写句集41

歴史的名所その2  短句(俳句・川柳)

珍しき 寄棟二階 商家かな(本澤商店/歴史的名所60) 62

洋館の 隣りに土蔵 荒物屋(五十畑荒物店)

閉店の 見世蔵淋し 蔵の街(栃木嘉右衛門町)

平屋(じょう) 洋風二階 奇妙かな(岡田記念館)

椿散り 桜咲くなり 岡田邸(同上)

竹林に 中門構えた ()月亭(づきてい)(同上)

間貸した 明治創業 理髪館(同上)

旧店舗 神輿置き場は 腑に落ちず(同上)

陽月亭 二階の座敷 望楼で(同上)

嘉右衛門の 町の起こりは 岡田家で(同上)

竈には 所帯の多さ 眺め見る(同上)

白壁の 土蔵三棟 新緑に(同上)

二階建て 一号館は 展示館(同上)

蔵の中 刀剣甲冑 金屏風(同上)

青磁器を 数えてみたら 三百個(同上)

展示する 駕籠は高貴な 乗物で(同上)

古ぼけた 柱時計が 蔵の中(同上)

入母屋の 茶室小さく そっけなく(同上)

庭園は レンギョとサクラ 満開で(同上)

上杉家 寄進の灯籠 丸形で(同上)

玄関の 入母屋破風は 傾いて(同上)

数寄屋風 代官屋敷に 庭園も(同上)

築山の 五重石塔 庭の主(同上)

白壁の 土蔵(あいだ)に 消防車(同上)

表門 屋根に(しゃちほこ) 誇らしげ(翁島別邸)

百坪の 主屋は名木 見本市(同上)

客室の 床の間周り 黒檀(こくたん)で(同上)

床柱 二階の座敷 吉野杉(同上)

障子戸に 小さな細工 二重戸で(同上)

二階から 眺める池に 花見えず(同上)

庭園は 池泉回遊 古木立ち(同上)

四阿に 大きな桜 花咲かせ(同上)

池の橋 長い一枚 大谷石(同上)

竹林の 小径に続く 巴波川(同上)

()(ばた)(はん) 陣屋の城門 復元し(楽山園)

陣屋跡 コンクリートの 配置図(同上)

庭門の 裏で桜 お出迎え(同上)

泉水の 池に優美な 紅枝垂れ(同上)

花見頃 凌運亭に 野点傘(同上/歴史的名所61) 62

泉水の 護岸は白洲 石垣で(同上)

築山に 寄棟茅の 梅の茶屋(同上)

隣地には 弓道場の 添景も(同上)

広大な (こん)明池(めいいけ)は 浄土式(同上)

桜咲く 腰掛茶屋が 池に映え(同上)

藩邸の ジオラマ模型 精緻なり(同上)

喰い違い (くるわ)珍し 石垣で(小幡の景観)

上州の 庭にヤシの木 育つとは(高橋家住宅)

武家屋敷 庭の石には サクラソウ(同上)

風流は 桜並木に 建つ旅館(旅館茂木館)

信州屋 古き町家で 花見かな(かふぇ信州屋)

優美かな 玉石積みの ()川堰(がわぜき)(小幡の景観)

日下(ひげ)()家は 藍染め技法 ()を守り(益子日下田邸)

庭の木々 大きく伸びて 春空に(同上)

藤棚の 花は予期せぬ 眺めかな(殿ヶ谷戸庭園)

庭園に 孟宗竹は 珍しき(同上)

段丘に 湧きいずるなり 池の水(同上)

新緑の 弁天池も 美しく(同上)

鹿おどし 春の眠りを 覚ます音(同上)

園内の 洋風庭園 芝の海(同上)

杉皮の 内外装は 珍しき(旧イタリア大使館別荘)

一階は 湖畔にテラス ガラス窓(同上)

唐破風に シャクナゲ咲くや 車寄せ(旧日光田母沢御用邸)

襖絵は 紀州藩江戸 屋敷から(同上)

中坪で 拝す御座所に 春陽射し(同上)

中坪の 丸い灯籠 木に同化(同上)

御食堂 赤坂離宮の 移築とか(同上)

ビリヤード ()(たま)(つき)(じょ)が 邸内に(同上)

襟正し 直立不動 謁見所(同上)

園路には 自然のままの 池があり(同上/歴史的名所62) 62

昼の月 廊下正面 丸い窓(同上)

御湯殿の 湯船は檜 一畳余(同上)

御寝室 意外とシンプル 畳の間(同上)

杉戸には 桜と滝の 絵を描き(同上)

江戸の風 欄間の扇 御座所かな(同上)

釘隠し 菊のご紋 の金メッキ(同上)

御食堂 備品無いのが 物足りず(同上)

三世紀 枝垂れ桜は 日光に(同上)

女官部屋 詰所と称す 通し間で(同上)

外庭は 山里風の 長閑さで(同上)

御寝室 貞明皇后 遠い空(同上)

皇后の 御湯殿同じ 桧風呂(同上)

皇后の 眺めた庭に 四ツ目垣(同上)

三階家 望楼備え 御座所部に(同上)

水澄んで 底まで見える 名無し池(同上)

新緑を 杉の大木 高見して(同上)

名も知らぬ 花を見るなり 御用邸(同上)

土間広く ゆったりとした 台所(旧遠藤家住宅)

珍しき 農家の帳場 進歩的(同上)

一見の 旅人ひとり 真岡行く(久保記念観光文化交流館)

館二階 久保家に関す 資料室(同上)

展示品 中には欲しき トランクも(同上)

一階は 絵画展示の ギャラリーに(同上)

消えぬ火は 戊辰の役の 常夜灯(鬼怒川戊辰街道)

擁壁の 上は白壁 城風に(同上)

池の岸 雪見灯籠 庭の絵に(古峯園)

峯の池 静峯亭の 休憩所(同上)

中ノ島 池に盆栽 見る如し(同上)

石垣の 上には茅葺 峯ノ茶屋(同上)

茶屋の側 音を響かす 峯ノ滝(同上/歴史的名所63) 62

峯ノ滝 新緑分けて 三段に(同上)

裏千家 模した飛石 中に門(同上)

金閣寺 古材で茶室 建てたとか(同上)

流水に アネモネの花 風流に(同上)

中ノ島 五重石塔 か細げに(同上)

石塔の 立ち位置悪く 木に隠れ(同上)

東京の 歌舞伎座模した 外観で(ながめ余興場)

八畳間 一直線に 部屋五室(旧生方家住宅)

古風なる 塗りこめ壁の 五の間かな(同上)

館内に 初代藩主の 坐像置き(旧土岐家住宅洋館)

洋館に 和洋折衷 日本間が(同上)

洋室に 天守の模型 展示され(同上)

洞内に 三十九体 観音が(山徳記念館)

アジサイが 徳明園で お出迎え(同上)

床ノ間に 高崎名物 達磨の絵(同上)

(さん)()(せき) 枯山水に 惜しみなく(同上)

動かざる アオサギを見る 池の上(同上)

三色の アジサイの花 咲き乱れ(同上)

資料館 山田コレクション 展示して(同上)

のらくろの 漫画の展示 古ぼけず(同上)

重文も 住居であれば 遠見する(渡辺家住宅)

大多喜で 探し甲斐なし 武家屋敷(同上)

駐車場 奥に石造 蔵が建ち(桐生新町)

不似合な 交流館が 町並みに(重伝まちなみ交流館/歴史的名所64) 62

平田家の 蔵の半分 蔦が生え(平田家旧蔵)

一の湯は 大正期築 銭湯で(一の湯)

主屋には 盛りを過ぎた アジサイが(無鄰館)

ノコギリの 屋根の石造 工場で(旧斎憲テキスタイル工場)

裏通り 白壁破れ 屋根に蔦(桐生新町の景観)

白壁の 土蔵の主屋 入口に(有鄰館)

寄棟の 板倉優美 二階建て(同上)

蔵の中 大正ロマン 空っぽに(同上)

平入りの アーチゆかしき 煉瓦蔵(同上)

黒光る 煉瓦の蔵の 梁柱(同上)

有鄰館 時の繁栄 物語る(同上)

畦道に 茅葺き屋根の 長屋門(彦部家住宅)

土間の屋根 芸術的な 木組みなり(同上)

土間の上 座敷と広間 様違い(同上)

珍しや 広間の床は 竹を敷き(同上)

奥座敷 招かざる客 我れ一人(同上)

卵形の 粋な手水を 見る離れ(同上)

井戸の側 レンガ煙突 (こう)()跡(同上)

竹林に 小さな鳥居 謎を秘め(同上)

苔生した 石橋古き 太鼓橋(同上)

中世の 城館遺構 櫓台(同上)

櫓下 住宅工場 攻め入らん(同上)

涼しきは 古木が茂る 屋敷林(同上)

ムクノキに シラガシ・エノキ 合体し(同上)

庭園は 室町風の 回遊で(同上)

中門は 板葺屋根に 四ツ目垣(臨江閣)

本館は 改修中で 良く見えず(同上)

海風に 羽根を休める 扇風機(平賀源内旧邸)

天才の 末路は哀れ 獄死して(同上)

三彩の 源内(やき)(かま) 新風を(同上)

久々に うだつ目にする 町家かな(志度の景観)

俳人は 市中の(いん)を 芭蕉真似(庚申庵/歴史的名所65) 62

若き日の 一茶も逗留 樗堂(ちょどう)宅(同上)

新しき 釣瓶落としに 水は無く(同上)

松山の 俳諧文化 子規・虚子へ(同上)

山頭火 (いっ)草庵(そうあん)が 終焉地(一草庵)

切妻の 妻入り五棟 横並び(卯之町の景観)

白壁の 土蔵の妻に 綱飾り(中村屋旅館)

卯之町は 平入り妻入り 混在し(卯之町の景観)

坂道に 入母屋二階 向かい建ち(同上)

十年後 開明学校 継承す(申義堂)

二人用 学校机 長イスで(開明学校)

四国では 小学校の 最古とか(同上)

学問は 食事と同じ 栄養素(同上)

歴史ある 町には残る 文化かな(宇和歴史民俗資料館)

丘の上 木造校舎 懐かしき(宇和米博物館)

教室の 机とイスは 一人用(同上)

教室の 一部は農具 展示室(同上)

殿様の 旧家素通り 秋の風(お殿様公園)

挫折した 思い出浮かぶ 藤樹の書(中江藤樹邸跡)

絶妙な 池の地割は 比類なき(天赦園)

藤棚が 池の架け橋 奇抜かな(同上)

(たけ)(すずめ) 家紋に因み 竹多し(同上)

飛石が 一寸少なし 苔の庭(同上)

数寄屋風 茶室は優美 春雨亭(同上)

亭内の 障子戸の中 庭は絵に(同上)

大池と 面積競う 芝生かな(同上)

枯川の 玉砂利の上 石橋も(同上/歴史的名所66) 62

珍しき 丸石並べた 飛石は(同上)

ゾウタケの 巨竹聳える 秋の空(同上)

天赦園 食事処に 閑古鳥(同上)

階段で 牛鬼の面 お出迎え(宇和島市立歴史資料館)

子供向け 生物図鑑 展示して(同上)

城下町 未だ見ぬ骨董 資料館(同上)

バルコニー 昔はどんな 眺めかと(同上)

スーパーも 大型土蔵 外観に(キョーエイ脇町パルシー店)

辻井戸や 秋行く空の 町に映え(脇町南町の景観)

町並みで フロック塀の 家異観(同上)

赤谷屋 藍商(あいしょう)廃れ 名は消えし(田村家住宅)

藍蔵が 大中小と 横並び(脇町南町の景観)

マイナーな うだつまつりが 通り行く(同上)

平入りの 切妻大壁 風情なく(同上)

うだつなき 町家の隣り 家はなく(同上)

本陣の 格式伝わる 玄関で(吉田家住宅)

路地の庭 白砂利敷いた シンプルさ(同上)

蔵の中 甲冑掛軸 質草(しちぐさ)か(同上)

豪商の 面影残す 乗物も(同上)

中蔵は 地元の画家の 絵を展示(同上)

蔵の中 真壁の木肌 美しき(同上)

離れ家の 一階二階に 縁側が(同上)

西の間で 大の字になり 寝てみたき(同上)

様々に 工夫凝らした 釘隠し(同上)

虫籠窓 昔と同じ 秋光り(同上)

階段の 両側通路 広々と(同上)

窓の外 電柱が無く 空広し(同上)

塀の無い 隣家の建屋 良く見えて(同上)

小窓から 帳場を覗く 丁稚(でっち)像(同上)

中庭は 十畳ほどの 坪庭で(同上)

町家では 多く見られる 階箪笥(同上)

帳場では 番頭人形 笑顔見せ(同上)

辻井戸に 戻れば人垣 阿波おどり(脇町南町の景観)

久松家 写真パネルで 紹介し(萬翠荘/歴史的名所67) 62

階段の ステンドグラス 帆船が(同上)

ロビーには 豪華なペチカ 鏡張り(同上)

坂の上 久松中将 雲を超え(同上)

隠れ家は 二階残した 平屋建て(二宮敬作宅跡)

玄関で 秋の生け花 お出迎え(末光家住宅)

秋晴れに 白衣(びゃくえ)の遍路 我れ一人(喫茶春名)

上の池 長き小島の 石優美(南楽園)

管理棟 白亜の和風 建築で(同上)

白洲には 池と芝生が 調和して(同上)

池の上 灯籠一基 雪見かな(同上)

傘亭の 屋根は和傘を イメージし(同上)

数寄屋風 茶室の垣根 色付いて(同上)

古の 道に(いわ)()の 趣が(同上)

せせらぎの 流れは古風 四ツ目垣(同上)

池の上 周囲の山が 借景で(同上)

花菖蒲 三万株を 植栽し(同上)

昼食は 和日(わび)(すけ)別邸 レストラン(同上)

武家屋敷 ひと際立派 薬医門(豫章館)

二千坪 主屋や蔵が 六棟も(同上)

縁台の 主屋で眺める 庭も良く(同上)

庭の塀 一段下がる 門構え(同上)

武学流 枯山水の 庭園も(同上)

石柱の 支え珍し 門も建つ(同上)

庭の奥 数寄屋の茶室 川に沿い(同上)

武家屋敷 三百坪に 縮小し(旧伊東祐正家住宅)

豪商の 面影今に 薬医門(肥後服部亭/歴史的名所68) 62

白壁の 土蔵は汚れ 見苦しき(同上)

百石の 枯山水も 名園に(旧伊東左衛門家)

六歳の 小村寿太郎 学びしと(藩校振徳堂)

論語読む 声は途絶えし ()(どく)の間(同上)

後町 通りに古民家 並び建つ(飫肥城下町)

風変り 土蔵二棟の 中に門(旧山本猪平家)

離れ屋の 花壇賑わす 曼珠沙(まんじゅしゃ)()(同上)

寂れたる 庭にはソテツ 一本が(同上)

奥座敷 書院造りで 外に庭(同上)

見上げれば 船底天井 奇抜なり(同上)

客間には 中国風の 襖絵が(旧高橋源次郎家)

鶴の絵と 火鉢ゆかしき 奥座敷(同上)

浴室の 湯船の内は 水色に(同上)

中庭は 石を並べた 路地の庭(同上)

板敷は 広さはまるで 体育館(商家資料館)

土蔵内 一部二階で 畳の間(同上)

二階から 眺める景色 瓦屋根(同上)

山頭火 飫肥にも来たり 句碑が立つ(中華料理泰平)

ナカエには 土間とナカエ (ふた)()なり(旧黒木家住宅)

オモテには 納戸に座敷 三室(さんしつ)が(同上)

薄明り ナカエの土間は 台所(同上)

土間の他 横一列に 三部屋が(椎葉の民家)

寒村の (しい)()の民家 ゴザ敷きで(同上)

茅葺きの 寄棟離れ 馬小屋で(米良の住宅)

旭日旗 久々に見る 秋の空(日向美々津/歴史的名所69) 62

港町 住吉三神 (おの)(かみ)を(立磐神社)

クスノキは 美々津の歴史 知る古木(同上)

高札場 港に残るは 珍しき(美々津の景観)

修復の ブルーシートが 秋の空(同上)

新しき 町家二棟 調和させ(同上)

美々津では どこの町家も 電線が(同上)

港にも 郷愁誘う 寺の鐘(正覚寺)

角地には 高欄備えた 町家建ち(美々津の景観)

町並みは 中町通り やや寂れ(同上)

畑地には 旧中町の 井戸残り(旧中町共同井戸)

書院から 眺める庭は 夢の中(橋口氏庭園)

切妻の 壁に優美な 付け庇(美々津の景観)

秋晴れに 電線五本 宙に浮く(同上)

帳場あり 商家の面影 表の間(日向市歴史民俗資料館)

通し間の 先に坪庭 秋光り(同上)

二階には 天井低き 広間あり(同上)

二階から 眺める家並み 海も見え(同上)

一階の 中の間二階 障子戸に(同上)

主屋裏 商家お決まり 蔵が建ち(同上)

三ヶ所目 共同井戸が 下町に(旧下町共同井戸)

江戸時代 美々津千軒 謳歌して(美々津港)

土間狭く 直屋に三部屋 横並び(旧山中家住宅)

板敷の おもてを飾る 古箪笥(同上)

くさぶきに コスモスの花 慎ましく(農家レストランくさぶき)

(いろり)(そば) 坂本龍馬 写真置き(同上)

三層の 城郭風の 建物も(梼原維新の道)

縁台に 小春日和の 木漏れ日が(旧庄屋毛利家住宅)

巡礼の 遍路は旧家 立ち寄らず(同上)

奥の間の 障子の下の 戸には庭(同上)

土蔵には 庄屋屋敷の 面目が(同上/歴史的名所70) 62

長屋門 一部牛小屋 鞍残る(同上)

高床に 腕力競う 力石(芳奈の泊り屋)

平屋建て 土間と三部屋 簡素なり(真鍋家住宅)

移築せず 残る重文 価値高く(同上)

おもてなし 居間(まえ)の炉の 疑似灯り(同上)

入母屋の 主屋三棟 数寄屋風(暁雨館)

庭園の 薄の垣根 風情あり(同上)

館内の 鉱石展示 土居らしく(同上)

興味ある 盆栽展を 館内で(同上)

盆栽の 不動の地位は 千歳松(同上)

庭は荒れ 壁は破れて 非公開(近藤篤山旧宅)

木枯らしに 伊予聖人は 遠い空(同上)

座敷前 甲冑飾り 武家らしく(秋山兄弟生誕地)

土間の中 釜戸復元 忠実に(同上)

兄弟の 産湯の井戸に 散る銀杏(同上)

南国の 土佐は冬でも 空青く(安芸土居廓中)

生垣に 十棟ほどの 武家屋敷(同上)

表門 中に重門 珍しき(野村家住宅)

妻入りの 壁は板張り 釘黒く(同上)

表の間 書棚の戸には 風景画(同上)

(ほり)炬燵(こたつ) 骨組だけが 居間の中(同上)

十二月 イチョウは丁度 色付いて(武家屋敷通り)

屋敷跡 手押しポンプの 井戸残り(同上)

野良時計 百三十年 シンボルで(畠中家住宅)

大地主 (はたけ)中家(なかけ)は 壮大で(同上)

主屋内 撮影禁止 肩落とす(岩崎彌太郎生家/歴史的名所71) 63

土蔵には 三菱家紋 冬晴れに(同上)

野菊咲く 冬の土佐には 違和感が(同上)

万両に ウグイス止まる 光景も(同上)

主屋沿い 六十坪の 路地の庭(旧岡家住宅)

邸内の 脇本陣の 風格が(同上)

土蔵には 蜜柑が実り 農家風(同上)

塀越しの 松の優美さ 碧空に(岡御殿)

廃藩後 開かずの門は 御成門(同上)

主屋には 切妻二重 棟寄せて(同上)

庭の松 桧皮の屋根に 枝広げ(同上)

展示品 豪華な駕籠に 肘掛けも(同上)

土蔵には 冬の景色に 柿の実も(同上)

志 身分を超えた 自由かな(中岡慎太郎生家)

敷地内 茶屋は哀れや 廃業し(同上)

大晦日 ホタルの里に 我れ一人(阿波泉水庵)

長屋門 珍しきかな 二階建て(渡部家住宅)

松山や 正月半ば 雪を見ず(同上)

白紙(しろがみ)の はりつけ壁は 色褪せず(同上)

シンプルな 座敷三部屋 通し間で(同上)

文化財 生活感が 消え失せて(同上)

倉多き 主屋を凌ぐ 面積で(同上)

御成門 扉は開いて 庭が見え(同上)

座敷庭 六角灯籠 二基並び(同上)

渡部家 今の暮らしは 如何にかと(同上)

薬医門 脇本陣の 風格が(坪内家住宅)

入母屋の 主屋は平屋 書院風(同上)

旧庄屋 地域活性 場となりて(同上)

座敷の間 反射ストーブ 現役で(同上)

米倉は 活用されず 戸を閉じて(同上)

冬晴れに 里山聳ゆ 主屋裏(同上)

正門は お役御免で 添景に(識名園)

紅い藻の シマチスジノリ 国天記(同上)

心字池 六角堂は 中華風(同上)

琉球の 畳文化は 薩摩から(同上/歴史的名所72) 63

中庭は ちょっと淋しき シダを植え(同上)

石橋と 六角堂が 池に映え(同上)

御殿では コサギが一羽 池見つめ(同上)

アーチ橋 荒磯模した 趣で(同上)

寄棟の アシャギは離れ 客の間で(中村家住宅)

五百坪 家屋七棟 壮観で(同上)

切妻の 主門は主屋 内門へ(旧永井家庄屋屋敷)

主屋前 井戸の釣瓶 風情あり(同上)

中座敷 漢詩を書いた 屏風立て(同上)

床の間 掛軸もまた 漢詩かな(同上)

主屋側 鶴亀蓬莱 東庭(ひがしにわ)(同上)

白壁の 土蔵の中は 非公開(同上)

二階には 駕籠と人力車 展示され(同上)

紅梅が 藍の寝床 庭に咲き(同上)

内子町(うちこちょう) ジオラマで見て 町めぐり(町並保存センター)

透明な アクリル板が バリケード(同上)

改修で 二階天井 取り外し(同上)

春遍路 内子の宿(しゅく)の 常夜灯(内子町の景観)

平入りの 町家が多き 内子町(同上)

白壁に 切妻側は 黄土色(大村家住宅)

敷地裏 釜場や蔵が 建ち並び(同上)

妻入りの 町家に多き なまこ壁(内子町の景観)

桝形を 過ぎて坂町 様変わり(同上)

二階には 開放的な 部屋設け(町家資料館)

一階の 奥は縁台 庭の跡(同上)

店舗では おしゃべり人形 お出迎え(商いと暮らし博物館)

窓の外 屋根は殆ど 桟瓦(同上/歴史的名所73) 63

座敷では 人形二体 歓談す(同上)

内庭は 枯山水で 模擬池も(同上)

台所 女中の人形 何作る(同上)

風呂場には 人形はなく 物足りず(同上)

入母屋の 離れは白壁 二階建て(同上)

離れにも 坪庭築き 風情あり(同上)

蔵の中 歴史資料の 展示室(同上)

禅寺も 内子の家並み 演出し(禅昌寺)

センターは 変哲のない 案内所(内子ビジターセンター)

滝桜 二階吹抜け 垂れ幕に(同上)

神門に 赤提灯が 十三個(八幡神社)

雄雌の イチョウの古木 境内に(同上)

正面の 六角塔屋 張りぼてで(旭館)

前庭 枯山水の 雰囲気で(旧高橋家住宅)

旧家では 季節になれば 雛飾り(同上)

床の間に 庭を眺める 窓二つ(同上)

離れには 龍太郎翁 レリーフが(同上)

隅櫓 彷彿させる 離れ建つ(同上)

角部屋は 宿泊室に 提供し(同上)

ヒール王 偲ぶ邸宅 文化財(同上)

裏通り 欄干備えた 町家建つ(内子町の景観)

黒ずんだ 土蔵は寂し 武家屋敷(森重堅邸)

庭園は 知覧唯一 池築き(同上)

石組みに 三重石塔 同化して(同上)

武家屋敷 通りは石垣 生垣で(知覧武家屋敷)

風味ある 高城邸の 薬医門(高城邸)

ちゃぶ台に 目が細くなる 武家屋敷(同上/歴史的名所74) 63

イヌマキの 大刈込は 海の波(同上)

武家屋敷 統一された (うで)()(もん)(佐多直忠邸)

庭園は 七十坪の 山水画(同上)

白梅の 花咲きたり 主屋先(同上)

石庭に 妙な雰囲気 植木鉢(佐多民子邸)

イヌマキの 刈込み高き 春の空(同上)

蔵も建つ 四百五十 坪の中(佐多美舟邸)

ナカエには 焼酎の壺 様々に(知覧型二ツ家)

南国の 座敷に火鉢 予想外(同上)

二ツ家に 枯山水の 庭園も(同上)

アスファルト 道路馴染まず 武家屋敷(知覧武家屋敷)

花の咲く サツキの規模を 夢と見ん(平山亮一邸)

白洲には 蓬莱山の 石組が(平山克己邸)

イヌマキの 緑にサツキ 赤味帯び(同上)

江戸末期 西郷邸の 庭新た(西郷恵一郎邸)

麓橋 先に大きな 腕木門(知覧の景観)

早咲きの 菜の花を観る 麓川(同上)

()(びつ)(ばし) 河床の岩と 同化して(同上)

大正の ロマン漂う 擬洋館(龍驤館)

館内は ()(すみ)西港 資料室(同上)

アコウの木 港の共に 歩みしと(三角西港の景観)

灯台に 廻船問屋 三角港(同上)

稲葉家の 御威光示す 御門かな(稲葉家下屋敷/歴史的名所75) 63

大書院 春の生け花 床の間に(同上)

大広間 家臣集結 五万石(同上)

豪華なり 元殿様の 里帰り(同上)

漁師から ラッキーボーイ 万次郎(中浜万次郎生家)

真新し 石碑輝く 生家跡(同上)

表門 軒高異にす 長屋門(田中家住宅)

主屋には 枯山水の 庭構え(同上)

生垣の 目隠しゆかし 建屋前(同上)

無塗装の 板の外壁 (あい)()(どこ)(同上)

藍こなし 人形五体 中庭に(藍の館)

藍寝床 三棟も建ち 壮大さ(同上)

寝床でも 人形たちが 作業して(同上)

寝床内 藍染め体験 工房に(同上)

座敷には 藍染め製品 展示され(同上)

奥座敷 豪華床の間 家宝置き(同上)

庭の先 白壁優美 借景に(同上)

白塀の 腰はゆかしき なまこ壁(林求馬邸)

良斎の 扁額残る 大広間(同上)

小藩の 家老は粋な 学者肌(同上)

あら何と 枯山水に 蘇鉄群(同上)

一株の ツツジに疎ら 花咲きて(同上)

林邸 歴史を刻む 五百坪(同上)

白壁の 土蔵の内部 資料館(同上)

絵画には 谷文晁(ぶんちょう)の 龍の絵も(同上)

書の中に 頼山陽の 揮毫あり(同上)

風化した 宗鑑法師 五輪塔(興昌寺一夜庵)

草庵に 一夜泊まりは 下の客と(同上)

小比賀(こびか)家は 甲斐武田氏の 血筋とか(小比賀家住宅)

非公開 重文四棟 塀越しに(同上)

大庄屋 土蔵は立派 黒塀に(同上/歴史的名所76) 63

長屋門 格式誇る なまこ壁(猪熊邸)

柳原 白蓮ゆかり 邸宅で(同上)

予期もせぬ 讃岐引田の 商家町(引田の景観)

かめびし屋 みろみうどんが 名物に(かめびし屋)

酒蔵の 扉閉ざされ 幾月日(笠屋邸)

魚の棚 通りは蔵の 建つ町に(引田の景観)

酒蔵の 白壁に板に 風味感(同上)

母屋ほか 酒蔵五棟 五百坪(讃州井筒屋敷)

()之蔵は 四の字を避けた 名称に(同上)

上屋架け 文政期樽 二個保存(同上)

ホルトノキ 酒屋見守り 二百年(同上)

御三家の 日下家住宅 健在で(日下家住宅)

中の丁 引田御三家 春の空(同上)

引田まち 重伝建に あと一歩(引田の景観)

空き町家 哀れに見える 虫籠窓(同上)

うだつ無き 平入り町家 中の丁(同上)

遍路道 逸れて感動 引田まち(同上)

茅葺きに モーターボート 不釣り合い(福永家住宅)

薪納屋の 奥には主屋 麗しく(同上)

鎮守社の 氏神の名や 梅雨の空(旧池田氏庭園)

プレハブの 展示室には 肩落とす(同上)

展示品 高価な物は 人力車(同上)

切妻の 主屋と土蔵 内塀に(同上)

不景気を 飛ばす地主の 庭作り(同上)

八つ橋に 色を添えたる 錦鯉(同上)

洋館は 私設図書館 貴賓館(同上)

正面の 塔屋の屋根は ドーム型(同上)

滝口の 石組み無駄な 草生えて(同上)

池の側 人は来ぬとも アヤメ咲く(同上/歴史的名所77) 63

州浜から 眺める池は 須川湖か(同上)

池の奥 深山幽谷 佇まい(同上)

園路には 木道敷かれ 優雅かな(同上)

主屋跡 シロツメクサが 主となり(同上)

黒塀に 葺き替えられた 茅の屋根(大山家住宅)

大山家 今も住居で 非公開(同上)

土間の中 古き農機具 そのままに(釣りキチ三平の家)

薬医門 四千坪の 庭の中(三浦家住宅)

白壁の 下見板張り 文庫蔵(同上)

切妻の 馬小屋巨大 我家ほど(同上)

茅葺きの 中門造り 新主屋(如斯亭庭園)

東門 先は優美な 御萱門(同上)

鉄格子 拓本(たくほん)不可の 意思表示(西馬音内の景観)

線刻は 南北朝期 作とされ(同上)

酒造店 十一棟が 文化財(齋彌酒造店)

上段の 間も何故か 板敷で(旧冨澤家住宅)

土間の中 卍の神輿 目が点に(同上)

黒光る 屋根裏木組 縄新た(同上)

涼しさや 茅葺き屋根の 上州路(同上)

黒澤家 大総代の 門構え(旧黒澤家住宅)

板屋根は 三千余個の 石置きで(同上)

旧宅の 隣地は記念 公園に(塙保己一旧宅)

供花はなく 淋しき夏の 保己一墓(同上)

墓所の奥 巨木一本 天を衝く(渋沢栄一生家)

鎮守社は 諏訪明神 祀りしか(同上)

池の側 人は来ぬとも アヤメ咲く(同上/歴史的名所77) 63

州浜から 眺める池は 須川湖か(同上)

池の奥 深山幽谷 佇まい(同上)

園路には 木道敷かれ 優雅かな(同上)

主屋跡 シロツメクサが 主となり(同上)

黒塀に 葺き替えられた 茅の屋根(大山家住宅)

大山家 今も住居で 非公開(同上)

土間の中 古き農機具 そのままに(釣りキチ三平の家)

薬医門 四千坪の 庭の中(三浦家住宅)

白壁の 下見板張り 文庫蔵(同上)

切妻の 馬小屋巨大 我家ほど(同上)

茅葺きの 中門造り 新主屋(如斯亭庭園)

東門 先は優美な 御萱門(同上)

鉄格子 拓本(たくほん)不可の 意思表示(西馬音内の景観)

線刻は 南北朝期 作とされ(同上)

酒造店 十一棟が 文化財(齋彌酒造店)

上段の 間も何故か 板敷で(旧冨澤家住宅)

土間の中 卍の神輿 目が点に(同上)

黒光る 屋根裏木組 縄新た(同上)

涼しさや 茅葺き屋根の 上州路(同上)

黒澤家 大総代の 門構え(旧黒澤家住宅)

板屋根は 三千余個の 石置きで(同上)

旧宅の 隣地は記念 公園に(塙保己一旧宅)

供花はなく 淋しき夏の 保己一墓(同上)

墓所の奥 巨木一本 天を衝く(渋沢栄一生家)

鎮守社は 諏訪明神 祀りしか(同上)

栄一は 論語と算盤(そろばん) 手に乗せて(同上/歴史的名所78) 63

広場には 父母(ふぼ)と栄一 招魂碑(同上)

東門 両側土蔵 白壁が(同上)

副屋には 接待兼ねた 離れ建ち(同上)

珍しき レンガの土蔵 尾高家に(尾高惇忠生家)

風見鶏 夏風吹かず ひと休み(誠之堂)

深谷市は 渋沢栄一 一色で(同上)

西洋の 田舎屋模した 外観と(清風亭)

張り出しの 物干し台は 珍しき(田島弥平旧宅)

桑場には 桑の葉貯蔵 二階建て(同上)

桑場内 養蚕道具 展示され(同上)

庭園を 氏神様も 鑑賞す(同上)

棟の屋根 櫓の名より 越屋根で(田島善一家住宅)

境島 養蚕古民家 六軒も(境島の景観)

軒下に 積まれた薪は 変らずに(吉田家住宅)

床の間の 瓢箪(ひょうたん)飾り 奥床し(同上)

屋根裏が 民家の個性 無二の梁(同上)

国を捨て 千三百年 武蔵の地(高麗家住宅)

高麗家には 天皇夫妻 視察され(同上)

水堀と 茅葺き屋根が 格別で(足利学校)

盆休み 観光客は 我れ一人(同上)

論語から 始まる学び 遠くなり(同上)

(ばん)()()の 門前町は 盆静か(鑁阿寺門前町)

尊氏の 束帯像や 珍しき(同上)

黒壁の 土蔵観るなり 門前で(同上)

三重の 土蔵珍し 古民家に(同上)

門前を 歩くと名士 邸宅が(松村記念館/歴史的名所79) 63

水車小屋 一寸馴染まぬ 赤ポスト(赤岩の景観)

赤屋根の 毘沙門堂に サルビアも(毘沙門堂)

道祖神 笑顔を誘う 睦ましさ(赤岩の景観)

切妻の 大屋根距離置き 並ぶなり(同上)

鉄製の 火の見櫓が 中央に(同上)

イヌマキの ローソク仕立て 庭先に(同上)

道路側 二階が入り口 展示館(篠原家住宅)

越屋根の 家の庭には 夏の花(赤岩の景観)

神社から 眺める家並み 絹の里(赤岩神社)

石段の 草は刈られ 盆らしき(上の観音堂)

温泉は 高野長英 隠れ湯と(六合赤岩温泉)

隠れ岩 忠治を偲ぶ ヒカリゴケ(国定忠治隠れ岩)

珍しき ガードレールは ()(ぼく)なり(早川町赤沢の景観)

様々な 屋根の風味が 坂道に(同上)

宿の駅 町が運営 休憩所(旧旅籠清水屋)

縁台に 草鞋を脱いだ 面影が(旧大阪屋旅館)

平地無く 斜面に家屋 点在す(早川町赤沢の景観)

坂道は 車も入れぬ 石畳(門西家住宅)

珍しや 団体客が 古民家に(同上)

主屋内 生活感が ありありと(同上)

鎮守社に 立派な鳥居 また古木(同上)

俯瞰する 家並はトタン 屋根多く(同上)

門番屋 緊張()いる 十五坪(川浦口留番所)

風情ある 古民家残る 栃本に(栃本関跡)

栃本は 天空の村 奥秩父(同上)

裏側に 回れば壁は ペンキ塗り(同上/歴史的名所80) 63

川越は シンボル一つ 時の鐘(川越の景観)

門の横 立派な井戸が 家の主(旧稲葉家住宅)

三階の 土蔵は白く 秋の空(同上)

鎌倉に 秋田の景色 結の蔵(鎌倉結の蔵)

両翼の 平屋は洒落た なまこ壁(旧岩科学校校舎)

白壁の 土蔵の窓は 洋風で(同上)

展示室 校舎の工事 紹介し(同上)

玄関の 二階洋風 バルコニー(同上)

鶴の間は 書院造りに 鶴千羽(同上)

二階には 写真パネルが 素っ気なく(同上)

土器展示 校舎の中は 郷土館(同上)

子を背負う 人形学ぶ 教室で(同上)

内蔵に 所狭しと 調度品(中瀬邸)

人力車 珍しくない 乗物に(同上)

中庭の 池には祠 誇らしく(同上)

邸内の 七棟の中 離れ屋も(同上)

祠横 ソテツの命 神頼み(同上)

(とびら) 漆喰(こて)() 龍虎の絵(同上)

短冊の 句には松崎 褒め言葉(伊豆文邸)

記念艦 三笠の前に 東郷像(記念艦三笠)

船尾には 明治の誉れ 旭日旗(同上)

舵握り 若き日の夢 去来せん(同上)

見張り台 伝声管(でんせいかん)が シンプルに(同上)

サロンには マホガニー製 テーブルが(同上)

神棚に 天照大神 祀るとか(同上)

煙突に 描いて欲しき 菊の紋(同上)

古建築 黄紅葉(おうこうよう)の 盛りなり(三溪園/歴史的名所81) 64

薄の穂 紅葉の庭 野趣を添え(同上)

石橋と 奥の石塔 モミジ色(同上)

橋の上 桧皮の亭榭(ていしゃ) 麗しき(同上)

大池の 庭園国の 名勝に(同上)

池の上 盆栽浮かぶ 景観も(同上)

本堂の 売却哀れ 燈明寺(同上・重文)

大池の 木船絵になる 秋景色(同上)

民家園 国の重文 十棟も(日本民家園)

梁柱(はりはしら) 欅造りの 豪華さで(同上)

三澤家の 石置き屋根は 工事中(同上)

水車小屋 信濃の旅を 思い出す(同上)

片側の 屋根は兜で 中二階(同上)

紅葉に 合掌屋根の 色映えて(同上)

民家園 合掌造り 四棟も(同上)

切妻の 土壁納屋は いずこから(同上)

網元の 家に稲わら 半農か(同上)

茅屋根に 色鮮やかな 赤モミジ(同上)

板の間に 暮らし見るなり 機織り機(同上)

神棚で 八個背比べ 多摩だるま(同上)

苔生した 茅葺き屋根も 重文で(同上)

囲炉裏には 人工的な 火を灯し(同上/歴史的名所82) 64

曲り屋に 馬の張りぼて 欲しきかな(同上)

紅葉の 見頃となるや 奥の池(同上)

寄棟の 納屋も茅葺き 主屋横(旧尾形家住宅)

小野川に 並ぶ町家の 柳枯れ(佐原の景観)

書院風 主屋設計 忠敬と(伊能忠敬旧宅)

店舗には 調度品なく がらんどう(同上)

小野川の 水運消えて 活気なく(佐原の景観)

一見の 客には高き 敷居かな(割烹宮定)

小野川の 十石(じゅっこく)(ふね)は 利根川へ(佐原の景観)

樋橋に 水のカーテン 江戸情緒(同上)

町家街 ひと際目立つ 洋館も(同上)

恐ろしき 忍び返しが 門の上(同上)

様々な 二階の町家 川沿いに(同上)

うら寂し 開運橋の 冬柳(同上)

無粋かな NTTの 鉄塔は(同上)

師走でも (ちゅう)(けい)通り 客はなし(同上)

振り向けば 二十七年 経て見なん(房総のむら)

木戸門に 楼閣風の 受付が(同上)

知名度が 低く町並み 閑古鳥(商家の町並み)

杉玉に 酒の香りは 漂わず(同上)

掘割に 小舟を浮かべ 鯉放ち(同上)

さりげなく 大八車 店先に(同上)

中二階 茅の欠き込み ひと工夫(上総の農家/歴史的名所83) 64

主屋内 柱や梁は まだ白木(同上)

茶店では 酒を我慢し 甘酒を(房総のむら)

茅葺きの 寄棟三棟 横並び(下総の農家)

平入りの 主屋シンプル 寄棟で(同上)

主屋には 干し大根の 演出も(同上)

機織りの 女性は留守の 主屋内(同上)

珍しき 土蔵の屋根は 茅葺きで(同上)

下総の 農家の畑 リアル過ぎ(同上)

平野家は 富津の名主 豪農で(旧平野家住宅)

寄棟の 茅は式台 庇付け(旧御子神家住宅)

古民家に 染み込む歴史 家の顔(同上)

西村家 今も住居で 非公開(西村家住宅)

裏庭は ちょっと淋しき 井戸一つ(同上)

二階の間 茅が見えたり 土壁に(旧武居家住宅)

敷く畳 身分の差あり (へり)が無く(同上)

武家屋敷 築後に三氏 入れ替わり(旧但馬家住宅)

農家より 小さな釜戸 土間の上(同上)

河原家 屋敷は広く 坪庭も(旧河原家住宅)

主なき 部屋に入り込む 冬陽射し(同上)

座敷には 甲冑二領 展示して(同上)

天領の 幕張北の 代官所(旧大須賀家住宅)

切妻に 下見板張り 虫籠窓(日野宿本陣)

ツツジ玉 島と見立てた 砂の海(同上)

本陣は 百十七坪 九室が(同上)

控の間 近藤勇 ()(てつ)振る(同上)

上段の 間には気になる 大名ら(同上)

式台で 額縁の庭 眺め見る(同上/歴史的名所84) 64

移築時に 茅を銅板 葺き替えて(旧富澤家住宅)

庭園の 一部は廃れ 枯れすすき(同上)

主屋前 池泉回遊 庭園も(同上)

(やま)()には モルモン教会 記念塔(来日聖徒イエスキリスト教会)

様々な 洋館は建つ 山手かな(エリスマン邸)

震災で 山手居留地 遺跡化し(居留地遺跡)

洋館の 番館付けは 馴染み得ず(山手234番館)

大谷石 聖公会は 三階で(横浜山手聖公会)

倉庫でも 三階建ては 格別で(横浜赤レンガ倉庫)

年の暮れ みなとみらいを 一人旅(同上)

左翼には 中高層の 箱のビル(迎賓館赤坂離宮)

外壁は 石張り化粧 花崗岩(同上)

広大な 主庭(しゅてい)に花壇 噴水と(同上)

伝説の グリフォン像 噴水に(同上)

噴水の 奥の本館 裏の顔(同上)

ささやかな 日本庭園 片隅に(同上)

本館は 壮麗無比な 作品で(同上)

館内は 撮影禁止 肩落とす(同上)

前庭は 噴水二基が 立つ広場(同上)

国宝の 建築の旅 ゴール見え(同上)

赤レンガ 東京駅舎 ビルの間に(東京駅舎)

江戸城の 二ノ丸庭園 跡偲ぶ(皇居東御苑)

雪消えて 灯籠淋しく 池の側(同上)

数寄屋風 明治後期の 諏訪の茶屋(同上)

石垣の 下に残雪 紅い梅(同上/歴史的名所85) 64

白梅を 写す女性は 青い目で(同上)

門は閉じ 庭園鑑賞 夢と消え(高梨氏庭園)

屋敷内 見えるは高き 長屋門(同上)

記念館 五十五年も 関宿(せきやど)に(鈴木貫太郎旧宅)

桂垣 松籟亭(しょうらいてい)に 上品に(見浜園)

東屋の 石段脇に 紅い梅(同上)

アパホテル 松籟亭に 聳え建つ(同上)

蓮池や 冬休みかな (おお)()ハス(同上)

園路沿い 池から池に 川流れ(同上)

下の池 舟で眺める 広さなり(同上)

庭の上 客は鳥瞰 ホテル群(同上)

出島では 数羽のカモが 陽射し浴び(同上)

灯籠を 撮ろうとすれば 鯉泳ぎ(同上)

睦ましく カモ泳ぐなり 池の隅(同上)

小島には 小松が二本 契り合う(同上)

暖かき 幕張りなのに 雪吊りが(同上)

年ふれば 見浜園とて 名勝に(同上)

塀越しに 七百坪の 庭を観る(飯塚邸)

北竜湖 雪に覆われ 我れ一人(北竜湖資料館)

台転場(だいてんば) 大籠独自 踏み絵の場(大籠キリシタン殉教公園)

首塚や 哀れなばかり 負の史跡(同上)

六角の 櫓三角 天の鐘(同上)

山並みに のどかな集落 風景画(同上)

母子像に 悲惨な歴史 癒されし(同上)

堂々と 信仰心が 復活す(大籠カトリック教会)

休館日 溜め息を吐く 薬医門(亀井邸)

曲水に 優美に架かる 太鼓橋(吹風殿)

寝殿は 平安調の 入母屋で(同上)

切妻の 対屋(たいのや)池に 浮かび建つ(同上/歴史的名所86) 64

春浅き 勿来の関に 新名所(同上)

薬医門 格式高き 桧皮葺き(和田宿本陣)

和宮 (こう)()の際に 和田宿に(同上)

台所 大きな釜戸 据えられて(同上)

小諸宿 枝垂れ桜に 本陣が(小諸宿本陣)

擬洋館 明治の校舎 桜添い (旧中込学校)

寄棟に 八角塔屋 正面に(同上)

最終の 入学式は 大正期(同上)

教室の オルガン三台 誰ぞ弾く(同上)

明治期の 教育資料 魚の絵(同上)

五つ玉 大きな算盤 珍しき(同上)

資料館 教育資料 てんこ盛り(同上)

国分寺 国府示した 日本地図(同上)

展示品 祭りの屋台 厳かな(同上)

竪穴の 住居と合わぬ 鯉のぼり(科野のムラ)

古墳期も 高床倉庫 変らずに(同上)

平床の 小屋は珍し 咲く花も(同上)

白壁の 土蔵の形式 様々に(稲荷山宿の景観)

曲り角 古き醤油屋 店を閉じ(同上)

冠木門 旧本陣の 面影が(同上)

ピカピカの 床には囲炉裏 魚鉤(蔵し館)

三部屋の 通し間の中 着物掛け(同上)

主屋裏 屋根の小窓は 中二階(同上)

白壁の 蔵は補修し 真新し(同上)

看板は 見ても知らない 時代物(同上)

二階には 暮らしの道具 様々に(同上)

中国の 神話の()(じゅう) 置物が(同上)

蔵し館 向かいの町家 空家化し(同上)

漆喰の 白壁剥がれ 土壁に(稲荷山の景観)

長雲寺 参道沿いも 町家建ち(同上)

地図になき 大きな屋敷 泰然と(同上/歴史的名所87) 64

義仲の 鞍掛石に ()(しょう)添い(同上)

裏通り 分け入る先も 土蔵建ち(同上)

長屋門 中級武家の 格式が(山寺常山邸)

書院には 虎の屏風に 甲冑を(同上)

古松には 桜の花が 背伸びして(同上)

シンプルな 土壁の蔵 春の空(同上)

寄棟の 玄関珍し 茅葺きで(旧横田家住宅)

客座敷 書院シンブル 飾りなく(同上)

台所 釜戸に(むしろ) 不自然で(同上)

池は側 刈込みツツジ 花は散り(同上)

千坪は 百五十石に 過ぎた家(同上)

表門 裏の柳が モニュメント(同上)

式台に 六文銭の 垂れ幕が(真田邸)

中庭に 小松一本 寂しげに(同上)

御化粧の 間には鏡台 欲しきかな(同上)

松代や 十万石は 散りもせず(同上)

珍しや 灯籠石塔 庭に無く(同上)

茅葺きの 東屋池の 築山に(同上)

三領の 具足に豪華 陣羽織(同上)

白壁の 土蔵七棟 壮観で(同上)

池泉には 松より柳 野趣があり(同上)

長屋門 入ると広き 春の庭(田中本家)

中国の 武将人形 ひな壇に(同上)

二十棟 土蔵三棟 展示館(同上)

調度品 豪商らしき コレクション(同上)

展示室 絵画掛軸 骨董も(同上)

奥の庭 枝垂れ桜が 主役なり(同上)

石垣の 上では古木 背比べ(同上)

屋敷外 小山に架かる 花の雲(同上)

敷石が 土蔵と塀に 一文字(同上)

隣りから 枝垂れ桜が ご挨拶(同上)

灯籠は 花見に変わり 池に立つ(同上)

北信濃 田中本家は 比類なき(同上)

庭園に 主屋は同化 年は降り(同上)

五畳間の 主屋の帳場 財弾き(同上)

中庭に 栄華を誇る 沙羅(さら)の木が(同上/歴史的名所88) 64

切妻の 裏まで土蔵 漆喰に(同上)

表門 前はカラフル 芝桜(馬場家住宅)

長屋内 空のケースが 横並び(同上)

土間からは 座敷や小部屋 通し間に(同上)

小座敷の 奥に四畳間 絵を飾り(同上)

二階には 主屋描いた 大きな絵(同上)

蔵の中 精緻な主屋 模型見る(同上)

庭園の 奥の私有地 茶室建ち(同上)

庭の奥 風なく休憩 鯉のぼり(同上)

旧馬屋 大八車 軒下に(同上)

菜の花に 北アルプスの 山白く(同上)

生垣に 可愛いほどの 木戸門が(旧渡辺家住宅)

旧宿場 旅籠景観 胸を打つ(真山家住宅)

珍しき 北斎手彫り 盆展示(高井鴻山記念館)

楼からは 北斎眺めた 山も見え(同上)

鴻山と 佐久間象山 激論も(同上)

歩廊には 旧醸造所 軒続き(同上)

切妻の 瓦の屋根が 幾重にも(同上)

瓦屋根 レンガ煙突 ハナミズキ(同上)

石橋と 門が古風に 春風に(貞観園)

入母屋の 貞観堂が 主屋とか(同上)

入口の 落書き哀れ 四時(いしじ)(あん)(同上)

一服も 禁煙なので 新茶飲む(一福処濱屋)

吾一庵 座敷の眺め 商家かと(旧小池家住宅)

街道に 峠定番 茶屋が建つ(中山道笠取峠)

松並木 (かさ)(どり)峠に 二キロほど(同上)

自転車で 越えた峠が 懐かしく(同上/歴史的名所89) 64

シモクレン 庄屋の跡に 看板に(芦田宿の景観)

紅白の ツツジ咲くなり 本陣に(芦田宿本陣)

切妻の 主屋壮観 三階で(大澤酒造)

酒蔵に 牧水の歌碑 牡丹咲き(武重本家酒造)

(あい)宿(しゅく) 旅籠なくても 酒屋建ち(同上)

八田氏は 江戸期に帰農 名主職(八田家書院)

憧れは 書院造りの 建築美(同上)

書院内 障子戸破る 春陽射し(同上)

書院から 眺める庭は 額縁絵(同上)

水田の 風除けの松 江戸期より(茅野の景観)

館内の 展示の書籍 未知多し(柳田國男館)

飯田の地 國男婿殿 縁があり(同上)

風流は 数寄屋造りの 平屋建て(日夏耿之介記念館)

旅をして 知る文学者 信州に(同上)

石垣に 伊豆木陣屋の 跡偲ぶ(旧小笠原家書院)

住宅の 重文指定 二番目に(同上)

書院横 白壁土蔵 建ちてあり(同上)

玄関は 式台付の 唐破風で(同上)

斜面側 間口二間が 懸造り(同上)

書院下 入母屋家屋 数棟が(同上)

珍しや 永楽通宝 釘隠し(同上)

書院の間 (ごう)天井に 菱欄間(同上)

床の間の 横には洒落た 花頭窓(同上)

銭がめの 中国銭は 見当たらず(同上)

床の間に 一茶の名句 欲しきかな(一茶館)

囲炉裏には イワナ串焼き 目に浮かぶ(同上)

久保田家の 天満宮も 同居して(同上)

奥座敷 床の間付きの 豪華さで(旧中村家住宅)

中村家 帯刀許され 棚下に(同上)

中庭に 咲く花わずか 赤と青(同上)

土蔵内 歴史資料の 展示室(同上/歴史的名所90) 64

氏神の 十王堂に 花に満ち(同上)

床の間に 一句残して 虚子は去る(高浜虚子旧居)

()()(まち)に 虚子散歩道 句碑めぐり(同上)

黒ずんだ 階段横に 白提灯(与良館)

二階には 床の間付きの 客座敷(同上)

中庭に ちょっと小振りな 臥龍松(同上)

白壁と 土壁土蔵 通路際(同上)

珍しき 土蔵の屋根を 突出しに(同上)

気にかかる 商家の蔵の 調度品(同上)

園内に 村上城の 山が見え(まいづる公園)

床の間に 武士の魂 二本差し(同上)

赤黒の 甲冑二領 小座敷に(同上)

旧長屋 床の間付きの 座敷あり(同上)

館内は 明治中期の 内装で(白糸まちなみ交流館)

主屋のみ 江戸後期築 広間型(旧大沼家侍住宅)

主屋には 天井がなく 丸太見え(同上)

大沼家 中級()(ちゅう)() 禄わずか(同上)

庭園は 七百六十 坪の中(侍屋敷大松沢家)

茅葺きに 畑が似合う 武家町も(旧大沼家住宅)

主屋では ガクアジサイが お出迎え(同上)

武家屋敷 飲食店に 衣替え(伊東家侍住宅)

荒れた庭 アジサイの花 淋しそう(添田家住宅)

千坪の 屋敷庭園 芸術で(細目家庭園)

茅葺きに 珍しきかな 換気窓(旧坂本家侍住宅)

坂本家 五百六十坪 下級武士(同上)

幼児から 眺めた蔵は 懐かしき(浅舞酒造/歴史的名所91) 64

琵琶清水 菅江真澄も 絵に描き(同上)

アジサイに 観音像も 微笑んで(花館山)

丘の上 夕焼け小焼け 歌碑が立ち(同上)

山に沿い 流れる秋の 雄物川(同上)

滑り台 使用禁止 放置され(同上)

行政区 三春離れた 高柴は(高柴デコ屋敷)

白壁に 黒い縁取り 三春駒(同上)

あら何と 茅葺き屋根の 裏トタン(同上)

三春駒 神に昇格 小社建つ(同上)

木の股が 道六姫神 御神体(同上)

姫神の 横に石の 金精神(同上)

旧藩士 刀を鍬に 三千人(松ヶ岡開墾場)

農具館 修繕工事 只中で(同上)

蚕室の 二階は珍し 無双窓(同上)

ため池の 本陣堤 庭風で(同上)

本陣は 藩主御殿の 一棟で(同上)

開墾地 七十万坪 武士の意地(同上)

寄棟の 和洋住宅 二階建て(千田正記念館)

千田正 稀有の県知事 みちのくに(同上)

床一面 赤ジュータンは 落ち着かず(同上)

相応しき 馬の置物 床の間に(六原資料館)

屋内は 外観と逆 畳敷き(同上)

焼石の パノラマ写真 秀作で(同上)

スキーヤー 三浦氏写真 展示され(同上)

旧宿舎 空き家二棟が 秋空に(軍馬の郷)

玄関の ブルーシートが 流れ止め(同上)

二千種の 万葉植物 草薮に(万葉の庭)

植物も 自然淘汰で 勝負つく(同上)

表門 門柱レンガ 気高くて(天鏡閣)

玄関の 二階ベランダ 秋の空(同上/歴史的名所92) 64

食堂の テーブル楕円 優しげに(同上)

各部屋の 照明何故か シャンデリア(同上)

浴室に かけ湯が二槽 何のため(同上)

附属室 マントルピース 化粧台(同上)

御座所には 殿下の胸像 隅に置き(同上)

調度品 絵画が往時 偲ばせる(同上)

三階の 塔屋八角 展望所(同上)

ガラス窓 外の樹木が 四季の絵に(同上)

塔屋上 磐梯山の 頭見え(同上)

寄棟の 屋根珍しき 白い色(同上)

客用の 浴室洒落た バスタブで(同上)

会津では 本百姓の 家と呼び(旧五十嵐家住宅)

切妻の 屋根も茅葺き 外便所(同上)

(すぐ)()内 馬屋と土間と 居間座敷(同上)

居間座敷 天井の無い (みつ)()取り(同上)

屋敷(そと) ため池越しに 稲実り(同上)

明治期の 洋館多き 山形は(旧米沢高等工業高校本館)

裏表(うらおもて) 寄棟屋根に 明かり窓(同上)

裏側に 回れば平屋 両翼に(同上)

料亭の 角には土蔵 なまこ壁(舞娘茶屋相馬樓)

玄関の 壁に扇の 薄明り(同上)

衝立の 梅と竹にも 扇添え(同上)

大広間 馬の掛軸 床の間に(同上)

同じ間に 吉永小百合 ポスターが(同上)

真四角な 畳珍し 大広間(同上)

扇形 車座敷の 座布団も(同上)

冬陽射し 赤ジュータンに 色加え(同上)

中庭を 囲む廊下は ガラス戸で(同上)

中庭の 灯籠までも 冬囲い(同上)

円窓と 思えば不思議 海の絵で(同上)

重厚な 扉の奥に 蔵座敷(同上)

蔵座敷 内にも豪華 なまこ壁(同上)

床の間の 弁柄色の 壁優美(同上)

玄関は 歴史感じる 唐破風で(旧料亭山王くらぶ)

正月に 酒田押絵の 羽子板が(同上/歴史的名所93) 65

ステージに おしん人形 大広間(同上)

障子戸の 下のガラスに 冬の庭(同上)

傘福の つるし飾りか 華やいで(同上)

部屋ごとに 障子の桟は 独特で(同上)

角部屋は 庭の眺めを 独り占め(同上)

衝立の 虎の絵何故か そっぽ向き(旧鐙屋)

店の間で 蝋人形が 商談を(同上)

茶の間には 火鉢とヤカン 煙草盆(同上)

客の間は 十畳三部屋 通し間で(同上)

台所 蝋人形が 磯料理(同上)

仕事柄 北前船の 模型置き(同上)

土間長く 通り庭とも 称されて(同上)

主屋屋根 杉皮葺きに 小石置き(同上)

雪吊りの 椿は紅い 花咲かせ(同上)

蔵の中 鐙屋歴史 資料室(同上)

教会に 不釣り合いかな 薬医門(鶴岡カトリック教会)

城下町 白亜の天主 鶴岡に(同上)

掛軸と 置物のない 床の間に(旧金子家住宅)

蔵の中 催事行う ギャラリーに(同上)

灰色の 外壁仕上げ 花崗岩(文翔館)

三階の 上の塔屋 時計台(同上)

会議室 折り上げ天井 三重(さんじゅう)に(同上)

ベランダで 眺め景色 雪はわずか(同上)

貴賓室 往時復原 調度品(同上)

知事室に 山形産の ジュータンが(同上)

階段の 窓に絵ガラス 工夫され(同上)

仕事柄 旧製図室 親しみが(同上)

会計課 蝋人形が リアルなり(同上)

議事堂と 県庁舎には 架け橋が(同上)

多目的 ホールに議場 リニューアル(同上)

正月に 酒田押絵の 羽子板が(同上/歴史的名所93) 65

ステージに おしん人形 大広間(同上)

障子戸の 下のガラスに 冬の庭(同上)

傘福の つるし飾りか 華やいで(同上)

部屋ごとに 障子の桟は 独特で(同上)

角部屋は 庭の眺めを 独り占め(同上)

衝立の 虎の絵何故か そっぽ向き(旧鐙屋)

店の間で 蝋人形が 商談を(同上)

茶の間には 火鉢とヤカン 煙草盆(同上)

客の間は 十畳三部屋 通し間で(同上)

台所 蝋人形が 磯料理(同上)

仕事柄 北前船の 模型置き(同上)

土間長く 通り庭とも 称されて(同上)

主屋屋根 杉皮葺きに 小石置き(同上)

雪吊りの 椿は紅い 花咲かせ(同上)

蔵の中 鐙屋歴史 資料室(同上)

教会に 不釣り合いかな 薬医門(鶴岡カトリック教会)

城下町 白亜の天主 鶴岡に(同上)

掛軸と 置物のない 床の間に(旧金子家住宅)

蔵の中 催事行う ギャラリーに(同上)

灰色の 外壁仕上げ 花崗岩(文翔館)

三階の 上の塔屋 時計台(同上)

会議室 折り上げ天井 三重(さんじゅう)に(同上)

ベランダで 眺め景色 雪はわずか(同上)

貴賓室 往時復原 調度品(同上)

知事室に 山形産の ジュータンが(同上)

階段の 窓に絵ガラス 工夫され(同上)

仕事柄 旧製図室 親しみが(同上)

会計課 蝋人形が リアルなり(同上)

議事堂と 県庁舎には 架け橋が(同上)

多目的 ホールに議場 リニューアル(同上)

和洋風 旧守衛室 門の側(教育資料館/歴史的名所94) 63

階段の 手すりの支柱 風変り(同上)

教室に 寺子屋風景 再現し(同上)

明治期の 小学校を 人形で(同上)

学帽に マント姿の 人形も(同上)

不老門 石碑に残る 栄華かな(洗心庵)

蔵王石 雪は融けずに 山らしく(同上)

灯籠も 消え行く雪 惜しむかな(同上)

ドラマロケ 校長室に 見覚えが(旧福島県尋常中学校本館)

木製の 机と椅子は 教室に(同上)

バルコニー 眺める先に 寺の鐘(同上)

鬼瓦 珍しくない 展示品(同上)

世界地図 壁に民具が 出鱈目に(同上)

アフリカの インディアン帽子 有り得ない(同上)

ショーケース 希少本(きしょうぼん)こそ オープンに(同上)

明治初期 全国九藩 入植し(開誠館)

立岩家 床の間付きの 贅沢さ(同上)

茅葺きの 屋根に白梅 絵の如し(同上)

入植者 畳に見える 屋敷の差(同上)

展示品 開拓必需 農機具を(同上)

藁細工 鍋釜展示 ありきたり(同上)

二階には 細い柱が 幾重にも(同上)

明治帝 宿泊御座所 復原し(同上)

大広間 ポツンと礼服 展示され(同上)

ベランダで 歩き来た道 振り返る(同上)

商家にも 屏風背にした 武具二領(蔵の郷土館斎理屋敷)

越屋根の 光り吹き抜け 一階へ(同上)

並び建つ 土蔵白壁 調和され(同上)

(あるじ)なき 庭には今も 臥龍松(同上)

ユキヤナギ ソメイヨシノが 庭に咲き(同上)

傾いた 齋理屋敷は 町の手に(同上)

新館は 和洋折衷 二階建て(同上)

時の蔵 大棟飾り 東指し(同上)

新館の 階段室は エレガント(同上/歴史的名所95) 63

白壁の 蔵に三色 花が添い(同上)

住の蔵 山積みされし 米俵(同上)

蔵の中 模型飛行機 懐かしき(同上)

桜咲く 白亜麗し 天主堂(鶴岡カトリック教会)

致道館 門塀花に 埋もれて(藩校致道館)

講堂に 松と桜が 仁王立ち(同上)

台所 天井がなく 広々と(旧風間家住宅)

庭園は 枯山水の 平庭で(同上)

四方から 六角灯籠 眺め観る(同上)

二百坪 屋根の石置き 二万個と(同上)

石の上 小さな越屋根 奇観なり(同上)

座敷(そと) 宝形造り 太子堂(同上)

床の間に 梅と鶯 彫り物が(同上)

大工部屋 円卓一つ 不釣り合い(同上)

金庫蔵 五つの金庫 重そうに(同上)

釈迦堂の 桜満開 門を越え(旧風間家別邸)

薬医門 潜る合い間の 花見かな(同上)

別邸は 四角灯籠 好み変え(同上)

風間家と 酒田本間家 双璧で(同上)

床の間に 釈迦如来像 掛軸が(同上)

違い棚 こけし人形 庶民的(同上)

(かく)()(えん) 鳥海山は 今日見えず(本間氏別邸庭園)

入口の 門に小さな 守衛所が(同上)

床の間の 仏像写真に 置き換えて(同上)

外窓は 全面ガラス 庭景色(同上)

大広間 春の花木を 壺に生け(同上)

大正期 昭和天皇 宿泊し(同上)

池の上 旅寝するなら 望楼に(同上)

中島の 松には鶴は 舞い降りず(同上)

花雲に 模擬天守閣 聳え建つ(天鷺村)

武者凧が 肝煎の家 土間飾り(同上)

茅葺きに 桜の花が 調和して(同上/歴史的名所96) 63

棟続く 茅葺き屋根は 価値貴重(同上)

青空に 茅葺き屋根と 紅枝垂れ(同上)

亀田藩 存在感は 五万石(同上)

武家屋敷 移築されても 桜咲き(同上)

ひょうきんな 蝋人形に 薄笑う(同上)

亀田にも 偉人はありき 記念館(同上)

知らぬ間に 天鷺ワイン 露と消え(天鷺ワイン城)

花の雲 高城山(たかしろやま)の 城跡に(同上)

若き日の 大観・観山 絵の修業(五浦美術文化研究所)

天心の 白衣人形 弟子の横(同上)

松原に 天心旧邸 長屋門(岡倉天心旧邸)

中央の (いろり)六角 窓に海(同上)

芝生抜け 春の潮風 主屋へと(同上)

主屋内 覗いてみると 空っぽで(同上)

旧邸の 側に天心 展示館(同上)

海暮らし 天心像に 釣竿が(同上)

シャボン玉 哀しき歌が 屋根の上(野口雨情生家)

十五まで 暮らした家に 松は伸び(同上)

六十二 波乱万丈 雨情かな(同上)

童謡に 因んだ人形 日本間に(同上)

門よりも ローソク仕立て 木が立派(坂本医院)

酒蔵を 染織工芸 (くら)()()に(蔵布都)

町並みに 景観無視の 家も建ち(桜川市真壁)

比較的 新たな町家 戸は閉じて(高久家住宅)

不動堂 江戸後期築 宝形で(密弘寺)

(みっ)(こう)() 真壁シンボル 大ケヤキ(同上/歴史的名所97) 63

袖蔵(そでぐら)や 下見板張り 珍しき(潮田家住宅)

壁剥がれ 塚本茶舗の 蔵哀れ(塚本茶舗)

地震後の 修繕終えた 住宅も(木村家住宅)

白壁に 木部水色 二階内(旧真壁郵便局)

角地には 入母屋二階 勇壮に(真壁の景観)

街灯の デザインマッチ 平入りに(同上)

貝塚の 落葉をよそに ツツジ咲き(常陸風土記の丘)

公園は 鹿の子遺跡 復元す(鹿の子史跡公園)

八棟の 官衙(かんが)の遺構 掘立で(同上)

我が家より 立派な家屋 奈良時代(古代家屋復元広場)

鎌倉期 庶民の家は 竪穴で(同上)

曲り屋は 中級農家 ステータス(同上)

曲り屋の モデル間取りは 田の字型(同上)

弥生期に 部落衝突 本格化(同上)

越屋根に 会津は遠き 絵姿を(会津民家)

入口は 地味な茅葺き 長屋門(旧高松宮翁島別邸)

庭園は 建屋に対し 洋風で(同上)

庭の先 猪苗代湖の 展望所(同上)

皇族の 平屋の書院 珍しき(同上)

見上げれば 座敷に合わぬ シャンデリア(同上)

黒塗りの 円卓の上 金魚の絵(同上)

にこやかな 草野心平 顔写真(草野心平生家)

囲炉裏には 十六までの 暖かさ(同上)

庭の中 心平の詩が 丸石に(同上)

移築した 古民家五軒 茅葺きで(いわき市暮らしの伝承郷)

水車小屋 旧猪狩家の 別棟で(同上/歴史的名所98) 63

囲炉裏には イワナ塩焼き 自在鉤(同上)

(かも)()には 時間停止の 掛時計(同上)

哀れなり 芳賀家の二棟 シート屋根(同上)

江戸後期 芳賀家の座敷 寺子屋に(同上)

蓮池の ハスは花咲き 見頃なり(同上)

主屋内 壁は白に 統一し(三春町文化伝承館)

襖には 短冊数多 貼り付けて(同上)

茶室には 小枝はめ込む 円窓が(同上)

床の間に 八号ほどの 絵を飾り(同上)

風流な 離れは土蔵 紫雲閣(同上)

中村家 三春唯一 重文で(中村家住宅)

風変り 半切妻の (しころ)屋根(同上)

佐久間家の 板倉シンプル 切妻で(福島市民家園)

珍しき 囲炉裏は土間に はみ出して(旧小野家)

中二階 再現された 蚕部屋(同上)

店棚に 昔のたばこ 展示して(旧筧家宿店)

舞台には 大きな松の 絵か描かれ(旧広瀬座)

広瀬座の 移築復原 二億円(同上)

屋根裏の 木組み見るのも 楽しみで(旧阿部家)

囲炉裏端 どぶろく飲んで 寝てみたき(旧渡辺家)

屋外に 五右衛門風呂と 便所建ち(便所・風呂場)

あら何と 板にしゃかんで 用を足す(同上)

土間からは 直屋奥まで 丸見えで(旧奈良輪家)

機織り機 音も立てずに 部屋の奥(旧菅野家)

青田んぼ 三万三千 坪の中(福島市民家園の景観)

座敷には 会津名産 桐箪笥(旧馬場家)

床柱 木部は全て 黒光り(同上)

馬場家には 囲炉裏が二ヶ所 寒さ見る(同上)

茅の屋根 木組みの模型 華やかで(展示館/歴史的名所99) 63

広瀬座の 公演ポスター 一面に(同上)

懐かしき 昔のたばこ パッケージ(同上)

公園の 巨石広場に 割れ石が(あづま総合運動公園)

巨石には 池築かれて 美を添える(同上)

重文の 棟にはシート 茅破れ(旧武山家住宅)

飛石は 内塀欠いた 戸口へと(奥州市武家住宅資料館)

盆栽を 大きくしたか 曲り松(同上)

茶の間には 小さな炉 一つ置き(同上)

上座敷 床の間付きの 八畳間(同上)

板の間は 土間と一棟 台所(同上)

屋敷内 資料センター 開設し(同上)

月形の 兜の鎧 三領も(同上)

長槍と 竹に(すずめ)(もん) 壁に掛け(同上)

庭の池 沈んだ魂 浮く日なし(斎藤実旧宅)

角部屋の 廊下一面 庭景色(同上)

床の間の 鷹の置物 いつ空に(同上)

主屋庭 四角灯籠 夏草に(旧本郷家住宅)

庭園は 四百坪の 枯山水(同上)

幻の 河港の絵図を 居間に見る(同上)

店舗の間 暖簾(のれん)法被(はっぴ) 保存され(同上)

外観の 粗末な中に 漆蔵(旧荒川家住宅)

主屋裏 庭は廃れて 井戸二つ(同上)

三家では 北島家のみ 座敷蔵(旧北島家住宅)

ボロボロの リヤカー捨てず 納屋の前(同上)

館内で 雄叫び上げる ナマハゲが(男鹿真山伝承館)

榧の木や 千二百年 真山に(同上)

移築され 主屋淋しき 風景に(旧後藤家住宅/歴史的名所100) 63

川沿いに 三層四階 赤い屋根(旧岩谷堂共立病院)

何処となく 安土城天守 観る思い(同上)

一階は 土蔵のような 吹抜けで(同上)

屋根に鐘 チャペルの如く 趣も(同上)

萩の花 赤紫と 白が添う(多聞院伊澤家住宅)

伊澤家の 中尊寺ハス 枯れる秋(同上)

一階は 広い吹き抜け 豪放に(旧三井銀行小樽支店)

吹き抜けの 二階回廊 赤ジュータン(同上)

懐かしき 蒸気暖房 ラジェター(同上)

古めかし 帝国銀行 看板も(同上)

地下金庫 分厚い扉 開かれて(同上)

厳重な 金庫の中に 鉄の檻(同上)

重文を 辰野金吾は 九棟も(日本銀行旧小樽支店金融資料館)

天井の シーリングファン 趣が(同上)

見本でも お札の山に 目が眩む(同上)

壁は白 木部はこげ茶で 堅苦し(同上)

桜木に 石狩挽歌 記念碑が(小樽貴賓館)

別邸は 三十億円 現工費(同上)

青山家 三代続かず 人の手に(同上)

トイレ付 二階の離れ 客室は(同上)

二階から 眺める先に 祝津港(しゅくつこう)(同上)

漁業王 千五百坪 夢の跡(同上)

御殿には 枯山水の 絶景も(同上)

真壁(しんかべ)の 白に御殿は 屋根赤く(小樽鰊御殿)

百人の ヤン衆寝泊まり 大広間(同上)

延べ床は 百八十五 坪もあり(同上)

二階には 畳一畳 違い棚(同上)

使用人 部屋は屋根裏 大梁に(同上)

眼下には 高島岬 断崖も(同上)

明治期は 番屋五十軒 泊村(鰊御殿とまり/歴史的名所101) 64

家族部屋 親方の席 神棚に(旧余市福原漁場)

漁夫溜まり 囲炉裏の鍋は 大き目で(同上)

客間にも 炉欠かせぬ 存在で(同上)

古ぼけた 床屋の椅子が 保存され(同上)

漆喰の 壁は嵌め板 取付けて(同上)

切妻の 石蔵(いしぐら)平屋 復元で(同上)

懐かしき スキース・ケート 石蔵に(同上)

蔵の中 格子の蓋に 井戸があり(同上)

建て網の 模型を展示 知る漁法(同上)

納屋場とは 身欠き鰊の 干場とか(同上)

網倉の 黒い土蔵に 薄き雪(同上)

台所 ねじり鉢巻き 使用人(旧下ヨイチ運上家)

金屏風 波と鳥とが 四面(よんめん)に(同上)

奥座敷 高貴な武士の 人形が(同上)

商人の 人形(ぬし)に 頭下げ(同上)

座敷外 額縁の庭 雪景色(同上)

(うん)(じょう)() 七百余坪 国史跡(同上)

庭園は 恥ずかしそうに 雪化粧(同上)

二階には 居間や客間が 八部屋も(同上)

様々な 生活道具 先ずは見て(北海道開拓の村)

村内を 馬車鉄道が 走行す(同上)

庁舎内 暖房器具が 展示され(旧浦河支庁庁舎)

日本間に 炉と脇息 衝立が(旧手宮駅長官)

洋間には 石炭ストーブ やかん乗せ(同上)

ストーブと 炉が二つ 板の間に(旧福士家住宅)

洋間には 大きな金庫 重そうに(旧松橋家住宅)

床の間で 碁盤と碁石 置物に(同上)

台所 流しの横に 石の釜(同上)

書斎には 八角形の 炉置き(同上)

武郎の 家族写真を 白壁に(同上/歴史的名所102) 64

床の間と 違い棚だけ 壁黒く(同上)

歴代の 校長写真 知らぬ顔(旧北海中学校)

室札の 文字は右読み 時代差が(同上)

面白き 蝋人形の 制服が(同上)

内陣の 阿弥陀仏像 そのままに(旧龍雲寺)

はねだしは 海面側の 懸造り(旧土谷家はねだし)

男鹿を出て 漁師三代 焼尻に(旧秋山家漁家住宅)

親方の 居間の奥には オルガンも(旧青山家漁家住宅)

切妻の 倉四棟が 横並び(同上)

文庫倉 青山留吉 コレクション(同上)

石倉に 階段箪笥 珍しき(同上)

大正の (うす)や酒樽 倉の中(同上)

米倉は 間口十間 板倉で(同上)

大鍋は ヤン衆たちの 磯料理(同上)

米倉に 山積みされた 米俵(同上)

漁終えて 船や櫓など 網倉へ(同上)

祭壇の キリスト像は 消え失せて(旧浦河公会会堂)

糸紡ぐ 蝋人形は 愚痴言わず(旧田村家北誠館蚕種製造所)

機械庫の 下屋に展示 農機具を(旧農務省滝川種羊場機械室)

奥座敷 何故か人形 神楽舞い(旧菊田家農家住宅)

茅と笹 開拓小屋の 屋根壁は(開拓小屋)

畜舎には ホルスタインの 模型置き(旧小川家酪農畜舎)

懐かしき 囲炉裏にエジコ 子守唄(旧樋口家農家住宅)

郷土愛 木組み富山の ワクノウチ(同上)

珍しき 筵織り器が 板倉に(旧山田家養蚕板倉)

雪積もり 馬車鉄道は 馬そりへと(馬車鉄道)

出身地 拘らぬ家 岩間家で(旧岩間家農家住宅)

外観に 比べ立派な 奥座敷(同上)

帳場では 蝋人形が 髭伸ばし(旧ソーケシュオマベツ駅逓所/歴史的名所103) 64

薬売り 宿にもしたり 駅逓所(同上)

駅逓所 大正期築 厩舎(うまやしゃ)も(同上)

厩舎に 剥製の馬 一頭が(同上)

山本の 火の見櫓に 組番屋(旧山本消防組番屋)

妻側の 壁にシンボル 星印(旧札幌拓殖倉庫)

農機具に 珍品はなく ありきたり(同上)

体験の 学習棟は ログハウス(体験学習棟)

洋風の 外観に反し 部屋和風(旧広瀬写真館)

化粧の間 和服の展示 衣紋掛け(同上)

二階では 撮影室が ガラス屋根(同上)

飯場内 莚に蒲団 横並び(旧平造材部飯場)

武道場 稽古の声は 響くからず(旧札幌師範学校武道場)

機関庫に イエロー機関車 保存され(森林鉄道機関庫)

一室に 四人のベット 据えられて(旧札幌農学校寄宿舎)

空気乗せ 走る馬には 力なく(馬車鉄道)

淡路捨て 徳島藩士 静内に(旧武岡商店)

囲炉裏には 商家農家の 隔てなく(同上)

狭き屋に 菓子工房の 一室も(旧大石三省堂支店)

菓子店は 切妻平屋 住居兼ね(同上)

懐かしき 丸いガラスの 駄菓子瓶(同上)

馬の像 右足上げて 馬蹄替え(旧太田装蹄所)

台木の 鼻曲げ作業 人形が(旧藤原車橇製作所)

開拓に 鍛冶屋不可欠 鉄の音(旧本庄鉄工所)

囲炉裏には 炭箱置かれ 懐かしむ(同上)

仕事する 蝋人形が よりリアル(同上)

髭を剃る 店主人形 男前(旧山本理髪店)

四畳間 当直員の 一人部屋(旧島歌郵便局)

及び腰 警察官の 人形に(旧札幌警察署南一条巡査派出所)

院長の 白衣そのまま 椅子に掛け(旧近藤医院)

大便器 当時流行 床小窓(同上)

薬室(やくしつ)の 古き()(げん)が 医者らしく(同上/歴史的名所104) 65

茶の間には 利尻山かな 襖絵が(同上)

戦後まで 塔屋に社章 掲げられ(旧小樽新聞社)

駅前の 旅館懐かし 宗谷線(旧来正旅館)

駅逓所 待合旅館に 推移して(同上)

玄関の ガラスケースに 菓子や酒(同上)

台所 調理の人形 日本髪(旧近藤染舗)

開拓史 百五十年 目の中に(同上)

食堂で 醤油ラーメン 大盛りを(北海道開拓の村食堂)

(うめ)寝間(ねま)に 天蓋付きの 豪華蚊帳(豊平館)

宿泊者 明治天皇 最初とか(同上)

三代の 天皇玉座 展示され(同上)

二万坪 漁場の面影 御殿のみ(旧歌棄佐藤家漁場)

中央の 六角塔屋 明り取り(同上)

新築の 足場が架かる 板倉も(そば処鰊御殿)

亘理藩 入植苦労 茅葺きに(旧三戸部家状宅)

赤い屋根 正面だけが 白い雪(ニッカウヰスキー余市蒸溜所)

切妻に 腰折れ屋根の 洋館も(同上)

せり出した 屋根に初雪 美しく(小樽市公会堂)

高見張り 監視されてる 気にもなる(博物館網走監獄)

鏡橋 渡れば監獄 銀世界(同上)

外門の 鉄の扉が 冷え冷えし(同上)

正門の 守衛人形 雪に立つ(同上)

雪室の 懲罰房は 生き地獄(同上)

罪因の 枕は丸太 半割で(同上/歴史的名所105) 65

漬物庫 切妻造り 板倉で(同上)

冬期間 野菜確保は 漬物で(同上)

大樽と 漬物石が 重そうに(同上)

懐かしき 映画ポスター 展示され(同上)

編笠を 被った囚人 草履ばき(同上)

囚人の 足かせ手錠 様々に(同上)

刑務支所 囚人監視 緩やかで(同上)

合理的 渡り廊下の 洗面所(同上)

老僧の 前で懺悔の 囚人も(同上)

作業所の だるまストーブ 希望の火(同上)

入浴の 慌ただしさが 人形に(同上)

くさい飯 一汁(いちじゅう)()(さい) 一飯(いっぱん)で(同上)

監獄は 何だかんだと 負の遺産(同上)

舎房内 木の温もりが 出入口(同上)

雑居房 六畳ほどに 四・五人が(同上)

独居房 一・五坪 小宇宙(同上)

独居房 動物園の 檻のよう(同上)

玄関は 入母屋屋根の 突出しで(旧花田家番屋)

柿葺き 屋根三重に 春の空(同上)

物置は 金目のものは 消え失せて(同上)

盛時には 二百人もの 漁夫暮らし(同上)

一畳の 二階の寝床 棚付きで(同上)

二階には 笠付きランプ 吊るされて(同上)

屋根裏の 木組み細やか つなぎ梁(同上)

炉から 仏像出土 解体時(同上)

ニシン漁の 船と思えぬ 模型船(同上)

大釜と 大鍋並ぶ 台所(同上)

漁夫の居間 机長イス 食事(どこ)(同上)

欄間には 豪華彫物 施して(同上)

離れには 親方専用 台所(同上)

奥の間に 金庫と親方 肖像画(同上)

神棚が 仏壇よりも 立派なり(同上)

吹抜けの 木組みさながら 木の林(同上)

大店(おおだな)の 残した景色 春の空(旧商家丸一本間家/歴史的名所106) 65

田沢湖の 潟分校を 光り射す(田沢湖町立生保内小学校潟分校)

教室に 生徒多数の 時代観る(同上)

中門(ちゅうもん)の 屋根は杉皮 風情あり(鳥潟会館)

池の上 雪見灯籠 涼しげに(同上)

五稜池 百十坪に ()(はま)添え(同上)

澱む池 色を添えるは 錦鯉(同上)

滝組に 五重石塔 鎮座させ(同上)

幾重にも 入母屋重ね 建つ主屋(同上)

苔生した 茶室の茅に 趣が(同上)

床の間に 季節外れの アジサイが(同上)

庭木では ツツジが最多 二百本(同上)

居間の土間 夏炉冬扇の 箱ぞりが(同上)

懐かしき 手押しポンプが 流し横(同上)

中門は 粋な茅葺き 兜屋根(旧大宮家住宅)

広大な 主屋全景 目入らず(三浦家住宅)

主屋内 座敷が七間 高床に(同上)

文庫蔵 土蔵の上に 上屋かけ(同上)

味噌蔵と 米蔵あれば 飢えはせぬ(同上)

鎮守社は 龍神様と 稲荷様(同上) (同上)

下の池 築山二つ 芝を植え(水心苑)

上の池 多重石塔 岩礁に(同上)

前滝の 石組草木 伸び過ぎて(同上)

奥滝の 洒落た東屋 添景に(同上)

州浜には 上の(ながれ)が 蛇行して(同上)

馬車の駅 寂れた蔵が 周辺に(喜多方小田付)

文化財 所変われば 貸倉庫(同上)

サテライト オフィスなる 蔵もあり(喜多方の景観/歴史的名所107) 65

珍しき 妻入り二棟 蔵主屋(同上)

修復の 足場に蔵の 未来見る(同上)

喜多方は 四千棟の 蔵ありと(同上)

薬医門 構えた民家 蔵屋敷(同上)

レンガ色 屋敷を囲う 高き塀(旧甲斐蔵住宅)

庭園と 絵になる景色 座敷蔵(同上)

甲斐本店 法被前掛け 店蔵に(同上)

床の間に 深山幽谷 山水画(同上)

コロナ禍で 訪ねる客は 我れ一人(同上)

灯籠に 花の彫物 贅尽くす(同上)

入口に 袖塀付けた 薬医門(喜多方蔵の里)

座敷蔵 男四十の ロマンとか(同上)

勝手蔵 二瓶清の コレクション(同上)

円卓に 家庭円満 見る如く(同上)

曲り家は 八十坪の 平屋建て(旧外山家住宅)

板の間に まゆ玉飾り 暖かく(同上)

居間からは 座敷二部屋 通し間に(同上)

馬屋には 鞍のみ置かれ 面影が(同上)

蔵の里 縮小版の 蔵のまち(喜多方蔵の里)

腰壁を 除けば白亜 酒造蔵(旧東海林家酒造蔵)

喜多方で (そめ)型紙(がたかみ)の 文化知る(同上)

蔵の中 写真パネルが 壁を占め(同上)

茅葺きの 越屋根二つ 曲り家に(旧手代木家住宅)

よくもまあ 囲炉裏の灰まで 復原し(同上)

土間の井戸 釣瓶落としが そのままに(同上)

肝煎は 七十七坪 相応しき(同上)

手代木家(てしろぎけ) 土蔵も移築 蔵の里(同上)

築山は 芝が張られて 洋風に(同上/歴史的名所108) 65

庭園を 観るより酒に 目が眩む(同上)

可愛げな 臥龍の松が 池の上(同上)

幹分れ メガネの如く 見えるなり(同上)

入園の 無料何より 有難く(同上)

蔵通り 電柱の無く 道広く(喜多方小田付)

新しき 土蔵造りは なまこ壁(喜多方の景観)

紅葉の 庭は早くも 雪囲い(旧石平金物店)

蔵二階 絵画展示の ギャラリーに(同上)

珍しき 小屋根の架かる 冠木門(同上)

部屋の中 三畳一間 宙吊りに(はなわの古民家)

名主宅 上段の間は 珍しき(同上)

()(つき)()は 松の大木 お出迎え(八槻家住宅)

黒塗りの 開かずの門は 薬医門(同上)

兜無き 甲冑哀れ 床の間に(同上)

水車小屋 今も現役 前沢に(南会津前沢)

囲炉裏端 熊の毛皮を 敷物に(曲家資料館)

古ぼけた 柱時計は 五時のまま(同上)

うまやには 古き農機具 山積みに(同上)

大杉の 根回り十一 メートルで(大杉保存館)

切妻の 真壁は高く 美しき(前沢の景観)

寄棟の 妻入り側は 兜風(同上)

玉石の 野面積みした 家も建ち(同上)

殆どの 民家は苗字 表記せず(同上)

直屋では 玄関増築 した家も(同上)

薬師堂 鉄板葺きは 意外かな(同上)

茅葺きの 軒に干し柿 里景色(同上)

曲り家の 蕎麦屋一軒 食事(どこ)(同上)

絹の家 思わぬ景観 茅葺きに(安達ヶ原ふるさと村)

茅の下 二段重ねの 戸袋が(絹の家/歴史的名所109) 66

納戸には 小さな火鉢 古箪笥(同上)

居間の中 生活感は まだ消えず(同上)

茅葺きで 珍しきかな 総二階(農村生活館)

茶箪笥に 閉じ込められた 雛飾り(同上)

客の間の 火鉢一つは 絵にならず(同上)

豪農は 帯刀許され 床の間に(同上)

武家屋敷 入母屋造り 壮大で(武家屋敷)

休み(どこ) 廃墟の如く 有様で(休み処跡)

数寄屋風 茶室は常時 非公開(茶室)

冬晴れも キッチンカーに 客疎ら(キッズパーク)

歓声は ふわふわドーム 中だけで(ふわふわドーム)

雪村の 墓は素朴な 自然石(雪村庵)

老梅が 孤独を癒す 友ならん(同上)

懐かしき 土間の隅には 炭俵(鈴木重謙屋敷)

歴代の 当主の遺影 居間の壁(同上)

松浦家 幻となる 座敷蔵(旧松浦千代松家)

漆蔵 黒漆喰が 荘厳に(漆蔵資料館)

蔵座敷 養心庵と 称されて(同上)

お多福の 阿吽の坐像 蔵の中(同上)

座敷奥 大正ロマン 浴室も(同上)

両開き (かけ)()(ぬり)()が 重厚に(同上)

蔵窓に 冷え冷えとする 鉄格子(同上)

外窓の 主屋二階に 蔵扉(佐藤又六家)

奥土蔵 子供の遊具 懐かしき(同上)

大梁に 四段重ね 小梁載せ(同上)

二階には 唯一無二の 蔵座敷(同上)

窓の外 重伝建の 増田まち(同上)

裏表 江戸の面影 薬医門(旧堀切邸)

入母屋の 玄関先は 春近く(同上)

座敷には 百人一首 襖絵が(同上)

中の蔵 庄屋時代の 遺構とか(同上)

(えい)()(てい) (らく)(おう)揮毫 レプリカが(同上)

戸棚付 階段箪笥 蔵の中(同上)

道具蔵 喉から手が出る トランクが(同上/歴史的名所110) 66

床の間に 巨大なこけし 一つ置き(同上)

蔵の中 七段飾り そのままに(同上)

春近く つるし雛飾り 華やかな(同上)

三本の 古木の絆 庭の隅(同上)

井戸小屋の 屋根は入母屋 中庭に(同上)

名旅館 消えても残る ()(ぼう)(あん)(旧花水館)

曲り家に (うまや)不可欠 農家なら(遠野伝承館)

神棚の 下に大きな 神鏡(しんきょう)が(同上)

遠野郷 南部曲り家 ふるさとで(たかむら水光園)

高室座 トロン温泉 浴場で(同上)

わら小屋の 素朴な造り 遠野風(同上)

水車小屋 水音響く 春の空(同上)

半鐘に 梯子を掛けた 風景も(遠野ふるさと村)

ため池に 桜の花が 身を写し(同上)

村内に 田んぼもありて よりリアル(同上)

水乃口(みなくち)は 明治中期の 曲り家で(同上)

ヤマザクラ 茅葺きの屋根 借景に(旧小原家住宅)

水車小屋 水は流れぬ 展示物(同上)

土間の壁 農家の推移 物語る(同上)

入母屋の 二階の屋根に 咲く桜(旧石黒恵家住宅)

時移り 武家の住宅 様変わり(同上)

床の間に 粋な障子の 明り取り(同上)

珍しや 屋敷の角に 火番小屋(安部権内家住宅)

紅花の もたらす富は 河北にも(同上)

武者蔵は 家宝展示の ギャラリーに(紅花資料館)

江戸末期 農兵組織 掘米家(同上)

切妻の 離れの湯殿 杉皮で(同上)

紅粉(べに)の蔵 (おもかげ)の名は 似つかない(同上)

蔵の中 復元された 機織り機(同上)

床の間に 春の生け花 山水画(同上/歴史的名所111) 66

出窓には 雪見灯籠 座敷蔵(同上)

座敷蔵 客を持て成す 貴賓室(同上)

蔵の名は どうかと思う 社殿なり(同上)

延べ床は 三千坪の 古建築(大阪市公会堂)

アーチ屋根 塔屋四ヶ所 壮大で(同上)

ドーム屋根 左右両翼 優美なり(大阪府立中之島図書館)

図書館は 住友財閥 寄贈とか(同上)

建物と 歩む樹木は 朽ちんとす(同上)

大阪に 日本最初の 民家園(日本集落博物館)

曲り家を 大阪で観る 違和感も(同上)

現在は 結婚式場 様を変え(旧桜宮公会堂)

塀際に 林泉の庭 慎ましく(同上)

(せん)()(かん) 葉桜建屋 見せまいと(泉布観)

洋風で 日本最古の 建築と(同上)

煉瓦小屋 鉄柵の中 荒れるまま(同上)

敷地内 長谷川某 胸像が(大阪造幣局)

重厚な 台座の上に ガス灯が(同上)

次回こそ 造幣局の 花見かな(同上)

精巧な 両替天秤 アンティーク(富田林寺内町センター)

半纏(はんてん)は 古き商家の ユニホーム(同上)

床の間と 違い棚には 山水画(旧杉山家住宅)

主屋奥 平屋の茶室 棟並べ(同上)

外路地は (あられ)(こぼし)の 敷石で(同上)

灯籠に 光悦垣が マッチして(同上)

欄間には 立体的な 彫物が(同上)

大太鼓 破れた皮に 人の名が(同上)

釜屋には 丸い釜戸を 設えて(同上/歴史的名所112) 66

屋根裏の 二階の小部屋 展示室(同上)

俯瞰せば 灯籠五基も 庭園に(同上)

杉山家 日本最古の 町家とも(同上)

切妻の 和風トイレを 新設し(同上)

見渡せば 洗濯物を 干す家も(同上)

塀の下 奇妙な細工 いけず石(富田林の景観)

食堂に 駐車場なく 戸惑いも(さくら食堂)

珍しき 木瓜(もっこう)(まど)が 屋根の下(上野家住宅)

町角に 高野山への 道しるべ(富田林の景観)

門よりも 高き塀建つ 民家あり(勝間家住宅)

暖簾のみ 格子に下げる 店もあり(陶工房飛鳥)

狭き道 電柱邪魔な 寺内町(富田林の景観)

越屋根の 白亜が優美 煙出し(木口家住宅)

いけず石 様々並べた 古民家も(某町家)

妙慶寺 鐘堂の屋根 町並みに(妙慶寺)

寺内町 三十棟が 江戸期築(富田林の景観)

塀の上 忍返しが 痛々し(田守家住宅)

窓サッシ 時代の推移 町家にも(某町家)

眺めれば 住宅密集 ビルはなく(じないまち展望広場)

古ぼけた 町家の壁は トタン張り(某町家)

大概の 町家は一階 板張りで(佐藤家住宅)

鬼瓦 家それぞれに 特色が(某町家)

隅切りの 塀はは一段 高くして(同上)

切妻の 米蔵長く 路地を占め(越井家住宅)

度胆も抜く レンガ造りの 防火壁(同上)

町家には 洒落た作りの 雨樋も(某町家)

角に建つ 町家は粋な 隅切りで(同上)

館内の 扇風機が フル稼働(じないまち交流館)

古民家の パン工房の 今風で(パン工房泰)

町並みは 日本の道の 百選で(富田林の景観)

古民家が 四万坪に 二百軒(同上)

犬矢来 ちょと粗末な 景観で(某町家)

奥谷家 分家は廃れ 人の手に(旧南奥谷家住宅)

類似した 家並が続く 一画も(富田林の景観)

聖堂は 白亜のドーム 屋根茶色(カトリック高槻教会/歴史的名所113) 66

キリストと 右近重なる ドーム内(同上)

茶臼山 訪ねて学ぶ 古墳跡(天王寺公園)

幸村の 命運尽きる 夏の陣(同上)

豪商の 面影残る 船場かな(旧小西儀助商店)

現役で 日本最古の 園舎なり(大阪市立愛珠幼稚園)

一・二階 入母屋連なる 壮観さ(同上)

明治から 変らぬ景色 六棟も(同上)

久々に 感激新た 適塾に(適塾)

江戸時代 学び始める 学問も(同上)

越中(えっちゅう)() 細川ガラシャ 偲ぶ井戸(越中井)

国史跡 四万四千 坪草地(難波宮跡)

入母屋の 棟は尖がり 茅葺きで(法円坂遺跡)

五世紀と 七世紀観る 国史跡(同上)

益次郎 四十尺の 殉難(じゅんなん)碑(大村益次郎殉難碑)

屋敷門 利休好みの 竹を張り(千利休屋敷跡)

電車行く 与謝野晶子の 生家跡(与謝野晶子生家跡)

大壁の 木組み美し 土間の上(堺市立町家歴史館)

裏庭は 枯山水の 植栽で(同上)

奥座敷 床の間棚は シンプルに(同上)

取っ手だけ 階段物入れ 色薄れ(同上)

台所 釜戸珍し くの字形(同上)

井戸屋形 滑車はあれど 釣瓶なし(同上)

茅葺きの 合掌造り 横綱で(日本民家集落博物館)

囲炉裏には 今も役立つ 火消し壺(旧大井家住宅)

仏間には 先祖敬う 暮らし見る(同上)

軒下の 大八車 荷は空気(旧泉家住宅)

座敷には 天井がなく ネズミ居ず(同上)

釜戸には ()(なん)(よけ)(ふだ) 欠かせない(同上)

厩には 馬の替わりに 農機具が(同上/歴史的名所114) 66

板敷の 居間に床の間 珍しき(同上)

あら何と 石仏群も 移設され(日本民家集落博物館)

灌漑の 井戸の風車は 唯一で(堺の風車)

寄棟と 入母屋合わせた 茅葺きで(旧藤原家住宅)

台所 囲炉裏一つで 煮炊きかな(同上)

張り出しの 縁側の茅 軒伸ばし(旧山下家住宅)

大梁の 創意工夫に 目を見張る(同上)

集落の 一万坪に 池もあり(日本民家集落博物館)

土間からは 奥へ三部屋 通し間で(旧丸田家住宅)

主屋横 便所と土蔵 一列に(同上)

移築後の 旧地の様子 気にかかる(日本民家集落博物館)

庭の中 竹の植栽 四百種(松花堂庭園)

茅葺きに 往時の草庵 顧みる(同上)

茶室には 珍しきなり (たけ)()(がき)(同上)

待合の 席に雪隠 珍しき(同上)

松隠は 四畳台目 五十年(同上)

銭形の 水琴窟は 風流で(同上)

別館 新設された 美術館(同上)

女郎花(おみなえし) 塚には今も 恋の悲話(同上)

五輪塔 一基だけでは 浮かばれず(同上)

待望の 書院は改修 大屋根に(同上)

中門に (しゅ)(にく)()(しん)の 不許可碑が(同上)

庭外れ 五重石塔 自己主張(同上)

正門は 開かずの門に 様変わり(同上)

京都では 一見客を 嫌う様(高台寺界隈)

涼しさや 石塀小路の 緑地帯(同上)

下駄の音 遠く聞こえる 祇園(まち)(同上)

コロナ禍で 路地に入れば 人を見ず(同上)

甍越し 八坂の塔は 涼しげに(八坂塔)

塔の前 月と見紛う 家の窓(同上)

冠木門 アーチの瓦 風変り(加賀屋緑地)

灯籠は 笠より大きな 中台(ちゅうだい)で(同上/歴史的名所115) 66

書院には 一部二階の 月見台(同上)

台所 洗練された 井戸釜戸(同上)

扁額は 大徳寺貫主 揮毫とか(同上)

池の上 鳳鳴亭の 懸造り(同上)

手水鉢 四面石仏 彫り込んで(同上)

庭園は 遠州風の 趣で(同上)

旧書院 庭側廊下 めぐらして(同上)

庭側で 眺める建屋 絵にもなる(同上)

並び建つ 五棟に廊下 接続し(同上)

涼しさや 滝組落ちる 水の音(同上)

東屋に 枯れた古木の モニュメント(同上)

白壁の 土蔵を庭木 包み込む(同上)

入母屋の 活水軒は レストラン(好古園御屋敷の庭)

屋根架かる 東福寺風 渡り橋(同上)

滝組を 八段落ちて 行く流れ(同上)

回遊の 至高の庭は 池泉式(同上)

名月は 潮音(ちょうおん)(さい)が 最良と(同上)

池の中 二百五十尾 錦鯉(同上)

床の間に (こう)(しょう)の筆 風月が(同上)

苗の庭 不釣り合いなり 薬医門(苗の庭)

井桁には 江戸の植物 苗を植え(同上)

薬草を 探す楽しみ 苗の庭(同上)

双樹庵 裏千家作 茶室とか(双樹庵)

新しき 茶室に欠ける 侘び世界(同上)

円窓に 入り込む月を 連想す(同上)

庭園は 枯山水の 芝の海(同上)

(がん)()けの 飛石目立つ 芝の上(同上)

蹲踞(つくばい)の 六角灯籠 裏千家(同上)

珍しや 池の岸には 葦を植え(流れの平庭)

松の庭 ここと総門 長屋門(松の庭)

長屋門 裏は小さな 資料館(同上)

池回り アカマツ競う 枝振りを(同上)

夏なのに イロハモミジの 色浮かぶ(同上)

松の庭 園路に粋な 桂垣(同上)

薬医門 屋根と袖塀 皆同じ(夏木の庭)

夏の池 泳ぐ姿は 白い鯉(同上)

落葉樹 夏木の庭の 特徴で(同上)

流水は 夏木の庭の 池めくる(同上)

薬医門 築山池泉 庭にまで(築山池泉の庭)

中島の 三本松に 麗しき(御屋敷の庭/歴史的名所116) 66

林泉の 上に櫓の 屋根も見え(築山池泉の庭)

井戸もまた 添景となる 屋敷跡(竹の庭)

浄土式 庭園はみな 池広く(万博記念公園日本庭園)

中島に 盆栽風の 松の木が(同上)

畳部屋 (くすり)調合所 薬研置き(春林軒)

客間では 人形三体 談話中(同上)

手術する 青洲人形 奥の間に(同上)

米蔵の 二階看護婦 居住して(同上)

宝満寺 異観を放つ 商家町(宝満寺)

電柱を 恨んで観たり 虫籠窓(五條新町の景観)

道路面 塀高くして 邸宅も(同上)

珍しき 床の間の壁 弁柄で(まちや館)

政治家の 生家でもあり ポスターが(同上)

商家でも 刀は宝 展示され(同上)

弁柄の 二階階段 廊下まで(同上)

内庭は 雪見灯籠 有るのみで(同上)

旧辻家 米屋の様子 消え失せて(同上)

虫籠窓 横には哀れ サッシ窓(某町家)

歯科医院 古き看板 そのままに(楠本歯科医院)

通りには 歯科と眼科が 真向いに(澤井眼科医院)

窓の外 護岸水路に 秋の風(まちなみ伝承館)

中庭の 六角灯籠 基本形(同上)

木造の 歩道の橋に 瓦屋根(新町橋)

外灯は ()(すず)の名ある 屋形風(五鈴建具店)

大和棟(やまとむね) 土塀の上に 平行に(吉村家住宅/歴史的名所117) 67

当分の 間休館 肩落とす(箱木家住宅)

(せん)(ねん)() 目前にして 幻に(同上)

箱木家の 主屋は最古 室町期(同上)

土間広く 家の半分 占めるほど(高槻市立歴史民俗資料館)

店の間に 商家の帳場 残すなり(同上)

城跡に 商家の移築 予想外(同上)

積る雪 昔は二階 出入口(増田の景観)

寄棟の 店舗珍し 総二階(石田薬局)

消え失せた 雄平酒販 目に浮かぶ(増田の追憶)

雪積もり 蔵の屋根まで 真っ白に(旧佐々虎呉服店)

切妻に 独自の意匠 梁首(はりくび)が(佐忠商店)

旧スーパー 重伝建に 廃屋化(旧スーパーマルシメ)

黒門と 塀の前には 雪矢来(佐藤多三郎家)

除雪せぬ 店蔵哀れ 店を閉じ(旧村田薬局)

(いさみ)(こま) 造り酒屋が 茶屋となり(旧勇駒酒造)

日の丸の 軒の杉玉 新たなり(日の丸醸造)

倉庫には 等身大の 招き猫(同上)

協働社 命脈保つ 増田町(協働社)

洋風の 洒落た肉屋も 目の保養(日野精肉店)

座敷蔵 明治の遺構 鞘の中(谷藤家)

味噌蔵の 二階の窓は 両開き(同上)

江戸前期 増田朝市 起源とす(増田の景観)

佐々虎は 住む人もなく 雪の山(旧佐々虎呉服店)

閑古鳥 鳴いて久しき 漆蔵(うるしぐら)(漆蔵資料館)

旅館から 蕎麦屋に替わり 幟立つ(旧林旅館)

大地主 築山池泉 庭備え(佐々木家住宅)

文庫蔵 明治後期の レンガ造(同上)

主屋横 馬屋も茅葺き 寄棟で(伊藤家住宅)

曲り家の 原形を見る 住宅で(同上)

土壁は 柱を隠し 美しく(同上)

軒の裏 芸術的な 縄結び(同上)

田園の 半壊家屋 哀れなり(松本家住宅周辺/歴史的名所118) 67

新しく 茅葺き替えて 清々し(松本家住宅)

平成期 文化施設が 古川に(祥雲閣)

茅葺きの 古民家観ると 足が向く(旧鈴木家住宅)

囲炉裏には 生活用具 完璧に(同上)

神棚の 素木は煤で 黒くなり(同上)

酒蔵の 側に涼しき 緒絶(おだえ)(がわ)(食の蔵醸室)

蔵の壁 釜神様の 大お面(同上)

十棟の 土蔵は意匠 様々で(同上)

テナントの 移り変わりは 気の毒で(同上)

妻入りの 土蔵四棟 横並び(同上)

塀隣り 大きな建屋 廃屋化(同上)

庭眺め 味は格別 田尻そば(桜田屋敷咲楽亭)

糸ヒバは 三百年の 樹齢とか(同上)

庇上(ひさしうえ) 乾坤一(けんこんいち)は 酒の銘(大沼酒造店)

カネセンに 明治末期築 腕木門(カネセン大沼邸)

ヤマカノウ 田山邸にも 腕木門(ヤマカノウ田山邸)

門は閉じ 店蔵も閉じ 哀れさが(ヤマシン山田邸)

妻側の 大壁珍し なまこ壁(カクショウ大沼邸)

店蔵の 化粧品店 珍しき(丸恵化粧品店)

記念館 改修中で 非公開(村田商人やましょう記念館)

カネジュウは 店蔵閉じて 門新た(カネジュウ大沼邸)

マルジュウの 店蔵も閉じ 活気なき(マルジュウ大沼邸)

黒塀に 紅葉鮮やか 空を染め(旧本郷家住宅)

行く秋を 身近な名所 訪ねたり(同上)

目に深紅 旧家の庭の 紅葉かな(同上)

帳場には 着る人もなき 半纏が(同上)

奥の間に 牡丹の着物 今は秋(同上)

床の間に 花瓶はあれど (しゅう)()なし(同上)

北島家 門に飛石 主屋へと(旧北島家住宅/歴史的名所119) 69

三家では 北島家のみ 座敷蔵(同上)

なまこ壁 手前に紅葉 色を添え(同上)

庭園に 残る更地は 通り土間(旧荒川家住宅)

花火師の 粋な半纏 館内に(鞠水館)

咲く前の 三十号の しだれ菊(同上)

本陣の 面影再現 奥座敷(同上)

寄付(よりつき)に 珍しきかな (にじり)(ぐち)(茶室麟閣)

床柱 少庵彫りし 赤松で(同上)

桜咲く 天守の眺め 格別で(同上)

一階の 廊下の灯具 古めかし(雄勝郡会議事堂記念館)

雄勝郡 今は一村 残すのみ(同上)

階段の 床は石貼り シンプルで(同上)

二階には 湯沢独自の 絵とうろう(同上)