みんなの温泉天国(北海道編)
ー 目次 ー
まえがき
1、北海道の温泉地の現状
2、勝手に温泉国宝
3、勝手に温泉道宝(北海道)
4、勝手に温泉市宝・温泉町宝・温泉村宝
5、番外の温泉遺産
6、共同浴場・日帰り温泉
7、野湯・海湯
8、北海道の温泉
8-1)温泉地の推移
8-2)道の駅の温泉
8-3)大型リゾートの温泉
8-4)1軒宿の温泉旅館と温泉ホテル
8-5)共同浴場・日帰り温泉施設
8-6)廃業した1軒宿の温泉旅館と温泉ホテル
8-7)北海道の奥座敷
あとがき
参考資料
ー 抜粋 ー
ニセコ温泉郷には「日本三大秘湯」の1つ、ニセコ薬師温泉があるので訪ねた所、入口の道路に立看板があったものの、到着して見ると既に建物はなく源泉だけが虚しく湧出していた。胸の痛む思いで源泉に手をふれたが、その暖かみが今も手に残る。ー
「まえがき」より
「芭蕉学」のすすめ
ー 目次 ー
前書き
(1)芭蕉翁の生い立ち
(2)伊賀上野時代
(3)江戸日本橋時代
(4)第一次深川芭蕉庵時代
(5)野ざらし紀行
(6)第二次深川芭蕉庵時代
(7)笈の小文
(8)更科紀行
(9)おくのほそ道の序曲
(10)おくのほそ道の抜粋
(11)近畿遍歴
(12)第三次深川芭蕉庵時代
(13)最後の旅
(14)蕉門十哲の句と曾良の句
後書き
ー 抜粋 ー
無人島に必要最小限の荷物を持って滞在すると想定した時、一冊の本を選ぶとすれば、松尾芭蕉の『芭蕉俳句集』である。
松尾芭蕉という人の名前を初めて知ったのは、中学生の頃に手にした国語の教科書であった。
芭蕉翁の最高傑作である『おくのほそ道』の冒頭分に「舟の上に生涯をうかべ馬の口とらへて老をむかふる者は、日々旅にして旅を栖とす。」の記述がある。船の乗組員(船員)やタクシーの運転手が現在の職業に該当するだろう。
私は中学校を卒業し、外国航路の船員を養成する学校に進学した。そして一部上場の海運会社に就職したものの、ー
「前書き」より
182番、「秋もはや ばらつく雨に 月の形」
九月一九日、其柳(生没年不詳)亭での夜会の句で、同行した各務支考の『笈日記』にある。其柳については経歴が全く不明で、芭蕉翁が夜会に参加しただけで俳号が残された。「秋も早いもので、もう時雨がばらつき、月の形も変わって行く」と詠じた。芭蕉翁は時雨を詠んだ句が多いけれど、大阪に入って初めて「秋」の字を記して詠んでいるが、その後は秋の字の付く句が七句も続き名句も生まれた。ここからは、芭蕉翁の最期の日々を追って更に見て行きたい。
(13)「最後の旅」より
芭蕉翁の俳諧の句の素晴らしさもさることながら、芭蕉翁の旅の人生に魅力を感じるファンも多いと思う。
詩人はその生き様が作品に反映されていることが重要視される。
「後書き」より
新四国八十八ヶ所霊場
ー 目次 ー
前書き
(1)、新四国八十八ヶ所霊場の概要
(2)、四国霊場の歴史と現状
(3)、空海大師の生涯と四国での足跡
(4)、四国霊場の山々
(5)、四国霊場の豆知識
(6)、四国霊場の魅力
新1番海岸寺/新2番弥谷寺/新3番観音寺/新4番本山寺/新5番大興寺/新6番出釈迦寺/新7番甲山寺/新8番善通寺/新9番金倉寺/新10番道隆寺/新11番郷照寺/新12番天皇寺/新13番讃岐国分寺/新14番白峯寺/新15番根香寺/新16番一宮寺/新17番八島寺/新18番八栗寺/新19番志度寺/新20番長尾寺/新21番大窪寺/新22番霊山寺/新23番極楽寺/新24番金泉寺/新25番大日寺/新26番地蔵寺/新27番大山寺/新28番安楽寺/新29番十楽寺/新30番熊谷寺/新31番法輪寺/新32番切幡寺/新33番箸蔵寺/新34番雲辺寺/新35番藤井寺/新36番焼山寺/新37番常楽寺/新38番阿波国分寺/新39番観音寺/新40番井戸寺/新41番恩山寺/新42番立江寺/新43番鶴林寺/新44番太龍寺/新45番平等寺/新46番薬王寺/新47番最御崎寺/新48番津照寺/新49番金剛頂寺/新50番神峯寺/新51番大日寺/新52番土佐国分寺/新53番善楽寺/新54番竹林寺/新55番禅師峰寺/新56番雪蹊寺/新57番種間寺/新58番清滝寺/新59番青龍寺/新60番岩本寺/新61番金剛福寺/新62番延光寺/新63番観自在寺/新64番仏木寺/新65番明石寺/新66番出石寺/新67番大宝寺/新68番岩屋寺/新69番浄瑠璃寺/新70番八坂寺/新71番西林寺/新72番浄土寺/新73番繁多寺/新74番石手寺/新75番太山寺/新76番円明寺/新77番延命寺/新78番南光坊/新79番泰山寺/新80番永福寺/新81番仙遊寺/新82番伊予国分寺/新83番西山興隆寺/新84番横峰寺/新85番香園寺/新86番吉祥寺/新87番前神寺/新88番三角寺
高野山奥ノ院
空海大師霊跡めぐり
後書き
参考資料
ー 抜粋 ー
四国霊場は阿波が「発心の道場」、土佐が「修行の道場」、伊予が「菩提の道場」、讃岐が「涅槃の道場」とされるが、新四国霊場では讃岐が「発心の道場」、阿波が「修行の道場」、土佐が「菩提の道場」、伊予が「涅槃の道場」となる。発心から仏教に目覚め、修行により仏教を学び、菩提で心が癒され、涅槃によって迷いが祓われる。
そもそも「発心」、「修行」、「菩提」、「涅槃」の道場は、密教の阿字五転に由来するもので、ー
(6)、「四国霊場の魅力」より
高野山と伊勢神宮
ー 目次 ー
前書き
高野山
一、高野山の概要
二、高野山の歴史
三、高野山を訪ねた人々
四、高野山の墓碑
五、高野山と真言宗
六、高野山の思い出
伊勢神宮
一、伊勢神宮の概要
二、伊勢神宮の歴史
三、伊勢神宮と諸神社
四、伊勢神宮を訪ねた人々
五、伊勢神宮の思い出
六、高野山と伊勢神宮の共通点
後書き
ー 抜粋 ー
明治初年の神仏分離令によって、役行者小角に始まる神仏混合の歴史は、約1100年間で終止符が打たれた。しかし、昭和の戦後になって、宗教の自由が保障されると、古来からの修験道が復活し、寺院と神社を合わせて信奉する日本(二本)人が大多数となった。一般的な家庭には神棚と仏壇があって、神仏混合が普通の信仰心となっている。神棚には地元の氏神と天照大神のお札を祀っているが、仏壇には先祖の位牌を祀っている。これは神々の存在を敬いながらも、家族の安泰を願う風習の1つと言える。先祖や親近者の霊を家庭で慰めるのは、その霊が仏となって子孫を加護をしてくれると信じる一面もある。
「前書き」より
設備屋放浪記
ー 目次 ー
一、 旅に生きる
三重県四日市市時代(平成十七年八月〜平成十九年五月)
二、 捨てる神あれば、拾う神あり
石川県川北町・野々市町時代(平成十九年五月〜平成二十一年一月)
三、 悔いなき一生
秋田県鹿角市時代(平成二十一年一月〜平成二十二年三月)
四、 追悼の思いを秘めて
続 三重県四日市市時代(平成二十二年六月〜平成二十三年三月)
五、 懐かしい人々との再会
続 石川県野々市町時代(平成二十三年四月〜平成二十三年十月)
六、 完遂「日本百名山」旅
青森県五所川原市時代(平成二十三年十月〜平成二十四年九月)
七、 久しぶりの海外生活
メキシコ・サマランカ市時代(平成二十四年九月〜平成二十五年三月)
八、 帰国、そして愛車との別れ
福井県あわら市時代(平成二十五年四月〜平成二十五年十月)
九、 故郷とはちがう住みやすさ
広島県広島市時代(平成二十五年十月〜平成二十七年七月)
十、 まさかのメキシコリターン
メキシコ・アグアスカリエンテス市時代(平成二十七年八月〜平成二十八年二月)
十一、 環境合わず・・・・・・
栃木県鹿沼市時代(平成二十八年四月〜平成二十八年六月)
十二、 母を見舞いて
群馬県伊勢崎市時代(平成二十八年六月〜平成二十八年七月)
十三、 逆打ちお遍路
愛媛県松山市時代(平成二十八年八月〜平成二十九年五月)
十四、 新たなる目標
埼玉県本庄市時代(平成二十九年七月〜平成二十九年十月)
十五、 冥福を祈り
神奈川県横須賀市時代(平成二十九年十月〜平成三十年二月)
十六、 震災復興と慰霊の旅
長野県佐久市時代(平成三十年三月〜平成三十年六月)
十七、 終の棲家
岩手県北上市時代(平成三十年七月〜平成三十年十二月)
十八、 放浪再び
岩手県奥州市時代(令和元年七月〜令和元年九月)
十九、 未踏の地へ
北海道倶知安町時代(令和元年十月〜令和二年五月)
二十、 進まぬ復興
福島県いわき市時代(令和二年十月〜令和三年一月)
二十一、 未知なる景観を求めて
大阪府吹田市時代(令和三年六月〜令和三年十一月)
旅の人生と執筆活動
あとがき
ー 抜粋 ー
槍ヶ岳では山頂の山荘に一泊したが、見たこともない星座の美しさに感動し、登山に目覚めた自分の選択が間違っていなかったことを実感した。普段では見られない光景が山に存在していて、値万金の価値が山に潜んでいると思う。
五、「懐かしい人々との再会」より
北海道の温泉地は日本一の件数を誇っていて、未入浴の温泉も数多ある。有名な温泉地は殆ど訪ねたが、秘湯の宿に興味が注がれる。勝手に「温泉国宝」に選んだ「然別峡かんの温泉」は期待通りの秘湯で、湯船に自噴する湯は温泉の極みであった。また、予約が困難であった支笏湖の「丸駒温泉旅館」や旭岳温泉の「元湯勇駒壮」にも、コロナウイルスの影響で客足が鈍り、宿泊することができた。しかし、廃業する秘湯の宿もあってー
十九、「未踏の地へ」より
侍百人一首
ー 目次 ー
前書き
一、 平安時代の武将と侍
源義家/源頼政/平清盛/梶原景時/平忠度
二、 鎌倉時代の武将と侍
源頼朝/源義経/平重衡/源実朝/北条時頼/北条基時
三、 吉野時代の武将と侍
菊池武時/北畠親房/楠木正成/新田義貞/足利尊氏/足利直義
四、 室町時代の武将と侍
今川了俊/足利義満/山名宗全/細川勝元/大内政弘/太田道灌/北条早雲/尼子経久/長尾為景/斎藤道三/毛利元就/島津貴久/大内義隆/北条氏康/立花道雪/今川義元/武田信玄/柴田勝家/毛利隆元/三好長慶/明智光秀/上杉謙信/里見義弘/吉川元春/大友宗麟/朝倉義景/小早川隆景/島津義久/前田慶次/斎藤利三
五、 安土・桃山時代の武将と侍
織田信長/細川幽斎/荒木村重/足利義輝/豊臣秀吉/北条氏政/前田利家/長宗我部元親/佐々成政/前田玄以/豊臣秀長
六、 江戸時代の武将と侍
徳川家康/増田長盛/浅井長政/武田勝頼/黒田如水/最上義光/織田有楽斎/高橋紹運/本田忠勝/筒井順慶/津軽為信/毛利輝元/堀秀政/佐久間盛政/上杉景勝/蒲生氏郷/藤堂高虎/大谷吉継/石田三成/井伊直政/京極高次/細川忠興/真田幸村/井達政宗/立花宗茂/豊臣秀次/木下長嘯子/丹羽長重/柳生宗矩/宇喜多秀家/結城秀康/小堀遠州/宮本武蔵/徳川家光/大石良雄/千葉周作/西郷隆盛/吉田松陰/坂本龍馬/土方歳三/松平容保/高杉晋作
七、 神話時代
番外 日本武尊
参考文献
後書き
ー 抜粋 ー
若い頃から戦国武将の辞世句や幕末の武士の和歌などに親しんできて、『侍百人一首』にまとめてみようと数年前から考えていた。
戦国武将の和歌はそれぞれに個性があって下手な平安歌人の和歌よりも味わい深さを感じる。
読者が読者なりに「百人の侍の和歌」を選んで愛誦することに意義がある。今回の紫闇陀寂の『侍百人一首』も同じで、自分の好きな武将や武士に替えて貰えれば幸いであり、それが筆者の願いとするところである。
「前書き」より
名僧百人一首
ー 目次 ー
前書き
一〜百
役小角/行基/最澄/空海/円仁/円珍/喜撰/遍昭/勝延/幽仙/素性/安法/恵慶/空也/性空/良源/増賀/源信/清胤/道命/能因/良暹/永観/永縁/行尊/隆源/道因/覚鑁/俊恵/登蓮/覚忠/西行/寂念/静賢/顕昭/法然/寂連/明庵栄西/貞慶/慈円/弁長/明恵/親鸞/証空/行意/永平道元/無本覚心/立信/澄覚/日連/一円道暁/他阿/一遍/高峰顕日/向阿/夢窓疎石/道昭/宗峰妙超/元翁本元/兼好/頓阿/寂室元光/授翁宗弼/無文元選/愚中周及/月庵宗光/隆堯/真阿/清厳し正徹/堯孝/一休宗純/心敬/音誉/蓮如/称念/応其/天海/信誉/袋中/沢庵宗彭/鈴木正三/雲居希膺/至道無難/盤珪永琢/元政/鉄眼道光/円空/契沖/仏頂河南/天桂伝尊/法眼道印/古月禅材/似雲/月海元昭/白隠慧鶴/木喰/慈雲/涌蓮/大愚良寛/天田愚庵
番外編
聖徳太子
参考文献
ー 抜粋 ー
平安時代末期の歌人・藤原定家の『小倉百人一首』が世に出て約八百年間、日本人に親しまれてきて、百人一首を真似たものが沢山と刊行された。一般的なところでは『英雄百人一首』、『武家百人一首』が江戸時代に刊行され、昭和の戦時中には『愛国百人一首』が刊行された。
そんな中で、『名僧百人一首』はないかと探したところー
ーそこで正式な『名僧百人一首』を作ろうと決意したわけである。
名僧の歌の中から心の栄養となるものを汲み取って貰えれば、この本の意義があり、作者としては嬉しい限りである。
「前書き」より
奥の細道輪行記
ー 目次 ー
おくのほそ道への思い/深川/旅立ち/草加/室の八島/仏五左衛門/日光/那須野/黒羽/雲巌寺/殺生石/芦野/白河の関/須賀川/安積山/信夫の里/佐藤庄司の旧跡/飯坂温泉/笠島/武隈の松/宮城野/壺の碑/末の松山/塩釜神社/松島/瑞巌寺/石巻/平泉/尿前の関/山刀伐峠/尾花沢/立石寺/最上川/羽黒山/月山登頂/酒田/象潟/越後路/市振/那古の浦/金沢/小松/那谷寺/山中温泉/全昌寺/越前路/福井/敦賀/種の浜/大垣/伊勢神宮/二見浦/旅の結び/『おくのほそ道』の旅・百五十六日の概要/奥の細道輪行記の概要/奥の細道寺社めぐり
ー 抜粋 ー
どういう乗り物で回るかが問題であった。
昨年の夏、小学生が日本列島を自転車で縦走したというニュースを思い出し、自転車なら何とか走れるのではないかと考えたのである。小学生以下の体力や気力しかないのであれば、これから先の人生は真っ暗である。
四十才になる私にとって、自分を鍛え直すいいチャンスでもあり、不況の風に吹かれて仕事も中断していた状態であり、決行するしかないと心に誓ったのである。
今回の旅の題名を『奥の細道輪行記』として、蕉翁(松尾芭蕉)の旅の足跡を正確にたどり、現在の風物や景色がどのように変化したのかも見てみたいし、新しく私自身の感じた『おくのほそ道』の旅情も歌人としての目から詠んでもみたいと思う。
「おくのほそ道への思い」より
三野山巡礼
高野山
旅立ち/彦根城登閣/京都再訪/鞍馬山入山/友との再会/高野山参詣/祗園慕情/洛南散策/南都巡礼/西ノ京強歩/長谷寺・室生寺巡礼/芭蕉追慕/伊勢参り/名古屋下車/帰路/補注
吉野山
旅に思いし事/旅立ち/み吉野の山/龍神温泉/当麻寺/天保山/帰路
熊野山
出立前夜/信貴山/熊野三山/根来寺/帰路
後記
「自分の顔を見つめるには鏡があれば事足りるけど、自分の心を見つめるには他人の心を借りなければならない。自分の至らなさを忠告してくれる他人がいて自分の心は磨かれてゆくものだと思う」
「まえがき-拙者日記-」より
日本一の桜の名所なれど、夜桜に宴会をせし人は少なく、静寂とし眠るが如くあり。奈良の奥山なれば、夜は寒さを増し、交通の便も途絶えたれば当然のことと思えり。ウィスキーを数杯、コーラで割りて飲みたれば、心和みて寒さ気にならずほろ酔うばかりなり。
望月に 桜の梢 揺らめいて また巡り合う 花と月かな
「まえがき-拙者日記-」より
漂泊の思いやまず
ー 目次 ー
酒の歌
恋愛の歌
人生の歌
旅の歌(青年期)
旅の歌(壮年期)
高野山旅行
風物の歌
生活の歌
スキーの歌
故郷の歌
仕事の歌
家族の歌
桃源郷の歌十三首
ー 抜粋 ー
つれづれなるままに歌を読んで四千首あまり、大学ノートに記してきた。その中から千首選んだのが今回の作品である。旅の恥は書き捨てて、作品の恥も書き捨てて、そんな心境で発表したいと思うのである。
振り返ってみると、自慢できる作品はそう多くはないけれど、短歌一筋に打ち込んできた私の半生をくみ取ってもらえれば幸いであり、何首か口ずさんでもらえれば誠に光栄に思う。
「発刊にあたり」より