は 観山聴(かんざんちょう)(げつ) 豪華部屋(同上)

露天風呂 民家の壁に 名を残す(同上)

民家風 お宿はなぶさ 暖簾下げ(同上)

名号(みょうごう)() 共同浴場 貸切で(同上)

げんぶ館 一宿一飯 ()(ぼう)とか(遠刈田温泉)

降る雨や 武将気分の 真田の間(同上)

苦悶する 高湯に学ぶ 春便り(蔵王温泉)

懐かしき 招仙閣は 新装し(同上)

コロナ禍で 廃業の宿 蔵王にも(蔵王温泉)

川原(かわら)()の 隣り日帰り かわらやが(同上)

仙台屋 屋号そのまま 店は閉じ(同上)

三階の えびや旅館は 渋い宿(同上)

水車置く 共同浴場 (かみ)()では(同上)

外壁を 硫黄源泉 黒ずませ(同上)

営業中 看板哀れ 閉鎖して(つなとり温泉/温泉地の風景15) 68

雪景色 温泉消えて 灰色に(あいのの温泉)

さくら荘 閉館されて 一年に(八乙女温泉)

春スキー 新たな楽しみ 志津の宿(月山志津温泉)

源泉の 小屋からパイプ 無造作に(同上)

清水屋は 予約がとれず 日帰りに(同上)

コロナ禍の 余韻で宿は 閉鎖され(同上)

繁昌し 秘湯の宿は ()(たけ)(だか)(国見温泉)

杉皮の 塀には国見 野天風呂(同上)

国見では (もり)山荘(さんそう)が 好敵手(同上)

内風呂は 四・五人槽が 丁度良く(同上)

究極の エメラルドグリーン 露天風呂(同上)

湯口から 炭酸水素 かけ流し(同上)

絵に描いた 深山幽谷 玉川は(新玉川温泉)

新玉に 建設業の 保養所が(同上)

かじか荘 廃業しても 川原に(摂津峡温泉)

自治体は 負けずと温泉 開発し(あやべ温泉)

湯の宿は 犬鳴山(いぬなきやま)は 三軒に(犬鳴山温泉)

滝見後は 箕面(みのお)温泉 散策を(箕面温泉)

ケーブルカー 消えた跡には エレベーター(同上)

極楽や 温泉三昧 美酒美食(川渡温泉)

廃業の 宿の看板 哀れ染む(同上)

障子紙 破れた旅館 休業か(同上)

湯気立たぬ 湯小屋寂しき 旅館見る(同上)

清々し 湯宿ぬまくら リニューアル(同上)

小規模な 旅館が街の 外れにも(同上)

高友の 黒湯は独自 アブラ臭(東鳴子温泉)

純和風 旅館なんぶ屋 風呂多く(同上)

湯治宿 (はつ)()旅館が 駅前に(同上)

白い花 黄色い花と 湯をめぐり(同上/温泉地の風景16) 68

廃業の 宿の看板 デカデカと(同上)

御殿湯や 竹の林に 雀飛ぶ(同上)

和風なら 鉄筋造り 悪くなし(同上)

地味ながら パークホテルは 半世紀(同上)

廃業し 旅館きらく荘 気楽そう(同上)

初夏の湯や すがわらブルー 気にもせず(同上)

健気にも 国民宿舎 細々と(同上)

夏控え 宿はエアコン 新品に(同上)

実体の 無いホテルの名 壁に見る(同上)

鳴子には 宿より多き こけし店(同上)

梅の花 江戸の香りと うなぎの湯(同上)

風雅建つ 温泉街の 最高地(同上)

庶民的 旅館とらやの 店構え(同上)

看板が 東川原(ひがしかわら)() 残るのみ(同上)

寂れても 湯治場宿の 西多賀が(同上)

道路沿い 東西並ぶ 多賀旅館(同上)

湯上りの 田んぼアートは 東多賀(同上)

食事処 たかはし亭が 人目引く(同上)

古民家が 温泉街の 添景に(同上)

風変り 早稲田桟敷(さじき)() 腰引ける(同上)

品高き 湯元吉祥 高台に(同上)

ツツジ咲く 離れ草庵 麗しく(同上)

最古参 星ノ湯消えて 廃屋に(中山平温泉)

いつまでも ねころび館の 戸は開かず(同上)

渓谷に 蛇のゆ()(きち) キャンプ場(同上)

トド寝する 仙庄館で 瀬音聞く(同上)

源泉の タンクは錆びて 蓋に石(同上)

旅急ぐ 芭蕉の姿 旧道に(同上/温泉地の風景17) 68

休業の 看板寂しき 厳美荘(厳美渓温泉)

六年も 渓泉閣は 放置され(同上)

知らぬ間に 鬼首(おにこうべ)の湯 キャンプ地に(鬼首の湯)

道の駅 西目の隣り 温泉で(にしめ湯っ娘ランド)

温泉の 発電施設 新しく(滝ノ上温泉)

みやま荘 残る山小屋 痛々し(同上)

霊泉は 小野小町を 甦らせ(小野川温泉)

破産した 春木屋の屋根 折れ曲がり(同上)

旭屋は 白亜の旅館 二階建て(同上)

電柱が 無ければ広場 絵にもなる(同上)

やな川屋 山川に次ぐ 宿の規模(同上)

鈴の宿 (とう)()()旅館 屋根波状(同上)

扇屋に 小町観音 引っ越し(同上)

高砂屋 五つの心 モットーと(同上)

ブロックの 崩れた塀に 蔦芽吹き(同上)

見苦しい 温泉街の 路地通り(同上)

東屋で うとうと眠る 花見かな(同上)

温泉地の風景 長句(短歌・狂歌)

湯殿には 太閤殿下 名を刻む 有馬温泉 神戸の至極(有馬温泉/温泉地の風景1) 58

(さん)()(せん) 三名(さんめい)(とう)と 称される 有馬温泉 唯一の選(同上)

有馬には 六甲山が 聳え立ち 神戸市内へ ロープウェイで(同上)

円形の 御所泉源の タンクあり 金の湯元で 湯煙りが立つ(同上)

源泉地 泉源(せんげん)と呼ぶ 有馬かな 七つ泉源 有ると宣言(同上)

入母屋の 炭酸泉源 屋根建つ 蛇口ひねると 源泉いづる(同上)

日帰りの 太閤の湯は 有馬一 料金高く 二度目はないと(同上)

全国の ロープウェイの 温泉地 有馬を含め 三十二基も(同上)

(こも)()には 湯の山以外 温泉が 片岡温泉 泉質も良く(片岡温泉)

江戸時代 有馬・草津に 肩並ぶ 三名泉に 下呂も選ばれ(下呂温泉)

洋風の 共同浴場 珍しき 下呂温泉の 白鷺乃湯は(同上)

口能登の 桜の里に 古墳の湯 思いもよらぬ 低温泉で(桜の里温泉)

金沢の ()(わく)温泉 奥座敷 今日の入浴 白鷺の湯に(湯涌温泉)

温泉の 偽装事件で 名を馳せた 白骨(しらほね)温泉 乗鞍の地に(白骨温泉)

長野側 北アルプスの 南端地 白骨温泉 宿は十軒(同上)

豪壮な (すずめ)おどしの 棟飾り (ばい)(こう)(あん)に 野天風呂あり(同上)

白骨の 山水(さんすい)(かん) 湯川荘 木造三階 つり橋り宿(同上)

乳頭の 湯治場の宿 推移して 孫六だけが 鄙びの風情(乳頭温泉郷孫六温泉)

スキーから 登山の宿に 指名する 三十年ぶりの 孫六温泉(同上)

秋田駒 乳頭山を 縦走し ヘトヘトとなり 黒湯に沈む(乳頭温泉郷黒湯温泉)

茅葺きの 離れ(ひと)(むね) 改造し 新たに造る 殿様の部屋(同上)

その昔 一本松と 湯宿あり 乳頭山の 賑わい何処(乳頭温泉郷旧一本松温泉)

森岳の 温泉街は 衰退し 盛時十二軒 今三軒に(森岳温泉)

浅虫の 棟方志功 定宿は 唐破風玄関 椿旅館で(浅虫温泉)

本陣は 江戸初期設置 津軽藩 実質的な 開湯であり(同上)

浅虫で 思い出すのは 海鮮丼 安さも味も 宿には負けず(同上)

新湯治(しんとうじ) 三泊四日 二万円 三食付の スキー三昧(後生掛温泉/温泉地の風景2) 58歳

深浦は 白神山地が 宝物 秋田と違う 不老ふ死の湯(不老ふ死温泉)

瞑想し 観音菩薩 拝むかな 酸ヶ湯の風呂の 有り難さには(酸ヶ湯温泉)

形ある 物はい必ず 壊れても 朽ちることなく 湧く不老の湯(平館不老不死温泉)

雲を行く 山の旅人 花まみれ 死して悔いなし トムラウシ山(トムラウシ温泉)

美瑛富士 未踏の山を 思い出す 登山のあとの温泉最高(白金温泉)

岩尾別 温泉宿は 満室で 今年の夏も 夢は遠のく(岩尾別温泉ホテル地の涯)

青森の 日本秘湯の 守る会 猿倉温泉 唯一の宿(元湯猿倉温泉)

猿倉の 元湯十和田湖 温泉に 送られもする 源泉量で(同上)

南北期 甲子(かし)温泉の 開湯で 江戸中期頃 湯宿建てられ(甲子温泉旅館大黒屋)

甲子山(かしさん)と 先に連なる 旭岳 未踏の山に 憧れの宿(同上)

岩盤を プールの如く ()りぬいた 大岩風呂は 百五十年(同上)

日帰りの 温泉施設 先ず車 台数数え 混雑を知る(高湯温泉あったか湯)

開湯は 平安後期 大分の (すじ)()温泉 宿二十軒(筋温泉)

宝珠屋は 名水の宿 また老舗 一夜の宿り 夢に過ぎたり(同上)

川口屋 予約したのに 忘れ去り キャンセル料が 大きな痛手(城崎温泉)

奈良時代 城崎温泉 開湯で 旅館古まんは 当時の宿と(同上)

木造の 三階旅館 並び建つ 城崎温泉 全国最多(同上)

城崎は 温泉街が 観光地 ロープウェイに 寺院もありて(同上)

百軒の 温泉旅館 衰退し 温泉街は 七割ほどに(同上)

張り出しの 梁は珍し 二・三階 旅館まつやの 外観に見る(同上)

王橋に 灯籠付の 親柱 一の湯前に 架かる優美さ(同上)

一の湯の 洞窟風呂は 写せずに 脱衣室だけ 写真に残す(同上/温泉地の風景3) 60

海内(かいだい)の 第一(だいいち)(せん)の 石碑立つ 一の湯足湯 日本一の意(同上)

但馬屋は 外壁黒き 三階で 美人の女将 評判の宿(同上)

歴史的 つたや旅館に 滞在し 司馬遼太郎 当地を取材(同上)

三木屋には ()(たい)(うえ)から 飛び降りた 気持ちとなりて 泊りてみたき(同上)

五万坪 最大規模の 西村屋 本館建屋 国文化財(同上)

遍路旅 四国霊場 楽しみは 未知なる土地の 温泉探し(鈍川温泉)

渓谷の (にぶ)(かわ)温泉 宿五軒 交流館の 日帰り施設(同上)

室町期 音信(おとずれ)(がわ)に 開湯す 長門の国の 湯本温泉(長門湯本温泉)

川沿いの 原田屋旅館 今日の宿 木造三階 橋のたもとに(同上)

入母屋の 軒唐破風の 二階建て 元湯(おん)(とう) 公衆浴場(同上)

バブル時は 三十軒の 湯本でも 十三軒と 半減したり(同上)

奈良時代 小浜温泉 開湯で 宿泊施設 十六軒が(小浜温泉)

料理では 小浜ちゃんぽん 有名で 温泉街に 二十軒あり(同上)

木造の 春陽館は 三階で 軒唐破風の 玄関豪華(同上)

今日の宿 春陽館は 諦めて 国民宿舎 望洋荘へ(同上)

洋館の 小浜観光 案内所 オバマの像を 入口に置き(同上)

波の湯の テトラポットは 野暮に見え 鉄条網の 景観痛し(同上)

雲仙の 地獄めぐりは 一時間 三十ヶ所の 名所で知られ(雲仙温泉)

全国の 地獄景観 様々で 雲仙地獄 別府の次か(同上)

二日(ふつか)(いち) 福岡藩の ()(ぜん)()が (ちく)()()市営で 再興される(二日市温泉)

二日市 温泉街に 残る宿 七軒ありて 武蔵に泊まる(同上)

白浜や 空港がある 温泉は 奈良時代から 日本(さん)()(とう)(白浜温泉)

白浜は 全国各地 点在す ただ温泉は 紀州白浜(同上)

海岸は (まこと)に白き 砂浜で 紺碧の海 日本に見えず(同上)

崎の湯の 露天風呂前 岩礁に 太平洋の 波打寄せる(同上)

川原に 弥生時代に 湯は湧いて ()(ばら)温泉 宿二十軒(湯原温泉/温泉地の風景4) 61

入母屋の 木造三階 油屋は 温泉最古 元禄の宿(同上)

露天風呂 番付があり 横綱は (ひがし)宝川 西(にし)湯原とか(同上)

衰退の 波は緩やか 温泉地 廃業をする 店舗少なし(同上)

平安期 赤倉温泉 開湯で 現在宿は 十軒ほどで(赤倉温泉)

室町期 鎌先温泉 開湯で 老舗の旅館 四軒が建つ(鎌先温泉)

四階の 一條旅館 本館は 大正期築 国文化財(同上)

泊まりたい 湯宿ばかりが 点在す 憧れつのる 奥鬼怒温泉(奥鬼怒温泉)

奥鬼怒は 八丁(はっちょう)(のゆ)に 宿泊し 残り三軒 またいつの日か(同上)

鬼怒川の 三十キロの 湯の恵み 十ヶ所ほどの 温泉地あり(川俣温泉)

渓谷に 白亜九階 宿が建つ 川俣温泉 一柳閣(いちりゅうかく)が(同上)

温泉の 名の付く駅は 全国に 鬼怒川を入れ 六十五駅(鬼怒川温泉)

鬼怒川は 江戸中期頃 開湯で 昭和に入り 温泉街に(同上)

鬼怒川は 四十軒の 湯宿あり 大規模ホテル 主流を占めて(同上)

本館は 重文湯屋の 道後かな 漱石ゆかりの 部屋を貸切る(道後温泉)

憧れの 道後温泉 うめ乃やは 遍路旅には 敷居が高し(同上)

仲哀と 神功皇后 温泉に 伊佐(いさ)爾波(にわ)神社 創建せしと(同上)

唯一の 温泉街が 高松に 塩江温泉 湯宿十軒(塩江温泉)

奈良時代 行基菩薩が 開湯と 単純硫黄 冷鉱泉で(同上)

休業の 看板見ては 肩落とす 日帰り施設 行基の湯かな(同上)

木造の (こう)東川(とうがわ)の 行基橋 渡らず戻る 遍路の途上(同上)

地獄谷 温泉地には 一軒の 後楽館が 川沿いに建つ(地獄谷温泉/温泉地の風景5)

地獄谷 野猿公苑 入る客 西欧人の 姿が多く(同上)

横湯川 渋の地獄谷 噴泉は 常時噴出 国記念物(同上)

駐車場 宿を離れた 不便さも 横湯川沿い 十分歩く(同上)

木造の ()(いし)()旅館 三階で 昭和初期築 面影残す(渋温泉)

奈良時代 渋温泉は 開湯で 三十五軒 温泉街を(同上)

木造の 二階三階 建ち並ぶ 重伝建に 相応しきかな(同上)

木造の (さい)月楼(げつろう)は 四階で 昭和前期築 国文化財(同上)

景観が 温泉街は 第一で 廃屋なくす 努力が渋に(同上)

痛々し 下部温泉 廃業の 旅館やホテル 街に点在(下部温泉)

下部川 橋のたもとの (ゆう)貴屋(きや)は 昭和レトロの 木造三階(同上)

川沿いに 湯元ホテルの 四階が 鄙びながらも 健気に残る(同上)

珍しき 平安前期 創建の 熊野神社が 下部温泉に(同上)

高台に 東屋風の 物見台 温泉街が 谷間の中に(同上)

忽然と 十二階建て マンションが 下部温泉 渓流沿いに(同上)

甲府市の 湯村温泉 開湯は 平安初期で 湯宿八軒(甲州湯村温泉)

文豪の 太宰治が 逗留す 湯村温泉 旅館明治に(同上)

柳屋の 粋な白塀 柳垂れ 雅な小川 温泉街に(同上)

公道に 廊下を設置 弘法湯 今夜の宿の 特色であり(同上)

寺からの 眺めは民家 密集し 心を癒す 温泉マーク(同上)

十五軒 温泉宿は 十軒に 湯ヶ島温泉 老舗健闘(湯ヶ島温泉)

夏の日は 白壁荘の 川床(かわゆか)で 狩野川眺め ビール飲みたき(同上)

湖上から 温泉街を 眺めると 高島城が 花雲の上(上諏訪温泉)

開湯は 上諏訪温泉 江戸初期で 宿泊施設 四十軒が(同上)

諏訪湖畔 温泉地規模 日本一 洞爺・阿寒湖 遥かに凌ぐ(同上/温泉地の風景6) 64

松之山 温泉開湯 南北期 宿泊施設 十三軒が(松之山温泉)

温泉は 日本三大 薬湯で ホウ酸量は 日本一とか(同上)

松之山 温泉街は 珍しき 廃業をした 宿見あたらず(同上)

城郭を 模した土産屋 三階が 温泉街で 異観を放つ(同上)

安達太良の (だけ)温泉は 引湯し 昭和の戦後 再興されて(岳温泉)

温泉を 訪ねる度に 気にかかる スキーに狂った (わか)()の病気(同上)

ああ哀し 宿の軒数 激減し 二十六軒 今九軒に(同上)

ニコニコの 温泉街が 共和国 注目された 時代もありき(同上)

鎌倉期 磐梯熱海 温泉は 熱海伊東氏 見つけ開湯(磐梯熱海温泉)

一力や 自力で泊る ゆとりなく 他力に頼る 老いのたそがれ(同上)

磐梯の 熱海の湯には 海がなく 猪苗代(いなわしろ)()を 海と見るかな(同上)

バブル期後 温泉街は 衰退し 土湯温泉 宿は半減(土湯温泉)

荒川の 川上温泉 上流に 秘湯の鑑 一軒宿が(同上)

鎌倉期 (にっ)(そん)上人 湯治した 温泉跡に 堂宇建立(同上)

沼尻に 明治の後期 開湯す 安達太良山の 源泉を引き(沼尻温泉)

安達太良の 沼尻温泉 哀れなり 廃屋の宿 道路に五軒(同上)

沼尻の 温泉郷は 消滅し 頭抱える 猪苗代町(いなわしろまち)(同上)

小規模な 温泉街は 中ノ沢 明治の前期 ()(なり)地域に(中ノ沢温泉)

中ノ沢 温泉地には 現在は 十一軒の 宿泊施設(同上)

芦ノ牧 温泉街は 大川に 平安初期に 大師開湯(芦ノ牧温泉)

芦ノ牧 温泉宿は 半減す それでも提灯 通りに飾り(同上)

廃屋の 旅館やホテル 見て思う 再活用は 倒産前に(同上)

足湯から 街道眺め 去来する 田島往来 若き日の旅(同上)

様々に 質変りたる 湯に浸かり 浮世の旅を 繰り返すかな(大塩裏磐梯温泉)

六軒の 宿は二軒に 減少す 裏磐梯の 大塩温泉(同上)

室町期 熱塩(あつしお)温泉 開湯で 温泉宿は 四軒ありて(熱塩温泉)

山形屋 昭和中期の 開業で 熱塩温泉 規模は一番(同上/温泉地の風景7) 65

下の湯は 浴槽一つ 仕切壁 共同浴場 まるで混浴(同上)

秋の宮 役内川の 底掘れば 川湯の湯っこ 即席風呂に(秋の宮温泉郷)

消滅す 秘湯の宿の 不如帰(ほととぎす) 客の期待に 耳傾けよと(二岐温泉)

廃業の (ふた)(また)温泉 大和館 秘湯の造語 発祥とあり(同上)

寂れたる ()小屋(こや)旅館が 二岐に 屋根が赤なら 大和館かと(同上)

温泉は 白河藩の 隠し湯で 平安前期 開湯と言う(同上)

大丸の あすなろ荘の 岩風呂は 自然湧出 究極の湯で(同上)

中会津 岩瀬湯本の 温泉は 平安初期と 開湯古く(岩瀬湯本温泉)

茅葺きの 兜造りの 湯治宿 湯本温泉 一軒残り(同上)

男鹿湯本 温泉街は 衰退し 十八軒が 九軒となり(男鹿湯本温泉)

日本一 男鹿半島の 海岸美 知る人もなく 温泉に影(同上)

自噴する 湯も豊富な 登別 露天風呂には 赤鬼青鬼(登別温泉)

登別 温泉開湯 江戸末期 滝本旅館 第一号で(同上)

懐かしき クマ牧場が 温泉に 開園されて 六十年に(同上)

盛時には 三十軒の 登別 温泉街は 二十軒へと(同上)

箱物の 旅館やホテル 並び建ち 木造和風 宿が恋しき(同上)

雪の上 小さな祠 前後して 青鬼座して 赤鬼が立つ(同上)

阿寒湖で アイヌコタンの 看板を 温泉街の 入口に見る(阿寒湖温泉)

開湯は 明治の末期 阿寒湖に 十三軒の 湯宿が並ぶ(同上)

阿寒湖の 湖面映る ホテル群 高い敷居が 低くなるとは(同上)

中央に トーテムポール 群立し アイヌコタンの 神々偲ぶ(同上)

コタン内 イランカラプテ 通りには 二十二軒の 店舗が並び(同上)

阿寒湖は ホテル()(ぜん)(すい) 箱物に 前日予約 元旦の宿(同上)

道北の とよとみ温泉 大正期 石油掘削 名湯が湧き(とよとみ温泉)

大正期 層雲閣が 開業し 層雲峡も 温泉街に(層雲峡温泉)

傾いた 国際ホテル 名を変えて 朝暘リゾート 新たな門出(同上/温泉地の風景8)

十勝岳 温泉発見 昭和期で 凌雲閣が 開業される(十勝岳温泉)

晩食は 肉より旨しと 芭蕉翁 山に登りて 腹を空かせば(同上)

(しかり)(べつ) 湖畔温泉 二軒から ホテル風水 一軒だけに(然別湖畔温泉)

プチホテル 想定させる 洋館は 然別湖 ネイチャーセンター(同上)

昭和期の 支笏湖温泉 開湯で 休暇村など 七軒の宿(支笏湖温泉)

支笏湖は 無料駐車場 離れてて 食事するにも 割高となる(同上)

いつまでも 変わらざる我れ 探しつつ 三十年ぶり ユースに泊まる(同上)

哀れかな 天人峡(てんにんきょう)の 温泉は 大きなホテル 三軒廃墟(天人峡温泉)

明治末 天人閣は 開業し 一昨年に 経営破綻(同上)

安い宿 またユースに 泊まるかな 質素倹約 年金暮らし(旭岳温泉)

旭岳 温泉二泊 思い出は 登山とスキー 贅沢尽くし(同上)

積丹の (さかずき)温泉 衰退し 温泉宿は (ちょう)()(そう)のみ(盃温泉)

登別 一泊五万 玉乃湯は 泊まる金持ち 以外と多く(登別温泉)

登別 温泉街に 調和なく 十宿十色 広さを競う(同上)

登別 ()(もと)さぎり湯 ビルの中 温泉銭湯 意外と安く(同上)

登別 聖光院(しょうこういん)は 宿坊で 北海道で 唯一の宿(同上)

峠から 眺める景色 登別 温泉街よ またいつの日か(同上)

山の湯に 賑わい戻れと 願いつつ 廃墟となれば 人は訪ねず(カルルス温泉)

明治末 カルルス温泉 開湯す 衰退するも 四軒残り(同上)

登別 カルルス温泉 奥座敷 今は昔の 夢物語(同上)

一人旅 泊る宿には 有るまじき 分不相応 温泉ホテル(洞爺湖温泉)

コロナ禍や 患う人は 闘病し 老舗ホテルも 悪戦苦闘(同上)

開湯は 洞爺湖温泉 大正期 十数軒が 湖畔の宿で(同上)

温泉の ある駅年々 減少し 全国わずか 十三ヶ所に(阿仁前田温泉)

奥の湯の 森吉山荘 平成期 湯ノ沢温泉 引湯されて(湯ノ沢温泉)

阿仁の里 (うっ)(とう)温泉 マタギの湯 昭和後期に 開湯されて(打当温泉)

いつの間に 温泉地には 見慣れない 電子基準点 新設されて(同上)

愛されて 夏瀬温泉 百余年 崩れし道路 昔のままで(夏瀬温泉/温泉地の風景9) 66

五城目(ごじょうめ)の 小倉温泉 山里に 江戸期開湯 冷鉱泉が(小倉温泉)

寒いほど 風は吹くなり 茅の宿 夏は黒湯の 離れに限る(黒湯温泉)

湯に出会い 湯に別れゆく 恋しさも 諸行無常の 一つなりしか(同上)

秘湯とは 辺鄙な宿を 指すけれど 自噴の湯こそ 秘湯と思う(同上)

懐かしき 大釜温泉 建物は 旧分校の 木造二階(大釜温泉)

登山後は 温泉宿が 欠かせない イワナの刺身 また骨酒と(孫六温泉)

湯上りの 浴衣姿を 前に見て 雨降りそそぐ 孫六の宿(同上・追憶)

様々な 思い出残る 孫六は (あるじ)が変わり 縁遠くなる(同上)

さくら湖に 三春の里の 里の湯が 平成前期 開湯されて(三春里の湯)

里の茶屋 兜造りの 平屋建て 茅葺き屋根に 二重煙り出し(同上)

さくら湖の 大滝根川 川沿いに (かみ)(しも)とに 斉藤の湯が(斉藤の湯温泉)

鉱泉に 亀ほどのんびり 入れずに いつか泊らん 三春の里湯(同上)

勿来(なこそ)には 白米(しらよね)鉱泉 つるの湯が 百年以上 歴史があると(白米鉱泉)

つるの湯は 物持ちが良く 廃車せず 二台の外車 空き地に置かれ(同上)

()(びと)には おふくろの宿 古民家が 井戸(いど)(みず)ながら 日帰り入浴(田人おふくろの宿)

井戸水は 水道よりも 柔らかで 冷鉱泉と 区別が付かず(同上)

(ゆじ)(また)に ()(ゆう)ランド はなわあり 平成前期 町が開湯(はなわ湯岐温泉)

歴史より 足元湧出 山形屋 値千金の ワンコインかな(湯岐温泉)

湯治場の 雰囲気残す 宿二軒 湯岐温泉 秘湯の見本(同上)

志保の湯の 看板を見て 訪ねれば 廃業となり 写真に残す(志保の湯温泉)

既に旧 新湯(しんゆじ)(また) 温泉の 山荘建屋 廃屋となり(新湯岐温泉)

山間部 いわき遠野に 中根の湯 昭和後期に 移転再建(中根の湯温泉)

奈良時代 いわき湯本 温泉は 鶴の湯浴みが 開湯と言う(いわき湯本温泉)

バブル期は 温泉宿が 五十軒 令和の今は 三十軒に(同上)

湯治中 野口雨情は 恋をして 三年半を 湯本で暮らす(同上)

源泉を 毎分五トン 揚湯し 貯湯されで 集中管理(同上/温泉地の風景10) 66

予期もせぬ いわき湯本の 温泉で 浴衣姿で 寺社めぐりとは(同上)

スサノオと ヤマトタケルを 合祀して 八坂神社は 火伏の神に(同上)

新館の 四階建ては 鉄骨で 旅館わ可ばは 時代の風に(同上)

好まれる 温泉街の 町並みは 調和第一 外壁の色(同上)

岩惣の 看板見ては 思い出す 安芸宮島の 老舗の旅館(同上)

木造の 旅館少なき 温泉で 伊勢屋旅館と 松柏館が(同上)

()()(だけ)が 温泉神社 御神体 白鳳二年 創建と言う(同上)

温泉地 七堂伽藍は 珍しき 真言宗の (しょう)行院(ぎょういん)が(同上)

白鳥(しらとり)に 秘湯の宿の 喜楽苑 休業中で 宿泊ならず(白鳥山温泉)

洒落た宿 ホテルパーム スプリング いわき湯本も 温泉進化(いわき湯本温泉)

古殿(ふるどの)の 入道の湯が 廃業し 歴史の宿は 幕を閉じたり(入道温泉)

コロナ禍で 湯煙りは消え 廃村か 甲子高原の キョロロン村は(新甲子温泉)

昭和期の (しん)()()温泉 開湯で 衰退するも 旅館は五軒(同上)

新甲子は 甲子温泉の 引湯で 元湯を名乗る みやま荘かな(同上)

知名度は 那須より低き 高原は 宿は半減 廃墟三軒(同上)

平安期 木賊(とくさ)温泉 開湯で 南会津に 秘湯ブームを(木賊温泉)

たちばなや 秘湯ブームに 宿泊し ぼったくられた 宿は今なく(同上)

鎌倉期 湯ノ花温泉 開湯で 共同浴場 四軒もあり(湯ノ花温泉)

湯上りの 休み処が 欲しいかな 湯ノ岐川の 景色眺めつ(湯ノ花温泉)

いつまでも 心ぬくもる 思い出を 残してくれた 本家亀屋は(同上)

庭先に 湯けむり立ちて 岩魚跳ね 藤の花咲く 肝煎の宿(同上)

奥会津 秘湯の宿が 数多あり 登山とスキー 尽きぬ憧れ(同上)

夢の湯は 会津高原 温泉で 平成元年 開湯されて(会津高原温泉/温泉地の景色11)

滝の原 三滝温泉 旅館建つ 荒海(あらかい)(がわ)の 渓谷の上(滝の原温泉)

憧れの 温泉尽きぬ この世なり よき湯よき酒 よき肴(など)(玉山鉱泉)

江戸中期 玉山鉱泉 開湯で 旅館三軒 仲良く暮らす(同上)

小名浜の ()(じろ)温泉 (くに)(もと)() 明治創業 奥座敷なり(神白温泉)

五拍子が 揃う湯宿は 珍しく ふとめぐり逢う 国元屋かな(同上)

小名浜の 原木(はらき)()温泉 (しょう)(せん)は 冷鉱泉の 昭和の旅館(原木田温泉)

東山 温泉開湯 奈良時代 温泉街に 宿二十軒(会津東山温泉)

東山 グランドホテル 懐かしき 組合旅行 思い出包み(同上)

朝酒と 朝寝はあまり しないけど 朝湯は大好き 温泉ならば(同上)

木造の 芦名旅館は 三階で 昭和レトロな いろりの宿で(同上)

関ヶ原 その恨みが 維新なり 会津の恨み 湯にも湧くなり(同上)

みちのくに 泊まりてみたき 宿多し 一軒一軒 泊まる楽しさ(同上)

憧れは 憧れのまま 向瀧 宿に重なる 美酒佳肴かな(同上)

年老いて 走り易い道 また探す 会津盆地を 抜ける下道(したみち)(同上)

兜屋根 旅館新湯は 二階建て 大棟飾る 長き煙り出し(西山温泉)

中の湯は 入母屋造り 二階建て 越屋根二つ 大棟飾り(同上)

奈良時代 西山温泉 開湯で 木造旅館 五軒点在(同上)

廃業の 秘湯の宿を 見るたびに 深まる秋に 涙は尽きず(同上)

昭和末 温泉掘削 円蔵寺 門前旅館 温泉街に(柳津温泉)

温泉と 古寺と古社とを 訪ね行く エデンの園は 盆地の浄土(同上)

純和風 金泉閣が 大玉に 昭和の後期 開湯されて(大玉温泉)

洋風の アットホーム おおたまを 平成前期 村が開設(新おおたま温泉)

福島の フォレストパーク あだたらに 思いもよらぬ 温泉施設(県民の森温泉)

あだたらの ふれあいセンター 道路際 岳温泉の 公共の宿(岳温泉)

鬼面山 未だ登らぬ 山なれど 登り終えたら その湯に入らん(野地温泉)

泉質の 異なる(いで)() 宝物 鷲倉山(わしくらやま)の 浄土の恵み(鷲倉温泉)

渓谷に 名津目(なつめ)温泉 再興す 二本松市の 日帰り施設(名津目温泉)

(ひじり)(いし) 温泉リード 若女将 奥州福島 ブレークさせる(聖石温泉)

開湯は (よし)()()鉱泉 江戸中期 旅館一軒 歴史を保つ(吉野谷鉱泉)

土掘れば 化石の他に 湯も湧いて 地下は宝の 未知なる世界(谷地鉱泉/温泉地の景色12)

大昔 海の底にも 湯が湧きて 海竜たちも 触れたと思う(同上)

久之浜 温泉宿は たきた館 昭和前期に 開湯されて(久之浜温泉)

イワナ焼く 神泉亭の 囲炉裏端 座ることなく 今年も過ぎる(高野鉱泉入の元湯)

スパリゾート ハワイアンズは 半世紀 炭坑節を フラダンスへと(いわき湯本温泉)

リゾートに モノリスタワー 新築し ハワイアンズは 規模を拡大(同上)

古き日の 常磐ハワイ 名は霞み スパリゾート ハワイアンズに(同上)

御とめ湯り 土湯温泉 入口に 風評被害 新たな門出(土湯温泉)

破産した 松雲閣の 再興を 祈る気持ちで 写真撮影(同上)

影落とす はやま温泉 幸乃湯は 廃業のまま 廃墟となりて(磐梯猪苗代はやま温泉)

開湯は 押立(ほったて)温泉 江戸末期 国民宿舎 さぎの湯残り(磐梯押立温泉)

八幡屋の 里山の湯に 絶句する 全国一の 宿なればこそ(母畑温泉)

泊まりたい ()(ばた)元湯は 閑古鳥 南の空に 渡れと願う(同上)

三軒の 旅館は消えて 八幡屋と 二軒が残る 母畑温泉(同上)

純和風 旧財閥の 別邸は 片倉温泉 薬王館に(片倉温泉)

久々に 銀山温泉 来てみれば 雪でも来客 温泉街に(銀山温泉)

切妻の 四階建ては 豪壮で 古勢起屋(こせきや)別館 昭和初期築(同上)

古勢起屋の 三階建ての 本館は 大正ロマン 部屋に漂わせ(同上)

衰退の 風は止むなり 銀山は 温泉街に 十三軒が(同上)

三階の 永澤平八 旅館から 能登屋旅館が 美のシンフォニー(同上)

美味しさを 画像で味わう 宿もあり それも新たな 温泉めぐり(同上)

平成期 尾花沢市が 開湯す (とく)()()温泉 花笠の湯を(徳良湖温泉/温泉地の風景13)

吉川屋 パンフレットで 知ることも 貧乏人の 空想の旅(穴原温泉)

江戸中期 穴原温泉 開湯で 大きな旅館 三軒が建つ(同上)

泊ろうと 思った宿が 廃業す 惜しみてやまぬ 老舗の富士屋(同上)

天王寺 温泉開湯 江戸後期 (すり)上川(かみがわ)に 四軒並ぶ(天王寺温泉)

昭和期は テーマパークの 温泉地 飯坂温泉 東北一で(飯坂温泉)

盛時には 九十軒の 飯坂も 令和二年は 三十余軒(同上)

若き日は 極楽求め 狂気した 酒池肉林の 温泉めぐり(同上)

みちのくの 飯坂の湯には 義経も 浴したと聞き 芭蕉と偲ぶ(同上)

ほりえやや 掘り返されぬ 明治かな 遠くなり行く 俳句の如し(同上)

賑やかな 大きな宿に 囲まれて 負けてなるかと 中村屋はあり(同上)

木造の 三階建ての 中村屋 泊まりことも 遠い思い出(同上)

飯坂や 古き旅館は 残りしも 古き酒屋は 店じまいせし(同上)

初めての 飯坂温泉 宿は消え 遠き思い出 虚しく思う(同上)

昔見た 歓楽街の 灯は消えて 廃屋の宿 見るも哀しき(同上)

飯坂に 芭蕉の影を 慕いても 歓楽街に 美意識薄く(同上)

震災の 風評被害 飯坂に 廃業の宿 雨後の筍(同上)

コロナ禍に 負けずに残る 逞しさ 日観連の 加盟の宿は(同上)

(ろく)屋根の 四階旅館 シンプルで 五階建てなら ビジネスホテル(同上)

一宿の 跡さえ人を 引きつける 松尾芭蕉と 飯坂温泉(同上)

飯坂に 千二百年 続く湯は 共同浴場 波来(はこ)()とされて(同上)

楽しきは 一人静かに 湯浴みして 芭蕉の旅を 懐かしむ時(同上)

気に入りし 和風の宿は 廃業す (わか)()旅館の 望雲閣が(同上)

温泉は 摺上川の 堰堤で 途切れ流れる 阿武隈川に(同上)

白石の 蔵王開拓 温泉は 残念ながら 廃業となり(蔵王開拓温泉/温泉地の風景14)

廃業の 連鎖広がる 遠刈田(とおがった) 温泉郷の リゾート施設(遠刈田温泉)

雪とけて 春を待たずに 宿閉じる ゆと森倶楽部 四季亭に次ぐ(同上)

こけしにも 様々あって 思うこと 細々と生き 大きく刻む(同上)

不忘閣 別館は閉じ 売店は シャッター下ろし 衰退気味に(青根温泉)

新しき 温泉宿の 門が建つ 青根温泉 一棟貸しが(同上)

憧れの 青根の宿で 酒飲めば 六十万石 殿様気分(同上)

懐かしき 森永ミルク キャラメルの 看板を見る 土産屋跡に(同上)

仙台の 宣教師宅 移築する 青根洋館 明治の二階(同上)

流辿(りゅうせん)は 山景の宿 自称して 青根温泉 人気の旅館(同上)

道路経た 岡崎旅館 新館は 鉄骨三階 洋風の宿(同上)

毎日が 祭り騒ぎの 賑やかさ そんな夢見る 青根温泉(同上)

二階建て 岡崎旅館 本館は 昭和初期築 国文化財(同上)

自炊部の 名明館(みょうめいかん)は 閉館す 木造二階 明治期築で(同上)

遠刈田 温泉の宿 さんさ亭 昭和中期の 開業と言う(遠刈田温泉)

唐破風の (ことぶき)の湯は 古風なり 江戸期の湯小屋 復元されて(同上)

若き日の 心の旅は 遠かった 忘れられぬは 大沼旅館(同上)

その昔 恋した人を 誘いて 枕並べた 蔵王温泉(蔵王温泉)

慎ましき 共同浴場 川原(かわら)()は 湯船の底で 源泉自噴(同上)

店閉じた 商店多く 目に浮かぶ 蔵王温泉 高湯通りは(同上)

切妻の 旅館吉田屋 四階は 変則的な 妻側の窓(同上)

千年と 三百年の 宿比べ どちらも同じ 自然湧出(同上)

滑り行く 樹氷の先は 湯船なり 蔵王温泉 千年の宿(同上)

客間より 蔵王連山 眺めつつ 和歌を詠ずる 風流の宿(同上)

天皇に 即位されても 継続を 蔵王山での 登山とスキー(同上/温泉地の風景15) 67

大正期 十七軒の 宿並ぶ 高湯通りは 今七軒に(同上)

十年で つなとり温泉 閉鎖する 景勝園へ 巨大な投資(つなとり温泉)

歴史ある あいのの温泉 閉館し 公共福祉 悲しく消ゆる(あいのの温泉)

月山の 志津(しず)温泉の 開湯は 平成元年 宿六軒に(月山志津温泉)

春スキー 五月連休 月山の 志津温泉の 宿は満室(同上)

峠には 日本秘湯の 守る会 国見温泉 飯塚旅館(国見温泉)

国見とは 羽後と陸中 国境 キリタンポ鍋 陸中名物(同上)

町営の 国見山荘 閉鎖され 残る温泉 個人の努力(同上)

大橋で 玉川温泉 眺めれば 不便な頃の 温泉浮かぶ(玉川温泉)

湯治場の 新たな時代 模索して 新玉川の 温泉オープン(新玉川温泉)

花の里 温泉があり 摂津峡 祥風(しょうふう)(えん)で 日帰り入浴(花の里温泉)

純和風 山水館の 外観は 越屋根載せた 四階建てで(同上)

丹波には あやべ温泉 二王館 平成中期 市が開湯す(あやべ温泉)

山乃湯は 犬鳴山(いぬなきやま)の 温泉で 昭和の戦後 開湯される(犬鳴山温泉)

聳え立つ 観光ホテル 破産して 大江戸グループ 傘下におさむ(箕面温泉)

温泉は テーマパークに 成り難し 成功例は 常磐ハワイ(同上)

平安期 川渡(かわたび)温泉 開湯で 温泉街に 旅館七軒(川渡温泉)

創業は 藤島旅館 江戸初期で 仙台藩の 湯守も務め(同上)

未来への 遺産と呼べる 文化かな 古き日本の 湯治の姿(同上)

川渡に 閉じる宿あり 玉造(たまつくり) 再び開く 花もありけり(同上)

看板を 見ては宿の 所在知る 田中温泉 東鳴子に(東鳴子温泉)

平安期 東鳴子の 温泉は 火山噴火で 湧出したと(同上)

絶品は 味噌を加えた ミズたたき 忘れられない 亡き母の味(同上)

入母屋の 楼閣風の 民家見る 温泉街の 盛時の遺産(同上)

湯治宿 いさぜん旅館 上品な 昭和レトロの 雰囲気の宿(同上/温泉地の風景16) 68

江戸中期 旅館勘七(かんしち)() 創業で 東鳴子で 最古の宿と(同上)

木造の まるみや旅館 二階建て 冷却塔は 屋根に似合わず(同上)

湯治場の 雰囲気変る 街外れ 弁天閣と ホテルニューあらお(同上)

信号機 過ぎると鳴子 温泉の 町並み続く 宿二十軒(鳴子温泉)

老舗宿 ホテル亀屋は 懐かしき 甥子二人と ふた昔前(同上)

大規模な 温泉ホテル 行き詰まり 大江戸温泉 傘下に入る(同上)

東北の 三大温泉 宮城鳴子 山形蔵王 福島飯坂(同上)

鳴子では 二十年前 元ホテル ()泉楼(いずみろう)が 最大廃墟(同上)

川渡の 国道沿いの 中鉢(ちゅうばち)の 湯小屋に寄ると 休業中で(川渡温泉)

道路沿い 馬場温泉の 遊佐(ゆさ)()(てい) 平屋の主屋 国の文化財(東鳴子温泉)

二回目の 鳴子温泉 探索は 線路越えた 高台側を(鳴子温泉)

創業は 江戸時代初期 源蔵湯 観光ホテル 前身であり(同上)

滝の湯の 入浴料は 二百円 駅前駐車 三百余円(同上)

箱物の 農民の家 閉鎖され 湯治文化は 鳴りを潜めて(同上)

姥の湯は 義経ゆかりの 湯とされて 創業はかか 四百年に(同上)

(めい)()へと 旅立つ前に 湯治場で 借りた身体(からだ)を 労り感謝(同上)

斬新な 早稲田桟敷(さじき)() 温泉は 前後間もなく 学生が掘り(同上)

温泉の 移り変わりを 見聞し 哀れを誘う 江戸の湯治場(同上)

ウェブでも 入浴をした 心地する 芭蕉も知らぬ 鳴子の湯船(同上)

江戸中期 中山(だいら) 温泉は 開湯されて 宿は九軒(中山平温泉)

ドーム屋根 草地の中に 放置する 鳴子熱帯 植物園跡(同上)

琢琇(たくひで)は うなぎ湯の宿 自称して 日本秘湯の 守る会でも(同上)

船乗りの やすらぎ荘は 保養所で 青春時代 懐かしの宿(同上)

新しき しんとろの湯が 国道に 大衆浴場 車途切れず(同上)

食堂の 看板の名に 見覚えが 廃業しても 面影残し(同上)

安い宿 探し見つかる 温泉地 老人ホーム ながやま山荘(同上/温泉地の風景17) 68

厳美荘 立地条件 文句なし 郭公(かっこう)だんご 受取場所で(厳美渓温泉)

厳美渓 平成初期の 開湯で いつくし園が 一軒だけに(同上)

滝ノ上 (かっ)(こん)田川(だがわ) 上流に 昭和中期に 開湯される(滝ノ上温泉)

みやま荘 十年前に 廃業し 虚しく残る 看板建屋(同上)

久々に 激登を終え 湯に浸かる 岩手の山は 烏帽子岳かな(同上)

米沢の 小野川温泉 開湯は 平安時代 小野小町と(小野川温泉)

小野川の 温泉街は 衰えず 十六軒の 旅館やホテル(同上)

新しき 共同浴場 滝の湯は 古風な湯小屋 再現されて(同上)

入母屋の 二階堂旅館 二階建て 軒唐破風の 玄関優美(同上)

洋風の うめや旅館は ベージュ色 三階建ての 鶯の宿(同上)

ホテルから ()(もり)(しょう)()(あん) 山川に 老舗の宿は イメージチェンジ(同上)

山形の 小野川・銀山 肘折は 古き家並みの 三大温泉(同上)

平入りに 軒唐破風の 玄関が 二階の亀屋 万年閣は(同上)

奥座敷 死語となっても 変わらない 小野小町の 美肌の如く(同上)

唐破風が 共同浴場 入口に (あま)()入母屋 屋根が優美で(同上)

高砂屋 木造二階 妻入りに 軒唐破風の 玄関を付け(同上)

吾妻荘 江戸寛政期 創業で 三階建てが 高台高く(同上)

消えぬ内 滑ってみたい スキー場 古き湯宿の 小野川訪ね(同上)

河鹿荘 温泉街の 奥に建つ 一万坪の 敷地を構え(同上)

秋田県の温泉 短句(俳句・川柳)

古民家が 消えたら日本 価値も減り(強首温泉/秋田県の温泉1) 66

大地主 気分に浸る 露店風呂(同上)

角部屋の 障子の左右 庭開け(同上)

新五郎 明治開業 湯には花(湯ノ岱温泉)

太郎兵衛 江戸より続く 湯の名前(同上)

茅葺きの 廃屋哀れ 歴史斬り(同上)

秋の宮 博物館が この地にも(同上)

川原に 野湯を楽しむ スコップが(同上)

湯治宿 おなじみ荘が 今もあり(秋の宮温泉)

つり橋の 先の湯治場 廃止され(鷹の湯温泉)

少子化で 温泉プール 廃屋に(秋の宮温泉)

秋の宮 山荘遠き 景観に(同上)

硫黄泉 泥湯は泥の 酸性で(泥湯温泉)

新しき 湯小屋に煙り 古きまま(同上)

廃業の 宿は細々 湯煙りに(同上)

温泉地 共同浴場 ステータス(小安温泉)

寂れたる 木造旅館 味わいも(同上)

温泉の 衰退薬師 社殿へと(同上)

集会所 観音堂を 併設し(同上)

上の湯の 暖簾下ろされ 住宅に(同上)

盛時には 温泉民宿 十軒も(同上)

旅烏 定宿もなく 湯の街に(同上)

スキー場 消えて遠のく 温泉地(同上)

阿部旅館 三日坊主の アルバイト(同上)

部屋数が 旅館を超える 民宿も(同上)

湯番所に 無駄な税金 注がれて(同上)

小安峡 大噴湯が 新緑に(同上)

ゆーらくは 日帰り施設 休業し(上畑温泉/秋田の温泉2) 66

手打ちそば 三平だけが 旗を立て(同上)

わらび座の 温泉ゆぽぽ 好評で(あきた芸術村)

道沿いの 宿の廃屋 哀れなり(田沢湖高原温泉)

まだ残る ハイランドホテル 山荘は(同上)

裏通り プラトーホテル 慎ましく(同上)

駒ヶ岳 廃屋の先 残雪が(同上)

廃屋の 旅館を眺め 知る宿も(同上)

旅館かと 思えば通り 宿の寮(同上)

地味ながら 続く民宿 はるかぜが(同上)

案内図 二十五軒の 宿見える(同上)

懐かしき 保養所団地 標識が(同上)

細々と 養魚場が 温泉に(同上)

風前の ゆぽぽ山荘 灯火に(同上)

各企業 保養施設は 激減し(同上)

たつこ荘 三千円で 素泊まりが(同上)

スキー場 有りて水沢 温泉で(水沢温泉)

いつの間に スポーツセンター 湯小屋建て(同上)

半世紀 経ても変わらぬ 駐車場(同上)

水沢は 自然景観 イマイチで(同上)

湯上りの 硫黄の匂い 心地良く(同上)

山荘が 山の居酒屋 オープンし(同上)

山荘の トイレ臭突 懐かしき(同上)

地図になき 看板だけの 山荘も(同上)

高野地区 リゾートホテル 新しく(同上)

田沢湖の 金色観音 まだ有りき(同上)

駆けて行く 馬像美し 白浜に(田沢湖畔温泉)

大規模な 湖畔の宿は 破綻して(同上)

かたくりも 温泉宿に 様変わり(同上)

公共の 宿は廃業 廃墟化し(横手温泉)

院内に 日帰り温泉 ほっと館(院内温泉)

旅館前 ほほえみ観音 像新た(湯の岱温泉/秋田県の温泉3) 66

岩風呂は プールの如く 広々で(同上)

宿の先 源泉の湯気 高々と(同上)

公営の 日帰りセンター 廃屋に(同上)

山奥の 公共施設 片付けず(同上)

低温の 湯の原温泉 湯沢市に(湯の原温泉)

天然の 温泉二軒 隣り合う(ゆざわ温泉)

コロナ禍で 奥羽山荘 宿閉じる(川口温泉)

山荘に あか松庵の 曲り家も(同上)

からび座が 奥羽山荘と 心中か(同上)

太田町 就業センター 湯を備え(中里温泉)

(ほっ)()(さく) 遺跡見物 立ち寄り湯(仙北温泉)

大雄は ふるさと創生 ボーリング(ゆとりおん大雄)

(ひのと)(そう) 湯小屋寂しき 湯気は絶え(野宅温泉)

平兵(へいべい)() 宿の面影 玄関に(同上)

猿倉の 旅館やまびこ 廃屋に(猿倉温泉)

柔らかな アルカリ性の 鉱泉で(湯の沢温泉)

つり堀の 旅館経営 珍しき(猿倉温泉)

平成期 温泉掘削 さくら荘(おおもり温泉)

いつの間に 共同浴場 公園に(大森健康温泉)

角館 武家屋敷にも 温泉が(かくのだて温泉)

茅葺きの 門と主屋が お出迎え(奥角館温泉)

雲沢に 昭和レトロな 旅館見る(旅館雲沢)

日帰りの 水沢の湯っこ 裏道に(水沢世代交流福祉館)

ユメリアは 平成中期 刈和野に(西仙北ぬく森温泉)

数年後 消えゆ温泉 行くが旅(神ノ湯温泉)

癒される りんご畑の 湯の宿は(戸波鉱泉)

山分けて 知る温泉は 刺激的(小羽広温泉)

名湯に 詰まる歴史は 雰囲気で(同上/秋田の温泉4) 66

浴室の 壁には妙な ガラス窓(同上)

懐かしき オーディオセット 談話室(同上)

全国に 五十余ヶ所の かっぱ村(同上)

妖艶な 水着姿の かっぱ像(同上)

寂れても 新五郎湯は 今日新た(湯ノ岱温泉)

湯治場に 有名人の 色紙見る(同上)

湯治宿 小椋旅館 そのままに(泥湯温泉)

客もなく 内風呂一人 トド寝かな(同上)

仁賀保(にかほ)には 紆余曲折の いちゑの湯(仁賀保温泉)

フルタイム 年中無休 いつ掃除(にしめ湯っ娘ランド)

本荘の 百年の湯は 以外なり(安楽温泉)

いつ来ても 黄桜温泉 閑古鳥(黄桜温泉湯楽里)

元湯の名 恋しく思う 和みの湯(湯の沢温泉)

藤里の 改善センター 日帰り湯(同上)

白神の 玄関口に 湯宿建つ(同上)

長湯する 圧注浴(あっちゅうよく)の 心地よさ(同上)

草臥れた 長瀞温泉 建物に(長瀞温泉)

大館の ビジネスホテル 温泉に(おおだて温泉)

県境は 矢立ハイツが 一人勝ち(矢立峠温泉)

道路下 矢立温泉 廃屋に(矢立温泉)

五ヶ所もの 貸切風呂が(日景温泉)

露天風呂 うるげる湯っこ 皮膚ふやけ(同上)

貸切の あんべいい湯っこ いい気分(同上)

釈迦内に 公衆浴場 民営で(釈迦内温泉)

大雪は ヘルスセンター 文字を消す(雪沢温泉)

川沿いの 荒瀬の湯上り 風涼し(大湯温泉)

下の湯は 室町時代 名を記す(同上)

心地良い 一年思う 湯船かな(同上)

千葉旅館 一泊の夢 果たしたり(同上)

岡部荘 源泉五本 かけ流し(同上)

山の湯に 老舗の旅館 (はな)()(かん)(同上)

()(さい)へと 馬ぶちは変わり リニューアル(同上/秋田県の温泉5) 66歳

川原の湯 二階は貸切 湯治部屋(同上)

温泉が 花輪スキー場 アルパスに(花輪温泉)

温泉地 日本最大 廃墟群(大滝温泉)

ああ何と 千歳ホテルが 一軒に(同上)

馴染みある 旅館も二軒 消え失せて(同上)

湯は残り 薬師神社の 足湯へと(同上)

とむとむの 温水プール 廃墟化し(同上)

湯上りの 浴場付近 アジサイが(大葛温泉)

黄金色(こがねいろ) はなやの森の 露天風呂(南玉川温泉)

()神山(がみやま) 拝み湯に()る ()の初め(同上)

雄物川 河岸に湯宿 二軒建つ(雄物川温泉)

透き通り 湯の底針が 見えるほど(湯ノ沢温泉日勝館)

湯上りの 浴衣姿は 幻に(同上)

清流に 温泉スタンド 設置され(同上)

名物の 箱蒸し風呂は 面白き(後生掛温泉)

伝説の オナメ・モトメが 源泉で(同上)

十字架の 下には神社 何祀る(同上)

湯治棟 増築されて 五棟にも(同上)

見て悲し クリーンホテルも 閉館し(八幡平大沼温泉)

湯ノ平や 滅び久しき 夏木立(湯ノ平温泉跡)

純和風 かしわ温泉 蓮池に(かしわ温泉)

ウェルネス 横手路閉鎖 放置され(横手温泉)

変らない 大湯ノ沢の 湯小屋かな(小安大湯温泉)

ガラス戸に 兼子旅館の 名を残す(小安温泉)

様々な 思い出浮かぶ 湯の街に(同上)

店閉じた こけし工房 目に辛し(同上)

松の湯は 看板下ろし 住宅に(秋の宮温泉)

秋田県の温泉 長句(短歌・狂歌)

久々に 秋田に帰郷 泊まる宿 強首(こわくび)温泉 (しょう)(ほう)(えん)に(強首温泉/秋田県の温泉1) 66歳

秋田県 国文化財 湯の宿は 樅峰苑と 鶴の湯温泉(同上)

湯宿では 強首ホテル 転業し 樅峰苑が 一軒だけに(同上)

昭和期の 冷鉱泉の 湯治宿 かすみ温泉 黒森荘が(かすみ温泉)

世の人の 見つけぬ宿も ありにけり 湯ノ沢川に きらめく(いで)()(湯ノ沢温泉)

新しき 投資が未だ 無いままに 滅びて行くか 湯ノ岱の湯は(湯ノ岱温泉)

湯ノ岱の 旅館三軒 廃業し (やく)内川(ないがわ)に 湯は湧き続く(同上)

渡られぬ つり橋今もに 放置され 渡りし時代 役内川に(同上)

鷹の湯は 温泉郷の 一軒家 四代続く 老舗の旅館(鷹の湯温泉)

バブル期は 外車に乗って 訪れた 稲住温泉 離れ山荘(稲住温泉)

平成期 稲住温泉 破産後は 共立メンテ 宿再建す(同上)

秋の宮 ユースホステル 思い出す 衆楽荘の 跡地を眺め(秋の宮温泉)

鄙びたる 谷間の宿に 湯浴みして あれこれ思いし 浮世の哀れ(湯ノ又温泉跡)

山荘で 友人夫妻 アルバイト 遠き思い出 脳裏離れず(秋の宮温泉)

泥湯にて 錦の山を 眺めつつ 浴した風呂は 今も脳裏に(泥湯温泉)

火災後の 奥山旅館 再建す 玄関は茅 切妻屋根に(同上)

泥湯には 昔は五軒 宿があり 奥山旅館 最後の湯守(同上)

温泉は 観光資源 市の宝 磨いて光らせ 人は訪ね来る(同上)

果たせない 夢を泥湯で 眺め見る 高松岳は 一人は遠く(同上)

宿の名に 江戸の世知るも 面白き 大噴湯は 今も変わらじ(小安温泉)

開湯は 小安温泉 江戸前期 旅館民宿 十二軒あり(同上)

秋の宮 小安温泉 比べれば 温泉街は 小安に残り(同上)

現在は 温泉民宿 七軒に 小安温泉 主流を占める(同上)

民宿は 簡易宿所(しゅくしょ) 営業で 旅館ホテルと 形態異にす(同上)

木地山の こけし途絶えて 久しくも 小安こけしが 系譜継承(同上)

懐かしき 温泉プール 寂れても 共同浴場 何とか維持し(同上)

小安にも 御番所跡に 門が建つ 伊達と佐竹の 湯浜街道(同上)

消え往きし 秘湯の宿に 思う事 客にニーズに 耳傾けよと(上畑温泉/秋田の温泉2)

村営の 千畑温泉 サン・アール 二十七年 経ても変わらず(千畑温泉)

田沢湖の 帰路に立ち寄る わらび座の 温泉ゆぽぽ 親しみ易き(秋田芸術村)

スキー場 田沢湖高原 温泉は 昭和中期に 開発されて(田沢湖高原温泉)

源泉は 乳頭からの 引湯で 刺激の強い 硫黄泉なり(同上)

昭和期は 二十五軒の 宿があり 令和の今は 八軒だけに(同上)

駒ヶ岳 観光ホテル 名を変えて グランドホテル 七階建てに(同上)

高原で 最大規模の 宿となる プラザホテル 山麓荘は(同上)

高原の 山麓荘が シンボルで 閉じて温泉 消えて行くなり(同上)

定宿の 厚生年金 宿変り ホテルグランド 天空となり(同上)

スキー場 廃止となりて 高原に 泊まる機会は 自然消滅(同上)

鉄筋の 三階建ても リニューアル すれば再建 果たせる宿も(同上)

田沢湖の 水沢温泉 開湯は 明治中期で 宿十三軒(水沢温泉)

高原と 水沢温泉 比べれば 存続の宿 雲泥の差が(同上)

水沢は 民宿地区と 山荘の 広い敷地の 二つに分れ(同上)

公共の 温泉宿を 放置する 秋田の恥は ここに極まり(同上)

駒ヶ岳 奥水沢から 引湯で 元湯水沢 山荘の湯は(同上)

殆どが 乳頭からの 引湯で 仙北市営 温泉事業(同上)

新しき 温泉宿にも 魅力あり 日本の宿は 千差万別(同上)

白浜に 馬頭観音 祀られて 馬の産地 歴史伝承(田沢湖畔温泉)

大正期 開業されし 湖心亭 思い出深き 宿の一つで(同上)

()心亭(しんてい) しらはま開業 大正期 平成中期 温泉宿に(同上)

(しも)(たい) 温泉二軒 一軒に 再建されて 観音湯へと(下の岱温泉)

温泉は 地熱発電 産物で 昭和中期に 下の岱地区(同上/秋田県の温泉3) 66

湯沢市の 公共施設 廃墟化す いこいの森と くつろぎ荘が(同上)

湯沢にも 温泉宿が あることを 知って驚く その歴史にも(湯の原温泉)

廃業の 鹿(しか)()温泉 まだ残る 三十二年 廃屋のまま(鹿子温泉)

いつの間に 古民家移築 もみじ庵 奥羽山荘 離れ増設(川口温泉)

温泉は 平成中期 ボーリング 加温もしない 高温泉で(仙北温泉)

雁の里 日帰り温泉 (ゆう)とぴあ 平成前期 仙南村に(雁の里温泉)

(かみ)(じね)() ()(やけ)温泉 (ひのと)(そう) 廃業となり 温泉消滅(野宅温泉)

猿倉の 鳥海荘の 開業は 平成五年 鳥海(まち)が(猿倉温泉)

今は無き 温泉宿を めぐり行く 最新版の 秋田県地図(同上)

江戸中期 湯の沢温泉 開湯で ホテル真坂が 湯守の宿に(湯の沢温泉)

猿倉は 県営市営 湯が二軒 民営真坂 狭間で努力(同上)

破産した 鳥海高原 温泉の ホテル建物 廃墟のままに(鳥海高原温泉)

県営の ホテルフォレスタ 鳥海が 猿倉温泉 一人勝ちなり(猿倉温泉)

雄物川 温泉推移 平成期 えがおの丘が 山荘(そば)に(雄物川温泉)

平成期 三吉(さんきち)山荘 湯を継いで (ゆう)(せん)(そう)が 新築される(同上)

人知れず 湯ノ沢温泉 ()(そう)(あん) (だい)()(がわ)沿い 廃墟を(さら)す(湯ノ沢温泉)

町宿の ねこの鈴とは 妙な名で 合掌造り 外観古風(かくのだて温泉)

角館 山荘の名は (わび)(ざくら) 古民家移築 温泉宿に(奥角館温泉)

スキー場 消えても残る 角館 旧ひでこ荘 温泉宿が(角館温泉)

秋田では 地方自治体 競い合う 自前の温泉 この嶽の湯も(かみおか温泉)

大正期 湯ノ神温泉 開湯で (しん)湯館(とうかん)が 一軒残り(湯ノ神温泉)

泉質に 豪華もないし 派手もない 鄙びた宿に 宝の湯船(同上)

温泉は 天国または 極楽か 遥か昔に 思いを馳せて(戸波鉱泉)

鉱泉と 聞いて差別 愚かなり 戸波鉱泉 百年続く(同上)

鄙びたる 湯治の宿で 夢を見る 河童と出逢い 黄桜と飲む(小羽広温泉)

祠には キューリジュース 飲む河童 木羽(こわ)広館(びろかん)は その発祥地(同上/秋田県の温泉4)

大河より 小川を好む 河童かな 全国各地 かっぱ渕あり(同上)

廃業を 見送る前に 湯に浸かり 新五郎湯の 思い出とせむ(湯ノ岱温泉)

泥湯では 明暗分ける 宿二軒 小椋旅館と 奥山旅館(泥湯温泉)

滅びたる 湯に浴したる 子供らが 世界に羽ばたく 人材となり(滝温泉跡)

明治末 湯ノ台温泉 開湯で 鶴泉荘が 象潟に建つ(湯ノ台温泉)

ラーメンは 二の次と思い パスをする 温泉名人 温泉一途(同上)

舞鶴に 負けまいとし 掘削す 百年続く 安楽の湯は(安楽温泉)

インターの ()(ろく)温泉 看板が 気にかかりては 立ち寄りて見る(三六温泉)

開湯は 湯の沢温泉 江戸中期 菅江真澄も 紀行に記す(湯の沢温泉)

町営の ホテルゆとりあ 藤里に 泊りは次回 日帰り入浴(同上)

大館の 長瀞(ながとろ)温泉 半世紀 奥羽本線 (なが)()(がわ)沿い(長瀞温泉)

県境の やたて峠の 道の駅 温泉宿の ハイツ併設(矢立峠温泉)

嬉しきは ()(かげ)温泉 再興で 三年ぶりに 湯煙上がる(日景温泉)

名湯の 日景温泉 泉質は 白濁をした 硫化水素泉(同上)

大館は あちらこちらに 浴場が 川原のゆっこ 花岡の湯に(花岡温泉)

長木川 雪沢温泉 開湯は 昭和中期で 旅館が二軒(雪沢温泉)

一年余 大湯温泉 朝の風呂 快食快便 満たされし日々(大湯温泉)

大湯には 共同浴場 五軒あり (いっ)()建てでも 浴室持たず(同上)

子供らの 夢が消えゆく スキー場 響く歓声 昔の大湯(同上)

岡部荘 日本秘湯の 守る会 加盟をしたり 知らぬ(あいだ)に(同上)

バブル期は 十七軒の 温泉地 今は寂れて 六軒だけに(同上)

大湯にて 恩人の家 尋ねても 誰も知らない 哀しさを知る(同上/秋田県の温泉5)

倒産の 病は街に 伝染し 共に倒れる 旅館もあり(大滝温泉)

秋田県 温泉街の 消滅は 大滝温泉 最大規模で(同上)

日帰りの 入浴施設 堅持する 大館市営 湯夢(とむ)湯夢(とむ)の湯が(同上)

駅名を 大滝温泉 変えるべき 温泉街は 廃墟と化して(同上)

(しょく)したい 比内地鶏や 懐かしく 唐揚げも良し 焼き鳥も良し(大葛温泉)

奈良時代 大葛(おおくぞ)金山 発見と ふるさと館と ベニヤマ荘が(同上)

宝仙湖 南玉川 温泉が 平成中期 開湯されて(南玉川温泉)

分校の 校舎を模した 外観で はなやの森を 宿名とする(同上)

角間川 温泉二軒 廃業し 旧田畑荘 廃屋残る(角間川温泉跡)

雄物川 温泉二軒 建ち並ぶ えがおの丘と 雄川荘が(雄物川温泉)

明治期の ロシア勝利を 記念して (にっ)勝館(しょうかん)が 開湯される(湯ノ沢温泉)

後生(ごしょう)(がけ) 温泉自称 湯治村 明治前期の 開業と言う(後生掛温泉)

秋田側 八幡平の 温泉地 五ヶ所に減じ 宿四軒に(同上)

久々に 大浴場に 踏み入れば 混浴廃止 男女別なり(同上)

大深(おおぶか)は 八幡平の (さい)(おう)() 山小屋風の 日帰り施設(大深温泉)

大沼の 温泉宿は 五軒から 高原ホテル 一軒だけに(八幡平大沼温泉)

秋田県 八幡平の スキー場 最後の牙城 温泉もまた(同上)

大沼に 若者たちの 雄叫びが 消えて久しき ユースホステル(同上)

温泉の 保養センター はまなすは 平成前期 金浦町(このうらまち)に(にかほ市温泉)

金浦の 温泉旅館 旧校舎 昭和後期に 開設されて(金浦温泉)

日帰りの かしわ温泉 西目村 平成前期 再興させ(かしわ温泉)

ぱいんすぱ 新山の湯が 本荘に 平成中期 市が開湯す(石脇温泉)

奥小安 菅江真澄の 絵の構図 今でも残る 浴舎と湯滝(小安大湯温泉)

南外の 松木田温泉 開湯は 平成前期 村営の宿(松木田温泉)

昭和期の (ほう)寿(じゅ)温泉 秋の宮 最南端の ドライブインで(宝寿温泉)

男鹿温泉元湯雄山閣 短句(俳句・川柳)

ナマハゲの 像が温泉 入口に

客室は ベランダ付きの 八畳間

部屋の窓 温泉街を 一望に

晩酌は 秋田トップの 高清水

旅館では 石焼き鍋の 実演を

石投じ 桶には湯気が 立ち上る

具材には 真鯛とギバサ エビも添え

桶からは トングで料理 皿に盛る

皿からは 小桶で味付け 出来上がり

浴槽は 窓に面して 景色見え

岩風呂は 砂利を敷き詰め 浜風に

ナマハゲの 面の湯口は 面白き

ポスターに 吉永小百合 ナマハゲが

ナマハゲを 真澄が記した 絵本見る

鳥瞰図 男鹿三山に 寺社描き

来客の 著名人には 知らぬ名も

文人は 高橋克彦 一人のみ

妙心寺 歴代管長 来館も

男鹿温泉元湯雄山閣 長句(短歌・狂歌)

男鹿元湯 雄山閣(ゆうざんかく)の 開業は 昭和中期の 湯本開発期

男鹿ぶりこ 季節外れの 貴重品 食べては涙 (こぼ)れるほどで

二号井戸 雄山閣の 源泉で 加水もしない 塩化物泉

ハタハタ(りょう) 手漕ぎ小舟が 沈むほど 昔の写真 宿で見るとは

何と言う めぐり会わせか 今日の宿 菅江真澄の 資料を展示

展示品 茶釜茶道具 (さか)(びん)や アケビのカゴと ブドウのバック

朝食は 豪華品数 十五皿 秘湯の会で 最上位なり

昭和末 テレビドラマの 撮影も 山崎努 佐藤オリエが

ナマハゲの 赤面青面 お見送り 帰り際まで 気付かぬ戸口

日帰り温泉 短句(俳句・川柳)

露天風呂 湯船にミカン ゴージャスに(夏油高原温泉/日帰り温泉1) 62

ゲレンデを 眺めて浸かる 湯は楽し(同上)

庭が良し 鬼怒川公園 露天風呂(鬼怒川温泉)

珍しき 赤褐色の 鉱泉で(天狗温泉)

藪塚館 昭和レトロの タイル風呂(藪塚温泉)

登山後の 百名山は 温泉に(石鎚山温泉)

坊ちゃんの 知らない湯あり 椿の湯(道後温泉)

遍路旅 さぬき温泉 日帰りで(塩江温泉)

歩く風呂 中途半端な 深さ距離(湯ノ沢温泉)

露天風呂 コンクリートが 冷やかに(同上)

赤谷湖 眼下に望む 露天風呂(猿ヶ京温泉)

蝉の声 一人聴くかな 混浴で(同上)

登山後の 山の湯たから 外れなし(浜平温泉)

渋大湯 日帰り入浴 貸切で(渋温泉)

誰恨む 湯船に夕陽 沈む時(象潟温泉)

登山後の 湯ほど楽しき 命なし(高峰温泉)

露天風呂 付けて加えた 雰囲気で(栂池温泉)

無念かな 石楠花の湯は 休止中(本沢温泉)

一泊の 思い出つくり 果たせずに(同上)

最高所 本沢温泉 野天風呂(同上)

混み具合 車で分かる 湯は嬉し(岩手湯本温泉)

日帰りは さんねむ温泉 常連に(さんねむ温泉)

波乱こそ 人生なりと 湯に憩う(同上)

温泉は 九十九(くじゅうく)(しま)の 一つでも(同上)

洗い場に 給湯ないのが 本物で(くろがね温泉)

宿泊と 食堂もやめ 日帰りに(錦秋湖温泉)

露天風呂 老朽して 入れずに(同上/日帰り温泉2) 64

初詣 済ませ温泉 めぐり行く(さんねむ温泉)

展望の 風呂に客なく 貸切に(同上)

温泉は 安く混まぬが 条件で(同上)

いつ来ても 湯気に包まれ 外見えず(黄桜温泉)

道の駅 いつも混雑 風呂もまた(象潟温泉)

潮騒の 音を聞きつつ 湯に浸かる(同上)

湯船から ()()(さく)(づつみ) 月見たき(鶴舞温泉)

鶴舞は 温泉施設 城を模し(同上)

駒の湯の 震災復興 湯小屋から(駒の湯温泉)

クロベの湯 一人浴槽 露天風呂(新湯温泉)

県境の 栗駒山は 湯の宝庫(同上)

湯の中で 黒森山(くろもりやま)に 手を合わす(六郷温泉)

霜月の 末に初雪 ニセコの湯(ニセコ五色温泉)

湯の神の ニセコ神社は 冬籠り(同上)

モスク似の 幽泉閣の 浴場は(昆布川温泉)

浴槽は 川の流れを 表現し(同上)

入浴後 宿のラーメン 悪くなし(同上)

湯の香り 温泉らしき 硫黄臭(雌阿寒温泉)

十勝川 岩に注連縄 湯の恵み(十津川温泉)

急停車 ワイス温泉 前にして(ワイス温泉)

甘露の湯 日帰り入浴 一軒目(ニセコ昆布温泉)

半露天 風呂の外には 雪積もり(同上)

展示品 着物と小舟 意味不明(同上)

甘露そば 一番安い メニューから(同上)

名湯は 五感に染みる 泉質で(ニセコ湯本温泉)

ラーメンは 北海道も 醤油味(同上)

露天風呂 丸と四角の 木造で(層雲峡温泉)

直弼が 安政の湯に 顔を出す(東大沼温泉留の湯)

廃業の 噂耳にし 急ぎ湯に(同上)

珍しや 露店風呂には 蓋がされ(同上)

湯心亭 アフタースキーで 入浴を(ニセコアンヌプリ温泉/日帰り3) 66

夕陽にも 盃挙げる 秋の暮れ(盃温泉潮香荘)

残雪の ニセコ連山 海に映え(同上)

象潟に 戻り先ず行く 温泉に(象潟温泉)

展望の 海は穏やか 春となり(同上)

温泉と 知らず過ごした ()()(やま)よ(真人温泉)

コロナ禍で 真人山荘の 湯は一人(同上)

やる気こそ また若返る りんご風呂(同上)

ホッとする 気分にさせる 湯の恵み(小安温泉)

浴槽は 千差万別 材質も(同上)

手の込んだ 風呂こそ亭主 作品で(なるせ温泉)

大岩を 刳りぬいた風呂 味深く(同上)

贅沢な 冷鉱泉の かけ流し(滑多羅温泉)

日帰りに 未練が残る 温泉で(同上)

(かに)()の湯 木風呂岩風呂 露天風呂(蟹場温泉)

シンプルな 無色透明 硫黄泉(同上)

岩風呂は 小石を(へり)に 置いただけ(同上)

水沢が 秋田最大 露天風呂(水沢温泉)

木々伸びて 田沢湖霞む 塀の外(同上)

さはこの湯 楼閣造り 人目引く(いわき湯本温泉)

建物は 昭和レトロな 三階で(白鳥温泉)

鉱泉は 加熱されれば 長寿之湯(吉野谷鉱泉)

湯上りの 月見うどんは 初めてか(南郷夢温泉)

露天風呂 日光浴と 入浴と(同上)

湯の神は 大黒恵比須 二福神(同上)

切妻の 湯小屋越屋根 煙出し(大深温泉)

浴室は 建具以外は 木造で(同上)

沢の上 源泉湧出 煙り吐き(同上)

加水して 肌に優しき 湯とならん(同上)

湯に浸かり (すだれ)の上 見る桜(斉藤の湯)

日帰り温泉 長句(短歌・狂歌)

スキー場 温泉掘削 成功し 楽しみ増える 夏油高原(夏油高原温泉/日帰り温泉1)

ゲレンデに 温泉あれば 理想的 せめて欲する 帰路の温泉(同上)

日帰りは 鬼怒川公園 岩風呂に 市の運営で 料金安く(鬼怒川温泉)

登山後は 天狗温泉 日帰りで 浅間山荘 平成の宿(天狗温泉)

山荘に あさま事件を 思い出す されど事件と 関係ないと(同上)

太田市の (やぶ)(づか)温泉 開湯は 江戸中期頃 霊泉沸し(藪塚温泉)

松山に 権現温泉 秘湯あり 昭和中期に 再興されて(権現温泉)

よく見れば 石鎚山の 登山口 京屋旅館に 温泉マーク(石鎚山温泉)

椿の湯 大浴場は 湯釜付き 道後温泉 大衆向けで(道後温泉)

香川県 塩江温泉 最大の 温泉街で 宿は十軒(塩江温泉)

藤里の ホテルゆとりあ 建設は 世界遺産の 登録を受け(湯ノ沢温泉)

猿ヶ京 温泉宿は 十軒で 湖城閣に 日帰り入浴(猿ヶ京温泉)

泉質は 弱アルカリの 高温で 硫酸塩泉 かけ流しなり(同上)

上野村 浜平温泉 しおじの湯 ()()(やま)登山 終えて入浴(浜平温泉)

名湯の 渋温泉の 渋大湯 九湯めぐり 九番湯へと(渋温泉)

道の駅 展望温泉 ねむの丘 夕陽の眺め 千金の価値(象潟温泉)

つるの湯は 多世代健康 交流の センターの名が 野暮にも見える(上山田温泉)

峠道 高峰温泉 看板が 高原ホテル 立ち寄り入る(高峰温泉)

(つが)の湯に 思い出刻む 山の旅 (はく)()の魅力 高原までも(栂池温泉)

工夫なき 長方形の 浴槽に がっくりしたり 馴染が薄く(同上)

日帰りで 戻るも無駄な 温泉は 本沢(ほんざわ)温泉 五時間の徒歩(本沢温泉)

八ヶ岳 北東ルート 本沢に 日本秘湯を 守る宿あり(同上)

開湯は 本沢温泉 江戸末期 明治中期の 建屋が今も(同上)

ひと冬を 過ごして分かる 湯田の雪 横手に比べ 半端じゃないと(岩手湯本温泉)

安達太良の くろがね小屋は 外壁は ソーラーパネル さすが公営(くろがね温泉)

天国は 身近な場所に あるもので 温泉入浴 まさに天国(秋田横手温泉)

消えて行く かんぽの宿の 横手の湯 哀れを誘う 売り飛ばされて(同上)

峠山 パークランド オアシス館 秋田道から 入浴ができ(錦秋湖温泉)

瀬峯坂 温泉和賀に 開業し 日帰り入浴 経験済ます(瀬峯坂温泉/日帰り温泉2) 64

公共の 宿は年々 数減らし 蕉風荘も 灯火消える(さんねむ温泉)

過疎の町 数えるほどの 客の入り 三百円の 湯楽里の湯(黄桜温泉)

開湯は 平成前期 本荘市 鶴舞温泉 日帰り施設(鶴舞温泉)

雪深い 栗駒山に 移住して 艱難辛苦 楽園となる(駒の湯温泉)

栗駒や 二湯が消えて 哀れかな 八幡平に 続く衰退(同上)

道開け 秋田宮城の 境なく 日帰りしたり 栗駒五湯(新湯温泉)

六郷の 黒森山(くろもりやま)の 登山後は あったか山の 温泉を浴び(六郷温泉)

予期もせぬ 登山の後の ラーメンに 昔の味が 残る六郷(同上)

消えてゆく 温泉宿の 哀れさよ 恵みの出湯 涙に変わり(ニセコ五色温泉)

開湯は 五色温泉 大正期 温泉宿は 今一軒に(同上)

懐かしの 野中温泉 推移して ユースホステル 看板下ろす(雌阿寒温泉)

初詣 山の出湯に 手を合わす 硫化水素を 祓い給えと(同上)

モール湯に 浸かっただけで 満足し 白鳥を見る 十勝川かな(十勝川温泉)

ニセコ昆布 温泉開湯 明治期で 旅館は消えて ホテルが五棟(ニセコ昆布温泉)

秩父宮 温泉施設の 雪秩父 名前をもじり 利用をされて(ニセコ湯本温泉)

スケールの 違うスキーを 楽しみに 遥か日本に スキーヤーは来る(同上)

日帰りは 朝陽リゾート ホテルへと 層雲峡で 料金安く(層雲峡温泉)

入浴者 他にいなくて 貸切に 大浴場は プールのようで(同上)

綺羅(きら)乃湯は ニセコ駅前 温泉で 平成中期 町が開設(ニセコ駅前温泉)

円形の 大きな浴舎 特徴で 京極温泉 交流センター(京極温泉)

湯華より 温泉に咲いた 歴史には 涙こぼれる 大沼湖畔(東大沼温泉留の湯)

名湯の 灯火(ともしび)消える 寂しさは 湖畔に積もる 雪より深く(同上)

倶知安(くっちゃん)に ひらふ温泉 ひらふ亭 日本勢の 宿は減少(ひらふ温泉/日帰り温泉3) 64

泊村 (さかずき)温泉 (ちょう)()(そう) 戦後間もなく 開業されて(盃温泉)

さりげなく 民家の中に 湯小屋建つ 小安温泉 共同浴場(小安温泉)

歴史ある 秋田の温泉 めぐる時 菅江真澄が 同行二人(同上)

細々と 休養施設に 名を変えて 温水プール 浴室残す(同上)

宿の名は なるせ温泉 東仙(とうせん)() 入浴せずに 先に進めず(なるせ温泉)

すべからく 訪ね見たとは 言い難い 真澄の旅も わが世の旅も(滑多羅温泉)

開湯は なめたら温泉 江戸前期 赤倉山荘 一軒残る(同上)

ポスターを 見ては知るなり 秋田県 十月二日 温泉の日と(同上)

山荘は 食堂を備え 入浴後 赤倉ラーメン セットを食す(同上)

乳頭の (しち)(とう)の内 知らぬのは (かに)()温泉 一軒だけに(蟹場温泉)

屋根の色 変えることこそ 先ず一歩 鶴の湯超える 蟹場の魅力(同上)

日帰りは 水沢温泉 露店風呂 アフタースキー 定番となり(水沢温泉)

露天風呂 アルパこまくさ 上回る 髙き標高 田沢湖見晴し(同上)

さはこの湯 楼閣浴舎 江戸情緒 再現された 公衆浴場(いわき湯本温泉)

春木屋は 湯本温泉 奥座敷 湯は同じでも 白鳥(しらとり)温泉(白鳥温泉)

近隣の 宿()(らく)(えん) 閉館し 春木屋旅館 一軒だけに(同上)

吉野谷 鉱泉古き 霊泉で 大正期築 建屋が庭に(吉野谷鉱泉)

蛇口から 鉱泉二種類 注入す 小さな湯船 成分豊か(同上)

あてもなく 家路に向かう 道を逸れ 思わぬ(いで)() 得したようで(南郷夢温泉)

山内の 温泉二ヶ所 消滅し 共林荘が 一ヶ所残る(同上)

開湯は 平成元年 南郷の 夢温泉は 山の活力(同上)

ログハウス 大深温泉 管理棟 校倉造り 二階建てなり(大深温泉)

泉質は 弱酸性の 硫黄泉 濁りは薄く 肌に優しき(同上)

細長き 平屋の客間 並び建つ 湯治場情緒 オンドル小屋で(同上)

滝桜 見物の後 浸かる湯は 同じ三春の 斉藤の湯で(斉藤の湯)

一般の宿 短句(俳句・川柳)

ビルの上 函館山の 夏景色(東横イン函館大門/一般の宿1) 58

旧校舎 とよぬか山荘 登山基地(とよぬか山荘)

盆休み 宿探すのも ひと苦労(同上)

難攻の (ぽろ)(しり)(だけ)は 遥か先(同上)

部屋の窓 昨日登りりし 羅臼岳(ビジネスホテル漁火)

朝食は 函館朝市 (ともえ)(どん)(東横イン函館駅朝市)

ナナカマド 函館山を 飾る花(同上)

今日の美酒 会津の地酒 檜枝岐(尾瀬入口の宿七入山荘)

炉端には マキストーブは マッチせず(同上)

沸し風呂 温泉らしい 雰囲気で(同上)

ボタ山を 福岡ドーム 重ね見る(福岡ヒルトンホテル)

客室の 港の眺め 見飽きない(同上)

洗面所 一流ホテル 気遣いも(同上)

ラウンジは 空前絶後 ドーム型(同上)

優雅にも フェリーの個室 二畳半(フェリーあざれあ)

船の中 大浴場も 別世界(同上)

宿探し 宿泊表は 欠かせない(木松旅館)

出張で 泊まる旅館は 旅気分(同上)

ベッドから 明石大橋 眺め見る(フェリーぱーる)

下船時は 何故かそわそわ 車へと(同上)

郡山 中途半端な 宿場町(ホテルルートイン郡山)

泊まる宿 城郭模した 五階建て(篠山観光ホテル)

部屋の窓 (ささ)山城(やまじょう)の 大書院(同上)

市役所の 建物までも 城風に(同上)

俯瞰する 枯山水の 如月(にょげつ)(あん)(同上)

我が愛車 一台だけが 城門に(同上)

庭園は 重森(しげもり)()(れい) 作庭と(同上)

畳敷き テープとイス ミスマッチ(同上)

調度品 象牙置物 目立ち過ぎ(同上)

ボタン鍋 イノシシ親子 剥製に(同上)

篠山で 知らぬ味あり デカンション(同上)

投宿は 松阪(まつざか)(うし)を 食べるため(松阪シティホテル)

部屋の外 松阪駅舎 目の下に(同上)

夕食や 旅館明石 さんまかな(旅館明石/一般の宿2) 59

部屋の外 富士の高嶺に 秋の雲(同上)

富士登山 静岡側は まだ踏まず(同上)

富士山の 湖畔の宿は 希少価値(パノラマイン山中湖)

窓の外 髙さ規制の ビルは建つ(東横イン羽田空港Ⅱ)

ケンチャルマ 島の方言 ヤシの部屋(民宿ケンチャルマ)

ベランダに ハイビスカスの 花を見る(同上)

八丈の 赤鯖刺し身 秋の味(同上)

三日月に 暮れの明星 秋に見ん(同上)

大阪の 三低山は ブランドに(旅館冨久屋)

東横イン 無いので地元 ホテル泊(ビジネスホテル東洋)

部屋からは 延岡城の 丘も見え(同上)

二泊目は 国民宿舎 宮島に(国民宿舎みやじま杜の宿)

片町の 竜宮城に 溺れ寝る(東横イン香林坊金沢)

遍路旅 新たな旅の 形態に(旅館大鳥居苑)

一番は 大鳥居苑を スタートに(同上)

剣山 二度目の登山 秋選び(民宿まつうら)

ワンカップ 二本も空にし 夕食を(同上)

明日登る ()(うね)山頂 目の先に(同上)

部屋の窓 立駐景色 味気なく(ホテルルートイン新居浜)

海の幸 秋の味覚が 膳の上(オーシャンリゾート椰子)

椰子(やし)の湯は 人工温泉 ヘルストン(同上)

朝食の おかず八品 贅沢に(同上)

全室が オーシャンビューの 客室で(同上)

佐伯から ニューあすじりの フェリー行く(同上)

地図見れば 大島(はま)() 陸続き(同上)

二十歳にて 消えた広島 窓の外(東横イン広島駅東口)

湯に浸かり 一年半を 振り返る(アークホテル広島駅南)

シンプルな シングルルーム 良き宿で(同上)

田原町 ホテルを探し 知る上野(東横イン上野田原町)

何となく ダブルベッドは 字余りに(東横イン仙台駅西口/一般の宿3) 61

窓の外 鉄道高架 寒々と(同上)

試泊した 思い出今も 鮮明に(ホテルアイリス)

変らない ホテルの周囲 警察署(同上)

全国の 県庁所在地 宿泊す(東横イン宇都宮駅前)

宇都宮 記憶新たに 城めぐり(同上)

富士登山 ホイル富士急 前泊を(ホテル富士急富士宮)

アパホテル ジャイアント馬場 声がする(アパホテル都城)

古城の名 都之城(みやこのじょう)と 思わざる(同上)

浴室の 鉄平石張り 品高く(旅館大和屋)

夕食は 極めて豪華 十二皿(同上)

朝食も 大ざるの中 十二皿(同上)

温泉で 無くても旅館 格別で(同上)

枕元 登山地図置き 夢枕(グッドイン加治木)

岩剱(いわつるぎ) 城跡外の 鋭鋒に(同上)

(うし)()(じょう) 阿南に残る 丸の内(ホテル丸の内)

部屋の窓 紀伊水道と 那賀川が(同上)

元日は 車遍路の ルートイン(ホテルルートイン西条)

新年の 挨拶正面 消防署(同上)

ホテルには 大浴場あり ゆったりと(ホテル鴨池プラザ)

部屋からは 路面電車 レール見え(同上)

高級な シングルルーム 雰囲気で(サンピアセリーズ)

国分川 夕陽の景色 部屋に見え(同上)

晩酌は 司牡丹に 生カツオ(同上)

窓の外 (いわ)()()(やま)の 古墳群(へんろ宿巡彩庵)

食事前 胃に染みとほる コップ酒(同上)

部屋からの 眺め格別 瀬戸の海(同上)

高松の 夜景に屋島 沈黙し(同上)

四国でも 酒は秋田の 高清水(東横イン徳島駅前)

法隆寺 再会したく また奈良へ(コンフォートホテル奈良)

高崎の 上に前橋 たんこぶが(東横イン高崎駅西口/一般の宿4) 63

相部屋で 無いのが嬉し 山荘で(国民宿舎丹沢ホーム)

客室の 外に丹沢 山系が(同上)

寝る前に 眺める星座 価値高く(同上)

窓の外 第三旅客 ターミナル(東横イン成田空港)

正月は 伊豆の大島 海外へ(旅館大島館)

温泉で 無くても湯船 広々と(同上)

丁度良い 十一品が 夕食に(同上)

千葉に来て 存在を知る モノレール(東横イン千葉駅前)

いつからか 国分町は 女性抜き(東横イン仙台駅中央西口)

部屋広く ソファーに座り テレビ観る(ホテルルートイン宮古)

宮古湾 海岸線は 別の顔(同上)

非温泉 大浴槽に 脱帽す(国民宿舎からくわ荘)

部屋広く 十畳一間に ベランダも(同上)

窓の外 朝日が冬の 林から(同上)

柏崎 殺風景な 駅通り(ホテルサンシャイン)

窓の外 木々は芽吹かぬ 山の色(ホテル浦島荘)

浴室は 洗い場仕切り 上品に(同上)

夕食の 豪華さ太郎 舌を巻く(同上)

月だけが 朧に見える 佐久の宿(東横イン佐久平駅浅間口)

レオパレス 空に成るまで 五連泊(同上)

八ヶ岳 三か月間 友となる(同上)

米沢は 林泉寺など 寺社めぐり(東横イン米沢駅前)

一年の 垢をごしごし ルートイン(ホテルルートイン横手)

大晦日 フグの刺身に 鬼ごろし(同上)

ドラえもん 打ち出の小槌 初夢に(同上)

初日の出 インターチェンジ 雪の上(同上)

山形の スキー場めぐり 今日五ヶ所(ホテルルートイン山形駅前/一般の宿5) 65

地方都市 ビジネスホテル 激戦区(同上)

仙台の 老舗のホテル 一度きり(江陽グランドホテル)

窓の外 ライバルホテル ルートイン(東横イン苫小牧駅前)

苫小牧 フェリー四社の 寄港地で(同上)

雪庭で 先ずは地酒の 豪雪を(ホテル第一会館)

倶知安に 思い出ひとつ 秋の暮れ(同上)

部屋の外 向かいの庭は 雪囲い(同上)

久々に 東京往復 飛行機で(東横イン品川青物横丁駅)

部屋の窓 視界は広く 大崎へ(同上)

人工の トロン温泉 襟裳にも(田中旅館)

窓叩く 太平洋の 風の音(同上)

向かいには 同じ旅館の えりも館(同上)

朝食は 何も残さず 完食を(同上)

根室では シティホテルが 宿となる(イーストハーバーホテル)

小晦日(こつごもり) 根室の夜景 元気なく(同上)

年明けて 再び釧路 投宿し(東横イン釧路十字街)

啄木も 冬の釧路へ 逃避行(同上)

碁盤の目 十勝帯広 広大で(東横インとかち・帯広駅前)

ホテル()() 古希を迎える 創業で(ホテル喜登)

目玉焼き 宿で見るのは 久々(同上)

すすき野や 老いてはただの 雪景色(東横イン札幌駅北口)

一宿の 思い出流氷 前日に(ホテルサンシャイン)

夕食は ホテルの前の 生協で(同上)

流氷の 見物を終え 北見へと(東横イン北見駅前)

北海の 主要な市には 泊りたき(同上)

ホテルから 眺めるゲレンデ いつかまた(同上)

ツツジ咲く 中庭見るは 泊り客(小松田旅館)

山菜に 母の手料理 懐かしむ(同上)

冷酒飲み 池泉庭園 俯瞰する(ホテルガーデンかわむら)

金賞酒 今年も会津 日本一(喜多方グリーンホテル/一般の宿6) 67

信夫山 偲ぶ遠し ビルばかり(東横イン福島駅東口Ⅰ)

晩酌は 水と変わらぬ 鬼ごろし(同上)

客室は 我が家と同じ 六畳間(増田旅館)

窓からは 鍋倉城の 桜見え(同上)

浴槽の 角に丸くし 背に優し(同上)

ああ旨き 分厚く焼いた 鮭切り身(同上)

客室は 思いも寄らぬ カーペット(ビジネスホテル松代屋)

福知山 中途半端な 二万石(同上)

大阪の 友と再び 思い出を(東横イン新大阪東三国駅前)

北へ行く 大阪弁の 渡り鳥(同上)

二週間 ホテル住まいは 落ち着かず(ホテルマルエ)

夕食は スーパー頼り 値引品(同上)

鉄の街 鉄橋沿いに 高炉建ち(同上)

釜石の 大観音よ 永くあれ(同上)

古川が 設備屋最後 仕事先(ホテル古川ヒルズ)

淋しさは ツインベッドの 一人寝で(同上)

一般の宿 長句(短歌・狂歌)

登山口 とよぬか山荘 二泊する 百名山の (ぽろ)(しり)(だけ)は(とよぬか山荘/一般の宿1) 58

客室は 二段ベッド 三組が ユースホステル 思い出すかな(同上)

岩尾別 ホテル地の涯 袖にされ 何とか宿る 羅臼のホテル(ビジネスホテル漁火)

ウミネコと カラスの合唱 枕元 突然訪ねた 羅臼の港(同上)

窓の外 函館朝市 風景に 昨夜のイカの 味覚が浮かぶ(東横イン函館駅朝市)

平ヶ岳 百名山の 最後なり 祝杯の宿 (なな)(いり)山荘(尾瀬入口の宿七入山荘)

わが甥子 百名山の 立ち合いに 四年に及ぶ チャレンジ結ぶ(同上)

山小屋に 人の辿らぬ 夢もあり やがて消えゆく 夢と思えど(同上)

福岡の 夜景を眺め 飲む酒も 甥の婚礼 あればまたこそ(ホテルリソル博多)

窓の外 福岡ドーム 大屋根が 山の如くに 目の前に見え(福岡ヒルトンホテル)

しみじみと 博多の夜景 目に写し メキシコに行く 日本の別れ(同上)

ノドグロに 舌鼓(したづつみ)打ち 痛飲す 花の東京 一時帰国し(ホテル龍名館東京)

秋田から 敦賀へ海を 移動する 新日本海 フェリーあざれあ(フェリーあざれあ)

大分で 瀬戸内海を 神戸へと さんふらわあぱーる フェリーに泊り(フェリーぱーる)

久々に マッサージ師に 身をゆだね 身体整う 深夜のホテル(ホテルルートイン郡山)

元家老 屋敷の跡に 如月(にょげつ)(あん) 観光ホテル 食事(ところ)で(篠山観光ホテル)

城下町 丹波篠山 五万石 城郭風の ホテルに泊まる(同上)

わが家より 居心地の良き 旅の宿 食事を作る 手間も省けて(同上)

胃を走る 丹波の山の 鬼ごろし 酒を飲みつつ 花を見るとは(同上)

如月庵 枯山水の 庭園は 重森(しげもり)()(れい) 昭和中期作(同上)

伊勢からは 富士五湖めざし まっしぐら 富士宮にて 宿探すなり(旅館明石)

食べ慣れぬ うどんのパスタ 夕食に 富士宮なら 焼きそばかなと(同上/一般の宿2)

明日の宿 予約がとれて 安心し 富士山拝す 部屋酒を飲む(同上)

山中湖 NTTの 保養所に 一般客も 宿泊ができ(パノラマイン山中湖)

羽田には 八丈島へ フライトで 前泊したり 東横インに(東横イン羽田空港Ⅱ)

草臥れて シャワーを浴びる 気力なし 羽田の宿 秋の夕暮(同上)

素泊まりで 八丈島は 民宿に 車も借りて 二泊するかな(民宿ケンチャルマ)

大阪の 友と再会 痛飲し 旅館()久屋(くや)の 蒲団に沈む(旅館冨久屋)

難関な 大崩山(おおくえやま)の 登山では 延岡市内 前泊をする(ビジネスホテル東洋)

泊まるなら 木々の温もる 古き宿 生きるも死ぬも 同行二人(宮島岩惣)

比べると 東横インは 駅前に ルートインは インター多し(東横イン松本駅前本町)

ネットでの 松本駅前 本町に 東横インの 予約を試す(同上)

松本の 駅前急に ホテル増え 昔ながらの 旅館は消える(同上)

気を良くし 飲んだ思い出 忘れ得ぬ 友と再会 金沢の夜(東横イン香林坊金沢)

客一人 泊めてくれる 有難さ 大鳥居苑は 一番の宿(旅館大鳥居苑)

何度でも 生まれ変わりて 歩むかな 四国霊場 はるかな旅路(同上)

見ノ越は 剣山地の 登山基地 宿坊民宿 土産屋も建ち(民宿まつうら)

気まぐれな 旅の宿には 欠かせない ビジネスホテル 夕方予約(Hルートイン新居浜)

大島に 国民宿舎 椰子(やし)が建つ 昭和の中期 市の開業で(オーシャンリゾート椰子)

ベランダの 外に広がる 風景は 宿毛(すくも)(わん)から 日向灘(ひゅうがなだ)へと(同上)

桐島と 大藤島(おおとうしま)の 無人島 黒潮流れる 釣り場でもあり(同上)

泊まる宿 確保第一 連休は 割増料金 驚くほどで(アパホテル長崎駅前)

レオパレス 引き払い後に 投宿す 広島駅の 東横インに(東横イン広島駅東口)

広島は 忘れ得ぬ街 友多く 一年半も 思い出刻み(同上)

駅前の アークホテルが 気にかかり 宿泊すれば 展望風呂が(アークホテル広島駅南)

記念品 東横インの 店カード 全国各地 集めてみたり(東横イン上野田原町/一般宿3)

仙台の 国分町は 遠ざかり 駅西口で 飲む日が多く(東横イン仙台駅西口)

自らが 手掛けたホテル まだ残り 泊まる楽しみ ホテルアイリス(ホテルアイリス)

重文の 商家の後ろ 今日泊まる 東横インの 建物聳え(東横イン宇都宮駅前)

古本屋 スポーツ店に 楽器店 今は遠のく 神田の家並み(神田ステーションホテル)

ブスなりに ブスと思わず 生きている そんな神田を 我れは愛する(同上)

宮崎の 二百名山 ()鈴山(すずやま) 明日(あす)のチャレンジ (たか)()()(みね)に(アパホテル都城)

高千穂の 旅館大和屋 外壁に 神楽の姿 太鼓も描き(旅館大和屋)

若き日の 旅の思い出 高千穂に 神話の里に 憧れ抱き(同上)

鹿児島は 名山以来 五年ぶり 神宮拝し 加治木に泊まる(グッドイン加治木)

巡礼に ビジネスホテル そぐわない それでも宿る (たつ)()()を過ぎ(ホテル丸の内)

逆打ちで (りょう)(ぜん)()まで 打ち終えて 別格二番 十三ヶ寺を(ホテルルートイン西条)

大隅の (たか)隈山(くまやま)に 登らんと フェリー乗り場の (かも)(いけ)泊る(ホテル鴨池プラザ)

一階に セブンイレブン 入店し 晩酌食事 普段のままに(同上)

高知には サンピアセレーズ リゾートが 一泊二食 手頃な値段(サンピアセリーズ)

浴場は 広々とした 雰囲気で 人工温泉 サウナも備え(同上)

朝食は 和洋のおかず 十品が 満足感を 地元の宿で(同上)

()(しき)(だい) (じゅん)(さい)(あん)の へんろ宿 ()(ごろ)()過ぎた 坂の途中に(へんろ宿巡彩庵)

普段着が 登山服なり 我が衣服 気持ちが山に 焦がれて恋し(同上)

風呂敷を 広げ過ぎたか へんろ宿 荷が重くなる 屋島の札所(同上)

深々と 頭を下げる 人情に 四国巡礼 感謝の涙(同上)

石高は 四国最大 阿波藩で 二十五万石 城下は消えて(東横イン徳島駅前)

交差点 自転車道の ライン見る 統一されず 徳島は青(同上)

憧れの 南都を一人 訪ね来て 花の匂いに めぐり会えずに(コンフォートホテル奈良)

高崎の 東横インは 珍しき ツインタワーの 十四階で(東横イン高崎駅西/一般の宿4)

高崎に 投宿するは 初めてで ホテルの前に 魚民があり(同上)

塔ノ岳 登山コースに 立地する 国民宿舎 丹沢ホーム(国民宿舎丹沢ホーム)

二食付き 七千円は 有難い 北アルプスは 一万円で(同上)

何となく 成田空港 恋しくて 東横インで 空港を見る(東横イン成田空港)

海外へ 旅立つ今後 無いだろう 思うと最後 成田空港(同上)

朝食を 済ませ外出 自転車で 伊豆大島の 島めぐりかな(旅館大島館)

窓の外 正月二日 人を見ず 旅館の客は 我れ一人のみ(同上)

正月も 良心的な 料金で 二泊四食 二万二千円(同上)

冬の時期 バスタブ開けて 部屋加湿 ビジネスホテル 難点があり(東横イン千葉駅前)

仙台で 飲み会あれば 泊まる宿 東横インが 定宿となり(東横イン仙台駅中央西口)

JR 仙台病院 窓の外 思い出せない 昔の景色(同上)

震災後 七年を経て 行く宮古 藤の川には 新たなホテル(ホテルルートイン宮古)

朝食は 東横インより ルートイン サービスながら 格差大きく(同上)

陸前の ()(さき)(みさき)の 景勝地 国民宿舎 からくわ荘が(国民宿舎からくわ荘)

夕食は 空前絶後 品数で 寿司や天ぷら 刺身舟盛り(同上)

長野へと 面接兼ねた 小旅行 走り慣れたる 新潟経由(ホテルサンシャイン)

柏崎 地元のホテル 宿をとり 晩酌後には 鯛茶漬け食べ(同上)

松島に 竜宮城を 訪ねれば 浦嶋荘の ホテルがありき(ホテル浦嶋荘)

三階の シングルルーム シンプルで 窓まで遠き うなぎ寝床(同上)

朝食は 夕餉(ゆうげ)と思う 豪華さで 九千円は 慈善事業か(同上)

夕暮れの 宿探しには 苦労する 東横インが 満室と聞き(ホテルα-1いわき)

全国に アルファーワンは 展開す 朝食付けば 他より良いと(同上)

長野への 転勤決まり 先ず宿る 信州佐久の 東横インに(東横イン佐久平駅浅間口)

佐久だけは 関東ぽさが 入り混じり 鯉を食する 文化が残る(同上)

久々に 会津と米沢 小旅行 ()(ぐに)(ぬま)など 未踏の地にも(東横イン米沢駅前)

大晦日 自宅のテレビ 故障して 近くのホテル 予約もしたり(ホテルルートイン横手)

最近は 東横インか ルートイン 全国各地 宿に困らず(ルートイン山形/一般の宿5)

一人なら 絶対泊まらぬ 老舗宿 仙台に来た 友の定宿(江陽グランドホテル)

様々な 人物パイプ コレクション 近寄りがたい 趣味の世界が(同上)

久々に 北海道に 赴任する 昔船乗り 今は設備屋(東横イン苫小牧駅前)

倶知安は スキーで訪ねた 時以来 二十六年 遠き思い出(ホテル第一会館別館)

別館の ふもとの宿に 移されて 少々不便 食事の時間(同上)

品川の 東海道を 自転車で 走行したり 十二年前(東横イン品川青物横丁駅)

年末は 道東めぐり 十日間 襟裳岬は 二泊目となり(田中旅館)

正面は (ろく)屋根付けた 二階建て 裏は五階の 懸け造りとは(同上)

釧路では スーパーホテル 人気あり 予約がとれず 東横インに(東横イン釧路十字街)

まじまじと 自分の顔を 見てみれば 正直ブ男 嘆く哀しさ(同上)

帯広に 従姉(いとこ)在住 二泊して 旧交温め 旅行く糧に(東横インとかち・帯広駅前)

窓際に もれる明かりの 暖かさ 真冬さなかの 最北の宿(ホテル喜登)

思い出が 五臓六腑に 染みてくる 日本列島 北の最果て(同上)

肉魚 バランスとれた 夕食で 地酒ないので 口が淋しき(同上)

温泉は (たん)黄色(こうしょく)の 石油臭 好きな湯であり のんびり浸かる(同上)

感動が 甦るなり 札幌の 二十六年 ぶり雪まつり(東横イン札幌駅北口)

秋田への 帰路の前泊 北斗駅 新幹線は 初めて乗車(ホテル・ラ・ジェント・プラザ函館北斗)

紋別の 流氷見物 投宿す 遠軽町(えんがるちょう)の ビジネスホテル(ホテルサンシャイン)

五仕切りの 皿と小鉢が 二つある 朝食付けて 正解かなと(同上)

ふるさとで 一軒残る 旅館には 泊りたき思い 今日まで消えず(小松田旅館)

窓の外 帝国書店 思い出す 空き地になれど 面影消えず(同上)

久々に 大館・鹿角 小旅行 移る温泉 歴史を訪ね(ホテルガーデンかわむら)

ホテルでも 明治庭園 素晴らしく 鹿角花輪で 忘れ得ぬ宿(同上)

蔵の街 喜多方訪ね 一泊す 蔵の宿には 予約が取れず(喜多方グリーンH/一般の宿6)

外の屋根 瓦や鉄板 様々に 蔵の街でも 屋根は自由で(同上)

シーズンの 終りを狙い スキー場 栗子(くりこ)(とうげ)は 米沢だけに(東横イン福島駅東口Ⅰ)

最近の 東横インの 朝食は 品数増えて 楽しみとなる(同上)

外観は 木造風の 三階で 増田旅館は 遠野に似合う(増田旅館)

晩酌は 部屋で済ませて 夕食は 時間をかけず 食堂で食べ(同上)

福知山 ビジネスホテル (まつ)(だい)() 屋号に惹かれ 空室を問う(ビジネスホテル松代屋)

松代屋 鉄筋造の 五階建て 老舗の旅館 期待外れで(同上)

大阪に 五ヶ月暮らし 旅立つ日 最後の夜は 東三国で(東横イン新大阪東三国駅前)

釜石に 赴任するけど アパートが 見つかる間 ホテル住まいを(ホテルマルエ)

古川の 市名は変わり 大崎に 範囲が広く イメージわかず(ホテル古川ヒルズ)

木造の宿 短句(俳句・川柳)

絵馬通り 旅館かめや 沈黙を(旅館かめや/木造の宿1) 51

長浜の 三谷旅館 町家宿(三谷旅館)

足助には 旅籠玉田屋 現役で(玉田屋旅館)

古川に 旅館のとやが 慎ましく(旅館のとや)

松村屋 草津温泉 夢の宿(松村屋旅館)

十二代 古久(こく)(ちょう)旅館 湯守とか(古久長旅館)

泊りたき 野沢温泉 宿は冬(奈良屋旅館)

津南では 切妻二階 旅館見る(伊勢屋旅館)

二年ぶり 湯畑眺め 宿泊を(草津日新館)

三階の 源泉閣が 門前に(源泉閣)

(ねつ)()()の 湯もみと踊り 名物に(熱乃湯)

湯畑に 建ち並ぶ宿 様々に(大東館)

建ち並ぶ 木造三階 壮観で(松村屋旅館)

小島屋も 三階建てに 調和させ(小島屋旅館)

平入りの 入母屋二階 いろは館(旅館いろは館)

麻野館 庭にクロマツ 門松も(麻野館)

宿の裏 海辺の前に 松林(同上)

二見館 思い出の宿 閉鎖知る(旧二見館)

名旅館 飲む酒苦し 緊張し(桜花壇)

函館の 民宿(むろ)() 町家風(民宿室屋)

古民家を 再生するは そばの味(越前そば道場)

鯛よりも 松阪(まつざか)(うし)の すき焼きに(鯛屋旅館)

伊勢参り 花街跡に 山田館(旅館山田館/木造の宿2) 59

下関 (しゅん)帆楼(ぱんろう)は 予知もせず(春帆楼)

城郭の 宿泊施設 和歌山に(国民宿舎湯浅城)

震災の ブルーシートが 今もなお(ホテル井筒屋)

(うち)()(ちょう) 石畳の宿 山道に(石畳の宿)

切妻の 主屋は平屋 二重屋根(同上)

禅寺の 参道寄り添う 石畳(同上)

奥多摩に 兜造りの 宿を見る(兜家旅館)

長屋門 ゆかしき腰の なまこ壁(長屋門桒はら)

焼肉屋 本棟(ほんむね)造り 壮大で(同上)

木造の宿 長句(短歌・狂歌)

桑名では 老舗料亭 軒並べ 焼き(はまぐり)の 香りは今も(料亭かざな/木造の宿1) 51歳

()雑宮(ぞうぐう) 旅館中六(なかろく) 門前に うなぎ料理が 自慢の宿で(旅館中六)

二年ぶり 桑名を訪ね 船津屋に 本陣跡の 面影偲ぶ(料亭船津屋)

入母屋の (ふく)()旅館は 三階で 北前船の ()(ばま)(みなと)に(福喜旅館)

瑞泉寺 東山荘(とうざんそう)が 門前に 木造二階 元禄の宿(旅館東山荘)

門前に 大岩館の 三階が 大正期築 入母屋造り(大岩鉱泉大岩館)

通りには 木造三階 慎ましく 湯田中温泉 まるぶん旅館(まるぶん旅館)

洞川の 温泉街に 紀の国屋 (じん)(ぱち)旅館 昭和レトロで(紀の国屋甚八)

わが街の 平源旅館 本館は 国登録の 文化の宿に(平源旅館)

岩木山 百沢(ひゃくざわ)温泉 山麓に 旅館山陽 湯元に浴す(旅館山陽)

頼朝が 白旗(しろはた)の湯の 発見と 平成期築 優美な湯小屋(草津白旗の湯)

地下一階 地上三階 本店は 昭和前期の 国文化財(山本館本店)

草津ほか 木造三階 建屋群 銀山・城崎 温泉地あり(同上)

木造の 十八棟が 三階で 奈良屋旅館が 最古とされる(奈良屋旅館)

(えき)(なり)() 木造三階 コの字型 昭和中期 創業と言う(益成屋旅館)

創業し (じん)泉亭(せいてい)は 五百年 伊香保温泉 文人の宿(千明仁泉館)

大正の 木造二階 平湯館 平湯温泉 老舗の旅館(平湯館)

拝したき 二見(ふたみが)(うら)の 初日の出 古風な旅館 浜参宮に(見浜屋旅館)

入母屋の 木造二階 麻野館(あさのかん) 明治中期に 創業されて(麻野館)

二見館 十年前に 廃業し 思い出の宿 消える名所も(旧二見館)

朝日館 昭和天皇 ご宿泊 気品に満ちた 門塀構え(朝日館)

吉野山 老舗の旅館 (おう)()(だん) 木造四階 文人の宿(櫻花壇)

吉野建て 吉野に多き 懸け造り 玄関二階 裏四階で(同上)

昭和末 世界最初と 自慢する 越前池田 そば道場は(越前そば道場)

江戸後期 鯛屋旅館は 創業で お伊勢参りの 松阪宿に(鯛屋旅館)

切妻の 千本格子 二階建て 昭和末期に 再建されて(同上)

純和風 (ぎゅう)(ぎん)本店 明治期に 松阪城下 肉屋を始め(牛銀本店/木造の宿2) 59歳

切妻に 入母屋左右 屋根並ぶ 旅館山田館 三階建ては(旅館山田館)

下関 (しゅん)帆楼(ぱんろう)の 本陣に 伊藤博文 フグを解禁(春帆楼)

門司港に 国際友好 図書館が 平成中期 異観を放つ(国際友好記念図書館)

和歌山の 国民宿舎 湯浅城 模擬天守閣 五層五階で(国民宿舎湯浅城)

入母屋の 木造三階 井筒屋は 明治中期に 笠間稲荷に(ホテル井筒屋)

古民家を 平成前期 移築した 石畳の宿 農家民宿(石畳の宿)

石垣の 上に垣根を めぐらした 敷地に離れ 土蔵も並ぶ(同上)

茅葺きの (かぶと)()旅館 奥多摩に 築三百年 合掌造り(兜家旅館)

兜屋根 (じゃ)の湯温泉 たから荘 日本秘湯を 守る会の宿(たから荘)

長屋門 (くわ)はらグリル 飯田市に 築三百年 古民家利用(長屋門桒はら)

平潟の ()(かみ)()旅館 三階は 明治後期の 創業のまま(砥上屋旅館)

増毛には 旧富田屋の 三階が 昭和八年 駅前旅館(旧富田屋旅館)

旧旅館 佐乃屋淋しき 二階建て 会津田島は 和泉屋残る(旧旅館佐乃屋)

石川の 旅館みどりや 町家風 看板だけが 虚しく屋根に(旧旅館みどりや)

仮住まい 短句(俳句・川柳)

大学の 寮にひと月 研修で(海技大学寮/仮住まい1) 51

旅行けば 旅館やホテル 仮の宿(奈良プラザホテル)

テレビには 記者会見の ダルビッシュ(大湯温泉白山荘)

大湯にて 下痢を覚悟の 馬刺し食べ(同上)

部屋の家具 本棚含め 折り畳み(同上)

立てる顔 四日市になく いざさらば(四日市翠明寮)

野々市は 遺跡の前に アパートが(サンハイツ)

津軽にて 一年暮らす 湯治宿(屏風山温泉)

湯治宿 部屋に風呂あり 悦に入る(同上)

バンデーラ 三色の酒 メヒコ良し(メキシコ・サラマンカ)

キッチンは 我が家を凌ぐ 三倍で(同上)

寝室は ダブルベッドに 一人寝を(同上)

インターで 心肺停止 我が愛車(愛車オルティア)

捨てるにも 金が要るなり 積もる雪(横手自宅)

新愛車 広島ナンバー ディミオなり(愛車ディミオ)

レオパレス インター近く 便利なり(広島レオパレス)

広島で 三回引っ越し レオパレス(同上)

牛田山 部屋の夜景が 美しく(同上)

満月や 隣りはテレビ 音がする(同上)

乾期にも 咲く花もあり 砂の上(メキシコ・アグアスカリエンテス)

メキシコを 三年ぶりに 踏む赴任(同上)

邸宅に 同居者一人 息も合い(同上)

昨夜見た 夢の続きを 今夜また(鹿沼レオパレス)

行く夏や 何処へ行っても 借りの宿(伊勢崎レオパレス)

十五から 旅人のまま 死なんとす(同上)

ストローで 日本酒を飲む レオパレス(松山レオパレス)

独身を 貫き見える 絶景も(同上)

埼玉や エアコン効かぬ 暑さかな(本庄レオパレス)

休日の 名所めぐりが 活力に(野比レオパレス/仮住まい2) 63

真冬でも 野比海岸は 穏やかで(同上)

春めぐり 隣りの人が 良く見える(佐久平レオパレス)

信州は 十九藩の 地域差が(同上)

白鳥の 群れは声上げ 北へ行く(同上)

禍も プラス志向で 考える(富岡アパート)

広過ぎて 使わぬ部屋が アパートに(同上)

試練こそ 体の英気 冬の山(倶知安アパート)

部屋狭く トイレの中に スキー置く(いわきレオパレス)

毎日が 小春日和の いわきかな(同上)

借金の カタは手付かず 廃屋に(旧堀尾宅)

朝夕に 群れなすカラス 会社員(江坂レオパレス)

軟骨の コリコリ感が 歯を強く(同上)

設備屋の 仕事は最後 釜石に(釜石アパート)

笑点の 笑いは週の 安らぎで(同上)

仮住まい 長句(短歌・狂歌)

アパートは 共同浴場 地下にあり 仕事しながら 毎日湯治(白山荘/仮住まい1) 56

岩木山 部屋を出てから まず望む 天気の日にも 雨降る日にも(屏風山温泉)

岩木山 間近に眺め 湯に浸かる 流れ仕事の 温泉暮らし(同上)

素泊まりで 一泊破格 二千円 レオパレスより 安く楽しく(同上)

屏風山 温泉の色 薄茶色 慣れて恋しき 油の匂い(同上)

メキシコの コンドミニアム 入居して 半年間の 暮らし体験(メキシコ・サラマンカ)

不満足 バスタブがなく シャワーだけ コンドミニアム 設備様々(同上)

オルティアや 二十三万 走行す 三年間の 旅有難う(愛車オルティア)

晴れた日は 家にいるのが 堪え難く 海に遊ぶか 山に登るか(広島レオパレス)

中古車は 当たり外れが あるもので 愛車レガシー 一年持たず(愛車レガシー)

広島に 腰を据えれば 良く見える 中国・四国 そして九州(広島レオパレス)

一階は 引っ越し便利 難点は 盗難防止 窓開けらず(同上)

置く荷物 パターン化させる レオパレス 書物や衣類 食器や道具(同上)

今回の コンドミニアム 豪邸で 壁には絵画 庭には花が(アグアスカリエンテス)

メイドいて 洗濯炊事 万全で 仕事以外は ストレスはなし(同上)

人生が 夢とうつつの 旅ならば 忘れられぬは メキシコの旅(同上)

外国は 洗浄便座 無いために 携帯用を 国から持参(同上)

帰国して 派遣会社を 頼りとし 今度は鹿沼 馴染の街に(鹿沼レオパレス)

牛乳と 卵とバナナ 欠かせない 野菜はジュース 肉はソーセージ(同上)

幾度なく 旅で訪ねた 松山に 仕事で赴任 まさか住むとは(松山レオパレス)

語り合う 友達もなく 日は過ぎて 空しく思う 本庄赴任(本庄レオパレス/仮住まい2)

一人でも 退屈しない 人生は 花鳥風月 愛することで(同上)

忘れ得ぬ 野比(のび)の借家の レオパレス 波の音響き 星は輝き(野比レオパレス)

身の回り 百パーセント 自助努力 十五歳より 独身(おとこ)(同上)

象潟を (つい)(すみ)()と 定めおき 芭蕉を想い 鳥海を見て(武道島ハイツ)

長野県 住むのは二度目 志賀以来 憧れ抱く 県でもありき(佐久平レオパレス)

部屋出れば 八ヶ岳あり 浅間山 環境第一 日々暮らすなら(同上)

隣地には 信州短期 大学が 校舎の横に 八ヶ岳見え(同上)

象潟に アパートを借り 別荘に 移住のための 新たな旅路(武道島ハイツ)

わが部屋は 芭蕉を慕う 旅ののち 旅を綴りて しばし留まる(同上)

金尽きて (つい)の住処の 象潟を 捨てねばならぬ 二重生活(同上)

北上の アパート暮らし 八拠点 十三年と 最も長く(北上レオパレス)

山の事 思えば楽し 北上の 重い空気の 現場にいても(同上)

象潟や 終の棲家と 定めても 生きる道なく 仕事に戻る(武道島ハイツ)

被災地の アパートすべて 新しく 違和感募る 富岡の町(富岡アパート)

駐車場 無くて今回 車なし 不自由多き レオパレスなり(江坂レオパレス)

手の届く 場所に暮らしの 物を置き 届かぬ物は ストック用い(いわきレオパレス)

レオパレス コンロ一つは 不便なり カセットコンロ 別置きにして(同上)

月を見ぬ 日ばかり続く 部屋の窓 運も尽きたり 大阪暮らし(同上)

良き夢を 眺め続ける 旅をして 金欠となり 最後は悪夢(釜石アパート)

白鳥は カラスが出来ぬ 旅をして 我れは尊ぶ その生き方を(同上)