写句集55

写句集
華厳滝

旅の色々その5

滝と渓流 短句(俳句・川柳)

立ち寄ろう 養老の滝 岐阜県に(養老の滝/滝と渓流1) 51歳

手を合わす 心の中に 滝の音(同上)

遊歩道 歩く楽しさ 水辺かな(同上)

危うげな 吊り橋今も 根尾谷に(根尾川)

根尾川の 赤いアーチに 桜添う(同上)

木津川や 五月連休 人の波(木津川)

木津川の 眺め一番 笠置山(同上)

松の木も 木津川沿いの 春を待つ(同上)

俯瞰する 木津川沿いに ビル見えず(同上)

岩肌に 水は瞬時の 絵を描き(龍王の滝)

月ヶ瀬湖 赤い吊り橋 新緑に(名張川)

梅林の 梅の実とるな 注意書き(同上)

断崖に 海の歴史も 刻まれて(和賀川)

寂れても 石水峡の 秋は良し(石水峡)

里山が あるならここは 里川で(香嵐渓)

歌枕 音無川の 滝の音(蜻蛉の滝)

屋台立ち 滝入口で 花見かな(同上)

ヒスイ峡 大岩壁が シンボルで(ヒスイ峡)

東屋の 展望台が 高台に(同上)

岩壁に 採掘跡の 割れ目見る(同上)

夫婦滝 合体しては 即別れ(常虹の滝)

宇津江川 九百メートル 滝続き(宇津江四十八滝)

王滝が 十三滝の 最大で(同上)

涼しさは 滝の流れが 起こす風(同上/滝と渓流2) 54歳

美濃橋の 下で大勢 水遊び(長良川)

子供らの 度胸を試す 飛び込みは(同上)

峡谷に 山彦(やまびこ)橋(ばし)が 美を添える(黒部峡谷)

石地蔵 赤い頭巾に お出迎え(同上)

峡谷の 夏山樹木 暑苦し(同上)

水路橋 上路アーチは 古いまま(同上)

そそり立つ 出(だし)六(ろっ)峰(ぽう)に 夏の雲(同上)

発電所 水路のパイプ ダイレクト(同上)

滝の下 万年雪は 黒ずんで(同上)

黒部川 白波立たぬ 流れなし(同上)

河川敷 立山スギが 自生して(同上)

涼しさや 猿飛峡を 渡る風(同上)

猿飛は 峡谷一の 秘境でも(同上)

黒部川 最も高きに イワナ棲む(同上)

断崖に 若木が緑化 自然体(同上)

運ばれる 土砂には雪が 見え隠れ(同上)

珍しき 歩道橋脚 鉄パイプ(同上)

名に聞きし ねずみ返しの 岩壁も(同上)

気持ち良き トロッコ列車 走る風(同上)

河原を 掘れば温泉 鐘釣に(同上)

眺めたり 水に触れたり 黒部川(同上)

清(きよ)津(つ)峡(きょう) トンネル抜けた 演出を(清津峡)

日本一 料金高き 林道が(白山林道)

滝落ちる 岩は褐色 魅力薄(同上)

面白き ふくべの大滝 七変化(同上)

水しぶき 道路へ上り ご挨拶(同上/滝と渓流3) 54歳

姥ヶ滝(うばがたき) 前には洒落た 露天風呂(同上)

ボッタクリ 林道高き 滝見かな(同上)

滝つぼは 六メートルの 深さとか(称名滝)

立山が 称名川の 源流で(同上)

温泉地 滝見物は 以外かな(平湯大滝)

標高は 大鍾乳洞 日本一(飛騨大鍾乳洞)

第一は 夢の宮殿 景観で(同上)

巴(ともえ)淵(ぶち) 巴御前の 名に因み(木曽川巴淵)

岩肌に 六十メートル 潤いを(龍双ヶ滝)

関川に 日本の滝の 百選が(苗名滝)

白帯の 垂れる姿や 苗(なえ)名(な)滝(たき)(同上)

十(じゅう)曲(まが)り 川の趣(おもむき) 曲線に(横手黒沢川)

石(いし)ヶ(げ)戸(ど)の 一枚岩に 雪囲い(奥入瀬渓流)

阿修羅の 流れや冬は 物静か(同上)

三乱の 流れも静か 音細く(同上)

雪積もる 石にスリップ 連想を(同上)

岩肌を 去るのを惜しむ 九段落ち(同上)

玉(たま)簾(すだれ) 一枚岩に 筋落とし(同上)

奥入瀬の 滝は氷結 金縛り(同上)

秋田県 米代川(よねしろがわ)は 北の覇者(米代川)

尊さは きみまち阪の 眺めにも(同上)

まだ蕾 きみまち阪の 花見かな(同上)

断崖の 尾根は見事な 松が見え(同上)

七滝に 菅江真澄の 絵と和歌が(七滝/滝と渓流4) 55歳

水しぶき 三メートルは 空を飛ぶ(同上)

道の駅 こさか七滝 滝前に(同上)

雄物川 雲雀さえずり のどかなり(雄物川)

悠々と 沃(よく)野(や)をめぐる 雄物川(同上)

春と秋 両目に浮かぶ 奥入瀬は(奥入瀬渓流)

奥入瀬で 新たな春を 探すかな(同上)

名水は 磐梯山の 贈り物(龍ヶ沢湧水)

鳥越(とりごし)の 滝の上には 湯の煙り(葛根田渓谷)

美しき 柱状節理 柵の先(同上)

直瀑の 涼しさも直 目前に(水上裏見の滝)

暑き日は 滝に打たれて 武者修行(同上)

五色には 見えぬ滝あり 秋の山(五色の滝)

滝好きの 菅江真澄の 歌碑が立ち(峨瓏の滝)

酒ならば どんなに良いか 思う滝(銚子の滝)

玉川の 渋(しぶ)黒川(くろがわ)に 死の水が(渋黒川)

中断に 伏流水が 十二滝(華厳滝)

日本初 観瀑(かんばく)台(だい)の エレベーター(同上)

ニュースにも ならぬ投身 自殺者は(同上)

紅葉に 華厳滝の 白い帯(同上)

蛇行する 米代川に 散る紅葉(米代川/滝と渓流5) 56歳

山河(やまかわ)が 意思ある如く 動く秋(同上)

波もなき 鏡の川面 いわし雲(同上)

小(こ)又(また)峡(きょう) 遊覧船で 行く秘境(小又峡)

河(か)床(しょう)には 甌(おう)穴(けつ)群の 造形が(同上)

歩くほど 秋染まり行く 小又峡(同上)

横滝に 流れる落葉 ゆっとりと(同上)

曲滝 水も疲れる 急カーブ(同上)

化ノ堰 ここだけ狭い 峡谷で(同上)

名の付いた 奇岩怪石 見当たらず(同上)

穴滝は 落ちて名を知る 深みかな(同上)

三段の 落差は二十 メートルと(同上)

無理せずに 三段滝で 引き返す(同上)

昼食は 千畳敷に 店広げ(同上)

緩やかな 流れガマ淵 ゴール見え(同上)

吊り橋の 寂れた風情 渓谷に(湯瀬渓谷)

遊歩道 湯瀬渓谷に 五キロほど(同上)

裏表 一つ心の 落葉かな(同上)

挫(ざ)倒(とう)崖(がい) 錦の中に 姫小松(同上)

雪と滝 区別のつかない 景観に(奥入瀬渓流)

滝凍り 瀬は凍らずに 音響く(同上)

乗るリフト 昭和レトロな 搬器揺れ(養老ノ滝)

凉求む 養老ノ滝 人だかり(同上)

滝の絵は 北斎・広重 世に残す(同上)

香(か)落(おち)渓(だに) 柱状節理 八キロも(香落渓/滝と渓流6) 57歳

渓沿いは 中途半端な 冬景色(同上)

木の茂る 節理は管理 望まれる(同上)

上流は 奥(おく)香(こ)落(おち)渓(けい) 奈良県に(同上)

ビルも建つ 四十八滝 入口は(赤目四十八滝)

霊(れい)蛇(じゃ)滝(だき) 上に立ちたい 橋架かり(同上)

不動滝 仏像なきが 珍しく(同上)

滝の音 八畳岩の 下にさえ(同上)

ガラガラの 茶屋はさすがに 冬らしく(同上)

千手滝 末広がりは 目出度きと(同上)

触れて見る 柱状節理 希少価値(同上)

滝の上 小さな池で 水は間を(同上)

竜ヶ壺 滝より壺が 魅力的(同上)

行く橋は あやとり橋の 雰囲気も(同上)

日本一 百畳岩の 茶室かな(同上)

七種類 七色岩の 紅葉は(同上)

何と言う 名前にしよう 名無し滝(同上)

大雨で 解消される 姉妹滝(同上)

柿の実が 柿(かき)窪(くぼ)滝(だき)の 滝壺と(同上)

木々もまた 斜めに生える 斜(ななめ)滝(だき)(同上)

荷担(にない)滝(だき) 下段は二つ 水(みず)分(わ)かつ(同上)

琴(こと)滝(だき)の 水音(みずおと)琴の 音色とか(同上)

滝壺に 浮かぶ落葉は 緋鯉かと(同上)

二十三 巌窟(がんくつ)滝(だき)が 滝最後(同上)

苔生した 岩には落葉 色を添え(王滝渓谷/滝と渓流7) 58歳

冬なれど 木段足に 暖かき(同上)

約二キロ 王道渓谷 遊歩道(同上)

展望は 一寸(ちょっと)イマイチ 不動山(同上)

枯れ枝に 薄ら見える 仁王川(同上)

涸れ沢の 岩にわずかに 雪白く(同上)

堵図見れば 七つも架かる 歩道橋(同上)

結氷の 滝の上には 不動尊(不動の滝)

落下する 片(かた)品川(しながわ)は 渦を巻き(片品川)

五月雨や 川底洗う 気持ち良さ(同上)

川岸に 凝灰岩の 奇岩観る(同上)

空からも 昇仙峡は 眺めたい(御岳昇仙峡)

昇仙峡 特別名勝 金字塔(同上)

登山道 ドンドコ沢に 滝四つ(南精進ヶ滝)

白糸は 水量多く 白帯は(白糸ノ滝)

霧かかり 五色ノ滝は おぼろげに(五色ノ滝)

中津川 秋山郷に 涼しさを(中津川)

滝ノ沢 末広がりの 簾(すだれ)滝(たき)(滝ノ沢)

珍しき 五重石塔 滝横に(同上)

滝の前 龍神橋が 添景に(七滝)

同じ顔 七滝見せず 七変化(同上)

十和田湖に 来れば七滝 寄り道を(同上)

白神の ブランド滝に 及ぼさん(くろくまの滝)

近寄れば 滝にはミスト 砕け散る(同上)

遊歩道 急場しのぎの 足場組み(暗門滝/滝と渓流8) 59歳

第三の 滝まで歩き 一時間(同上)

子供らは 着の身着のまま 川遊び(同上)

滝壺は 新旧交代 水の色(同上)

低すぎて 評価されない 滝も見え(暗門渓)

柱状の 堆積岩が 川岸に(同上)

夏飛ばす 双美の滝の 水しぶき(オシンコシンの滝)

黄(おう)瀬(せ)川(がわ) 名無し滝が 林道に(松見の滝)

枯れた沢 無数の石が 緑切る(同上)

誰一人 出合うことなし 黄瀬川(同上)

滝までの 案内はなく 無駄足に(同上)

奇岩には それぞれ名があり 十七も(塔のへつり)

藤見橋 粋な吊り橋 渡し役(同上)

吊り橋の 正面先ずは 舞(ぶ)台(たい)岩(いわ)(同上)

へつりとは 張り出し岩の トラバース(同上)

雨滝を 氷(ひょう)ノ(の)山(せん)から 見物に(雨滝)

附近には 布引の滝 優しげに(同上)

渓谷美 佛(ほとけ)谷(だに)の滝 凝縮す(同上)

吊り橋が 原不動滝 滝見台(原不動滝)

絵にならぬ 奥かえで橋 冬景色(同上)

吊り橋の ワイヤー野暮な 景観に(同上)

三段目 女(め)滝(たき)合流 滝壺へ(同上)

優美さは 直瀑よりも 段落ちか(同上)

滝不動 先ずは参拝 花見兼ね(袋田の滝)

地下通路 滝見物の 演出を(同上)

二段目は 今日は二筋 帯びを成し(同上)

水量に 比べ滝壺 狭く見え(同上)

全景は 観瀑台の 最上部(同上)

複雑な 水の流れは シンフォニー(同上/滝と渓流9) 60歳

三段目 躍動的な 水しぶき(同上)

咲き残る 椿が滝に 赤く映え(同上)

雪積もる 富士にも見える 岩肌も(同上)

二段目に 水を吸いこむ ピンホール(同上)

ジャンプする 滝は生き物 見る如し(同上)

トンネルに 滝不動尊 移築され(同上)

額縁の 絵画トンネル 開口部(同上)

立ち位置を 変えれば滝も 姿変え(同上)

絵の構図 観瀑台も 取り入られ(同上)

滝の上 天に屹立 屏風岩(同上)

吊り橋を 渡りトンネル 外を行く(同上)

滝上部 ミニナイアガラ 見る眺め(同上)

四度見の 滝の最後は やはり秋(同上)

吊り橋の 先に穴場の 展望所(同上)

屏風岩 滝の景観 引き締める(同上)

古寺に つくばねの滝 潤いを(つくばねの滝)

戦国期 滝に建立 阿弥陀堂(阿弥陀ヶ滝)

下流には 洞ヶ谷(ほらがたに)川(がわ) 小滝見え(同上)

麗しき 渓流こそが 日本の美(同上)

滝壺で 空想したり 阿弥陀仏(同上)

石仏を 拝むも妙な 滝の裏(同上)

水(みず)柱(ばしら) ぐるりと回る 滝は無比(同上)

よく見れば 上部は斜瀑 溶岩を(同上)

滝の音 消える場所まで 耳澄ます(同上)

帰路の道 踏むも楽しき 石畳(同上)

足羽川(あすわがわ) 上流附近 渓谷で(足羽川)

珍しき 足羽川にも かずら橋(同上)

滝下流 甌穴群が 部子(へこ)川(がわ)に(龍双ヶ滝)

直瀑は 二十五メートル 豪快に(音止ノ滝/滝と渓流10) 60歳

滝の側 曽我兄弟の 隠れ岩(同上)

お鬢(びん)水(みず) 坊主刈りには 縁がなく(お鬢水)

池大雅 白糸ノ滝 絵に描き(白糸ノ滝)

秋時雨 ぼんやり見たり 白糸に(同上)

赤い橋 立入禁止 滝寄れず(洒水の滝)

文(もん)覚(がく)は 洒(しゃ)水(すい)の滝を 修行地に(同上)

滝の名の 洒水は仏(ぶつ)語(ご) 香水で(同上)

名瀑に 茶店不可欠 休憩所(同上)

姉妹滝 三筋の並ぶ 分岐瀑(三段峡)

竜ノ口 河床の岩が 竜と見て(同上)

栂崎(とがさき)の 岩に紅葉は 色落とし(同上)

赤滝の 赤は紅(こう)藻(そう) 付着とか(同上)

水面で 紅葉をかざす 兜岩(同上)

洞門の 流紋岩に ノミの跡(同上)

塔岩(とういわ)は 絵に描かれる 岩峰で(同上)

寝転んで 蓬莱岩で 紅葉狩り(同上)

黒淵の 絶景正に 山水画(同上)

渓谷を 暮らしの糧と する家も(同上)

遊歩道 石垣積みの 峠へと(同上)

俯瞰する 黒淵紅葉で 紅くなり(同上)

唯一の 飲食店が 黒淵に(同上)

吊り橋が 黒淵荘の 道しるべ(同上)

一本の 岩松高し 仏岩(ほとけいわ)(同上)

蛇行する 渓流瀑の 雌(め)滝(だき)見る(同上)

庭園に 相応しき石 槙(まき)ヶ(が)瀬(せ)に(同上)

段瀑の 雄(お)滝(だき)が雌滝 下に落ち(同上)

遊歩道 赤いじゅうたん 渓谷に(同上)

名前無き か細い滝が 谷の上(同上)

晩秋の 三段峡は もの淋し(同上)

小滝かと 思えば枯木 谷に臥せ(同上/滝と渓流11) 60歳

蛇(じゃ)杉橋(すぎばし) 手(て)前(まえ)紅葉 先(さき)青葉(同上)

道塞ぐ 橋正面の 天狗岩

橋の上 黄金の景色 渡るとは(同上)

渓谷美 日本庭園 原形に(同上)

王城(おうじょう)に 手掘り洞門 さりげなく(同上)

耶(や)源(げん)には 大絶壁の 屏風立つ(同上)

名前無き 渓流瀑が 岩壁に(同上)

気を転じ 雪降る様子 イメージす(同上)

槙ヶ瀬の 歩道再び じゅうたんに(同上)

自然体 喜怒哀楽が 渓谷に(同上)

散る紅葉 滝の流れに 身をまかせ(同上)

実際は 三段滝は 四段で(同上)

二段滝 附近の景色 また優れ(同上)

崖崩れ 復旧工事 足場見る(同上)

渕見れば コギなるイワナ 気にかかる(同上)

復路では 目にせぬ眺め 新鮮に(同上)

雄滝そば 雌滝の誘い 気にかかる(同上)

トラス橋 再建された 道路橋(神龍湖)

湖水には 白鳥のペア 羽根休め(同上)

哀れなり 湖畔の家は 廃屋に(同上)

桟橋の 遊覧船は 屋形船(同上)

山腹に 古民家の屋根 二棟見え(同上)

太郎岩 大絶壁の 景観で(同上)

紅葉の 蓬莱山は 慎ましく(同上)

女男岩(めおといわ) 石灰岩が 柱状に(同上)

洋館の 廃墟のドーム 屋根が見え(同上)

イワツバメ 営巣跡の 岩白く(同上)

晴れてれば 湖面も紅葉 華やかに(同上/滝と渓流12) 60歳

楼閣の 湖畔の宿は 幻に(同上)

ダムらしき 導水口に 網場(あば)の浮き(同上)

下船後の 遊覧船が 橋を行く(同上)

遊歩道 手掘りトンネル 風合いが(同上)

天然の アーチは高く 度胆抜く(帝釈峡)

鳥もまた 水辺に憩う 仲間かな(同上)

雄(おん)橋(ばし)は 最大規模の アーチ岩(同上)

単独の 国記念物 雄橋は(同上)

地元では 日本五大と 自慢する(同上)

断魚渓(だんぎょけい) アユなら軽く クリアする(同上)

下流には 甌穴数個 断魚渓(同上)

枯れもせず 川の岸には バショウの葉(同上)

渡られぬ 橋はそのまま 放置され(同上)

橋の先 流しそうめん 場は失せて(同上)

部分的 錦も残る せせらぎも(同上)

腹は鳴る 素麺(そうめん)滝(だき)の 名を聞いて(同上)

そうめんの 横に白糸 なお細く(同上)

洞窟の 中から滝が 流れ落ち(同上)

抉(えぐ)られた 石灰岩が 川岸に(同上)

雲の如 渓流瀑の 白波は(同上)

笹の葉が 妙な色合い 紅葉に(同上)

手を合わせ 鬼の唐門 潜るかな(同上)

奇岩には 寄り添う如く 奇樹も生え(同上)

五つ股 Y字にダブル 木もありき(同上)

橋髙さ 歩道橋では 日本一(九酔渓)

新緑の 九酔渓は 七色に(同上)

古くから 震動の滝 崇められ(同上)

スパ羅漢 露天風呂にて 瀬音聞く(羅漢峡/滝と渓流13) 61歳

河床には 方状節理 見え隠れ(同上)

羅漢峡 桜と杉の 色比べ(同上)

川護岸 景観麗し 石積みで(同上)

道路沿い 杉の植林 多く見る(同上)

山里の 原風景は 水車小屋(同上)

カワセミや 渓流釣りの 伴侶かな(七瀬川渓流)

神秘的 巨大甌穴 孫(まご)渕(ぶち)は(万古渓)

断崖は 五十メートル 万古渓(同上)

上流は 枯山水の 風景に(同上)

犬戻(いぬもどし) 重なる地名 馬返(うまがえ)し(犬戻峡)

右左 真っ直ぐ行くも 滝の意思(同上)

新緑の 欠かせぬ滝の 息づかい(同上)

模擬登山 犬戻峡(いぬもどしきょう) 遊歩道(同上)

登竜は 現実的に ボウズハゼ(寂地峡)

滝壺は 濃い藍色の 深淵さ(同上)

萎(しぼ)んだり 広がったりの 滝の形(なり)(同上)

滝壺の 上の眺めも 格別で(同上)

滝の上 絵になる構図 赤い橋(同上)

削られて 丸みを帯びた 岩が瀬に(同上)

竜門の 滝で探すは 門構え(同上)

木に隠れ 奇岩は人の 目に触れず(同上)

滝の横 柱状節理 美しく(同上)

遊歩道 手掘りトンネル 寂地にも(同上)

寂地峡 五つの滝が 一キロに(同上)

観音の 石段登れず 遥拝を(同上)

面河渓 仁淀ブルーの 源流で(面河渓)

昭和初期 渓泉亭が 亀腹に(同上/滝と渓流14) 61歳

木造の 洋館ホテル そのままに(同上)

亀腹の 展望台は いつの日か(同上)

関門(かんもん)は 最も険し V字谷(同上)

吊り橋の 支柱が残る 止(と)呂(ろ)橋(ばし)に(止呂峡)

峡谷の 面影残る 山肌に(同上)

止呂峡は 橋の上から 見えるだけ(同上)

祖(い)谷(や)川(がわ)の 紅葉盛る かずら橋(祖谷川)

下流には 日本の秘湯 守る宿(同上)

渓谷美 別(べっ)子(し)銅山の 消えた後(足谷川)

秋雨に カメラも濡れて 渓谷に(同上)

筏(いかだ)津(づ)に 最後の坑(こう)跡(あと) 訪ね行く(銅山川)

木々五色 水は三色 秋の渓(たに)(鈍川渓谷)

橋の下 眺めて飽きぬ 渓谷美(同上)

白洲には 自然盆栽 御三戸(みみど)嶽(だけ)(久万川)

渓谷に 深紅のモミジ 目黒川(滑床渓谷)

遠い旅 ユースホステル 渓谷に(同上)

沈(ちん)下(か)橋(ばし) 四万十川の 代名詞(四万十川)

汽車に乗り 鉄橋の上 眺めたき(同上)

白滝に 色鮮やかな モミジ添う(篠山の白滝)

美しき イロハモミジは 名が欲しき(同上)

滝だけで 十八ヶ所も 配置図に(石柱渓)

春を聞く せせらぎの音 老いの旅(同上)

下関 石柱渓は 木屋(こや)川(がわ)に(同上)

また斜瀑 五(ご)竜(りゅう)の滝は 二メートル(同上)

観音は 叶わぬ恋の 行く末と(同上)

斑岩の 柱状節理 不等辺(同上)

石段の 横に小松の 滝流れ(同上/滝と渓流15) 62歳

上流に 向うと水は なぜか澄み(同上)

茶店など 無いのが淋し 名勝に(同上)

手すり無き 招仙(しょうせん)橋(きょう)が 危うげに(同上)

名水の 轟渓流 百選に(轟渓流)

轟の 名始まりは 滝の音(同上)

新緑に 赤い吊り橋 河(か)鹿(じか)橋(ばし)(同上)

橋の上 渓流を見る 展望所(同上)

広島は 身近な場所に 山と川(本川)

山水画 凌雲岩に 観る思い(猊鼻渓)

壮夫岩(そうふがん) 少婦岩(しょうふがん)とは 夫婦岩(同上)

見物は 棹(さお)さす和船 限られる(同上)

V字谷 百メートルの 絶壁に(同上)

風流は 中州に架かる 猊鼻橋(同上)

猊鼻渓 名のある岩峰 十五あり(同上)

古(こ)桃(とう)溪(けい) 数えるほどの 沢の滝(同上)

団子かご 独自の工夫 風物詩(厳美渓)

デイサイト 凝灰岩に 雪残り(同上)

荒々し 水の流れが 峡谷に(同上)

厳美渓 下流の流れ 穏やかに(同上)

小(お)安(やす)峡(きょう) 大噴(おおふん)湯(とう)が 名物に(小安峡)

不動滝 音は消えたり 凍りつき(同上)

松川は 地熱発電 温泉に(松川溪谷)

残雪と 滝の水とが 色合わせ(逢初の滝)

虎岩に 結晶片岩 しま模様(長瀞)

早春の 船の景色は 物足りず(同上/滝と渓流16) 63歳

虎岩の 先に無骨な 武甲山(同上)

岩畳 寝覚ノ床の 比にあらず(同上)

岩質は 結晶片岩 岩畳(同上)

小さくも 岩畳には 橋架かり(同上)

荒川に 甲(こ)武(ぶ)信(し)ヶ(が)岳(たけ)の 匂い嗅ぐ(荒川大滝)

シラカバの か細き幹に 川の波(同上)

V字谷 大滝ダムに 埋もれて(同上)

道の駅 荒川沿いに 四ヶ所も(同上)

クロスする 上段の水 珍しき(丸神の滝)

滝下で 二筋に分れ 美しく(同上)

滝の線 三段瀑は 複雑に(同上)

和賀川の 弁天島は 絶景で(和賀川)

雪挟み 急流白く 和賀川に(同上)

春を待つ 樹木と我(われ)は 一体で(同上)

雪融けて 立つ瀬がないな 抱返り(抱返り渓谷)

藍色や コバルトブルー 渓谷に(同上)

神の岩 赤い吊り橋 シンボルで(同上)

土砂崩れ 予算不足で そのままに(同上)

玉淀の 眺め一番 正(しょう)喜(き)橋(はし)(荒川玉淀)

国史跡 鉢(はち)形(がた)城(じょう)址(し) 玉淀に(同上)

回顧(みかえり)の 吊り橋細く 渓谷に(潜竜峡)

滝の下 カヌーで見物 八艘が(同上)

新緑の マイナスイオン 行く道に(同上)

渡る橋 手すり折れて 芸術に(太閤下ろしの滝)

道路下り 眺める滝は 二段落ち(同上)

漢字では 日向(ひなた)怖(おそ)ろしと 記されて(ヒナタオソロシの滝/滝と渓流17) 63歳

今回は 鬼怒川源流 鬼怒沼へ(鬼怒川)

絶え間なく 雲雀さえずる 橋の上(同上)

山水画 思わす景観 吊り橋に(同上)

鋭鋒の 頂き松が 占拠して(同上)

渓谷の 松に寄り添う ハナミズキ(同上)

雲海に 日光連山 頭出し(同上)

ダムからの 眺めに絶句 V字谷(同上)

岩峰の 吊り橋高く また優美(同上)

オオルリや やっと見つけた 青い鳥(同上)

虹見橋 上路アーチが 峡谷に(龍王峡)

河床には 名も無き奇岩 ゴロゴロし(同上)

橋の上 中央部分 人集り(同上)

名無し滝 名前付けてと 自己主張(同上)

五龍王 神社の小社 滝の横(同上)

白波の 立つ瀬は浅く 色変化(同上)

新緑の モミジ秋まで 夏休み(同上)

倒木が 根を付けたまま 横たわる(同上)

三条に 落ちる滝さえ 名前無し(同上)

絶景の 龍王峡が 橋上(きょうじょう)に(同上)

様々な 水の色合い 渓谷に(同上)

発見者 フランス人は 名を残す(霧降の滝)

上段は 二条に分れ 変容を(同上)

下段では 岩が打たれて 坐禅する(同上)

吊り橋に 楯鬼鎮座 鬼怒らしく(鬼怒川)

鐘鳴らし 渡る吊り橋 鬼怒川に(同上)

鬼怒川は ライン下りを 結びとす(同上)

川の上 通るゴンドラ 何運ぶ(同上)

空(から)船(ぶね)は モーターボート 曳航す(同上)

滝見橋 滝より廃墟 目に痛し(同上)

橋の下 木道哀れ 寸断し(同上/滝と渓流18) 63歳

珍しき 粋な吊り橋 名前無き(同上)

ゴリラ岩 化石発見 有名に(同上)

V字谷 上には橋の 三角が(同上)

有難き 展望スペース 吊り橋に(同上)

甌穴は ポットホールと 称されて(同上)

泥質の 混在岩の 伊勢ヶ淵(同上)

上流に 気にもされない 滝一つ(同上)

吉野川 瓶ヶ森から 二百キロ(大歩危峡)

土讃線 トラス鉄橋 峡谷に(同上)

ラフティング ボート十艘 賑やかに(同上)

彼岸花 またの名前を 曼珠沙(まんじゅしゃ)華(げ)(同上)

揺れる橋 撮影するも 腰引ける(小歩危峡)

橋の下 渓流瀑も 見受けられ(同上)

吊り橋に 巨大な網張る ジョロウグモ(同上)

支柱横 山林王の 像が立ち(同上)

小歩危峡 小さな斜瀑 音立てず(同上)

吊り橋は 耐風索(たいふうさく)で 安定し(同上)

川の中 千畳敷の 岩床が(美濃田の渕)

撤去せぬ 橋脚残る 岩の上(同上)

薪(たきぎ)能(のう) 演じて欲しき 舞台岩(同上)

段落ちの すずかけの滝 五メートル(尾鈴山瀑布群)

改めて 見物をせん 瀑布群(同上)

滝の水 仁淀ブルーの 一部へと(大樽の滝)

神聖な 横倉山の 滝接し(同上)

滝壺に 飛び込む前に 岩で跳ね(同上/滝と渓流19) 63歳

面河川 五大清流 加えたき(同上)

河原(かわはら)は 大小様々 花崗岩(見立渓谷)

灰色の 河原(かわら)に一つ 赤い石(同上)

風流な 茅葺き屋根の 水車小屋(高千穂峡)

目立たない 七ツヶ池の 鯉の群れ(同上)

懐かしき 真名井の滝の 遊歩道(同上)

滝の下 ボートの眺め 格別で(同上)

十万年 前の作品 自然物(同上)

高千穂に スワンボートは ナンセンス(同上)

水準点 五つの石に ガードされ(同上)

岩戸川 天(あまの)安(やす)河原(かわら) 聖域地(天安河原)

太鼓橋 神話の世界 架け橋に(同上)

洞窟は 仰(ぎょう)慕(ぼ)ヶ(が)窟(いわや) 名がありき(同上)

滝三つ 市房山(いちふさやま)の 道中に(穴手尾の滝)

地図に無き 小麦尾の滝 丸印(小麦尾の滝)

穴(あな)手(て)尾(お)の 雌滝の名があり 立札に(穴手尾の雌滝)

滝以外 他に音せず 秋の山(同上)

安田川 思わぬ清流 馬(うま)路(じ)から(安田川)

清流に 赤い吊り橋 定番に(同上)

船倉(ふなくら)の キャンプ場では アユおどる(同上)

絶壁の 滝で大師は 灌頂(かんちょう)を(灌頂ヶ滝)

若き日の 空海大師 滝(たき)垢離(ごり)を(権現山白糸の滝)

滝流し そうめん店は 冬休み(同上)

緒方川 原尻の滝 堰き止めて(原尻の滝)

新緑の 峡谷を滝 真っ二つ(大釜の滝/滝と渓流20) 63歳

驚異的 十五メートル 滝壺は(同上)

釜ヶ谷 おおガメ岩が 横たわる(釜ヶ谷峡谷)

黒滝寺 ありて峡谷 訪問に(同上)

滝壺と 滝のバランス 絶妙で(大轟の滝)

名付けられ 注目される 奇岩観る(那賀川)

馬場目(ばばめ)川(がわ) 釣りキチ三平 ロケ地にも(馬場目川)

三(み)頭(とう)山(さん) 登山の後の 夏の滝(三頭大滝)

吊り橋は 三頭大滝 展望所(同上)

檜原村 陸の孤島が オアシスに(同上)

涼(りょう)求め 自然と体 滝に向く(大仙の滝)

空を飛び 天狗の一歩 絶壁に(八石沢川)

歩道には 渓流瀑の 湯滝見え(チャツボミゴケ公園)

穴地獄 酸性水に 苔は耐え(同上)

苔群(こけぐん)に 名無し滝が 分岐して(同上)

段々の 苔の池塘が 穴地獄(同上)

中之条 地図に不記載 名所観る(同上)

羽衣の 白糸ノ滝 橋の上(羽衣白糸ノ滝)

春木川 七面山(しちめんざん)が 聳え立ち(春木川)

ヌク沢を 含めた沢が 五ヶ所ほど(西沢渓谷)

遊歩道 ネトリ大橋 素っ気なく(同上)

休憩所 大きな東屋 建つのみで(同上)

遊歩道 西沢渓谷 十キロも(同上)

東沢 二俣吊橋 良き眺め(同上)

堰堤に 鶏冠山(けいかんざん)の 雄姿観る(同上)

三重(みえ)ノ滝 釜場を呈す 各段に(同上/滝と渓流21) 63歳

ゆったりと 流れる滝に 風情あり(同上)

唯一の 観瀑台が 三重ノ滝(同上)

猿橋で 見物終える 三奇橋(桂川渓谷)

宗(そう)祇(ぎ)以下 文人墨客 猿橋に(同上)

梓川 卜伝の湯に リュック置く(梓川)

川辺には ランプの点る 露天風呂(河津七滝)

玄武岩 川に岩礁 形成し(同上)

面白き 大岩(だいがん)成就 願い石(同上)

初景(しょけい)滝(だる) 踊子口説く 書生像(同上)

初景滝 横にも名無し 滝が見え(同上)

七(なな)滝(だる)の 名水を飲む 水汲み場(同上)

蛇(へび)滝(だる)の 滝壺広く プールほど(同上)

滝見滝 眼下の眺め 珍しき(同上)

七滝は 水の芸術 展示会(同上)

釜(かま)滝(だる)の 古き名称 地獄谷(同上)

へそ曲がり 柱状節理 絶壁に(同上)

真新し 木段続く 釜滝に(同上)

滝の名を だると呼ぶのは 垂(たる)水(み)から(同上)

猿田淵 七滝上流 景勝地(同上)

引き返し 下流二番目 出(で)合(あい)滝(だる)(同上)

出合滝 誰とも会わぬ 秋の暮れ(同上)

水しぶき 柱状節理 潤して(同上)

石段に 子宝の湯 看板が(同上)

大滝(おおだる) 伊豆半島で 最大と(同上)

滝の音 響く度合いで 規模を知る(浄蓮の滝)

浄蓮の 滝の横にも 小滝垂れ(浄蓮の滝/滝と渓流22) 64歳

滝の水 本谷川(ほんたにがわ)を 狩(か)野(の)川(がわ)へ(同上)

滝の前 わさび漬け売る 滝見茶屋(同上)

天城越え 乗る人も無き バス哀れ(本谷川)

浄蓮の 滝の上流 渓谷に(同上)

麗しき 渓流瀑は モミジ色(同上)

三(み)筋(すじ)山(やま) 未だ見ぬ山の 遊歩道

分岐瀑 雄滝は落差 五メートル(陰陽の滝)

直瀑の 雌滝は落差 三メートル(同上)

利根川の 水面に冬の 筑波山(利根川香取附近)

冬がれた 川は紺碧 空青く(同上)

不整合 大断層が チバニアン(養老渓谷)

幻の 滝は有料 ゲートあり(同上)

滝の主 良く見せようと 手を加え(同上)

滝めぐり 養老川沿い 二キロほど(同上)

六ヶ所の 滝が点在 渓谷に(同上)

河床には 千畳敷きの 景観も(同上)

石畳み 寸断されて 飛石に(同上)

粟(あわ)又(また)の 滝全貌は 展望所(同上)

雪解けて すぐさま滝で また白く(北股川)

三月の 川は美し 青と白(同上)

雪解けて 溢れんばかりの 元滝は(元滝伏流水)

鳥海の 水の恵みは 海の幸(同上)

藻の生える 元滝川に 不気味さも(同上)

ねがい橋 奈曽の白滝 少し見え(奈曽川)

源流は 稲(いな)倉岳(くらだけ)の 峡谷で(同上)

道路下 見下げる滝は 面白き(千ヶ淵の滝)

洞窟で 御三(おみ)甕(か)の滝を 拝み観る(おみかの滝/滝と渓流23) 64歳

長野県 おみかの滝を 名勝に(同上)

上段の 滝に新緑 遠慮気味(同上)

突然と 大黒石の 丸い笑み(通仙峡)

新緑に 冬眠明けの 目は覚めて(同上)

道上下 往来しては 知る眺め(同上)

渓谷に 十ヶ所の滝 見せ場あり(徳和渓谷)

新緑が 滝のしぶきに 嬉しそう(同上)

倒木が 岩と岩との 架け橋に(同上)

名前無き 渓流瀑が 徳和川(同上)

遊歩道 途中で消えて 引き返す(同上)

五月晴れ 天竜峡の 川下り(天竜峡)

河床には ポットホールが まん丸く(差切峡)

ドの渕に 奇岩怪石 身を寄せる(同上)

洞門は 崖の岩肌 そのままに(山清路)

山(さん)清(せい)路(じ) 上路アーチの 橋白く(同上)

絶壁は 鮮(せん)新世(しんせい)の 海底で(奥裾花渓谷)

断層は 太古の海の 年輪で(同上)

鏡(かがみ)肌(はだ) 断層のずれ 示す跡(同上)

寝転べば 千畳岩(せんじょうがん)に 揚げひばり(同上)

風変り ハチの巣状の 風化岩(同上)

水に浮く 岩にも見える 浸食も(同上)

ノジュールは 堆積岩の 団塊(同上)

糸の如 ポットホールに 水落ちる(同上)

向斜軸 橋の水平 目くらます(同上)

奇岩群 最大規模は 屏風岩(内山峡)

信州の 内山峡は 耶馬渓と(同上)

天然の 鮎の遡上 川で見ず(石沢川/滝と渓流24) 65歳

旧道の 川の景色に 胸打たれ(同上)

トラス橋 大比(おおひ)戸(と)橋(ばし)は 懐かしく(同上)

伝説の 蛇の石消え 語られず(同上)

改めて 故郷の川 惚れ直す(同上)

予想外 重湍渓(ちょうたんけい)の 一キロは(重湍渓)

河床には 奇岩怪石 花崗岩(同上)

名前無き 沢から落ちる 分岐瀑(同上)

洞窟の 蒸し風呂蛇と 入浴も(夏油川)

珍しき 鍾乳洞で 滝を観る(滝観洞女滝)

洞内の 滝の流れは 気仙川(同上)

気仙川 名も無き滝が 目白押し(気仙川)

堰堤も 自然石なら 文句なし(東鴉川)

最上部 滝のつり橋 展望所(同上)

俯瞰する 堰堤群が 秋空に(同上)

枯葉には 鳥海マリモ 青々と(獅子ヶ鼻赤川)

紅葉が 一気に深まる 霜の入り(黒沢川)

夏去りて また秋来る 谷間かな(同上)

散る紅葉 何とか川へ 落ちんとす(南本内川)

嫁も来ぬ 山の景色に 錦あり(同上)

全山が 値(あたい)万金(まんきん) 黄金色(同上)

また絶句 和賀の松島 紅葉に(和賀川)

和賀川に 小春日和の 紅葉かな(同上)

ねがい橋 真冬の滝は いかがかと(奈曽の白滝)

期待した 氷瀑はなく 肩落とす(同上)

元滝の 滝壺の雪 綿布団(元滝伏流水)

ほぼ十℃ 伏流水は 安定し(同上)

五メートル 滝が空気に 触れる距離(同上)

滝の上 残る足跡 獣だけ(同上)

四月末 奈曽の白滝 緑なし(奈曽白滝/滝と渓流25) 66歳

奈曽川の 水量メーター 白滝は(同上)

禊(みそぎ)場(ば)の 水はチョロチョロ 時は過ぎ(大滝根川)

解禁日 控えて静か 夏井川(夏井川渓谷)

花崗岩 断崖奇岩 様々に(同上)

道路には 篭(かご)場(ば)の滝の 看板も(同上)

釧路川 カヌーのメッカ 湿原を(釧路川)

薄らと 岸辺氷結 釧路川(同上)

湿原は 釧路川沿い 黄金色(同上)

絶景地 大函・小函 二分され(層雲峡)

岩峰の 景観区々(まちまち) 雪化粧(同上)

崖崩れ 赤錆びた岩 現れて(同上)

滝七つ 奇岩奇峰が 十八も(同上)

橋あれば 先ずは停車し 景色見る(然別橋)

号線は 北海道道 千超え(同上)

湿地には 不思議な植物 やちぼうず(同上)

ニジマスが 渓流釣りの 釣果とか(同上)

崖崩れ ここも赤錆び 岩壁に(天人峡)

天を突く 七(しち)福岩(ふくいわ)は 横並び(同上)

四月でも 天人峡は 雪深く(同上)

杉の木と 見返りの岩を 見間違え(同上)

銘(めい)石(せき)の カムイコタンセキ 原石が(神居古潭)

下流には 水道用の アーチ橋(同上)

神の住む 神居古潭は 聖地なり(同上)

対岸に 赤い平屋の 旧駅舎(同上)

旭川 八景だけの 評価なり(同上)

石までが 錆び色をおび 風味あり(弁景川/滝と渓流26) 66歳

皆瀬川 意外な景色 橋の先(小安峡)

橋変り 景色は変り 春変る(同上)

藤里の 銚子の滝は 三度目に(銚子の滝)

風流は 月見と花見 また滝見(同上)

長木川 温泉二軒 はしご湯を(長木渓流)

名ばかりの 四十八滝 長木川(同上)

客は来ず レールバイクは 放置され(同上)

格好よい 斉(さい)内川(ないがわ)に 鷹の像(斉内川)

自然石 川の堰堤 美しく(同上)

二つ滝 低き分岐の 男(おとこ)滝(だき)(二つ滝)

二つ滝 滑(なめ)滝(たき)風(ふう)の 女(おんな)滝(だき)(同上)

雄物川 源流訪ね 夏山へ(雄物川)

頭上には 河(か)原(わら)湯(ゆ)橋(ばし)が 夏空に(小安峡)

ジオパーク 手で触れあえる 遊歩道(同上)

小安峡 大噴湯が シンボルで(同上)

カジカ鳴く 季節は過ぎて タヌキラン(同上)

不動滝 段瀑は 三十メートル(同上)

滝壺の 眺め唯一 不動滝(同上)

上流に 一枚石の 橋架かり(同上)

蝉の声 滝の音との ハーモニー(同上)

白糸の 滝の下段は 末広に(森吉白糸の滝)

上段は 渓流瀑の 趣で(同上)

小(こ)又(また)川(がわ) 二つのダムの 結び付け(小又川)

深山に 名もなき斜瀑 音を立て(中ノ又渓谷)

赤錆びた 河床に石の モザイクが(同上)

上流は 人(じん)家(か)はゼロの 自然域(同上)

渓流の 横は石積み 遊歩道(同上)

遊歩道 橋はコンクリ 手抜きして(同上)

名付けよう 渓流瀑を アニ滝に(同上/滝と渓流27) 67歳

落葉樹 ひと月早い 紅葉も(同上)

安の名は 悲恋の娘 ヤスの名と(安の滝)

安の滝 百名瀑の 第二位と(同上)

沢登り 自殺行為は 安の滝(同上)

水しぶき 下段は豪華 玉すだれ(同上)

下流には 一枚岩の 滑り台(同上)

水底で 怪石我が目 驚かす(抱返り渓谷)

古木には 独自の名前 付けて呼ぶ(同上)

日本一 ブナとクリの木 何処にか(同上)

紅葉は ちょっと寂しい 不動滝(山本不動渓谷)

山村の 舘岩川に 茅民家(舘岩川)

奥会津 秘湯の宿が 渓谷に(滝谷川)

川沿いに 滝谷風穴 看板が(同上)

小屋の中 ワインやそば粉 様々に(同上)

約五キロ 滝谷川は 刺激的(同上)

清流に ホッと一息 風呂上り(口太川)

不動滝 不動明王 大袈裟に(蔵王不動滝)

解禁日 太公望の 晴れ姿(竜川)

新緑の 渓流瀑の 沢白く(同上)

流水の 変化は滝が 最大で(同上)

鼻を突く 硫黄の匂い 玉川に(渋黒川)

峡谷に 三好長慶(ながよし) 坐像あり(摂津峡)

花崗岩 五つの奇岩 名付けられ(同上)

白滝の 下では子供 水遊び(同上)

滝(たき)行(ぎょう)の 灌頂(かんちょう)の滝 慈(じ)眼(げん)寺(じ)に(灌頂の滝)

鬼の顔 滝の流に 鳴り潜め(千丈ヶ滝/滝と渓流28) 68歳

二(ふた)瀬(せ)川(がわ) 渓流二キロ 宮川に(二瀬川渓流)

蛇紋岩 かんらん岩が ゴロゴロと(同上)

宮川の 府道沿いこそ 景勝地(宮川)

川は涸れ 伏流水を 岩に見る(同上)

草地には 見慣れぬ蝶や ベニシジミ(同上)

岩間には 犬鳴(いぬなき)川(がわ)の 源流が(犬鳴川)

溪谷に 清(せい)瀧堂(りゅうどう)の 深紅観る(同上)

箕面川(みのおがわ) 支流の小滝 ウェルカム(箕面滝)

店閉じた 土産物屋哀れ 遊歩道(同上)

橋の上 箕面大滝 悠然と(同上)

箕(み)は農具 蓑(みの)の雨具に 似てるとも(同上)

滝出口 岩に接した 直下瀑(同上)

茶店では おでん提灯 赤色に(同上)

箕面では 中千本は 紅葉と(同上)

明治期の 箕面川床(かわゆか) 磯よしが(同上)

川面には イチョウが映り 金色に(志染川)

清流は 神戸郊外 志(し)染川(じみがわ)(同上)

保津峡の 紅葉今年 パッとせず(保津峡)

コロナ禍で 座席に余裕 舟下り(同上)

絶壁は 崩落なのか 採掘か(北沢川)

厳美渓 水位が下がり 河床見え(厳美渓)

河床には 方状節理 甌穴も(同上)

空を飛ぶ 郭公(かっこう)だんご 奥床し(同上)

鬼首(おにこうべ) 意外と知らぬ 地獄谷(鬼首吹上沢)

岩盤は 湯の花により 白くなり(同上)

この世とは 思えぬ絶景 紅葉に(葛根田溪谷)

岩壁に 紅葉混じり 色調和(同上)

滝の音 大地の響き 紅葉もゆ(同上)

滝壺の 深いブルーに モミジ添う(同上)

滝と渓流 長句(短歌・川柳)

人だかり 思わぬ場所で 遭遇す 養老ノ滝 揖(い)斐(び)川(がわ)支流(養老ノ滝/滝と渓流1) 51歳

直瀑(ちょくばく) 養老ノ滝 三十二 メートルがあり 百名瀑で(同上)

名所には 神社仏閣 付随する 養老ノ滝 養老神社(同上)

水になり 風にならねば 描かれぬ 水の行く道 風の行く道(同上)

根尾谷は 薄墨ザクラ 断層が 二枚看板 本巣観光(根尾谷)

流れざる 川面の水は 濁れども 岩に滴る 水は濁らず(木津川)

対岸の 山(やま)中腹(ちゅうふく)の 集落は 段々畑の 桃源郷で(同上)

月ヶ瀬の 龍王の滝 名張川 小さきながら 二段に落ちて(龍王の滝)

名張川 高山ダムは 月ヶ瀬湖 重力アーチ 多目的ダム(名張川)

和賀川に 正岡子規の 句碑が立ち その足跡を 知るも楽しみ(和賀川)

ゴロゴロと 石水峡の 花崗岩 乾いた岸の 行く手を阻み(石水峡)

木曽川の 寝覚ノ床で 昼寝する 芭蕉を真似て 空仰ぐなり(寝覚ノ床)

ダムができ 水位が下がり 名勝の 寝覚ノ床は 岩が露わに(同上)

巴川(ともえがわ) 香(こう)嵐渓(らんけい)の シンボルは 待(たい)月(げつ)橋(きょう)の 赤い反り橋(香嵐渓)

奈良吉野 蜻蛉(せいれい)の滝 岩壁を 五十メートル 添いては落下(蜻蛉の滝)

いつまでも 人に惚れては いけないと 滝を眺めて ふと考える(同上)

手取川 下れば海に ホタルイカ 忘れらない 金沢の味(手取峡谷)

日本一 三百五十 メートルの 称名(しょうみょう)滝(だき)の 落差とされて(称名滝)

小滝川 国記念物 ヒスイ峡 日本最初の ヒスイ産地(ヒスイ峡)

東屋に 明星山が 聳え立つ マッターホルン ミニ版かなと(同上)

常(とこ)虹(にじ)は 五筋の滝の 総称で 蛇(じゃ)歯(ば)見(み)の滝が 一番高く(常虹の滝)

富山市の 神通川の 支流には 常虹の滝 猪(いの)谷川(たにがわ)に(同上)

風流や 流しそーめん 富山にて 食べてもみたり 常(とこ)虹(にじ)の滝(同上)

高山の 宇津(うつ)江(え)四十八 滝の数 十三滝と 当てにはならず(宇津江四十八滝)

滝めぐり 上平(うえひら)滝(だき)は 最上部 滝の俯瞰は 一望できず(同上/滝と渓流2) 54歳

V字谷 黒部峡谷 見物の 手段は一つ トロッコ列車(黒部峡谷)

峡谷の 宇奈月温泉 拠点地に 大正後期 開湯されて(同上)

塔形の 新柳(しんやな)河原(がわら) 発電所 西洋風の 城にも見えて(同上)

露天風呂 七百円の 入浴料 はしごも出来ぬ 黒部の秘湯(同上)

トロッコで 廻る峡谷 日本一 途中下車して 湯にも入れり(同上)

トロッコを 降りて川の 散策も のんびりとした 時を黒部で(同上)

黒部川 北アルプスの 鷲(わし)羽(ば)岳(だけ) 水源として 八十五キロ(同上)

もう少し 先に進んで みたくなる 猿飛峡の 東屋の中(同上)

猿飛(さるとび)と 奥(おく)鐘山(かねやま)は 金字塔 特別名勝 特別天記(同上)

遊歩道 半トンネルの 自然石 落ちて来ないか 頭上を気にす(同上)

頭上には 奥(おく)鐘(かね)橋(ばし)の 歩道橋 上路アーチの 赤色空に(同上)

峡谷の 壁の山々 名はなくも 高低差あり 山容異にす(同上)

黒部川 宇奈月ダムで 小休止 落ちては河口 扇状地へと(同上)

吹き付けの セメント落ちて 来ぬかなと 半トンネルの 道路歩くと(同上)

二十キロ トロッコ列車 トンネルは 四十一で 橋二十一(同上)

七月の 下旬の今も 雪残る 黒部川沿い 万年雪は(同上)

越後にも 層雲峡を 思わせる 規模も大きな 峡谷があり(清津峡)

清(きよ)津(つ)峡(きょう) 柱状節理 素晴らしく 国の名勝 国記念物(同上)

滝五つ 白山スーパー 林道に 最初の滝は しりたか滝で(白山林道)

林道の 通行料が 高額で 滝の眺めは 三千円超え(同上)

林道は 白川郷に 続く道 料金高くも 痛し痒(かゆ)しで(同上)

道路際 ふくろべの大滝 壮観に 金の屏風を 二つに分けて(同上/滝と渓流3) 54歳

岩肌に 寄り添う水の 波(なみ)柱(ばしら) 知らず知らずに 岩は削られ(同上)

混浴の 親(おや)谷(だに)の湯の 野湯もあり 百名瀑の 姥ヶ滝(うばがたき)前(同上)

目を見張る 日本一なり その落差 四段落ちの 称名(しょうみょう)滝(たき)は(称名滝)

滝評価 百名瀑と 他二冠 国の名勝 国記念物(同上)

奥飛騨に 日本の滝の 百選が 平湯大滝 大滝川に(平湯大滝)

直瀑は 六メートの 幅があり 落差六十 四メートルで(同上)

三洞は 八百メートル 公開を 昭和中期に 発見されて(飛騨大鍾乳洞)

第二洞 見所一つ 流れ石 第三洞は 月の世界が(同上)

関ヶ原 鍾乳洞の 発見は 昭和中期に 岩倉山に(関ヶ原鍾乳洞)

洞内は 五百メートル 円周で 階段もない 平坦地形(同上)

福井県 百名瀑の 唯一は 龍双(りゅうそう)ヶ(が)滝(たき) 稗(ひえ)田(だ)川(かわ)沿い(龍双ヶ滝)

新しい 歌枕にと 奥入瀬を 選んでみても 良い歌が無き(奥入瀬渓流)

崖崩れ 防止の工事 冬(ふゆ)時(どき)も 仮設足場が 頭上に光る(同上)

目を閉じて 思いおこす 奥入瀬の 錦に染まる 秋の夕暮れ(同上)

白糸の 滝は全国 数多あり 知る範囲内 四十五ヶ所(同上)

奥入瀬の 雲井の滝は 落差一 二十メートル 三段に落ち(同上)

面白き 滝の結氷 様々な 自然彫刻 眺める如し(同上)

奥入瀬は 両岸七つの 滝があり 本流一つ 銚子大滝(同上)

春浅き きみまち阪の 岩に立ち 眺める川の 優しき流れ(米代川)

雪融けて 流れる水の 清らかさ 米代川の 朝の輝き(同上)

愚かなる わが行いの 数々を 流してみたき 米代川に(同上)

園内に 千五百本 咲くそうで きみまち阪は 桜の穴場(同上/滝と渓流4) 55歳

小坂川 支流の沢の 七滝は 百名瀑で 七つに落ちて(七滝)

七滝は 六十メートル 落差あり 雪とけ水の 音凄まじく(同上)

龍神が 威張る庄屋に 罰与え 庄屋懺悔し 神社建立(同上)

奥入瀬の 水の流れは 美しく 四季のメリハリ 日本一かと((奥入瀬渓流)

若き日の 思い出浮かぶ 奥入瀬に 水無月の頃 再び訪ね(同上)

龍ヶ沢 湧水群が 磐梯に 環境庁の 名水百選(龍ヶ沢湧水)

葛(かっ)根(こん)田(だ) 渓谷奥に 落差約 三十メートル 鳥越(とりごえ)ノ滝(葛根田渓谷)

昨年の 集中豪雨 土砂崩れ 温泉宿に 影響及び(同上)

大岩屋 通称名は 玄武洞 柱状節理 国の記念物(同上)

玄武洞 平成中期 地震起き 洞窟崩れ 景観消ゆる(同上)

全国に 裏見の滝は 十ヶ所が 水上町は 宝来(ほうらい)の滝(水上裏見の滝)

水上の 裏見の滝は 落差では 五十メートル 最高級で(同上)

神(か)室(むろ)山(さん) 三十三 尋(ひろ)の滝 登山コースの 渡渉にありき(三十三尋の滝)

岩瀬川 支流の沢に 糸滝を 突然目にす 意図せぬ滝よ(糸滝)

田代岳 登山口から 見える滝 五色の滝の 看板ありき(五色の滝)

藤里の 峨(が)瓏(ろう)の滝は 峨瓏峡 下流で落下 藤琴川に(峨瓏の滝)

末広の 峨瓏の滝は 斜瀑(しゃばく)なり 十二メートル 落差は低き(同上)

滝つぼが 徳利(とっくり)型に 見えるため 銚子の滝と 名付けられたと(銚子の滝)

直瀑の 銚子の滝の その落差 一本調子 十八メートル(同上)

玉川の 酸性水の 上流は 渋(しぶ)黒川(くろがわ)が 正式名で(渋黒川)

日光の 華厳(けごん)滝(のたき)は 那智(なち)滝(のたき) 袋田の滝 並ぶ三大(華厳滝)

大(だい)谷(や)川(がわ) 華厳滝の 賞賛は 国の名勝 滝の百選(同上)

滝幅は 七メートルの 直瀑で 九十七 メートル落差(同上)

滝までは 中禅寺湖の 出口から 五百メートル 大尻(おおじり)川(がわ)が(同上)

いつ来ても 華厳滝の 駐車場 満車状態 今朝は並ばず(同上)

旅人に 貴賤はなしや 秋の暮れ 奥入瀬川を 一人旅ゆく(奥入瀬/滝と渓流5) 56歳

靴底に 穴があくほど 歩くかな 錦に滝の 秋の奥入瀬(同上)

幻の 青(せい)秋(しゅう)道路 白神に 清らかな沢 真(ま)瀬(せ)川(がわ)支流(真瀬川)

屋久島と 白神山地 日本初 ユネスコ世界 自然遺産に(同上)

鮮やかな 紅葉彩る 太平湖 小又峡あり 南の入江(小又峡)

甌穴の 作者は小石 波の渦 不思議に思う 模様もありき(同上)

峡谷は 新生代の 溶岩で 安山岩や 凝灰岩が(同上)

小又峡 滝百本を 数えると 代表的な 滝は三十(同上)

深淵な 原生林の 小又峡 原生峡と 呼ぶ人もあり(同上)

ハイライト 三段滝が 中間地 桟橋からは 一・八キロ(同上)

上級者 三段滝の 先めざす 牧場までの 五キロのコース(同上)

三角は 平面的な 形状で 三角(さんかく)滝(だき)を 眺め納得(同上)

ほのぼのと 昇る朝日に 照らされて 秋をあらそう 湯瀬の山々(湯瀬渓谷)

川底の 一枚岩は 羨まし 温泉街が 寂れる中で(同上)

絶景は 米代川の 上流の 湯瀬渓谷で 温泉地でも(同上)

頭上には 自動車道の 上下線 湯瀬渓谷の 景観を縫い(同上)

九州の 友人来たり 案内す 雪の奥入瀬 湖畔温泉(奥入瀬渓流)

思い出を 樹木や岩に 訪ねても 鳥も歌わぬ 雪の奥入瀬(同上)

蔦(つた)の渕(ぶち) 大(おお)千(ち)瀬(せ)川(がわ)の ナイアガラ 四十メートル 滝幅があり(蔦の渕)

御(ご)泉(せん)水(すい) 自然園あり 蓼科(たてしな)に 昭和中期に 県が開設(御泉水自然園)

奈良初期に 元正(げんしょう)天皇 行幸し 年号改め 養老となる(養老ノ滝)

川の旅 飛騨高山の 宮川は 富山に入り 神通(じんづう)川(がわ)に(宮川)

上流は 清滝川の 渓谷美 錦(きん)雲渓(うんけい)と 京都の三尾(清滝川)

桂川 亀山あたりで 保津川に 嵐山越え また桂川(保津川)

来てみれば 紅葉の錦 散りにけり 淋しさ積る 香(か)落(おち)渓(だに)かな(香落渓/滝と渓流6) 57歳

断崖に 緑の木々が 生え伸びて 錦の屏風 衰退気味に(同上)

川岸は 植林された 杉多く 美観継承 ピント外れに(同上)

有料の 滝見物は 珍しく サンショウウオの センターもあり(赤目四十八滝)

赤目には 四十八滝 四キロに 実際見ると 二十三滝(同上)

千手滝 赤目五瀑の 一つとか 末広がりに 十五メートル(同上)

護摩の窟 空海大師 伝説が 禅定跡に 像を安置し(同上)

赤目でも 天(てん)狗(ぐ)柱(ばし)岩(いわ) 奇勝なり 柱状節理 頭上に高く(同上)

美しき 布曳(ぬのびき)滝(たき)は 落差一 三十メートル 正に布なり(同上)

選定は 赤目の滝は 平成の 名水百選 滝百選で(同上)

近頃は 忍者修行の 里され 名張は伊賀に 対抗心を(同上)

神木の カツラ斜面に 腰を据え 三百年の 樹齢を保つ(同上)

斧ヶ渕 斧の形の 深淵で 鏡の如く 水は澄みたり(同上)

陰は壺 陽は流れを 意味すると 小さな斜瀑 陰陽(いんよう)滝(だき)は(同上)

八畳が 有れば今度は 百畳が 一枚岩は 驚く眺め(同上)

かんざしに 笄(こうがい)滝(だき)は 似てるとか 滝壺にも名 横渕と言う(同上)

滴りが 雨降(あめふり)滝(だき)の 特徴で 飛沫の上に 虹が見えると(同上)

荷担(にない)滝(だき) 三段落ちの 下段では 二つに別れ 負担を分(わ)かつ(同上)

雛壇を 雛段(ひなだん)滝(だき)は 見るようで 景観マッチ ネーミング良し(同上)

琵琶(びわ)滝(だき)は 楽器の琵琶に 由来して 斜瀑滝壺 正に琵琶なり(同上)

マウンテン ゴリラの岩が 目の前に 案内もなき 予期せぬ奇岩(同上)

複数の 滝の百選 選定は 轟(とどろき)九十九(くじゅうく) 滝が入るか(同上)

二時間の 滝の見物 有意義で 有料だけど 致し方なし(同上)

東海の 昇仙峡の 別称も 王滝渓谷 仁(に)王(おう)川(がわ)沿い(王滝渓谷)

不動山 展望台へ 寄り道を 小さな祠 石不動尊(同上/滝と渓流7) 58歳

清流に 歌石園地 休憩所 売店閉じて 我が吐息だけ(同上)

岩の間(ま)に 木(き)橋(ばし)架けられ 上見れば 赤い吊り橋 渓(たに)に架かりて(同上)

流れ行く 滝は濁らず 岩砕き 心潤す 波間は白く(鼓ヶ滝)

直瀑の 鼓(つづみ)ヶ(が)滝(たき)は 滝川に 八メートルは 有馬六景(同上)

三(み)峰山(うねやま) 登山途中に 眺め見る 不動の滝の 雪の景色を(不動の滝)

斜瀑なり 落差二十一 メートルの 不動の滝は 神(こう)末川(ずえがわ)に(同上)

渓谷の 吹(ふき)割(われ)の滝 百選と 国の名勝 国記念物(吹割の滝)

東洋の ナイアガラと 人は呼ぶ 豪快無双 吹割の滝(同上)

うららかな 春の陽射しに 滝の音 自然の中を めぐる楽しさ(同上)

滝幅は 三十メートル その落差 七メートルは 横瀑(よこばく)となる(同上)

馬車で見る 巨岩奇岩の 競い合い その岩肌に 木々は移ろい(御岳昇仙峡)

仙(せん)娥(が)滝(たき) 三十メートル 斜瀑なり 昇仙峡の 本流の滝(同上)

日本一 昇仙峡の 遊歩道 長潭(ながとろ)橋(ばし)を 六キロの距離(同上)

青木口 鳳凰山(ほうおうさん)の 登山道 滝四ヶ所を 見る楽しみが(南精進ヶ滝)

眼前に 南精進(みなみしょうじ)ヶ(が) 滝(たき)を見る 四十メートル 落差は二段(同上)

全国の 白糸ノ滝 百二十 メートル落差 最大級で(白糸ノ滝)

苗場山 登山途中に 大(お)瀬(ぜ)の滝 十五メートル 直瀑を拝む(大瀬の滝)

自宅から 一番近い 滝ノ沢 横手唯一 小さな滝が(滝ノ沢)

滝の横 三十三の 観音と 薬師と不動 石像安置(同上)

青森の 日本の滝の 百選は くろくまの滝 松見の滝に(くろくまの滝)

放射状 髙さ八十 五メートル くろくまの滝 迫力千点(同上)

観音の 合掌姿 滝に観る 小社建てられ 信仰視され(同上)

西(にし)目(め)屋(や)の 暗(あん)門川(もんがわ)の 上流の 暗門(あんもん)滝(のたき) 訪ね行くかな(暗門川)

目(め)屋(や)渓(けい)の 範囲曖昧 最奥部 暗門川は 暗門渓(あんもんけい)に(同上/滝と渓流8) 59歳

滝三つ 暗門滝 連続し 第一第二 第三の名(暗門滝)

やや斜瀑 第三滝は 二十六 メートル落差 音がうるさく(同上)

第二滝 三十七 メートルの ほぼ直瀑の 落差とされる(同上)

滝の横 正体不明 岩に色 知らないままに 過ぎるは悔し(同上)

バリケード 第一の滝 歩道上 立入禁止 行ける場所まで(同上)

やっぱりと 思う気持ちで 眺め見る 歩道の先の 土砂崩れかな(同上)

立ち入れぬ 白神山地 核心部 暗門渓は 最も近き(同上)

知床の 海沿い走り 看板が オシンコシンの 滝の案内(オシンコシンの滝)

滝幅は 三十メートル その落差 五十メートル 扇分布瀑(同上)

知床の 第一の滝 八景の オシンコシンの 滝百選に(同上)

青森の 松見の滝は 林道に 百名瀑の 規制厳しく(松見の滝)

吊り橋は 渡るは多分 林業者 何処へ向かうか 案内もなく(同上)

歩けども 滝の案内 見当たらず 入山禁止 ワイヤー道に(同上)

結局は 滝の見物 諦めて 林道際の 古木鑑賞(同上)

大川の 塔のへつりは 国天記 奇岩奇勝が 二百メートル(塔のへつり)

景観は 新第三紀 頁岩(けつがん)や 凝灰岩の 浸食風化(同上)

洞窟の 虚(こ)空(くう)蔵(ぞう)菩(ぼ)薩(さつ) 田村麻呂 平安初期に 奉納せしと(同上)

下郷(しもごう)の 温泉プラス 観光地 塔のへつりと 大内宿が(同上)

雨(あめ)滝(だき)は 日本の滝の 百選で 直瀑落差 四十メートル(雨滝)

播州の 原不動滝 波賀(はが)地区に 日本の滝の 百選であり(原不動滝)

不動堂 滝入口に 懸造り 昭和後期と 創建新た(同上)

滝落差 八十八 メートルの 三段に落ち 八丈(はちじょう)川(がわ)に(同上)

那智の滝 華厳の滝と 見て来たが 老後に残した 袋田の滝(袋田の滝)

優雅かな 四段落ちの 滝もあり 三名瀑の 袋田の滝(同上)

面白き 袋田の滝 トンネルに 観瀑台へ エレベーターで(同上)

滝幅は 七十三 メートルで 落差は百二 十メートルと(同上/滝と渓流9) 60歳

滝の岩 中新(ちゅうしん)世(せい)の 堆積で 上層部には 貝の化石も(同上)

幅広き 岩に飛び散る 水しぶき 屏風に描く 絵を観る如し(同上)

入母屋の 木造平屋 懸造り 滝見台風 奥の院かな(同上)

トンネルは 観瀑台など 四ヶ所の オープン口を 滝に設え(同上)

袋田の 滝を眺めた 著名人 水戸黄門と 西行法師(同上)

袋田の 滝は日本の 百選で 生(なま)瀬(せ)滝(だき)とは 国の名勝(同上)

距離置き 眺める滝に 架け橋が 目立たぬ色の 恋いの吊り橋(同上)

袋田の 滝の年間 入場者 五十万人 ピークとされる(同上)

観光地 二十八軒 店が建ち 地域支える 袋田の滝(同上)

安曇野の 有明山の 登山道 三段ノ滝 思わぬ眺め(三段ノ滝)

分岐瀑 落差三十 二メートル 樽沢の中 三段ノ滝(同上)

朝光寺 国宝本堂 訪ねれば つくばねの滝 思わぬ出合(つくばねの滝)

二段瀑 六メートルの 落差あり つくばねの滝 鹿(しか)野(の)川(がわ)へと(同上)

岐阜側の 白山信仰 長滝に 阿弥陀ヶ滝の 百名瀑が(阿弥陀ヶ滝)

白山は 泰(たい)澄(ちょう)大師 開山し 周囲三国 禅定道を(同上)

滝幅が 七メートルの 直瀑で 滝の落差は 六十メートル(同上)

北斎は 諸国滝廻り 題材に 木曽路の奥の 阿弥陀ヶ滝を(同上)

岐阜県の 名勝であり 名水も 東海一の 名瀑とされ(同上)

昭和期の 流しそうめん 発祥地 阿弥陀ヶ滝に 元祖の石碑(同上)

足羽(あすわ)川(がわ) 冠山(かんむりやま)を 水源に 四十五キロ 福井市内へ(足羽川)

かずら橋 四国以外で 見て渡る 福井池田の 足羽川にて(同上)

福井県 龍(りゅう)双ヶ滝(そうがたき) 唯一の 日本の滝の 百選となる(龍双ヶ滝)

滝幅は 二十メートル その落差 六十メートル 分岐瀑なり(同上)

古来より 歌に詠まれし 名瀑は 富士山麓の 白糸の滝(白糸の滝)

国天記 国の名勝 百選と 三冠王の 白糸ノ滝(同上/滝と渓流10) 60歳

約二百 メートル幅の 分岐瀑 二十メートル 落差の滝で(同上)

優美さは 白糸ノ滝 日本一 富士の裾野の 芝川沿いに(同上)

芝川の 音止(おとどめ)ノ滝 本流に 白糸ノ滝に 並ぶ評価で(音止ノ滝)

頼朝が 冨士の巻(まき)狩(がり) した折に 乱れた鬢(びん)を 映した泉(お鬢水)

富士講は 白糸ノ滝 重視して 富士宮から 経由し富士へ(白糸ノ滝)

山北に 日本の滝の 百選の 洒(しゃ)水(すい)の滝が 滝沢川に(洒水の滝)

直線の 三段瀑は 百十五 メートル落差 全貌見えず(同上)

滝と川 昭和後期に 選ばれる 環境庁の 名水百選(同上)

第三紀 礫岩層を 刻み込む 矢(や)倉(ぐら)岳(だけ)から 流れた水は(同上)

赤い橋 洒水の滝の 添景で 遠望すれば 殊更に見え(同上)

日曜日 三段峡を 我ひとり 歩いてみたり 秋の朝霧(三段峡)

広島の 三段峡は 柴(しば)木(き)川(がわ) 十六キロは 特別名勝(同上)

姉妹滝 水量により 変化あり 一人の時と 四姉妹まで(同上)

赤滝は 十五メートル 分岐瀑 赤い紅(こう)藻(そう) 飛沫(しぶき)が白く(同上)

兜岩 川の中ほど 鎮座して 水の流れに 太刀打ちをする(同上)

五(ご)立(だち)には 庄(しょう)兵(べ)衛(え)岩(いわ)の 洞門が 遊歩道先 ノミで手掘りを(同上)

割れ岩の 説明文が ピンボケし 調べられない 名所もありき(同上)

女夫(みょうと)淵(ぶち) 恋愛成就 スポットで 幸運願う 小石投げられ(同上)

一枚の 流紋岩の 石樋は 二百メートル 水路となりて(同上)

旅に病み 嬉し涙は 尽きもせず 六十路の余生 まだまだ続く(同上)

川岸に 蓬莱岩が 横たわる 七十トンを 越える巨岩で(同上)

渡舟 乗れぬ淋しさ 黒淵に 事前調査の 不備悔まれる(同上)

岩肌に 赤いタンスイ ベニマダラ 絶滅危惧の 紅(こう)藻(そう)種(しゅ)とか(同上)

目に入れて 忘れられない 景観は 三段峡の 秋の風景(同上/滝と渓流11) 60歳

長淵を スタートしては 蛇(じゃ)杉橋(すぎばし) 約四キロを 一時間ほど(同上)

橋の下 上流下流 撮影は 渓谷紀行 欠かせぬ記録(同上)

蛇杉橋 南方(なんぽう)橋(ばし)の 吊り橋は 昭和末期に 架けられたとか(同上)

東西の 峡谷横綱 選ぶなら 昇仙峡と 三段峡か(同上)

冷やかな コンクリートの 休憩所 オープンエアー 大淵に建つ(同上)

川の名は 横川(よこごう)川(かわ)と 称すとか 川の字二つ 変に感じる(同上)

Vの字の 谷が薬(や)研(げん)に 似てるとか 漢字改め 耶(や)源(げん)と称す(同上)

葦ヶ原(よしがはら) 三段荘が 廃屋化 山小屋風の 建物なのに(同上)

猿飛の 断崖眺め 比較する 黒部峡谷 あの猿飛と(同上)

ハイライト 三段滝は 八幡(やわた)川(がわ) 横川川を 分かれた先に(同上)

段瀑は 落差二十四 メートルに 長さ七十五 メートルと言う(同上)

下は川 三段滝は 近付けず その対岸に 展望台を(同上)

大正期 三段峡は 写真家の 熊南峰が 発見したと(同上)

二段滝 近道行くも 幻に 渡(わたし)舟(ぶね)なら 楽に行けると(同上)

角張った 流紋岩の 岩塊の 涸れ沢に見て 登山気分も(同上)

出合橋 再び戻り 帰路に着く 眺めた景色 お浚(さら)いをする(同上)

めぐり終え 三段峡の 温泉に 昼食も兼ね 車で移動(同上)

神(しん)龍(りゅう)湖(こ) 帝釈峡の 上流に 先ずはダム湖が スタート地点(神龍湖)

神龍湖 遊覧船で ひとめぐり 奇勝雄橋は 徒歩にてめぐり(同上)

湖畔には 木造三階 旅館風 建物が建ち 奥にトラス橋(同上)

屋形船 四艘係留 桟橋に 乗船さくら 客は六人(同上)

神龍湖 帝釈川ダム 正規名 平成中期 再築されて(同上)

堤体は 重力式の コンクリで 発電専用 ダム湖百選(同上)

湖畔には 廃墟の洋館 放置され 百年経ても 屋根は朽ちずに(同上)

鋭角な 石灰岩の 岩峰も 樹木は枯れて 寂しく見える(同上)

山上の 小さな祠 何祀る 遊覧船で ぼんやり拝む(同上/滝と渓流12) 60歳

懸造り 湖畔の家は 三階で 廃屋見るも 再び哀れ(同上)

船着場 木造三階 楼閣は 以前旅館か 正体不明(同上)

珍しや ダム湖に架かる 三橋は いずれも赤い 下路トラス橋(同上)

神龍湖 四十分の 遊覧を 終えて歩道を 帝釈峡に(同上)

中世の 矢(や)不立(たたず)城(じょう)址(し) 公園に 新たな安芸の 歴史を学ぶ(同上)

奇妙なる 帝釈峡の 唐門が 観光客を 歓迎するか(帝釈峡)

石柱は 帝釈峡に 橋架けた 伝説残す 鬼の供養塔(同上)

ダムの先 帝釈峡の 峡谷の 十八キロが 国の名勝(同上)

雄(おん)橋(ばし)は 帝釈峡の アーチ橋 自然の造化 比類なきかな(同上)

雄橋は 九十メートル 全長で 髙さ四十 メートルもあり(同上)

断魚渓(だんぎょけい) 速い流れと 小滝あり 魚の遡上 阻むとされて(同上)

何となく 奥入瀬歩く 心地して 親しみ易き 断魚渓かな(同上)

断魚渓 食堂哀れ 廃業し 廃屋となり そのまま放置(同上)

対岸に 渡る橋には 何がある 案内板が 無いのが不便(同上)

面白き 両岸の木々 斜め立ち 挨拶をする 姿にも見え(同上)

分岐瀑 三十三 メートルを 素麺(そうめん)滝(だき)は 二段に落ちる(同上)

石橋は 特徴のない シンプルさ 渓谷ならば 吊り橋似合う(同上)

雄橋の 下に石積み 数多見る 奥に観音 らしき石仏(同上)

駐車場 白雲洞の 送迎車 昔は馬車で 今は軽トラに(同上)

縄文期 帝釈峡に 人が住み 大正末期 ダム築かれる(同上)

玖珠(くす)川(がわ)の 九酔渓(きゅうすいけい)は 約二キロ 断崖絶壁 大吊り橋も(九酔渓)

橋からは 震動(しんどう)の滝 雄(お)滝(だき)見る 八十三 メートル落差(同上)

橋長さ 三百九十 メートルで 百七十三 メートル髙さ(同上)

震動は 雌(め)滝(だき)と雄滝 その他に 子(こ)滝(たき)・孫(まご)滝(たき) 間(あいだ)にあると(同上)

轟音が 震動の滝 名の由来 日本の滝の 百選であり(同上)

小(こ)瀬(ぜ)川(がわ)に 約八キロの 羅(ら)漢(かん)峡(きょう) 桜の花が 満開迎え(羅漢峡/滝と渓流13) 61歳

道の駅 ラドン温泉 スパ羅漢 平成前期 渓流沿いに(同上)

大滝は 落差五メートル 斜瀑なり 滝壺広く 深々として(同上)

広島の 渓流釣りは 七瀬川 中国唯一 釣堀もあり(七瀬川渓流)

七瀬川 上流にある 万古渓(ばんこけい) ふぶきの滝と ねむり滝あり(万古渓)

V字谷 ふぶきの滝は 二十六 メートル落差 直線斜瀑(同上)

大滝は 大魚(おおうお)切(ぎり)の 名もありき 魚の遡上 許さぬ高さ(同上)

寂地山(じゃくちさん) 手前に粋な 遊歩道 犬戻峡(いぬもどしきょう) 八百メートル(犬戻峡)

唯一の 犬戻峡 滝を観る 三段瀑の 犬戻の滝(同上)

逆くの字 犬戻の滝 折れ曲がり 二十五メートル 絶壁下る(同上)

宇佐(うさ)川(がわ)の 犬戻峡 下流には 約一キロの 竜(りゅう)ヶ(が)岳(だけ)峡(きょう)(寂地峡)

寂(じゃく)地(ち)峡(きょう) 竜ヶ岳峡 別名で 犬戻峡 含む場合も(同上)

寂地川 日本名水 百選で 延齢(えんれい)の水 飲める嬉しさ(同上)

五つある 五(ご)竜(りゅう)の滝に 竜の名が 日本の滝の 百選であり(同上)

二番目の 登竜(とうりゅう)の滝 最小の 八メートルの 渓流瀑で(同上)

三番目 白(はく)竜(りゅう)の滝 斜瀑なり 落差小さく 十メートルと(同上)

白竜の 滝が潤す 花崗岩 五(ご)滝(たき)の中で 最も優美(同上)

四番目 竜門(りゅうもん)の滝 段瀑で 落差二番目 十八メートル(同上)

五番目の 竜(りゅう)頭(ず)の滝は 上流に 直瀑落差 十四メートル(同上)

メキシコの セノーテをふと 思い出す 竜頭の滝の 滝壺を見て(同上)

目的地 距離が記され 安堵感 木馬トンネル 前の標識(同上)

一番目 竜(りゅう)尾(び)の滝へ 引き返す 最初の滝を 飛ばして登り(同上)

距離置いた 竜尾の滝は 二段瀑 二十メートル 落差最大(同上)

滝の中 竜尾の滝は 尻尾(しっぽ)でも 滝壺広く 良き遊び場に(同上)

面河渓(おもごけい) 石鎚山の 南麓に 約八キロが 国の名勝(面河渓)

五色橋 五(ご)色(しき)河(が)原(わら)の アーチ橋 石造なので 沈下し耐える(同上)

亀(かめ)腹(ばら)は 一枚岩の 花崗岩 百メートルの 髙さ絶景(同上)

面河渓 四国最大 V字谷 亀腹聳え 滝数多見る(同上/滝と渓流14) 61歳

面河渓 松山藩が 山奉行 江戸天明期 入山せしと(同上)

岩と水 五色河原の 苔と藻と 紅葉を入れ 五色と称す(同上)

渓谷に 通天橋の アーチ橋 上空からの 眺め素晴らし(同上)

人知れず 流れる水の 清らかさ 浮世を知らぬ 愛媛止(と)呂(ろ)峡(きょう)(止呂峡)

加茂川の 支流谷川 止呂峡が 三百メートル 短い区間(同上)

年間に 三十万人 訪れる 阿波の秘境の 祖谷かずら橋(祖谷川)

かずら橋 日本三(さん)奇(き)橋(きょう) 一つとか 他に猿橋 錦帯橋と(同上)

琵琶の滝 平家(へいけ)落人(おちうど) 琵琶弾いた 四十メートル 直瀑の側(同上)

地図広げ モミジマークを 参考に 鈍川渓谷 宿に予約を(鈍川渓谷)

古岩屋 国の名勝 絶頂期 錦織りなす 岩峰周囲(古岩屋)

温泉に 紅葉二色 古岩屋 国民宿舎 最高の宿(同上)

久(く)万(ま)川(がわ)と 面(おも)河(ご)川(がわ)との 合流地 御三戸(みみど)嶽(だけ)なる 軍艦岩が(久万川)

目黒川 滑(なめ)床(とこ)渓谷 十二キロ 三本(さんぼん)杭(ぐい)の 麓流れる(滑床渓谷)

大岩の 三百メートル 斜瀑なり 百名瀑の 雪(ゆき)輪(わ)の滝は(同上)

河床にも 千畳敷の 花崗岩 滝と同じく 一枚岩で(同上)

晴れ渡る 時も珍し 渓谷に 落葉踏みしめ 美を追い求む(同上)

名水の 四万十川は 百選で 約二百キロ 美観を呈す(四万十川)

清流の 横綱格と 思うかな 四万十川を 順礼で観る(同上)

篠山の 登山道路に 白滝が 斜瀑の落差 五十メートル(篠山の白滝)

寂れても 石柱渓(せきちゅうけい)は 約二キロ 国の名勝 国記念物(石柱渓)

二番目の 相思の滝は 斜瀑なり 一メートルの 小さな落差(同上)

五番目は 材木の滝 分岐瀑 八メートルが 節理の岩を(同上)

万作と お通の心中 供養する おしどり観音 身投げの岸に(同上)

渓谷の 水の淀みは 何処から 清流こそが 名勝の価値(同上)

十番目 若葉の滝は 落差約 一メートルの 渓流瀑で(同上)

白亜紀の 石英斑岩 侵蝕が 石柱渓の 奇観の起因(同上)

十二番 連理の滝に 滝壺が 斜瀑の落差 四メートルで(同上/滝と渓流15) 62歳

哀しきは 連理の滝に 身投げした 百姓お通 悲恋の話(同上)

お通追い 武士の万作 切腹し 閑山(かんざん)の滝 崩れ落ちたと(同上)

滝壺は 閑山の滝 大規模で 斜瀑の落差 七メートルも(同上)

鳥の声 そよぐ春風 陽の光り 香る草木に せせらぎの音(同上)

紅葉は いかがなものか 気にかかる 石柱渓の 新緑眺め(同上)

多良(たら)岳(だけ)の 轟(とどろき)渓流 諫早に 大小三十 滝が点在(轟渓流)

竹筒に 名水百選 流れ出る 轟峡の 魅力の一つ(同上)

境川 轟の滝 上流に 直瀑落差 十五メートル(同上)

更に上 楊(よう)柳(りゅう)の滝 分岐瀑 落差は高く 五十メートル(同上)

弓なりに 湾曲させた 歩道橋 遊び心は 風流韻事(同上)

河(か)鹿(じか)橋(ばし) 展望台の 味わいも 眼下の流れ 緑の雲を(同上)

多摩川に 家一棟が 流れゆく 映像で見た 驚異は消えず(多摩川)

猊鼻渓(げいびけい) 砂鉄川沿い 約二キロ 国の名勝 日本百景(猊鼻渓)

遊覧の 和船は浜に 二十分 停泊しては 客を遊ばせ(同上)

粘土玉 対岸の岩 穴めがけ 投げる遊戯を 運(うん)玉(だま)投げと(同上)

古生代 石灰岩の V字谷 高さ十から 百メートルに(同上)

明治初期 世に知られたる 猊鼻渓 文人墨客 数多訪れ(同上)

小さ目の 毘沙門窟に 祀られた 毘沙門天に 浄財箱が(同上)

移りゆく 水の流れに 浮き雲に われは旅人 立ち止まり見る(厳美渓)

磐(いわ)井(い)川(がわ) 上流二キロ 厳(げん)美(び)渓(けい) 国の名勝 また記念物(同上)

上流に 越流式(えつりゅうしき)の 矢(や)櫃(びつ)ダム 厳美渓まで 他にダム無く(同上)

皆(みな)瀬(せ)川(がわ) 上流にある 小(お)安(やす)峡(きょう) 約八キロの V字溪谷(小安峡)

小安峡 河(かわ)原(ら)湯(ゆ)橋(ばし)の 眼下には 雪と岩壁 藍色の水(同上)

景勝地 松川溪谷 玄武岩 柱状節理 二キロは続く(松川溪谷)

砂防ダム 自然破壊と 拒否できず 自然自ら 破壊も多く(同上)

水上の 逢(あい)初(ぞめ)の滝 法師川 段瀑落差 三十メートル(逢初の滝)

憧れの 法師温泉 宿泊し 逢初の滝 思わぬ出会い(同上)

荒川の 上流四キロ 長瀞(ながとろ)は 国の名勝 国記念物(長瀞)

長瀞は ライン下りは 面白き 棹さし二人 和船操り(同上/滝と渓流16) 63歳

岩畳 長瀞名所 一番で 六百メートル 続く岩盤(同上)

虚子の句碑 牧水の歌碑 立つ聞く 長生館の 老舗の宿は(同上)

二十分 千六百円 舟下り 早すぎ髙すぎ 不満が残る(同上)

岩畳 秩父赤壁(せきへき) その起源 中生代の 白亜紀とされ(同上)

長瀞は 地球の窓と 称されて 恐竜時代 海から陸へ(同上)

長瀞は 都心に近く 年間に 三百万人 訪ねる名所(同上)

大滝に 登竜(とうりゅう)橋(ばし)の 歩道橋 赤い上(じょう)路(ろ)の アーチ美し(荒川大滝)

荒川は 以外と地味な 川なれど 大滝・長瀞 名所も多き(同上)

遠方の 三(みつ)峯(みね)神社 参拝者 大滝寄らず 山道急ぐ(同上)

荒川に 礫岩露頭 岩壁が 大滝層群 路上に見える(同上)

埼玉の 日本の滝の 百選は 丸神(まるがみ)の滝 一つ選ばれ(丸神の滝)

小鹿野(おがの)へは 両神山(りょうかみさん)の 登山時に 一度訪ねて 五年数える(同上)

小森川 足跡残る 雪道を 滝まで登る 二十分ほど(同上)

段瀑の 丸神の滝 全体で 七十六 メートル落差(同上)

残雪は 枯葉と若葉に 挟まれて 惜しまれ消ゆる 時のまぼろし(和賀川)

和賀川の 弁天島の 下流には 同じ女系の 女神山見る(同上)

抱返り 渓谷十キロ 玉川に 奇岩奇勝に 回顧(みかえり)の滝(抱返り渓谷)

道狭く すれ違う時 抱(かか)え合い 無事返ること 名の由来とか(同上)

玉(たま)淀(よど)は 荒川中流 景勝地 水位が下がり 淀み失われ(荒川玉淀)

箒(ほうき)川(がわ) 潜(せん)竜峡(りゅうきょう)の 渓谷が 塩原ダムの 上流にあり(潜竜峡)

直瀑は 落差五十五 メートルの 水晶すだれ 回顧(みかえり)の滝(同上)

回顧の 吊り橋の上 日留賀(ひるが)岳(だけ) 関東エリア 百名山で(同上)

もみじ谷 大吊橋の 支柱見る 塩原ダムの 森林の駅(同上)

案内で 太閤下ろしの 滝を知る 段瀑落差 十二メートル(太閤下ろしの滝)

太閤が 馬から下ろす 峠道 会津に向う 途中故事か(同上)

鬼怒川の 源流近い 温泉地 ヒナタとオロの オソロシの滝(鬼怒川)

多段瀑 ヒナタオソロシ 滝高し 三百メートル 落差あるとも(ヒナタオソロシの滝)

ノシの滝 氷瀑人気 髙過ぎて 春の写真は 皆無に近き(鬼怒川/滝と渓流17) 63歳

歩道橋 渡らっしゃい 吊り橋が 展望台を 兼用するか(瀬戸合峡)

鬼怒川の 瀬(せ)戸(と)合(あい)峡(きょう)は 約二キロ 凝灰岩の V字峡谷(同上)

見渡せば 瀬戸合峡の 水の瀬は 百メートルの 眼下に光る(同上)

耳澄ませ 聞こえて来るは 鳥の声 自然の中は 楽しみ無限(同上)

国道の 車の音に 負けるなよ 龍(りゅう)王峡(おうきょう)の せせらぎの音(龍王峡)

鬼怒川の 龍王峡の 三キロは 歩道も完備 名所が十も(同上)

先ず最初 虹見の滝を 眺め見る 直瀑落差 二十メートル(同上)

渓谷の 流紋岩の 岩塊は 地震で砕け 侵蝕で割れ(同上)

三区画 龍王峡は 下流から 白(はく)龍(りゅう)・清(せい)龍(りゅう) 紫(し)龍(りゅう)の峡に(同上)

白っぽい 流紋岩は 清龍で 褐色の肌 変化を見せる(同上)

昭和期の むささび橋の 吊り橋が 白龍峡の 折り返し地で(同上)

橋の上 流紋岩の 水(すい)路(ろ)壁(へき) 自然の造花 門前に見る(同上)

鬼怒川の 峡谷群の 景勝は 龍王峡の 白龍ヶ渕(同上)

カヌー見ぬ 龍王峡は 保守的で 冒険心を 堰き止めるかな(同上)

二段瀑 竪琴(たてごと)の滝 その落差 十五メートル 資料に残る(同上)

周遊は 虹見の滝に 始まりて 最後の眺め 竪琴(たてごと)の滝(同上)

二段瀑 霧降の滝 七十五 メートル落差 観瀑台に(霧降の滝)

日光の 三名瀑で 日本の 滝の百選 霧降の滝(同上)

歩道橋 縁結び橋 鬼怒川に 鬼怒楯岩(たていわ)の 大吊橋が(鬼怒川)

鬼怒川の 温泉街の シンボルに 大吊橋は 新たな名所(同上)

橋からの 高原山(たかはらやま)に 悔い残る 未だ登らぬ 三百名山(同上)

鬼怒川の 四十分の 川下り 船頭二人 和船を櫂(かい)で(同上)

楯岩は 流紋岩の 絶壁で 見上げる景色 船が独占(同上)

結(ゆい)の滝 滝見橋から 観ると聞く 探して見えぬ 未練が残る(同上/滝と渓流18) 63歳

丸山に ロープウェイが 設置され おさるの山の 広場開園(同上)

遊歩道 五百メートル 峡谷に 高(たか)津(つ)戸(ど)橋(ばし)を はねたき橋へ(高津戸峡)

関東の 高津戸峡は 耶(や)馬(ば)渓(けい)と 渡良瀬川の 中流にあり(同上)

三角の 白いアーチの 歩道橋 はねたき橋は 変な吊り橋(同上)

無常なる 高津戸峡の 流れには 無常を知らぬ 川鵜戯れ(同上)

下(か)路(ろ)式(しき)の 赤いアーチの 道路橋 高津戸橋は 渡良瀬川に(同上)

日本での 川のブランド 思う時 関東ならば 渡良瀬川が(同上)

はね瀧の 道(どう)了(りょう)尊(さん)は 天狗様 杖のねじり木(ぎ) 奉納されて(同上)

大(おお)歩(ぼ)危(け)は 遊覧船の 旅となり 三(み)嶺(うね)登山の 帰路に立寄る(大歩危峡)

約五キロ 大歩危峡の V字谷 結晶片岩 湾曲呈し(同上)

歩危(ぼけ)の秋 後藤新平 評価して 天下第一 渓谷なりと(同上)

船着場 大歩危峡の 支流には 赤いアーチの 藤川橋が(同上)

大歩危の 下流三キロ 小歩危(こぼけ)峡 大歩危よりも 景観小ぶり(小歩危峡)

木造の 赤川橋は 吊り橋で 自己責任で 渡れと記す(同上)

小歩危峡 川幅狭い 場所もあり 大歩危峡の 勢い何処へ(同上)

橋長が 百メートルの 吊り橋は 昭和後期の 国政(くにまざ)橋(ばし)で(同上)

橋に立ち 上流下流を 見比べる 波様々に 岩礁もまた(同上)

吉野川 美濃(みの)田(だ)の渕の 二キロほど 奇岩怪石 松の林も(美濃田の渕)

四月まで 遊覧船の 運航も 乗船できず 夢と消え去る(同上)

ハイウェイ オアシス近く 建てられて キャンプ場まで 整備もされて(同上)

川田川 ふいご温泉 赤い屋根 紅(こう)簾峡(れんきょう)の 岩壁に建つ(紅簾峡)

鞴(ふいご)橋(ばし) 眼下に国の 記念物 結晶片岩 紅簾峡に(同上)

尾(お)鈴山(すずやま) 国の名勝 瀑布群(ばくふぐん) 三十あまり 名(な)貫(ぬき)川(がわ)沿い(尾鈴山瀑布群)

尾鈴山 登山の後の 瀑布群 滝の多さに 驚くばかり(同上)

コースから 矢(や)研(どき)の滝は 外れても 百名瀑と 知れば眺めた(同上)

越(お)知(ち)町(ちょう)の 大樽の滝 直瀑で 三十四 メートル落差(大樽の滝)

高知県 日本の滝の 百選は 大樽谷川 大樽の滝(同上)

有名な 仁淀ブルーの 水の色 大樽の滝 一部を担う(同上/滝と渓流19) 63歳

地図見れば 面(おも)河川(ごがわ)から 仁淀川 愛媛と高知 県境で変る(面河川)

宮崎の 日(ひ)之(の)影(かげ)川(がわ)の 上流に 身(み)立(たて)渓谷 二十四キロ(見立渓谷)

渓谷に 添って県道 続くため わき見運転 警告される(同上)

山深き 神話の国の 高千穂に 心惹かれて 昨夜眠れず(高千穂峡)

高千穂の 真名井の滝は 百選で 直瀑落差 十七メートル(同上)

五ヶ瀬川の 高千穂峡の 七キロは 国の名勝 また記念物(同上)

V字谷 柱状節理 火山岩 平均髙さ 八十メートル(同上)

神秘なる 高千穂峡で ボート漕ぐ 四十年の 月日隔てて(同上)

日の入らぬ 高千穂峡に 舟を漕ぎ 水の深さに 身は縮(ちぢ)こまる(同上)

参道に ソフトクリーム オブジェ見る ちょっと違和感 岩戸は俗化(天安河原)

アマテラタ 岩戸に隠れ 説き伏せる 八百万(やおよろず)の神 河原に集う(同上)

窟(いわや)には 祈願の証し 石積まれ 賽の河原を 彷彿させる(同上)

アマテラス 高千穂出でて 大江山(おおえやま) 丹後宮津と 伊勢の神(かみ)路(じ)を(同上)

永遠に 天岩戸は 閉ざされて 対岸に立ち 遥拝強いる(同上)

球磨川の 穴(あな)手(て)尾(お)の滝 二段瀑 落差はおよそ 二十メートル(穴手尾の滝)

面白き 小麦尾の滝 眺めると 分岐瀑から 渓流瀑に(小麦尾の滝)

予期もせぬ 滝を見るかな 水上で 市房山(いちふさやま)の 山行途中(同上)

トラス橋 明神(みょうじん)口(ぐち)橋(ばし) 重文の 旧鉄橋で 軽車両橋(安田川)

高知には 清流多し 安田川 四万十川に 仁淀川など(同上)

慈(じ)眼(げん)寺(じ)の 灌頂ヶ滝(かんじょうがだき) 分岐瀑 八十メートル 絶壁落ちる(灌頂ヶ滝)

虹かかり 旭の滝の 別名も 関(せき)ヶ(が)谷(や)川(がわ)の 灌頂ヶ滝(同上)

滝落差 二十メートル 斜瀑なり 権現山の 白糸の滝(権現山白糸の滝)

新四国 八十八番 霊場が 久万高原 町(まち)に点在(久万川)

東洋の ナイアガラとも 称されて 華麗に落ちる 原尻の滝(原尻の滝)

滝の幅 約百二十 メートルで 分岐の落差 二十メートル(同上)

滝評価 日本の滝の 百選で 原尻の滝 県百選も(同上)

珍しき 滝見橋には 支塔無く 耐風索が 吊り寄せている(緒方川)

下流では 大野川へと 合流し 沈(ちん)堕(だ)の滝の ナイアガラへと(同上)

直瀑が 百メートルの 絶壁に 大釜の滝 二十メートル(大釜の滝/滝と渓流20) 63歳

徳島の 釜ヶ谷(かまがだに)川(がわ) 上流に 百名瀑の 大釜の滝(同上)

滝壺は 十五メートル 水深で 昔は大蛇 棲んだと言われ(同上)

滝下流 沢(さわ)谷川(だにがわ)に 合流し 更に那賀川 本流を行く(同上)

釜ヶ谷(かまがたに) 峡谷三キロ 上流に 雲(くも)早山(さやま)から 源流下る(釜ヶ谷峡谷)

沢谷で 大轟(おおとどろき)の 滝を観る 二十メートル 三段瀑を(大轟の滝)

那賀川の 奇岩蛇(じゃ)石(いし)と 枕(まくら)石(いし) 中洲に二つ 奥が蛇石で(那賀川)

水底に 積り重なる 土砂や泥 豪雨に流れ 澄み行く川に(同上)

馬場目(ばばめ)川(がわ) ネコバリ岩の 奇岩観る 岩の上部に 木々が根を張り(馬場目川)

岩高さ 六メートルの 丸形で 木々と岩とが 一体となり(同上)

檜原村 三(み)頭(とう)大滝 三十五 メートル落差 斜瀑は優美(三頭大滝)

東京都 檜原の森に 滝見橋 南秋川(みなみあきがわ) 三頭大橋(同上)

都会にも 豊かな自然 残りけり 多摩川支流 秋川の夏(秋川渓谷)

上州の 白砂川の 段丘に 六合(くに)赤岩(あかいわ)の 重伝建が(白砂川)

その昔 白砂川は 死の川で 強酸性の 水質中和(同上)

六(く)合(に)村(むら)の 八(や)石(いし)沢(ざわ)川(がわ) 魅力的 世(よ)立(だて)八(はっ)滝(たき) 天狗の足跡(大仙の滝)

大仙(おおぜん)の 滝は観瀑 台で観る 直瀑落差 二十メートル(同上)

二段瀑 温泉大滝 幅二十 メートル落差 十五メートル(チャツボミゴケ公園)

ベンガラの 褐(かっ)鉄鉱(てっこう)は 原料に 平安時代 都へ運ぶ(同上)

白絹の 滝は段瀑 美しく 落差はここも 十五メートル(同上)

ラムサール 条約登録 湿原地 チャツボミゴケは 国記念物(同上)

穴地獄 苔の群落 規模広く 国内最大 マップに書かれ(同上)

羽衣の 白糸ノ滝 春木川 直瀑落差 二十五メートル(羽衣白糸ノ滝)

身(み)延講(のぶこう) 重伝建の 赤沢が 春木川沿い 今も佇む(春木川)

山梨の 笛吹川の 支流には 西沢渓谷 規模壮大に(西沢渓谷)

主な滝 十ヶ所ほどが 渓谷に ナレイの小滝 最初に目にす(同上)

西沢に 森林軌道の 面影が コンクリートの 橋脚残る(同上)

洋風の 西沢山荘 二階建て 休業中で 暗い雰囲気(同上)

直瀑の 大久保ノ滝 合流す 落差三十 メートルと言う(同上)

ベンチあり 鶏冠山(けいかんざん)の 登山口 再びここに 来る日はいつか(同上/滝と渓流21) 63歳

三重(みえ)ノ滝 三段瀑が ゆったりと 七メートルの 落差流れる(同上)

人造の 水路の如く 花崗岩 平行線に 水で削られ(同上)

遊歩道 三重ノ滝過ぎ 閉鎖され 無念ながらも 引き返すなり(同上)

七ツ釜 五段ノ滝は たどり得ず 日本の滝の 百選遠く(同上)

桂川 架かる猿橋 刎(はね)橋(ばし)で 国の名勝 日本三奇橋(桂川渓谷)

猿橋は 安山岩の 渓谷に 橋の眺めも 素晴らしきかな(同上)

波もなく 鏡のような 桂川 高千穂峡を 思い出すかな(同上)

芭蕉翁 二度の往来 猿橋に 残した句には 疑う余地が(同上)

振り向けば 穂高の峰は 遠ざかり リュック一杯 残る思い出(梓川)

河(かわ)津(づ)川(がわ) 河津七(なな)滝(だる) 滝めぐり 一・五キロ 歩道が整備(河津七滝)

今日の宿 湯ヶ島温泉 湯本館 川端康成 ゆかりの宿で(同上)

学生と 伊豆の踊子 像が立つ 映画七組 名前を記す(同上)

願い石 大岩の上 置いた笊 小石を投じ 乗せるお遊び(同上)

初景(しょけい)滝(だる) 勢いのある 直瀑で 落差三番 十メートルで(同上)

蛇(へび)滝(だる)は 幅二メートル 直瀑で 落差は低く 三メートルと(同上)

滝見橋 片塔式の 吊り橋で 蛇滝過ぎた 歩道に架かる(同上)

釜(かま)滝(だる)は 二十二メートル 直瀑で 柱状節理 真っ二つにし(同上)

えび滝(だる)は 幅三メートル 二段瀑 落差五メートル 飛沫(しぶき)は絶えず(同上)

七滝で えひ滝以外 附帯する 溶岩流の 柱状節理(同上)

猿田淵 最上流の 貫禄が 河津七滝 見下ろす立場(同上)

かに滝(だる)は 落差二メートル 直瀑で 渓流瀑の 趣もあり(同上)

出(で)合(あい)滝(だる) 二筋の流れ 一筋に 幅二メートル 落差も同じ(同上)

大滝(おおだる)は 幅七メートル 直瀑で 落差一番 三十メートル(同上)

天城荘 子宝の湯が 大滝に ひょうたん型の 大露天風呂(同上)

わが国の 最初の煉瓦 製造は 江戸時代末 河津の洞(ほら)と(同上)

絶景の 河津七滝 指定なし 評価は低く ジオパークのみ(同上)

浄蓮の 滝の入口 資料館 日本の滝の 百選ならば(浄蓮の滝)

滝の幅 七メートルの 直瀑で 岩壁落差 二十五メートル(同上/滝と渓流22) 64歳

滝壺は 十五メートル 水深で 知らず水(みず)垢(ご)離(り) 溺れる僧も(同上)

滝の水 わさび畑に 注がれて わさび産地の 風景を見る(同上)

天城越え 道百選の 記念碑が 本谷川(ほんたにがわ)の 寒天(かんてん)橋(ばし)に(本谷川)

渓流に 浮かぶ景色が 奥入瀬で 本谷川で 奥入瀬探す(同上)

天城山 百名山の 登山から 七年が過ぎ 仰ぎ見るだけ(同上)

大滝は 三階(さんかい)滝(だき)の 名がありて 直瀑落差 二十メートル(三階滝)

西伊豆の 三階滝は 仁科川 松崎訪ね 帰る途中に(同上)

鎌倉の 陰陽の滝 称名寺 大師ゆかりの 雄(お)滝(だき)と雌(め)滝(だき)(陰陽の滝)

利根川や 流れるままに 身をまかせ 見知らぬ国へ 辿りてみたき(利根川香取附近)

幻の 滝の名は 小(お)沢(ざわ)又(また) 十五メートルの 落差の斜瀑(養老渓谷)

四季通じ 行楽するは 千葉名所 養老渓谷 ローカル線で(同上)

千葉県の 日本の地質 百選は 養老渓谷 犬吠埼で(同上)

上流に 養老川は ダムが無く 川の水位は 自然のままに(同上)

河床には 万代(まんだい)の滝 分岐瀑 十メートルの 落差末広(すえひろ)(同上)

滑(なめ)滝(たき)の 栗又(あわまた)の滝 長さ百 落差三十 メートルもあり(同上)

千葉県は 日本の滝の 百選が 無いけど準ず 粟又の滝(同上)

衣川 北股(きたまた)川(がわ)の 菊の滝 二メートル弱 渓流瀑で(北股川)

三代の 夢は遠のく 衣川 北股川で 流れ変われば(同上)

元滝は 三十メートル 分岐した 落差五メートル 伏流瀑で(元滝伏流水)

平成の 名水百選 元滝と 出つぼの二ヶ所 鳥海山に(同上)

奈(な)曽(そ)川(がわ)に 元滝川は 合流し 稲(いな)倉岳(くらだけ)の 流れ一つに(同上)

奈曽川に 架かる歩道の ねがい橋 吊り橋として にかほ唯一(奈曽川)

直瀑の 奈曽の白滝 二十六 メートル落差 国の名勝(奈曽の白滝)

滝の幅 十一メートル そのままに 奈曽の白滝 轟音(ごうおん)響く(同上)

御(お)座(ぐら)山(さん) 二百名山 登山帰路 南(みなみ)相(あい)木(き)の 滝を見物(千ヶ淵の滝)

滝落差 十メートルの 二段瀑 栗(く)生(りゅう)渓谷 千ヶ淵の滝(同上)

段瀑の 御三(おみ)甕(か)の滝の 全落差 十六メートル 滝壺三つ(おみかの滝/滝と渓流23) 64歳

相(あい)木川(きがわ) 温泉のない 寂しさを 癒してくれる 滝の数々(同上)

塩川の 通仙峡は ダムの上 増冨ラジウム 温泉もあり(通仙峡)

懐かしき 通仙峡は 三回目 百名山の 登山ルートで(同上)

渓谷は 丸みを帯びた 石多く 水の流れも 優しく見える(同上)

山梨の 笛吹川の 支流には 徳(とく)和(わ)渓谷 約六キロが(徳和渓谷)

怖ろしき 胴切の滝 分岐瀑 三メートルの 落差優しく(同上)

分岐瀑 長尾の滝は 五メートル 末広がりに 下で一つに(同上)

段瀑の 夢窓の滝の 迫力は 十メートルの 落差以上で(同上)

国(こく)師(し)岳(だけ) 夢窓の滝が 山梨に 夢窓国師の 足跡山に(同上)

川下り 終えては橋の 見物を 天竜峡に 思いは尽きず(天竜峡)

麻績(おみ)川(がわ)の 差(さし)切峡(きりきょう)は 下流部に V字峡谷 大滝八潭(はったん)(差切峡)

駐車場 差切峡に 三ヶ所も その都度停めて 景色見入る(同上)

犀川に 麻績川合流 山(さん)清(せい)路(じ) 昔は信濃 十名勝に(山清路)

岩峰の 金(かな)戸山(とこやま)に 百体の 観音像が 安置されると(同上)

約五キロ 奥(おく)裾(すそ)花(ばな)の 渓谷が 信州鬼無里(きなさ) 裾(すそ)花川(ばながわ)に(奥裾花渓谷)

渓谷の 日本百景 昭和初期 奥裾花が 長野県から(同上)

渓谷は 地質マニアを 魅了する サンドパイブや ケスタ地形が(同上)

断層の 特色見るには 必需品 双眼鏡か 望遠鏡は(同上)

五十キロ 裾花川の 源流は 百名山の 高妻山(たかつまやま)で(同上)

横八十 縦百五十 メートルの 千畳岩は 一枚岩で(同上)

地質学 奥裾花は 教科書で 堆積岩の 奇岩怪石(同上)

水涸れた 沢の河床を 眺めれば 甌穴群が くっきり見える(同上)

断層は 日(ひ)影(かげ)向(こう)斜(しゃ)の 向斜軸 中央部分 褶曲(しゅうきょく)をして

滑(なめ)津(づ)川(がわ) 内山峡は 十二キロ V字渓谷 柱状節理(内山峡)

東由利 石沢(いしざわ)川(がわ)の 本流に ダムが無いため 流れ気まぐれ(石沢川)

道路から 千貫石は 見えぬため 地元の名所 初めて目にす(同上)

車降り 石沢川の 岸辺見る 水清ければ おそらく絶句(同上/滝と渓流24) 65歳

橋の下 上路アーチと 思わざる 千貫石橋 何度も通り(同上)

舟浮かべ 石沢川で 粋な釣り いつかはしたい 思はい消えず(同上)

早池峰の 猿ヶ石川の 上流に 遠野名勝 重湍渓(ちょうたんけい)が(重湍渓)

美しき 早池峰山の 山裾に 重湍渓が また美しく(同上)

石橋が 洞窟風呂の 入口に 右に蛇の湯 直瀑を観る(夏油川)

夏(げ)油川(とうがわ) 蛇の湯の滝 温泉に 直瀑落差 七メートルで(同上)

洞内の 天の岩戸の 滝落差 約二十九 メートルもあり(滝観洞天の岩戸の滝)

高柴に 柱状節理 絶壁が 誰も気にせず 名前すら無き(高柴デコ屋敷の川)

降り立てば 夜霧冷たく 身に染みる 北上川の 移ろう月日(北上川展勝地)

目を見張る 東鴉(ひがしからす)川(がわ) 堰堤は 布引く如く 三段瀑で(東鴉川)

川沿いは 親水公園 整備され 土湯温泉 新たな名所(同上)

金浦(このうら)の 白雪(しらゆき)川(がわ)に 温水路 鳥海山の 冷水加温(白雪川)

獅子ヶ鼻 湿原にある 湧水池 出つぼは名水 百選であり(獅子ヶ鼻赤川)

湿原に 十一ヶ所の 湧水が 出つぼ最大 十五メートル(同上)

固有種の 鳥海マリモ 水苔で 湿原含め 国記念物(同上)

家路行く 黒沢川の 堰堤に モミジ鮮やか お疲れさんと(黒沢川)

気が付けば 我れも旅人 定めなく 雲ゆく如く 秋をさすらう(同上)

見渡せば 空は青々 山紅く せせらぎ清し 和賀の松島(和賀川)

暮れるとも つれなきままに 夕陽さす 紅葉色なす 和賀川の秋(同上)

金銀も 湯田の錦に 及ばざる 及ばぬ果てに わが旅はあり(湯田ダム)

白滝の 回りの雪が 同化して 滝のしぶきが 飛んで来たかと(奈曽の白滝)

元滝と 奈曽の白滝 見物は ここ数年は 一緒が多く(元滝伏流水)

岩間から 噴き出す水に ばらつきが 伏流水の 旅遥かなり(同上)

雪解けて 伏流水と 混じり合う 互いの時差は リセットされて(同上)

禊場(みそぎば)が 大滝根山の 登山口 今は廃れて 石碑立つのみ(大滝根川/滝と渓流25 ) 66歳

夏井川 渓谷磐(いわ)城(き) 街道に V字峡谷 十六キロが(夏井川渓谷)

渓谷に 遊歩道なく 展望所 車を停めて 眺めるだけで(同上)

直瀑の 篭(かご)場(ば)の滝が 夏井川 六メートルの 落下激しく(同上)

栗駒の 三(さん)迫(はさま)川(がわ) 行者(ぎょうじゃ)滝(だき) 二(に)筋(すじ)の落差 三十メートル(行者滝)

いわかかみ 平(だいら)へ向かう 行者滝 滝を眺めて 登山の禊(みそぎ)(同上)

滝落差 十メートルで 百五十 メートルの幅 フンベの滝は(フベンの滝)

地下水の 潜流瀑も 氷結も フンべの滝は 海へと落ちる(同上)

屈(くっ)斜(しゃ)路(ろ)湖(こ) スタート地点 釧路川 湿原を経て 百五十キロ(釧路川)

釧路川 約三十キロ 湿原を 形成させた 釧路市内へ(同上)

大雪の その山塊を 真っ二つ 層雲峡の 柱状節理(層雲峡)

V字谷 石狩川の 上流に 層雲峡は 二十四キロ(同上)

旧石器 時代に噴火 堆積が 凝灰岩で 層雲峡に(同上)

道路沿い 然(しかり)別峡(べつきょう) 温泉へ 十四キロの 渓流続く(然別峡)

地図見れば シイシカリベツ 川の名が 然別峡 正式名で(同上)

純白の ニペソツ山(やま)が 上流に 憧れ続く 二百名山(同上)

道道は かんの温泉 専用で 1088 号線とあり(同上)

東川 忠別川の 上流に 天人峡は 八キロ続く(天人峡)

二大峡 大雪山の 山麓に 天人峡と 層雲峡が(同上)

大雪の 三万年前 大噴火 天人峡の 成因となり(同上)

七福は 七福神に 由来した 柱状節理 手を合わせ観る(同上)

廃墟化す 天人峡の 温泉地 今も変わらぬ 羽衣の滝(同上)

七段瀑 二百七十 メートルで 羽衣の滝 百名瀑に(同上)

四軒の 温泉宿は 一軒に 天人峡は 暗い雰囲気(同上)

旭川 神(かむ)居(い)古(こ)潭(たん)の 渓谷は 石狩川の 十キロほどで(神居古潭)

下流には 暑(しょ)寒(かん)別(べつ)岳(だけ) 山白く 旭岳より 近くに見える(同上)

昭和期の 神居大橋 吊り橋で 老朽化して 通行止めに(同上)

残雪は 日影に見える 程度なり 四月半ばの 旭川かな(同上)

快晴の 雄(お)冬(ふゆ)岬(みさき)の 波音に 白銀(しらがね)の滝 音が重複(白銀の滝/滝と渓流26) 66歳

直瀑の 白銀の滝 やや斜瀑 落差はおよそ 二十五メートル(同上)

オロフレの 弁景川を 眺めれば 河床は赤く 異様な景色(弁景川)

小安峡 皆瀬川橋 景観は 予期せぬ眺め 流れは止まり(小安峡)

大館の 長木渓流 遊歩道 旧鉄道沿い 二キロは続く(長木渓流)

コマリヤは 何を意味する 名所かと 案内板を 見ては困るや(同上)

ローカルな 川に意外な 渓流美 知名度よりも 実情大事(同上)

二つ滝 小野小町が 沐浴(もくよく)と 雄勝の里は 小町一色(二つ滝)

雄物川 大仙山(だいせんざん)の 源流も 銀山の先 藪道となり(雄物川)

露出した 板状節理 目の前に 三途川層 小安峡にも(小安峡)

小安峡 五つの滝が 峡谷に 女(め)滝(たき)の落差 六十メートル(同上)

火山性 堆積物の 殆どが 凝灰岩と 角(かく)礫岩(れきがん)で(同上)

その昔 小安峡での 水遊び 同郷の人 溺(でき)死(し)をしたり(同上)

滝見れば 生活排水 気にかかる ゼロではないと 思う環境(同上)

不動滝 展望台を 築くほど 小安峡では 注目されて(同上)

温泉を 愛した真澄 絵に残す 大噴湯と 秋の渓谷(同上)

手に触れる 千万年(せんまんねん)も 前の石 凝灰岩の 岩塊の壁(同上)

哀しきは 赤川沿いの 赤滝が ダム完成時 消える予定と(成瀬川)

森吉の 白糸の滝 二段瀑 上下の落差 二十メートル(森吉白糸の滝)

江戸後期 菅江真澄の 観た滝が そのまま残る 白糸の滝(同上)

阿仁の里 打(うっ)当川(とうがわ)の 上流に 中ノ又沢 八キロ続く(中ノ又沢渓谷)

錆び色の 中ノ又沢 景観は 独自の河床 安の瀬とする(同上)

安(やす)の滝 日本の滝の 百選で 中ノ又沢 上流附近(同上)

桃(とう)洞(どう)と 佐渡地区内の 秋田杉 原生林は 国記念物(同上)

約二キロ 中ノ又沢 遊歩道 人と出会わぬ 三十五分(同上/滝と渓流27) 67歳

二段瀑 九十メートル 空高く 見上げて拝す 安の滝かな(安の滝)

上の段 六十メートル 落差とか 花崗岩上 末広がりに(同上)

下の段 三十メートル 斜瀑なり 轟音上げて 迫力は増す(同上)

安の滝 八百メートル 標高で 秋田県では 最高地なり(同上)

滝壺の 水深不明 安の滝 滝の細部は 調査はされず(同上)

抱返り 渓谷だは 訪ねたい 春夏秋冬 移ろう季節(抱返り渓谷)

散歩道 落ち着く景色 抱返り 静かなる山 流れる川辺(同上)

銀幕の 滝の流れに 錦降る 抱いて帰れぬ 秋の青空(同上)

発電所 水管橋は トラス橋 夏井川上 大正期築(夏井川渓谷)

夏井川 一枚岩の 花崗岩 名無しの奇岩 注目されず(同上)

五キロほど 山本不動 渓谷は 久慈川支流 宮川の中(山本不動渓谷)

渓谷に 渓流瀑の 不動滝 落差小さく 三メートルで(同上)

奥会津 舘岩川の 前沢に 重伝建の 山村集落(舘岩川)

只(ただ)見(み)川(がわ) 滝谷川は その支流 洞穴(どうけつ)風穴(ふうけつ) 思わぬ眺め(滝谷川)

珍しき 風穴小屋が 川岸に 天然クーラー 冷蔵室に(同上)

二本松 口(くち)太(ぶと)川(がわ)の 名目津(なめつ)には 温泉施設 復活されて(口太川)

澄川に 不動滝あり 五十四 メートル落差 直瀑タイプ(蔵王不動滝)

宮城県 日本の滝の 百選は 秋(あき)保(う)大滝 三階の滝(蔵王三階の滝)

三段の 三階の滝 残雪に 百八十一 メートル落差(同上)

雫石 鹿(しか)倉橋(くらばし)は 竜川(りゅうかわ)に 橋の新緑 眺め千金(竜川)

新緑が 国見温泉 一帯に 合(あい)間(ま)に白き 竜川流れ(同上)

名湯の 玉川温泉 大橋は 渋黒川に 架かるアーチで(渋黒川)

大橋は 高さが不明 漠然と 眺める人が 秋田に多く(同上)

芥川(あくたがわ) 上流四キロ 摂津峡 奇岩怪石 摂津耶馬溪(摂津峡)

摂津峡 府の名勝で 近年は 三千本の サクラ植栽(同上)

灌頂(かんちょう)の 滝は直瀑 その落差 十メートルが 飯盛山(いいもりやま)に(灌頂の滝)

二(ふた)瀬(せ)川(がわ) 千丈(せんじょう)ヶ滝 分岐瀑 二十五メートル ゆったり落ちる(千丈ヶ滝)

大江山 千丈ヶ滝 溪谷に かんらん岩の 岩間をぬいて(同上/滝と渓流28) 68歳

頭上には 新(しん)童(どう)子(じ)橋(ばし) 吊り橋が 渓流道路 見下ろす高さ(二瀬川渓流)

二瀬川 途中で三度 名前変え 河(こう)守(もり)地区で 宮川となり(同上)

大江山 登山はガスに 苛(さいな)まれ 下流の川は 晴天となり(宮川)

塔の滝 三メートルの 直瀑で 犬鳴(いぬなき)川(がわ)の 最初の音(ね)色(いろ)(犬鳴川)

修験道 七(しっ)宝(ぽう)瀧(りゅう)寺(じ) 七つ滝 自然豊かな 犬鳴山に(同上)

橋の上 行者の滝に 鎮座する 役(えんの)行者(ぎょうじゃ)の 顔はふくよか(行者の滝)

分岐瀑 行者の滝は 岩伝う 落差はおよそ 十メートルで(同上)

箕面(みのお)滝(たき) 日本の滝の 百選で 三十三 メートル落差(箕面滝)

滝つは 広々とした 水浴び場 箕面大滝 魅力の一つ(同上)

江戸時代 文人墨客 訪れて 頼山陽や 池大雅(いけのたいが)が(同上)

修行古場(こば) 役行者の 旧跡で 古き箕(み)面(のお)寺(じ) 開基に続く(同上)

保(ほ)津(づ)峡(きょう)を トロッコ列車 亀岡へ 帰り紅葉 保津川下り(保津峡)

秋暮れて 落葉舞い散る 嵐山 肩を震わせ 渡る保津峡(同上)

衣川 北沢川に 絶景が 本巻(ほんまき)橋(ばし)に 礫岩露呈(北沢川)

厳美渓 伊達政宗も 称賛し 臨泉亭(りんせんてい)の 茶屋を建てたり(厳美渓)

江戸後期 菅江真澄も 訪れて 絵は残さずも 和歌は詠んだり(同上)

温泉地 鬼首(おにこうべ)にも 地獄谷 一キロほどの 歩道を整備(鬼首吹上沢)

鬼首 吹上沢の 地獄谷 あちらこちらに 温泉湧いて(同上)

鳴(なる)子(こ)峡(きょう) V字U字の 峡谷で 断崖絶壁 四キロ続く(鳴子峡)

大(おお)谷(や)川(がわ) 穿入(せんにゅう)蛇行 鳴子峡 氷河期末の 凝灰岩質(同上)

葛根田 溪谷奥地 滝ノ上 錦の中に 湯煙上がり(葛根田溪谷)

溪谷は 鳥越ノ滝 スタートし 玄武洞まで 十キロ続く(同上)

直瀑の 飛(ひ)沫(まつ)にプラス 湯の煙 鳥越ノ滝 異例な眺め(同上)

川の風景 短句(俳句・川柳)

堺から 金剛山を 川で見る(大和川/川の風景) 68歳

シラサギと カワウ背を向く 大和川(同上)

海よりも 川がいいのか カモメたち(同上)

カモかなと 思えばカモメ 若鳥で(同上)

亀の瀬の 弁天橋は トラス橋(同上)

船頭は 船(せん)士(し)魂(たましい) 背に記し(保津川)

コロナ禍で 岸に係留 屋形船(同上)

嵐山 春より秋が 混雑し(同上)

桂川 紅葉の先に 比(ひ)叡(えい)山(ざん)(桂川)

千里川 岸辺の左右 草紅葉(千里川)

土手の上 飛行機を待つ カメラマン(同上)

プロペラ機 滑空すがた 川の上(同上)

セキレイも 飛行機を見に 河原に(同上)

車窓には 生保(おぼ)内川(ないがわ)の 雪景色(生保内川)

甲子(かっし)川(がわ) 美しきかな 薄き雪(甲子川)

雪が降り 馴染みの鳩は 川岸に(同上)

ニホンジカ 新芽を求め 甲子川(同上)

春の花 北上川の 土手を埋め(北上川最下流)

河口先 小島群島 追波(おっぱ)湾(わん)(北上川河口)

人の見ぬ 景色思わぬ 川で見る(同上)

波求め こんな場所まで サーファーが(同上)

名月や 北上川を 六十里(同上)

原野には 旧迫(はさま)川(がわ) 放置され(旧迫川)

道の駅 最上川には 四ヶ所が(最上川)

ヤナ場まで 吊り橋風の 遊歩道(同上)

橋の上 鐘楼堂と 模擬天守(横手川)

横手川 桜並木は 衰退し(同上)

川の風景 長句(短歌・狂歌)

初(は)瀬(せ)川(がわ)は 桜井からは 大和川 六十八キロ 堺港(さかいみなと)に(大和川/川の風景) 68歳

堺には ツインタワーの ベルマージュ 大和川には 馴染まぬ眺め(同上)

子育てを 終えたカモメの 安堵感 伝わるような 川の水面は(同上)

大和川 河内(かわち)堅上(かたかみ) 周辺は 自然豊かな 川の景観(同上)

柏原(かしわら)の 河内国分寺 訪ねては 合わせて渡る 大和川かな(同上)

紀の川の 万葉の里 公園の バーベキューには 秋の味覚が(紀の川)

保(ほ)津(づ)川(がわ)の 売店船は 珍しき 大正時代 創業と言う(保津川)

高瀬舟 保津川下り 使用され 車に積まれ 亀岡移動(同上)

保津川は 一の井(い)堰(ぜき)を 越えてから 桂川へと 名前を変える(同上)

千里川 原田大橋 上流は 飛行機撮影 聖地とされて(千里川)

懐かしき ANAの運航 プロペラ機 二十四機と 少ない数に(同上)

竜川(りゅうかわ)に 葛(かっ)根(こん)田川(だがわ) 合流し 雫(しずく)石川(いしがわ) 北上川へ(雫石川)

頻繁に 釜石で見る ニホンジカ 頭数が増え 縄張り広く(甲子川)

新緑が 釜石線の 鉄橋の 緑に調和 川の彩(同上)

思い出を 北上川に 浮かべれば いずれは帰る ふるさとの海(北上川最下流)

トラス橋 新北上 大橋は 北上川の 一番目橋(同上)

広大な 北上川の 河口域 約七百 メートル幅と(同上)

俺おれと 言ってるオレに さらばして 大河に立つと 無知ばかり知る(同上)

河口には ミニ松島を 思わせる 島々が見え 近付きたいナ(北上川河口)

五月末 沖にサーファー 五・六人 最初はトドか オットセイかと(同上)

雨降りて 泥色となる 川なれど やがては澄んで 鳥も飛来し(旧迫川)

道の駅 白鷹ヤナ 公園は 鮎のヤナ場を 川に仕掛けて(最上川)

横手川 蛇の崎橋は 平凡な 形状となり 名所の名折れ(横手川)

湯田ダムへ 自由奔放 和賀川は 我儘(わがまま)ながら 田畑潤し(和賀川)

和賀川の 弁天島の 新緑は 今年はまばら 息を合わせず(同上)

居住域 川の汚染 伴うが 清き流れを 沢内守り(同上)

雄物川 大森公園 千本の ソメイヨシノの 桜の名所(雄物川)

名水の旅 短句(俳句・川柳)

大山(おおやま)の 名水清き 秋の味(大山名水/名水の旅1) 56歳

富士山の 霊水いづる 柿田川(柿田川湧水群)

湧水は 大小合わせ 十ヶ所と(同上)

湧き間(ま)には 展望台が 二ヶ所建つ(同上)

湧水を 飲める水場は 四ヶ所が(同上)

歩道橋 ここの呼び名 湧(ゆう)歩(ほ)橋(きょう)(同上)

閼伽(あか)井(い)には 不動明王 像が立ち(吉野山閼伽井)

垂(たる)玉(たま)の 名水注連縄 尊ばれ(垂玉の名水)

大天狗 霊水口に 英(ひ)彦(こ)山(さん)へ(豊前坊龍神霊水)

水の音 消えて間もなく 神の水(同上)

加賀小松 桜(さくら)生(じょう)水(ず)に めぐり会う(桜生水)

神田(しんでん)の 清(しょう)水(づ)湧き出る 背戸(せと)川(がわ)に(黒部川扇状地湧水群)

トミヨ棲む 清水も人の オアシスで(同上)

弘法の 清水に知るや 足跡も(同上)

雌(め)清水(しず)には 簡素な平屋 屋根架かり(雄清水と雌清水)

雄(お)清水(しず)には 洒落た二階の 屋根架かり(同上)

丁度よい 場所に名水 三合目(甘露泉水)

湧水は 景観まるで 分岐瀑(羊蹄のふきだし湧水)

湧水を 不動明王 像守る(同上)

水を汲む 女性はカッパ 長靴で(同上)

東屋に 木(き)橋(ばし)を架けて 公園に(同上)

面白き 牛乳缶が 募金箱(羊蹄山の湧き水)

眼(め)の神が 転じた清水(しつこ) 渾(い)の神に(渾神の清水)

湧水地 小公園に 整備され(同上)

命水の 奥に廃屋 氷ノ山(ひょうのせん)(氷山命水)

岩穴に 益(ます)影(かげ)の井(い)は 湧出し(益影の井)

小浜には お水送りの 奇祭あり(鵜の瀬/名水の旅2) 60歳

遠敷(おにゅう)川(がわ) 名水百選 鵜の瀬水(同上)

滝の側(そば) 阿弥陀の水の 石碑立つ(阿弥陀ヶ滝)

手を合わせ 延命地蔵 水を汲む(同上)

滝眺め 流しそうめん 粋な味(同上)

売店で 思わず手にす マタタビ酒(同上)

霊水は 弁財天も 関わりを(篠座神社御霊泉)

名水は そのままよりも 白湯(さゆ)が良し(同上)

棲むイトヨ 国記念物 希少なり(本願清水)

鏡池 洒落た擬木の 橋架かり(忍野八海)

秋らしく 池の中には 錦鯉(同上)

富士講の 八海めぐり 江戸時代(同上)

出口池 殺風景な 雰囲気で(同上)

水車小屋 水車は草で 戸は新た(同上)

中世の 源(げん)智(ち)の井戸が 松本に(源智の井戸)

井戸枠が 八角形の 木製で(同上)

神木の 北馬場柳 井戸が添う(北馬場柳の井戸)

箱庭の 辰(たつ)巳(み)の御庭 井戸の水(辰巳の御庭井戸)

神木も 頼るは水の 霊力で(槻井泉神社湧泉)

湧(わき)泉(せん)は 飲料の他 手水(ちょうず)にも(同上)

ところてん 八十蘇場(やそば)の清水 名物で(八十蘇の清水)

泉(せん)池(ち)には 番外札所 地蔵堂(同上)

名水は 石灰洞窟 水穴に(恵利原の水穴)

伊勢志摩の 天の岩戸は オープンに(同上)

下流には 名水溜める 神(かみ)路(じ)ダム(同上)

湧水池 弁天島に 小社建ち(真姿の池湧水群)

錦鯉 寂しき池に 彩りを(同上)

ホタル棲む 環境今も 武蔵野に(同上/名水の旅3) 63歳

玉石を 白(はく)毛(もう)水(すい)は 流れ出で(八溝川湧水群)

黄門が 名水五(ご)水(すい) 名付け親(同上)

涸れ気味の 銀性(ぎんしょう)水(すい)は 草が生え(同上)

五水には 立派な石碑 立てられて(同上)

オシドリが 離れ離れに 淵泳ぐ(杖ノ淵)

西林寺 奥ノ院兼ねる 杖ノ淵(同上)

神木と 阿吽の呼吸 湧く泉(天真名井)

湧水池 小公園に 整備され(江川の湧水)

砂利の中 ちょぼちょぼと出る 湧水も(同上)

湧水は 川にのまれず 一人立ち(同上)

小平の ごっくん水が 林道に(小平のごっくん水)

湧水は 山(やま)雀(がら)の瀑 吾妻川(箱島湧水)

五百年 不動大杉 湧水に(同上)

不動堂 親子の秘話を 封じ込め(同上)

星(ほし)ノ井は 井戸に蓋され 触れられず(鎌倉十井)

扇(おうぎ)ノ井 個人邸内 非公開(同上)

朽ち果てた 大師石像 哀れなり(神余の弘法井戸)

巴川(ともえがわ) 丸い井戸枠 塩井戸と(同上)

城跡に 残る清水は 無視をされ(笛ヶ沢下の清水)

予期もせぬ 泉の柄杓 手に優し(十王堂長命の泉)

真冬でも ニテコ清水は 十℃ほど(ニテコ清水)

湯上りに 飲むのが旨し 甘露水(ニセコ甘露水)

苔生した 岩の上には 雪残り(羊蹄ふきだし湧水)

水しぶき 凍り付くのも 緩やかに(同上)

源水に 姿見の池 浮かび来る(大雪旭岳源水)

蛇口から 出る水よりも 竹の筒(狙半内天冷水)

清水には 露(ろ)月(げつ)レリーフ 句碑が立つ(石巻の清水/名水の旅4) 67歳

茶は飲まず カップヌードル 沸かし湯に(茶立ての清水)

珍しき 仙人水に 小鳥居(栗駒仙人水)

湧水は すぐさま道路 側溝に(同上)

掬うにも 柄杓ないのが 不親切(小滝霊水)

注ぎ口 二ヶ所もあれば ケンカせず(目覚めの清水)

落葉浮き 百貫清水 池汚れ(百貫清水)

水底に 砂吹き上がる 様子見る(同上)

早坂の 清水(すず)には菅江 真澄みち(早坂の清水)

名水の旅 長句(短歌・狂句)

名水が 船形山の 道中に 風早(かぜはや)峠(とうげ) の水ラッキー(風早峠の水/名水の旅1) 56歳

様々な 清涼飲料 飲んでみて 水に勝れる 飲み物はなし(同上)

柿田川 最も短い その流れ されども日本 三大清流(柿田川湧水群)

柿田川 一・二キロ 狩野川へ 最短距離の 一級河川(同上)

公的な 評価が高い 柿田川 名水百選 国記念物(同上)

公園の 外の道路は 国道の 一号線の 東海道で(同上)

名湯の 垂玉温泉 名水も 垂玉川の 源流であり(垂玉の名水)

耶馬渓の 高源(こうげん)水(すい)は 羅漢寺に 滝壺跡に 湧水流れ(羅漢寺高源水)

英(ひ)彦(こ)山(さん)の 高住神社 境内に 霊水ありて 登山の補助に(豊前坊龍神霊水)

平成の 名水百選 石川の 桜(さくら)生水(しょうず)が 選定されて(桜生水)

宇奈月に 中洲の小島 続くなり 扇状地には 湧水群あり(黒部川扇状地湧水群)

黒部川 湧水群は 水の郷 名水百選 共に選ばれ(同上)

黒部には 七百五十 ヶ所の井戸 北アルプスの 恵みは町に(同上)

名水が 大沢郷の 入り口に 雄(お)清水(しず)と雌(め)清水(しず) 二ヶ所湧出(雄雌の清水)

最北の 名水百選 利尻島 甘(かん)露(ろ)泉水(せんすい) 登山の力((甘露泉水))

羊蹄の ふきだし湧水 京極に 名水百選 水の郷にも(羊蹄のふきだし湧水)

真狩(まっかり)に 羊蹄山の 湧き水は 十年を経た 伏流水と(羊蹄山の湧き水)

水(みず)飲(のみ)場(ば) 暗門(あんもん)の滝 入り口に 白神山地 ブナの保水で(ブナの水飲場)

平川の りんご畑に 湧く水は 渾(い)神(がみ)の清水(しつこ) 名水百選(渾神の清水)

湧水に 柄杓(ひしゃく)の用意 有難し 柄杓なければ 汲む手段なし(同上)

坂上(さかのうえ) 田村麻呂との 関わりを 標した石碑 風化し読めず(同上)

太宰府の 宝(ほう)満山(まんざん)の 登山道 益(ます)影(かげ)の井(い)は 若返るとも(益影の井)

遠敷(おにゅう)川(がわ) 中流にある 鵜の瀬では 奈良二月堂(にがつどう) お水送りを(鵜の瀬/名水の旅2) 60歳

東大寺 良(りょう)弁(べん)和尚 生誕地 小浜鵜の瀬に 記念碑が立つ(同上)

白鳥(しらとり)の 阿弥陀ヶ滝の 流水は 流しそうめん 発祥地とか(阿弥陀ヶ滝)

目の薬 篠座(しのくら)神社の 御霊泉 オオクニヌシが 池に湧かせて(篠座神社御霊泉)

平成の 名水百選 大野市の 本願(ほんがん)清水(しょうず) イトヨの里が(本願清水)

清水(しみず)の名 全国各地 面白き 福井はしょうず 青森しつこ(同上)

富士山の 雪解け水が 伏流し 忍(おし)野(の)八(はっ)海(かい) ふき出し池に(忍野八海)

湧水池 忍野八海 八ヶ所が 名水百選 国記念物(同上)

茅葺きの 昔懐かし 水車小屋 昭和中期に 観光地化し(同上)

日本の 原風景を 意図的に 忍野八海 再現されて(同上)

城下町 湧水群が 平成の 名水百選 松本市から(源智の井戸)

松本は 伏流水の 扇状地 湧水群は 二十四ヶ所(北馬場柳の井戸)

井戸だけが 屋敷の跡に 残るかな 辰(たつ)巳(み)の御庭 藩主隠居所(辰巳の御庭井戸)

槻(つき)井(い)泉(いずみ) 神社湧(ゆう)泉(せん) またケヤキ 松本市の 特別史跡(槻井泉神社湧泉)

太き幹 三百年を 水だけで 神社のケヤキ 神木とされ(同上)

榛原(はいばら)に 弘法大師 岩清水 汲み取る人の 車は多く(弘法大師の岩清水)

恵(え)利(り)原(はら)の 水(みず)穴(あな)の水 岩清水 天の岩戸は 名水百選(恵利原の水穴)

伊勢志摩と 高千穂峡と 福知山 天の岩戸の 伝説があり(同上)

恵利原の カルスト地形 珍しき 石灰洞が 五ヶ所存在(同上)

国分寺 真(ま)姿(すがた)の池 湧水は 武蔵野台地 名水百選(真姿の池湧水群)

江戸時代 お鷹の道と 称されて 尾張の藩主 鷹狩りしたと(同上)

八(や)溝川(みぞがわ) 湧水群は 五(ご)水(すい)あり 茨城唯一 名水百選(八溝山湧水群/名水の旅3) 63歳

登山より 五水めぐりに 八(や)溝山(みぞさん) 金性(きんしょう)水(すい)は 憩いの場所に(同上)

杖ノ淵(じょうのふち) 名水百選 湧水で 修行大師の 像がお迎え(杖ノ淵)

名水が ていらぎ茶屋の コーヒーに 杖ノ淵では 欠かせぬ店に(同上)

高千穂の 天真(あまのま)名井(ない)は 大ケヤキ 根より湧き出る 滝の水源(天真名井)

大ケヤキ 千三百年 樹齢とか 根元の水は 池の趣(おもむき)(同上)

吉野川 鴨島(かもじま)江(え)川(がわ) 旧支流 湧水いずる 名水百選(江川の湧水)

大正期 江川に堤防 築かれて 吉野川から 完全分離(同上)

但し書き 地獄極楽 紙一重 ごっくん水は 感謝を込めて(小平のごっくす水)

小平の 不動滝には 水汲み場 人に知らず 水音ばかり(東小平の不動滝)

群馬県 名水百選 二つのみ 箱島湧水 雄(お)川堰(がわせき)かな(箱島湧水)

榛名湖の 水が箱島 湧水の 水源とされ 山(やま)雀(がら)の瀑(同上)

古(いにしえ)の 鎌倉十(じっ)井(せい) 訪ねれば 多く塞がれ 名ばかりとなり(鎌倉十井)

神余(かなまり)の 弘法井戸が 館山に 大師伝説 新たに触れる(神余の弘法井戸)

大曲 姫神山の 松山に 城跡があり 四つの清水(笛ヶ沢下の清水)

清らかな 水が山中 湛えられ それを称える 人見当たらず(同上)

長命の 泉が仁賀保(にかほ) 院内の 十王堂の 祠の中に(十王堂長命の泉)

巡幸の 明治天皇 御(ご)膳(ぜん)水(すい) 名水庵の ニテコ清水は(ニテコ清水)

六郷の 湧水群は 六十も 名水百選 遊歩百選(六郷湧水群)

茨城の 五(い)浦(づら)海岸 訪ねれば ドラマではない 黄門の井戸(水戸黄門の井戸)

郡山 宇津(うつ)峰山(みねさん)の 古城には 御井戸(おいど)の清水 山中に湧く(御井戸の清水)

温泉地 ニセコ名水 甘露水 昭和天皇 命名したと(ニセコ甘露水)

羊蹄の ふきだし湧水 訪問は 八年ふりの 三月初日(羊蹄ふきだし湧水)

名水を 守る神様 カムイから 不動明王 ヤマトの仏(同上)

平成の 名水百選 大雪の 旭岳から いづる源水(大雪旭岳源水)

平成期 天(てん)冷水(れいすい)が 整備され 狙半内(さるはんない)に 新たな名所(天冷水)

石巻 清水のいづる 高尾山(たかおさん) 石井露(ろ)月(げつ)の 旧宅近く(石巻の清水/名水の旅4) 67歳

佐竹侯(こう) 巡見の折 田沢湖の 茶立ての清水 休息をして(茶立ての清水)

森吉の 小滝霊水 道路沿い 菅江真澄も 口にしたとか(小滝霊水)

秋ノ宮 目覚めの清水(しず)が 龍神社 五(ご)叉(さ)路(ろ)公園 標識も立ち(目覚めの清水)

小野川湖 百貫清水 源水の 小野川湧水 名水百選(百貫清水)

井戸や清水(すず) 払(ほっ)田(たの)柵(さく)跡(あと) 調べると 早坂の清水 真山(しんざん)にあり(早坂の清水)

羽後町の 七曲(ななまがり)峠(とうげ) 六合目 長命水が 喉を潤す(長命水)